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[76] 歪みの国。
   
日時: 2011/10/10 15:16
名前: チェシャ猫◆fz3POlcgVk ID:uxrwZKdI

 二匹の白い兎は、顔を見合わせてお話をしていました。 口に手をあてて、首を傾げながら不思議そうな表情でお話をしています。

「今度のアリスはどうなるんだろうね?」
「きっと九四番目のアリスも、今までのアリスと同じ道を歩むわよ。」

 片方の懐中時計を持った、青い瞳(め)の白兎がそう言うと、もう一匹の赤い瞳(め)を持つ兎はくすくすと笑いました。 その瞳が、意地悪く笑っています。

「じゃあ今度のアリスにも今まで通り期待なんてせずに、アリスの反応を精一杯楽しませてもらおうかな。」

 赤い瞳の兎が言うと、当然かの様に青い瞳の兎は頷きます。 口元が、狂ったように、けれど楽しそうの微笑んでいました。その笑みは少しだけ、不気味でした。

「いつ来るんでしょうね、九十四番目のアリスは……。」

 二匹の兎はまた顔を見合わせると、楽しそうに笑いました。
 彼らの話題になっている『九十四番目のアリス』とは、一体誰なんでしょうか? 物語は今から、静かに動き出します。



* ご挨拶。



 初めまして!
 童話小説を書かせていただく、チェシャ猫(ちぇしゃねこ)という者です(*・ω・*)
 ぶっちゃけた話緊張しまくりですが、頑張って執筆したいです(*´ω`*)
 それでは、ようこそ――小説の世界へ。



* ご注意。



> 少しだけグロっちぃ表現あるかもです。
> 文才なんてないんだからねっ!
> 気まぐれで長編終わって短編始まるかもしれない。(真顔)



* 本棚。



 第一章……歪みの国。



> 近況。



 今から歌い手さん(俺の嫁)の96猫さんに会ってきます(*>ω<*)
 凄い楽しみです、wktkです、ハァハァハry

                     10/9(Sun)
メンテ

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Re: 歪みの国。 ( No.1 )
   
日時: 2015/01/24 07:56
名前: チェシャ猫◆fz3POlcgVk ID:qe5XPqHg



ある森の近くに、小さな小さな家がありました。けれど決して貧乏という訳ではなく、家族三人は幸せに、楽しく暮らして居ました。
その小さな家から、小柄な女の子が出てきました。真っ赤な髪が似合う、可愛らしい女の子でした。続いてお母さんも外まで出て来て、「気をつけて行って来るのよ」と言いました。女の子は頷きます。そして元気に、人懐っこい笑顔を見せて「いってきます」と言いました。お母さんも少し心配そうでしたが、笑顔で「行ってらっしゃい」と言いました。

しばらくして少女の姿が森に消えて行きます。お母さんは心配でしたが、ゆっくりと家に戻って行きました。空の機嫌が、少し悪くなってきました。明るかった雲が暗く暗く、濃い灰色に染まってゆきます。真っ赤な髪の女の子も、その両親も雲行きには気付きませんでした。なにかの始まる予感がします。風が鳴いて、木々を揺らしました。

  もしかすると、すでに。このときから地獄は始まっていたのかもしれません。
メンテ

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