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[29] 第七回イベント板一時間小説祭
   
日時: 2012/10/16 02:00
名前: エロエロエッサイム坂木 ID:XadlNdOY

【第七回イベント板一時間小説祭】

◆企画説明:一時間でお題に沿った小説を執筆し合い、みんなで感想の書きあいをします!
◆参加資格:誰でも参加できます! どんどん参加してください!
◆日時:10月16日(火)、24:15〜25:15その後チャット会(ファンタジー板チャットをお借りします)・感想提出、遅れて提出されても全然大丈夫です!
◆場所:このスレッドです!

◆お題:

今回のお題は

「オンラインゲーム」
です。
貴方の思い描いたオンラインゲームを人間関係を描いてください。

字数制限は一切ありません。


◆感想:このスレッドにご自由にご投稿ください。

◆提出作品目次:
>>1 伊達サクット『代替』
>>2 ぐみ『The un-actual world』
>>3 エロエッサイム太郎『とうだいもとくらし』
>>4 ホモにずっきゅんぶっかけ百中『シロボシの星』
>>5 If『そして、気付いたときには』
>>6 銀紙省エネ エヌバーン『だから練習してたのに』
>>7 アルカトラズ
>>8 夜回りおじさん『ぐうたんはお兄ちゃん』
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Re: 第七回イベント板一時間小説祭 ( No.7 )
   
日時: 2012/10/16 01:23
名前: アルカトラズ ID:X/I7prH6

 眠い。だけど、まだ寝ない。何のため。あの人に会うために。
 今日もゲーム機に手を伸ばす。それが唯一私とあの人が共有できる世界だから。

 時計の針はすでに12時を過ぎている。初めてあった頃はもっと早い時間だったような気がするのだが、気がつけば会うのはこんな時間ばかりだった。会う、というのも少し妙な話かもしれない。出会うのはネット上、ゲームの中でだけなのだから。会うのは自身ではなく、そのアバターであるベルとあの人のアバターであるファス。される会話は、キーボードを打ってなされるテキストチャットだけ。
 
 ベルは、私であるけれど、私ではない。ネットだから、嘘やごまかしをしたところでばれやしない。好きなようにベルを演じることができる。
 ベルはダメな大人だ。仕事はするがゲームも大好き。リアルに友達なんていなくて、恋人なんてもってのほかだ。そして、ファスが大好きで、狩りにはいつも一緒に行く。ファスのためなら何でもすると言ってはばからないそんな人物がベル。
 全部が全部作り物の嘘ではない。仕事をしてるのも、ゲームが大好きなのも間違いない。リアルに友人が少ないのも悲しいけれど本当で、怪しくなるのはファスが大好きの辺りからだ。
 ファスが好きだよ。最初にそう言ったときはただの冗談だった。ネカマに好かれてもうれしくない、その程度の反応を期待していた。だが、ファスは、私もですよと、返してきた。冗談だと思った。だから言った。両想いですねと。それは、ずっと言っている。ファスが大好きだ、と。
 もう何処までは本当で、どこからが偽りかなんて分からなかった
 一度だけヴォイスチャットもしたことがあったが、それっきりだった。ヴォイスチャットはテキストより伝える物が多い。声の高低や口調に始まり、息使いであったり、微妙な間であったり、あるいは背後でする音であったり、そんなリアルに繋がる情報がたまらなく怖かった。
 リアルの自分は、ベルとは違う。自分を知られたくなかった。失望されたくなかった。ダメの大人のベルが失望されるのは構わなかったけれど、自分に失望しては欲しくなかった。
 自分はファスが好きなのだろうか。そう問うて少し悩む。自分だって分かっている。ファスはファスであって、その向こうにいる人でないことくらい。だが、会いたいと願う以上、好いてはいるのだと思う。

 今日もファスに会うためにゲームにインする。愛してます、好きです、と、そうファスに伝えるために。
それはだだの虚構のお遊び。そのさきに幸せなんてないことは知っていたけれど、今だけはこの幸せを逃したくはなかった。
メンテ
ぐうたんはお兄ちゃん ( No.8 )
   
日時: 2012/10/16 01:54
名前: 夜回りおじさん ID:sbYPJpYU

 次に、里親募集中の文字が目に飛び込んできた。ショッピングモールの三階、小さな雑貨屋の陳列棚のすみっこに、みじめなぐうたんは座っていた。思わず近づいていくと、やめなよとゆう子に腕をひかれた。そんな汚いぬいぐるみどうするの、たった二百円しか安くならないじゃない、きれいなものを買ったほうがいいわ、そもそもあなたあれと同じものを持っているでしょう。
 ぐうたんはくたんとした顔でわたしを見ている。長い間店頭に置かれ、たくさんのお客さんの手垢で汚れてしまったぐうたんには、かわいいと言われながら抱かれ店を出ていくぬいぐるみのプライドなんてこれっぽっちも残っていなかった。プラスチックの目がなんだか泣いているように見えて泣きたくなった。わたしが買ってあげないと、もしかしたらこの子は捨てられてしまうかもしれない。思えばお兄ちゃんを買ったきっかけも、処分市で山と積まれた姿に出会ってしまったことだった。よくわからない機械でぐちゃぐちゃになるぐうたんたちを想像すると目の奥がつんと痛む。まだ幼かったわたしは山のなかから一匹だけしか助け出してあげられなかった。きっとあの山のぐうたんたちは、少なくとも一匹はぐちゃぐちゃに切り捨てられて燃やされてしまっただろう。悲しげな目をしたぐうたんたちみんなを買ってあげられなかった幼いわたしは、しばらくはずっとそのことばかり考えて悲しくなっていた。そのときの気持ちをまた思い出してしまった。今のわたしならためらうことなく財布から札束を出せる。ぐうたんの里親になることが贖罪になるのかもしれない。だけど、ゆう子の言うことが本当は正しい。今のわたしの部屋にぐうたんを置く場所はないし、それよりもわたしはべつにぐうたんを必要としていないのだ。ぜんぜんほしくなかった。
 もう行こうよ、ゆう子がいらいらしたように言う。それにわたしは救われた。よれよれで黒ずんだぐうたんから目をそむけ、踵をかえす。
「かなしいね」
 それだけわたしは言った。え、とゆう子が聞き返す。なんでもない、と弁解する気力はなかった。わかってもらうつもりはないけれど、わたしはかなしかった。ぐうたんをいらないと思ったわたしが嫌だった。ぐうたんはお兄ちゃんなのに。大好きだったものが、いらないものになってしまったのがかなしかった。
 お母さんはぐうたんを、昔にわたしが買ったぬいぐるみをイツキ、と呼ぶ。
 わたしが大学を卒業して家を出るとき、それまでのわたしの部屋で埃をかぶっていたぐうたんをお母さんは燃えるごみの袋に入れた。その瞬間にわたしはたぶん、心の中で助けて、と願った。買ったばかりのときはよく遊んだけれど、ここ数年はずっとほったらかしだった。本当はもういらない子なのだ。でもわたしが捨てたら、せっかくぐちゃぐちゃの刑から助けてあげたのに同じことになってしまう。ぐうたんを捨てたくなかった。だけどいらない。だからだれか助けてと思った。結局わたしは、ごみ袋のなかからぐうたんを出して、せめてもの償いとして浴槽できれいに洗い、庭に干したが、これは賭けで逃げだった。すべてをお母さんにゆだねた。捨てるならわたしのいないところで、わたしの出ていったあとにしてほしいと。久しぶりに実家に帰ったとき、わたしはやっぱりぐうたんのことを忘れていたから、お母さんがぐうたんをイツキだなんて呼んで、手製の服を着せかえたり、おままごとみたいにごはんを食べさせたりしていてびっくりした。いつの間にか、わたしの家ではぐうたんがお兄ちゃんになっていた。
 もちろん、お母さんはお兄ちゃん、本当のお兄ちゃんにごはんを作る。それはカップラーメンだったり、レンジで温めただけのチャーハンだったり、三食すべてお母さんの気合が入った手料理を食べている――正しく言えば食べさせてもらうふりをしているぐうたんのほうがよっぽど愛されていると、わたしはすぐに気がついた。父親はわたしが生まれてすぐ死んでしまったので、実家にはお母さんとお兄ちゃんしかいない。そして、お母さんの声だけが響くのだ。
 イツキ、おはよう。今日は何をして遊ぼうかしら。お母さんのなかではぐうたんがお兄ちゃんで、お兄ちゃんは生きている置物だ。お兄ちゃんは三歳という設定で、それはわたしがまだ生まれておらず、お父さんがまだ生きていた、お母さんにとってはしあわせの時の再現だ。いい年をしてぬいぐるみを息子だと思うおばさんなんておかしいけれど、わたしがいるときはいたって普通なのだ。ミツキがいるとやっぱり楽しいわ、イツキのことはね、もうあきらめたのよ。わたしと話しているときだけ、おかあさんはぐうたんを、イツキであるぐうたんを放り出す。ぐうたんはお兄ちゃんであって、わたしのいなくなったあとをうめる存在でもあるんだろう。生き物はぬいぐるみにかなわない。ぬいぐるみはおとなしくて、反抗もしないけれど、そのかわり意志がないから。犬や猫みたいに鳴くことができたら、虫でさえ動くことができるのにぐうたんは動かない。持ち主のほうからはたらきかけないと、ぬいぐるみは置物でしかなくて、わたしがしたみたいに忘れられてしまうのだ。ぬいぐるみをずっと大切にすることなんて簡単にできることではない、すごくすごく難しい。
 生きているお兄ちゃんは、命があるから動いている。トイレとたまに入るお風呂以外で部屋の外に出ることはない。ずっとパソコンの画面だけにらみつけていて、声を発しない。お兄ちゃんにはゲームをしたいという意志以外がなく、ゲームなんてどうでもいいお母さんとわたしからしたら、どうしようもなくお兄ちゃんはぐうたんなのだ。
 もし突然実家に強盗が入って、お兄ちゃんが殺されそうになったらお母さんは、わたしがぐうたんにしたみたいに、お兄ちゃんをかばうだろうけれど、きっとお兄ちゃんが殺されてしまったら胸の荷がおりたみたいに安心するんだろうなと思う。実家を出ることによってそのふたりから逃げたわたしは、雑貨店のぐうたんのせいで思い出してしまったけれど、そんなことなんて今の今まですっかり忘れていた。大好きだったはずなんだけどな。ぐうたんなんて滅びてしまえ、十年以上も同じぬいぐるみを作ってるんじゃねえよ、ばーか。ぐうたん工場に向かって毒づいたつもりだけど、これっぽっちもすがすがしくならなくて、生きることってつらいなと思った。
 
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Re: 第七回イベント板一時間小説祭 ( No.9 )
   
日時: 2012/10/16 02:55
名前: If ID:odJVFy5E

いっきまーす。
これ……感想と……呼べるのか……?^q^

>>1 伊達サクットさん『代替』
重い……このネタを一時間で思いついて書ききってしまうのがすごいなあ。
結局この主人公は何も分からないまま一生を終えるんでしょうか。お母さんが切なすぎる。

>>2 ぐみさん『The un-actual world』
虚無感というか……ものすごく虚しい感じに襲われるお話でした。なんだか切ないなあ。
ぽつぽつと挟まれる会話が、先述した雰囲気をかもし出す働きも兼ねていますね。今回はオンラインゲームを否定的にとらえた人が多かったんだなあ。

>>3 エロエッサイム太郎さん『とうだいもとくらし』
この作品、タイトルが秀逸だなあ、と思いました。ひらがななのがまたいいです! なんだか癒されちゃう。
最後の天然っぷりがまたいいですね。この二人は気づかないままなんだろうかw

>>4 ホモにずっきゅんぶっかけ百中さん『シロボシの星』
「めおとが面白い」になんかものすごくきゅんっとしてしまいました。その後から親しげに話す感じがとてもいいです。ものすごく癒されました。
いいですね、こういうお話。なんかほっとしました。すごく好きです。

>>5 If『そして、気付いたときには』
ノリと勢い100パーセントの意味不明な作品です^q^
ずっと昔、オンラインゲームやってたときはヒーラーやってましたw 苦労しましたよ^q^

>>6 銀紙省エネ エヌバーンさん『だから練習してたのに』
これはかわいい。「よぅっ!」の破壊力がすさまじすぎる。タイトルもあわせて考えると、ほんとかわいいなあ。
なんかこの二人がこのまま終わらないで、何かあることを期待してしまいますね。何かの機会に続き書かれません?w

>>7 アルカトラズ さん
なんか完全に好きになってるのに、そう認めちゃいけないような、どことなく背徳感が漂う感じがいいですね。全然背徳ではないんですけど、なんかそんな感じが素敵。
リアルに繋がるのが怖い、という表現だったり、主人公の心の中が丁寧に描写されているのがよかったです。

>>8 夜回りおじさん『ぐうたんはお兄ちゃん』
さすがの分量。オンラインゲームの使い方がとても上手かったと思います。そこで使ってきたか、と思いました。
結び方もさすがですね。一時間でこれだけの作品が書けるのはすばらしいと思います。
メンテ
Re: 第七回イベント板一時間小説祭 ( No.10 )
   
日時: 2012/10/16 20:59
名前: アルカトラズ ID:X/I7prH6

語彙力がなくて感想にもなってない気が……チャット会は参加必須なのでしょうか。睡魔の前に敗北を喫して参加さんかせずだったのですが、大丈夫なのかな。そこら辺の分からない通りすがりの初参加者です。

>>1 伊達サクットさんの『代替』
ニートは現実を見ない。なにがあったとしても……短い中でも、現実から目をそらし切ったニートの恐ろしさを感じさせる作品でした。投稿時間見てさらにびっくり。30分以下でここまでまとまったものが書けるのにただただ感嘆です。

>>2 ぐみさんの『The un-actual world』
オンゲが現実逃避というのは反対派がよく言うことですが、ネトゲ好きとしてはちょっとさびしい気分になりました。そう思わせる書き方ができるのいいなと思いました。

>>3 エロエッサイム太郎『とうだいもとくらし』
 オンゲで実際にありそうな話だなあと思いながら読ませていただきました。カルビとなすびもそこら辺にいそうな感じがとてもいい感じで、ほのぼのさせていただきました。

>>4 ホモにずっきゅんぶっかけ百中『シロボシの星』
オンゲで会ったら堕一はブラックリスト入りまっしぐらのキャラだろうなあと…思いつつ、深く付き合ってみたらこんな展開も……になる前にゲーム投げる気が。めおとさんいい人だ。

>>5 If『そして、気付いたときには』
 読んでいて、ふと、ネトゲ廃人が私が寝ると、みんな死んじゃう。そんなことを言ったとか言わなかったとかいう話を思い出しました。廃人のいきつく心境はやはりここ何ですかねえ。

>>6 銀紙省エネ エヌバーン『だから練習してたのに』
オンゲと言われて、FFやDQしか思いつかなかった私には予想もしない話でした。です
が、これだけは言わないと……俺、可愛いすぎです。

>>7 アルカトラズ
すみません、題名つけるのきれいさぱり忘れてました。今さらながらつけるなら「そこにはなにもない」とでも。

>>8 夜回りおじさん『ぐうたんはお兄ちゃん』
予想外すぎる展開でした。この短時間でここまでひねった作品をかけることに驚きです。オンゲが中心じゃないのに、ちゃんとオンゲに絡んだ話になっていてすごい。

以上、簡単ですが感想とさせていただきます。
メンテ
Re: 第七回イベント板一時間小説祭 ( No.11 )
   
日時: 2012/10/21 01:30
名前: 星野光(ブランク5年くらい) ID:In2AQi3Q

 ニートになって4年、部屋の隅に積み上げられた……黄金水の入ったペットボトルの山が俺様のニート史の長さを物語っているようだ。
 勿論最初は恥じらいもあったものの、今ではこのニートというジョブを誇りに思っている。
 ただアニメ・ゲーム界ではまだ新参な俺だ、熟練ニートに近づくため今日もスキルを磨こう思う。
 いやしかし清々しい夜3時だね!



[午前10時現在、ただ今生息地は俺様の部屋でございます]


「真氏ね……」
 久しぶりにキレちまったぜ……氏ね氏ね氏ね真氏ねまじで○ね
 俺様が何年ニートしてると思ってるんだ、明晰夢のあみゅにゃんで童貞を卒業してはや2年、色々な女の子とヤってきたもんだ、二次元三次元問わず、明晰夢の中ならどんな女でも俺のテクニックでメロメロになってきたぜ。
 だがなんなんだこいつは、優柔不断で性欲まみれの糞猿、しかしイケメンのテクニシャンでとっかえひっかえ。
 あ?もう二次元だろうがなんだろうが関係ねえよ、こんな糞男だけがいい思いしといて俺様は夢の中で夢を見る存在かよ、はははwww
 ああ、そういやクソババアがなんか言ってたなwww
「来月からパソコン解約するからね!」
 いやwwwそれ半年前から言い続けてますよねwww 
 でも僕ちゃん決めました、今日から真を越えます、真以上に女を手に入れてヒモとして生活していきますわwww



【久々にキレちまったぜ!】


 
 あー、とりあえず2ch見てリア充になる方法探して、あと筋トレでもすっか。3年ぶりに美容院でも行ってみるかwww
「俺はリア充になる!」ってか、ははwww


 

 ああでも昨日アニメ3本借りてきたんだった、あれ見るのがさきだな、リア充になるのは明日からでいいや。




:星野光より
完全に第8回と間違えてましたすいません死んできます。ただ20分の頑張りが勿体ないので一応置いときます
メンテ

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