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[19] 第二回イベント板一時間小説祭
日時: 2012/03/25 02:14
名前: If◆TeVp8.soUc ID:8HrS7e0M

【春が来た! 第二回イベント板一時間小説祭】

企画説明:一時間でお題に沿った小説を執筆し合い、みんなで感想の書きあいをします!
参加資格:誰でも参加できます! どんどん参加してください!
日時:3月24日(土)、23:10〜24:10その後チャット会・感想提出、遅れて提出されても全然大丈夫です!
場所:このスレッドです!

お題:今回は書き出し指定です。

空を飛ぶ夢を見た。

この文章から始まる小説をお書きください。字数制限は一切ありません。

感想:このスレッドにご自由にご投稿ください。

提出作品目次:
>>1 四角定規さん 
>>3 絵空事さん
>>4 少年Gさん
>>5 黒猫さん
>>6 浮旗さん
>>7 8823さん
>>8 わんて犬さん
>>9 伊達サクットさん
>>10 四角定規さん
>>11 あたまさん
>>12 よだかさん
>>13 ディマイ皇さん
>>14 風雨さん
>>15 If
>>17 みんみんだはさん
>>18 雨野さん
>>20 おしゃまんべさん
>>22 文旦さん
メンテ

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Re: 第二回イベント板一時間小説祭 ( No.19 )
日時: 2012/03/25 01:26
名前: 8823 ID:1rXLK6Jw

一時間小説なんだから感想も一時間で!ってそれは違うか。

>>1
 空を飛べるはずもない蛙がどのような決意を迎えたのか気になるところです。
>>3
 願っても手に入れられない物の象徴としての空でしょうか。届かない「君」に重ねているのですね。
>>4
 いいですね。ゲンキンな主人公が非常にいいです。僕も飛んでくるゴキブリは嫌いですがそれが美少女だったら歓迎します。きっと皆そうでしょう。
>>5
 「あの空に天井はなかった。」このフレーズに悔しくもわくわくしちゃう…!
>>6
 本来飛ぶ能力を持っているはずの鳥の、飛べない苦しみと焦りといったところでしょうか。なんだか分かる気がします。それは……恋に似ています。
>>8
いいですね。切なくて不思議な透明感が、鬼頭莫宏さん(漫画家)の作品と重なりました。
>>9
 一時間でこれはすごい! お得意のSFネタとの絡め方も一時間とは思えない。むしろSFと絡めるっていう方針があったから書きやすかったのでしょうか。
>>10
 二作目とかすごいですね。一作目とわずかに繋がってるのかな?
 技巧がなかなかおもしろかったです。お母さんはいないのに……!
>>11
 箱入り娘ならぬ鳥かご入り娘の苦悩ですね。私も鳥になって空飛びたいです。
>>12
 空を飛ぶ→飛行機という意外な盲点。てゆーかこれおもしろいですね。本当に夢のようなシーンの移り、非現実感。
>>13
 トルストイ民話に似たような雰囲気の作品があったような。死後の桃源郷のような世界で、なんて言うんだろう、神のお告げ?を聞かされる戦士の、来世的な思想。救いは生の中に残されていない。
>>14
 指定の書き出しからの発想がすごいですね。SF大好きなんで楽しく読めました。しかし二度目のゴキブリネタは故意のものでしょうか?
>>15
 なるほどそう来ましたか。まさか恋愛ネタにつながるとは思いませんでした。
>>17
 いいなあ。面白い。これを一時間で思い浮かべたのはすごいと思います。電気羊から来たタイトルもよく絡んでる。
>>18
 これも一時間とは思えないくらいすごい。夢と妻の秤に悩む男のプライド。
メンテ
正夢サンセット ( No.20 )
日時: 2012/03/25 01:48
名前: おしゃまんべ ID:/0X8mpyo

空を飛ぶ夢を見た。始まりは俺の住んでる部屋のベランダ。少し膝を曲げて、やわらかく跳ねると、ふわりと体の重さがなくなったようにベランダの柵を飛び越えられたんだろうけど、あいにく夢の中でも体は重くて、普通にジャンプして普通に柵に足ひっかかって、八階から頭から落ちた。やばいやばいって思って、こう、両手をバッて飛行機の翼っていうの? あれみたいに開いたらすいーっと滑空して、そのまま顔を空の方向向けて「飛べ」って念じたら飛べた。風が気持ちいいとか雲に突入するとかは全くなかったけど、街の様子はめっちゃ見えた。短いスカートで自転車をこいで学校に向かう女子高生、自販機でタバコを買う土方のおっちゃん、昼飯を買いに社員証ぶらさげたまま歩いてるOL、公園のジャングルジムではしゃぐ数名の幼い子供とベンチに座ってそれを眺めるお母さん。あとお前。
 って言うと茜は特別驚いた顔もせず「落ちる夢見て死んじゃうと実際にも死んじゃうらしいよ」って流れに沿わない話をする。
「知らん男とコンビニから出てきた」俺はそれをスルーして話を続ける。
 茜は俺の知らない男とローソンから出てきて、何やら会話を楽しんでいるようだった。俺はその男がすごく気になったが、あいつらの前に降り立って詰め寄るのも気まずい気がしたので上空から後をつける。二人はそのまま国道沿いに歩いてこの辺じゃちょっと有名なラーメン屋に入る。店の中に入れないので外でふわふわと待ってた。食い終えて出てきた二人はまた歓談しながら交差点を右に渡った。しばらく細い道を二人並んで歩いていたんだけど、その先にあるのって俺の住んでるマンションなんだよね。
「へえ」と茜。「私の浮気相手はあんたと同じマンションに住んでるわけだ」興味なさげ。
 まあ確証はない。たまたま同じ方向に浮気相手のうちがあるのかもしれないし。と思って空からつけてたんだよ。そしたら言うまでもないけど案の定俺のマンションに入るわけ。
「さすがにおいおいおいってなったよ」一旦オレンジジュースを飲む俺。
 もうなりふり構ってらんねーから、飛行中断だよ。華麗に綺麗にアスファルトに降り立った俺は二人の消えて行ったマンションのエントランスに入って、オートロック開けようとしたけど暗証番号何回入れても開かないんだよ。「開け」って念じてみても開かないし。俺の夢なのに不便だなとかイラついててもどうしようもないから誰か来るの待ってたけど誰も来ない。茜ももう気づいてると思うけど俺飛べたんだよね。それに気づいた俺はそっこうエントランスから飛び出してジャンプ・アンド・フライよ。でもどの部屋に入ったかわからんから一々ベランダ覗いていったのね。
「変態ね」ケータイをいじりながら茜。
「ゆーて夢の中だから」
 ここまで言うとオチ見えちゃってるんだけど、八階の右から五番目の部屋――つまり俺の部屋ね。そこを覗いたときに見えたのは二つの人影! 俺は激怒した。かの淫乱浮気クソビッチを説教しなければならぬと決意した、だよ。ベランダの鍵は幸いにも開けっ放しだったから俺は勢いよくがらがらっと開けて「この野郎!」って叫んだ。
「ら、いたのは俺とお前だった」
「ややこしいわね」
 そう。一同茫然。だって俺が二人いるんだもん。俺も俺(飛べない)も茜もえ? え? ってなって、俺と俺の間で「お前誰だよ」「誰って俺だよ」「俺は俺だろ」「いや、俺も俺だ」みたいな意味の解らん話を続けてたら飛べない方の俺の気が狂って「うわあああああああ」って叫んでどこから出てきたのか包丁持って俺に向かってくんの。一瞬固まったけど慌ててベランダ出てジャンプして飛ぼうと思ったら飛べなくなってた。あーもうなんだよこれって諦めて目つむったら目が覚めた。
「講義もほとんど終わってて、出席カード配り始めてたからそれ適当に書いて友達に出しといてつって帰ってきた」
「あなたの夢で私が浮気してなくてよかったわ」
「ああ、よかった」
 805号室、午後五時、夏。セミが何匹か鳴いていて、若干日も沈んできて、近くの公園では小学生が遊戯王したりおいかけっこしたりおかしくったりしてる、そんな時間。ニュースアンカーの音を背景に俺はこぶしを握りしめているのだ。
「たしかに浮気はしていなかった。“俺の夢の中”ではな」
 夢の中では俺の部屋には俺がいたが、現実では俺ではなく飛べもしない男が俺と茜の同棲している部屋のベッドですやすやと寝息を立てているのだった。
メンテ
Re: 第二回イベント板一時間小説祭 ( No.21 )
日時: 2012/03/25 02:51
名前: If◆TeVp8.soUc ID:8HrS7e0M

ようやく終わりました。予想以上に盛況でびっくりです。


>>1 四角定規さん
オチに笑いましたw まさか蛙だったとは驚きです! そりゃ飛びたくもなるわなーとひどく納得してしまいました。
最後のオチのために、これでもかこれでもかと誇張した表現が続いていたのが、今回はとても効果的だったと思います。笑わせていただきました。
そして何より早い。本当に早かった。これ考えながら書かれたんですかね? すごいです。尊敬します。
 
>>3 絵空事さん
すごい詩的で綺麗な雰囲気で、ちょうどいい感じの浮遊感の中で読むことが出来ました。
散りばめられた文章がすごく素敵で……たとえば、「月も星もささやきは静かで」なんてめちゃくちゃ綺麗ですよね。こういう文章がすっと書けるようになりたいなと思います。
最後の一文がまた、切なさをかきたてますね。読み手の感情操作が上手い文章だなあと思いました。

>>4 少年Gさん
二文目の落とし方がw まさかこうくるとは思っていませんでした。いやあ、色々書けるんですね、小説って。
語りが面白かったです。キモいの件は思わず吹きました。センスありますね。というか某チャットのネタをここまで上手く取り入れるとは感服です。してやられました。
「何だ、夢か」「うん、夢だね」の掛け合いがなんか微笑ましくてよかったです。なんだかあったかいお話でした。

>>5 黒猫さん
一時間という時間でSFを書いてみせたその挑戦に、まずは感服しました。それもかなり設定が凝っていて驚きました。すごいの一言です。
お題の文章の中の空も夢も有効に使えていて、時間がない中綺麗にまとめられていたと思います。
人類最大の過ちの時代、って言葉が妙に頭の中に残りました。確かに今の世は、今後そう呼ばれるようになるかもしれませんね。ちょっと寒気も感じたりしました。

>>6 浮旗さん
名前が違っても、しばらく読んだらすぐあなたの作品だと分かりましたw なんでですかね……独特のカラーがあるのかもしれません。
『うれしかった。ただかなしかった。』は圧巻でした。ものすごく心に響く言葉ですね。なんでこんな短時間でこんな言葉が思いつくのか!
設定が素敵でした。飛べない鳥、っていうの、全然思いつかなかったです。最後も悲しいですね。でも、上手な締めくくり方だったと思います。

>>7 8823さん
すごくメッセージ性のあるお話だなと思いました。これもあの短時間で作り上げたとはにわかに信じがたい作品です。
規律を作ったら、人間が「自由だ」と憧れた空に価値ってあるのかな……なんて思ったりして、深く考えさせられるお話だったと思います。
ノー・グラビティ・ディは、なんだか一時間小説で使うにはもったいなすぎるようなアイデアのような気もしましたw もっと煮詰めてしっかりとした短編として一作、書けそうですね。

>>8 わんて犬さん
悲しいお話ですね……なんだろう、すごく切なくなりました。虚空へと消え、の表現は寂しすぎます。
さな、が漢字に変わるのもまたにくい演出ですね。せめて「お兄ちゃん」が安らかに眠れることを願います。
白い布で、というところで予感させるのも良かったです。ああ、死んでるのかなって思うことで、心の準備が出来ました。

>>9 伊達サクットさん
すごかったです。これ本当に一時間で? って疑いたくなるくらいのまとめっぷりでしたし、何よりいいお話でした。完敗。
ちょっとうるっときました。それくらい良かったです。つばささんが死んでしまったのがなんだか悲しくて、できれば違う結末だったら……って祈ってしまうのも、この作品にがっつり移入してしまってるからですね。
絵の使いどころも、あとは空飛ぶ夢の使いどころもすばらしかった。こんな作品、私は一時間でなくとも作られる自信がありません。ご馳走様でした。

>>10 四角定規さん
二作目とかもう驚嘆しかありません。どこから湧いて出てくるんですか、その豊かな発想は! 羨ましいの一言です。
最後の二文でがらりと展開を変えてきましたね。特に最後の一文は心に刺さりました。いい締め方だったと思います。
序盤のすがすがしさからは考えられない結末で、度肝を抜かれました。

>>11 あたまさん
貴族の子息が鳥に憧れるその理由というか裏づけというか、背景がしっかり語られていて移入しやすかったです。
これからの物語を予感させる、なんだかプロローグのような作品ですね。続きが読みたいなと思ってしまいます。

>>12 よだかさん
>>こんなに美しいのに住めないなんて。人が住むのに美しさなど、関係ないのですね。いくら汚くても、そこに人が生きれさえすれば、街なのですね。
このセリフはすさまじかったです。ひどくはっとしました。これ一時間で考えられたんでしょうか? すごいです。
締め方も美しいですね。後を引くような余韻が残ります。飛行機の設定も面白かった。よかったです。

>>13 ディマイ皇さん
どこかの神話がモチーフとなっているのでしょうか? あんまりそっち方面の知識を持ち合わせていなくて申し訳ない。
締め方がこの作品もかっこよかったですし、これからの予感を感じさせるものでもありました。先が読みたいな。
神の長台詞は意味深長で、読めば読むほど分からないような感覚になりました。最終段落が綺麗です。

>>14 風雨さん
まず、一時間でこの分量を書けるのがすごいです……これ一体何文字あるんでしょうか。すごい筆が早いですね。
SFなのもすごいです。ハッピーエンドと思いきや、そうとも言い切れないラストも……どうにも切ないです。
あんなにも欲した水が〜の文章も良かったです。いい締め方でした。

>>15 If
恋愛書けるようになろーと思って現在鋭意頑張ってるんですが、一時間小説で挑戦するのは無謀すぎましたw
何か変? ごめんなさい。後半から時間足りなくてやけくそです^q^ それでも10分もオーバーしたんですけどね! ごめんなさい!

>>17 みんみんだはさん
なるほどそうきましたかw 逆転の発想というかなんというか、面白かったです。
そうですよね、言われてみれば疑問ですよね。鳥たちにとっては、飛ぶことは私たちが歩くことと同じように当たり前のことでしょうから……夢なんてみるのかな。どうだろう。と、ちょっと真面目に考えてしまいました。

>>18 雨野さん
なるほど、夢をそっちの夢と取ったんですね。盲点でした。そうか、こっちでもよかったのか……。
完成度の高さに驚きでした。一時間でそこまでしっかり組み上げられるとは……もう、なんてこったの域です。すばらしいです。
起承転結までちゃんとしてますし、締めも過不足なく、本当に素敵なお話でした。ご馳走様でした。

>>20 おしゃまんべさん
これも最後でひっくり返しましたね。逆のそのまた逆、みたいな。意外で驚きました。
なんだろう、苦々しいけど浮気だって割には嫌味のないさらっとした読み口でしたね。なんだか好感が持てました。
空を飛びながら茜を追跡するところ、わくわくしました。移入して、乗せられていたんでしょう。

>>22 文旦さん
なんていうか……辛い物語ですね。いろんな意味で……浮かばれないというかなんだろう、苦しいお話でした。
頑張っても頑張ってもどうにもならない苦しみが痛切に伝わってきました。ささっと書いておられたのに文章もすごく流れていて驚きました。


一時間小説は苦手です^q^
でも、また、やれたらいいなと思います。
メンテ
Re: 第二回イベント板一時間小説祭 ( No.22 )
日時: 2012/03/25 02:11
名前: 文旦 ID:YwWJwS76

 空を飛ぶ夢を見た。珍しくはなかった。小さい頃から慣れ親しんだものだ。追い詰められ、虐げられ、打ちのめされていると決まってこんな風に現れる。だがなぜか、僕の性格上ゆえかそれは願望の反映ではなく、まさしく逃避の心情がそのまま具現化し、今一度眼前に突き付けられるような代物だった。夢のなかの僕は最初、飛んでいる。低い位置からはじまる。周りは青空を友に自由自在に飛び回っているなか、僕だけが地上四十から五十センチ付近をのろのろと浮上するのみだ。ひどい羞恥が込み上げる。飛んでやる、絶対に飛んでやると思うほどどんどん下がっていく。ジャンプして留まろうにも、地面に繋がれたように引き戻されるのみだ。ところで夢はいつも、かつての家であった庭からはじまる。高台の見晴らしのいいところで、黒い柵が周囲に巡らされ、前の住人の趣味でそこらじゅうに巨石が転がっており、その陰から茂みや木々が顔を出しているという広いが閑散とした、どこか味気ない場所。僕は巨石を踏み、茂みに分け入り、柵の上に這い上がる。このとき僕は大抵子供の体格である。そうして「僕はここから飛ぶ」と宣言する。周囲はなお飛び回っている。もう一度、断固たる調子で繰り返す。「僕はここから飛ぶ」鉄柵は現実には錆が浮いて触ればぼろぼろ塗装が崩れる具合だったが、夢のなかではあまりに黒く、触れたところから焼けるほどに黒々としている。周囲は僕を見ていない。両足が柵の上に、バランスを取って立ち上がる。足がふわふわと頼りないような、一方で妙に強張った感覚。現実と違い家の下は絶壁で、街が遠く翳んでいる。色とりどりの屋根がレゴブロックのパーツのようで、かえって遠近感がない。飛べる、と信じる。絶対に飛べる。落ちるとは考えない。周囲は僕を見ていない。今なら飛べると思った。あるいはあそこまで落ちて上昇することもできる、いつか見た映画の主人公のように、不死鳥のように、パラグライダーのように、上昇気流に乗って舞い上がる。周囲は僕を見ていない。連中よりも高く飛ぶ。僕は決心して飛び降りる。
 思った通りまったく迫らない地表にはやくも焦りを感じ始め、見上げると、崖上は遠くそのさらに向こうで幾人もの楽しげな声。僕を見ていない。彼らは飛びながら、すでに飛ぶことに飽いていた。ゆえに飛び続けていた。誰一人僕を見ていない。彼らは飛び続け、僕はこのまま落ちていくのだろう。理解した瞬間おそろしい後悔がつきあげて、身体が鉛のように重くなり、落ちる速度がみるみる上がっていく。遠目のレゴブロックは眼前のコンクリートとなり身体を打ち砕くだろう。死んでしまう、ああそれもいい、そう思ったとして絶対に死なない、死ねない、なぜならこれは望みどおりにならないのが夢だから、それがわかっていながら思うことをやめられない。やめて、やめて、そうだ、いやだ、こうじゃない、ああでもない、こうなりたい、どうすればいい、いい加減にしろ!
 そうして、汗だくのまま夢以上に最悪な現実へ引きずられていく。
メンテ
Re: 第二回イベント板一時間小説祭 ( No.23 )
日時: 2012/03/25 21:09
名前: 浮旗 ID:OKWnXVEY

>>1 四角定規さん
 一度最後まで目を通して、再び読むと……新しいです。主人公を人間と置いた場合と、蛙と置いた場合に感じるものが違いすぎますね。蛙の主張が、やっぱり素敵すぎます。
 この神さまにまで祈るなんて、大げさ感が何とも言えないっ!


>>3 絵空事さん
 何というか、もう文章が綺麗です。テンポ良く、Ifさんがおっしゃっているように詩的で、とても柔らかい印象を覚えました。幾つもの問いと答え。その誰のとも分からない質問によって、僕は思い出したのでしょうか。
 空と海と大地と夜と。様々な場面がくるくると代わるようで、僕が何度も目を覚ます様が思い浮かびました。


>>4 少年Gさん
 いきなり吹き出しそうになりました。《ただし、Gの上に乗って》は破壊力ありすぎる。
 文章は軽やかで、Gがしゃべってしまうという設定も素敵。Gそのままの姿の描写でも黒光り、と主人公がどれほどGを嫌がっていいるのか分かり、より笑ってしまいます。
 初め作品を読んだとき、合いすぎていて、HNが作品名かと思ってしまいました。


>>5 黒猫さん
 今が、人間最大の過ちの時代……確かにそうかも、しれませんね。
 そしてその時代を羨ましいと渇望する主人公、そのことによってこの作品の中の時代に存在する空が偽物であるとより認識してしまう。夢を見て、実現させられたのは素晴らしいことですが、それまで彼等が見ていた空を思い浮かべると何とも言えない悲しい気持ちになります。


>>6 自作です 
 もう行き当たりばったりすぎました。
 実際、何もお話の内容を考えられなくて、もそもそと文章を書き出していたらいつの間にか主人公が人間から鳥へと変わっていたという……。鳥が夢見るなら、その鳥飛べないんじゃないだろうか、ということでこの作品。うーん、うーん、題名とかてきとーすぎますね、はい。
 鳥の名前は、卵から返った順番。いーちゃん、にーちゃん、さんちゃん。何とも安易すぎる……。


>>7 8823さん
 不思議、だ。重力のない日がニュースで告げられているって、それが日常の一つになっているということが素敵すぎます。
 等間隔で浮かんだ人々……、規律で決められたということは、空ではいつも一人でいるしかないということでしょうか。足場の不安定な空では、誰とも触れ合うことができないという。物寂しいです。


>>8 わんて犬さん
 それにしても、都会人ひどい。さなちゃんを蹴飛ばすなんて外道過ぎますね! それを助けたのが主人公だったのも、さなちゃんだけが主人公の姿を見えるのも、運命のようです。ただ別れを告げるだけの、それだけのために、なんていうのがとても悲しいです。
 果たしてさなちゃんは、白い布のお兄ちゃんが、会いに行ったお兄ちゃんと同一だと気づいたのでしょうか。気づいて欲しいです。


>>9 伊達サクットさん
 tsubasaというHNからも彼女の空への強い想いがが伝わってくるようでした。
 ただ単に漢字で翼ではないというのも、直ぐに彼女の想いを状況を暗示させないようにだったのか……それでも最後まで読むとその想いが溢れ出てくるようでした。
 それにしてもNHKスペシャルって、偉大ですよね。


>>10 四角定規さん
 二作目だとう……? ほんの一時間で二作も書くなんて、すごすぎる。やる気がはんぱないですね。
 空を飛ぶ、が魂の離脱と考えるものは、今回の一時間小説でもいくらか見られ、そう言った認識を私たちも持っているからこそ、すとん、と心に入ってくるものがあるのだと思いました。
 良い夢を見て起こった良いことは、両親に会えて言いたかったことを言えたことかな。


>>11 あたまさん
 空は自由の象徴。……そういえばそんなこと、いつか作文で書いたような気もします。と、そんなことはあちらにぺっと投げ捨てて。
 憧れを受け止めてくれたり、地べたと違って窮屈さをものともしない空。そんな空を天と表現されていたのには、ある種の驚きが混じりました。
 そうですね、天は空だもの。空のそのもっと奥にある天だもの。
 そんなイメージを持ち、彼女の思う唯一の希望をはっきりと垣間見たような気がしました。


>>12 よだかさん
 お話の途中、飛行機の行き先の会話にて。こ、この人たちも死んで、天に召されている途中なのか……!? と勝手に妄想してしまいました。ごめんなさい、ちゃんと生きていましたね、はい。
 それほど、その会話が和やかだったように思いました。
 それにラストでも、驚かされました。舞台だったのですね。それでもその舞台が全てフィクションだったとか、夢だったのだとか、そんなことを思うことも出来ず、様々なことを考えさせられるラストは素敵でした。


>>13 ディマイ皇さん
 かつてあった戦い、その描写がもう素敵でした。
 地面を這いずり回り、相手を切り捨てる。そんな兵として義務づけられたことを、懸命にこなし、死んでしまったと思った彼。神さまへと格上げされる条件は分かりませんが、その平凡なことを。皆と同じ事であっても懸命にするということが、ひとつの理由だったのかな、と思いました。
 その後の彼の行いは分かりませんが。戦いの神さまだとしても、平等さを知っている彼は、豊かな世界の調和を生み出すのもそう難しくないのだと感じることが出来ました。


>>14 風雨さん
 すごく胸に突き刺さりました。特に最後の一文はやばすぎる。
 ライバルだけど、自分を置き去りにして先のステージへと進んでいこうとしたライバルだったけれど、そんな彼がいなくなったことが主人公の心に空いてしまった穴だったんじゃないかな……、と感じました。


>>15 Ifさん
 冒頭だけを読むと、主人公外道! などと思ってしまいました。ごめんなさい、そんな不純な動機での略奪愛じゃなかったみたいです、疑ってごめんなさい。
 初め沙織ちゃんが治弥くんを生きてるものとして扱っていたので、読み返したときに何だかつらくなりました。
 それにしても沙織ちゃんが可愛すぎます。虚勢を張る拓斗くんのお陰で、より穏やかに現実と顔合わせを出来たように思いました。
 

>>17 みんみんだはさん
 これは焦りますねw
 何気ない一言で、お母さんとお父さんがざめざめと……家庭崩壊呆気ない。けれども夢から覚めたときに発した言葉は、同じでも立場が違うがためにそれほどの威力を持たなかったというその明らかな違いに、にやにやとさせられます。
 夢のまた夢というところが何だか奥ゆかしかったです。


>>18 雨野さん
 途中で弟と妻の死亡フラグじみたものを垣間見て、勝手に恐ろしがっていました。
 確かに二人とも、主人公に対する仕打ちがひどいけれど、(自分に身を置き換えてみると、先に絶望がきてその後に怒りがくるというタイプが違うためか)それほど我を忘れて怒りに身を任せるとは……! と、どちらかというと止める側の視点に立って。
 それにしても、最後の問答は虚しいです。怒りから絶望というのが、よりぽっかりとした穴へと直結したように感じました。


>>20 おしゃまんべさん
 冒頭部笑いましたし、中間部でも笑いました。夢でも体が重いとか、俺(飛べない)とか、所々にそういったものが散りばめられていてセンスを感じました。
 ぎりぎりまで、ただこんな夢を見たよっていう報告だったのに、最後の二文でやられました。それにしても、ちょっとややこしい^^


>>22 文旦さん
 夢の内容だけを考えると、何だか。プールで思い思いにすいすいと泳ぎ遊ぶ子どもたちと、泳げない自分。いい歳なのに恥ずかしい、といったシチュエーションが浮かんできました。
 ですが、そんなある意味微笑ましい夢と違って現実はもっとひどい、と。自由の象徴である空で、それほどの制限を受けているということが、もう何というか胸にぶっささりました。



最後に
 ちょっと今回は、感想書くに当たっていつも以上に力を抜いてみました。
 手抜きとかじゃなくてっ、この人数分をがつっと書いていたら自分が書いた作品よりも長くなって(既に長いような気もしますが)しまいそうでしたからねっ。手抜きじゃないんだよ! 一応批評書き始めて二時間以上は経ってるよ! ……ただ、その時間が短いか長いかは不明。

 初めて一時間小説なるものを書きましたが楽しかったです。いつもと違うHNで参加しましたが(既に感想を提出している方のを読んで、ばれたのかとどきどきしています←)他にも違う方が大勢いてある意味焦ってしまいました。ある種のしっぺ返しを食らった気分です。

 あの一時間しかないという焦りは何とも言えませんが。一時間祭、素敵でした! 次の機会があればまた参加したいです。
 皆さん本当に、疲れ様でした。
メンテ

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