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[70] ひろしくん、もういちど
   
日時: 2011/04/18 07:49
名前: ふるやしき こう ID:6VYR4J9E

死んでしまった少年がたどりついたのは地獄…門番の青オニは自分の行く末が知りたければ、閻魔大王に会いに行けと言う。

>>1話 〜青オニ〜
>>2話 〜極悪魚(ごくあくぎょ)〜
>>3話 〜極楽仙人(ごくらくせんにん)〜
>>4話 〜月下の泉〜
>>5話 〜峠の宿〜
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2話〜極悪魚(ごくあくぎょ)〜 ( No.2 )
   
日時: 2011/04/18 07:34
名前: ふるやしき こう ID:6VYR4J9E

わらじにはまだ青オニのぬくもりが残っていた。それがいっそうひろしくんを勇気づける。

 血の池が見えてきた。赤くにごった池はどろどろしていて、あちこちから湯気が立ちのぼっている。

 ―――ぽこ…ぽこっ……

 沸きたつ池の面に泡がひとつ、またひとつ浮かんでは消えていく。

 あたりは生ぐさいにおいで満ちていて、道には何びきもの魚の死がいが転がっていた。

 ―――極悪魚だ。

 池から飛び出し、地面に落ちて死んでしまったのだろう。なかには骨だけになっているものもいる。

 ひろしくんは極悪魚たちの死がいを踏まないように、よけながら歩く。青オニに言われたとおり、道のまん中を歩いた。

 すると一瞬、赤い影がひろしくんの目に入った。思うが早いか、極悪魚がおそいかかってきた。大きな口を開けて、次から次へと池から飛び出してきた。

 あまりの数の多さにこわくなって、ひろしくんは思わずあとずさる。

 ひろしくんに届かずに地面に落ちた極悪魚たちは、バタバタと息絶えていった。目の前は、極悪魚の死がいでいっぱいになった。

 池に目をやると、無数の極悪魚たちが池のほとりに集まってきている。飛び出す機会をうかがっているようだ。

「こわいよ、青オニさん…こわいよ」

 足のふるえが止まらず立っていられなくなって、ひろしくんはその場にしゃがみこんでしまった。そして青オニの名前を呼び続けた。

 (ひろし…)

 青オニの声が聞こえた。ひろしくんは、はっとして振り返った。けれど、どこにも青オニのすがたはなかった。

 (くじけるな、ひろし。ワシの目にはまだおまえが見えている。ワシらオニたちは千里眼(せんりがん)といってな、ずっと遠くまで見ることができるんだ )

 青オニの声は空のかなたから聞こえてくるようだった。ひろしくんは空を見渡した。

 (おまえはけっしてひとりじゃないぞ。心を強く持て。勇気をふりしぼるんだ!)

 すると、あの厚い雲の切れ間から小さな光が差し込んできて、ひろしくんの足もとを照らした。そして不思議なことに、青オニがくれたわらじがやさしい光に包まれて、こがね色に輝きはじめた。

「ようし!」

 ひろしくんはしっかりと前を見据えて立ち上がり、力強く一歩踏みだした。

 どうしたことか、極悪魚たちはただ池のほとりをぐるぐると泳ぎまわるばかりで、おそいかかってこなくなった。

 そう、極悪魚は強い心を持った者にはおそれをなしてしまうのだ。

 ひろしくんは歩きつづけた。

 けれども、えんま大王がいるというお城はまったく見えてこなかった。

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3話〜極楽仙人(ごくらくせんにん)〜 ( No.3 )
   
日時: 2011/04/18 07:37
名前: ふるやしき こう ID:6VYR4J9E

「おーい、ぼうず」

 道の先から、だれかの呼ぶ声がした。

 「こっちだ、こっち」

 声のするほうへ行ってみると、男がひとり道ばたに座っている。大きな岩を背負わされ、息も絶え絶えに、

「ぼうず…ちょっとこっちにきて助けてくれ。おじさん足が痛くてかなわんのだ」

 男の足には小さな針が無数にささっていて、下に敷かれたムシロは、男の足から流れ出る血で赤くにじんでいた。

 この男が針のムシロの罪人だということは、ひろしくんにもすぐにわかった。

「おじさん、おじさんってさぁ、生きてるときに悪いことばかりしてたんでしょ。そのことを反省しないでいるから、そこに座らされているって聞いたよ」

「ばかやろう。人間生きてりゃ悪さのふたつやみっつするもんだ。そういうぼうず、おまえだっていたずらして、おこられたりしたことあるだろう?」

 ひろしくんは元気なころの自分を思い出した。いたずらして、お母さんにしかられたりもした。

「そうらみろ。おまえだって、おじさんとかわりゃしないじゃないか。な、ぼうず、ちょっと手をかしてくれるだけでいいんだ。助けてくれよ」

「どうすればいいの?」

 男の苦痛にゆがむ顔を見ていられなくなって、ひろしくんは助けることにした。

「なあに、かんたんなことさ。おじさんの肩にちょっとふれるだけでいいんだ」

 ひろしくんは気づかなかったけれど、うつむいたままニヤリと笑った男の表情は、悪人の顔そのものだった。

 青オニが教えてくれたことを忘れてしまったのか、ひろしくんが男の肩に手をおこうとしたそのときだった。木の枝で作られたような杖が伸びてきて、ひろしくんの手を止めた。

「ぼうや、いかん。いかんぞい」

 小さな老人が、綿菓子のようにふわふわした雲に乗ってあらわれた。

「やい、じいさん!またジャマしに来やがったな!」

「だまれ、おろか者!」

 老人は杖を天高く振り上げると、男めがけて一気に振り下ろした。杖の先から青白い閃光が放たれ、男は気を失ってしまった。

「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、たわいのないヤツめ」

 老人は乗っていた雲から飛び降りると、ふわりと地面に着地した。老人とは思えない身のこなしだ。

「おじいさん、だあれ?」

 ひろしくんは目の前に舞い降りてきた老人に尋ねた。

「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。ワシか?ワシはここいらでは極楽仙人(ごくらくせんにん )と呼ばれておる。針のムシロの罪人どもに、過去を悔い改める心が生まれているか見ておるのじゃ」

 長く伸びたまゆげは目を覆いかくすほどで、髪やひげにいたっては、足もとまで垂れている。そしてそれは、白というより銀色にちかく、きらきらと光っていた。

「ぼうやはやさしい子なんじゃのぅ。こんなおろか者を助けようとするとは」

 極楽仙人はみごとに伸びた銀色のひげを撫でながら続けて言った。

「じゃがのぅ。この男はまだまだ反省が足りんようじゃ。他人を、ましてやぼうやのような子供をだましてまで助かろうとするとは」

 首を横に振りながら、哀れむような目で男を見た。男は気を失ったまま、ぴくりとも動かない。

「その証拠に、ほれ…」

 いましがた青白い閃光が放たれた、あの杖の先を男の胸にあてた。

 なんと、杖の持ち手の部分に埋め込まれた真っ白な真珠が、みるみるうちに黒くなっていく。

「この真珠は、心の中の美しさを映すことができるのじゃ。色が変わらぬようになるまでは、この苦行を続けねばならんのじゃよ」

「けど、あんな大きな岩を背負わされて重そうだし、足から血も出ていて、なんだかかわいそうだよ」

「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。すべては因果応報。因果応報なのじゃ」

 極楽仙人が男から杖を離すと、もとの真っ白な真珠にもどった。

「いんがおうほう?」

「さよう。悪いことをすれば、それは必ず自分の身に災いとなって返ってくる。反対にいいことをすれば、いいことが自分にも訪れるようになっておるのじゃ。わかるかのぅ?」

そう言いながら、またひげを撫でている。

ふと、極楽仙人がひろしくんの足もとに目をやり、やさしく光るわらじを見て言った。

「ほう…金のわらじか…」

「青オニさんがくれたんだ」

 ひろしくんは青オニのことや、血の池であったことを極楽仙人に話した。

 極楽仙人は、ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、と笑ったり、うなずきながらひろしくんの話しを聞いていた。

「こりゃぁ、ワシが止めに入るまでもなかったようじゃのぅ」

 ひろしくんにはなんのことかわからなかった。

「ぼうや、えんま大王の城までは、まだまだ先が長いぞい」


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4話〜月下の泉〜 ( No.4 )
   
日時: 2011/04/18 07:38
名前: ふつやしき こう ID:6VYR4J9E

もうどれくらいこの急な坂道を登り続けているだろうか、ひろしくんは立ち止まり振り返った。

 (青オニさん、まだ見てくれてるのかな…)

 そんなことを思いながら、はるか遠くを見つめる。

 青オニがいた地獄の入口の門も、血の池も見えないところまで来ていた。

 極楽仙人が言っていたとおり、急な坂道はどこまでも続いていて、登っても登っても頂上など見えてこなかった。

「途中、一度だけ平坦な場所がある。そこに大きな木、大飛燕(だいひえん )と呼んでおるがの、その下に月下の泉がある」

―――月下の泉(げっかのいずみ)

 疲れた体を癒してくれる、清らかな水が湧き出ている泉があるそうだ。しかし、その水は手にひとすくいしか飲むことができないらしい。

「そこでしばらく休んでいくがよい」

 そう言い残して、綿菓子のような小さな雲に乗り、ふぉっふぉっふぉっとあの独特な笑い声とともにどこかへ消えて行った。


 木の先端らしきものが見えてきた。

(あそこかな…?)

 ひろしくんは、間近に見える大きな木を目指して、坂を駆け登って行った。

 だんだんと木の全貌が明らかになってきた。

 ひろしくんは、足を止めて木を見上げる。大きい。とても雄大なたたずまいだ。

 ―――大飛燕(だいひえん)

 まさにその名のとおり、ツバメが天に向かってつばさをひろげたような形をしている。葉の色もツバメの体同様、やや黒みを帯びた青、まさしく紺碧と呼ぶにふさわしい、ツヤのかかった深い色合いだ。

 坂道が一旦終わり、平坦で大きな広場のような所へたどり着いたところで、ひとりの老婆が倒れているのが見えた。

 ひろしくんはあわてて老婆のもとへ駆け寄った。

「おばあさん、大丈夫?」

 この急な坂道をひとり登ってきた老婆は、疲れはてて起き上がる体力も、返事をする気力も失っていた。

「おばあさん?」

 もう一度呼びかけてみた。

「……」

 返事は返ってこなかった。

「おばあさん、ちょっと待っててね」

 あの木の下に月下の泉があるはずだ。きっとおばあさんの疲れをいやしてくれるはずだ。

 極楽仙人の言葉を思い出し、巨木大飛燕の方へ走って行った。

 そこには極楽仙人の言ったとおり、小さな泉があり、静かに水が湧き出ていた。

 水は流れ出る場所があるわけでもないのに、あふれ出たりもせず、ただただ静かに湧き出るばかりの不思議な泉だ。そして、どこまでも透きとおった水面には月が浮かんでいる。けれど空には月など出てはいない。これが月下の泉の名の由来だった。

 ひろしくんは泉の中に手を入れた。ひんやりとした感触が手に心地いい。ひとすくいして、手からこぼれないように気をつけながら、老婆のもとへ戻った。

「さあ、おばあさん、これ飲んで」

 ひろしくんは老婆の口へ手のひらを持っていき、水を少しずつ流しこんだ。

 …コク…コクッ…。

 ひと口、ふた口飲むごとに、老婆の顔からは疲れた表情が消えていった。

 すべて飲み干すと、もう起き上がれるまでになった。

「ああ、ぼうや、おかげですっかりよくなったよ。助けてくれてありがとう」

 よく見ると、老婆の服はところどころ穴があいていたり、ちぎれたりしていてボロボロになっている。手や足にも傷があった。

 血の池を通ったときに極悪魚にかみつかれ、池に引きずりこまれそうになったところを、なんとか振りはらい、ここまでたどり着いたという。

「おばあさんもえんま大王に会いに行くんでしょ?」

「そうだねえ、こんなところにずっといたくはないからねえ」

「ぼくもだよ。この先どうなるのか、えんま大王に会って確かめろって青オニさんが教えてくれて、ここまで来たんだ」

「そうかい。えらいねえ、まだ子どもなのにねえ」

 そう言いながら、ひろしくんの頭をなでた。

「ぼうやもあの水を飲んでからお行き。疲れたろう」

「うん、そうするよ。けどおばあさん、ひとりで大丈夫?ぼくと一緒に行こうよ」

 すると老婆は首を横に振りながら、

「いやいや、わたしが一緒だとかえって足手まといになる。ぼうやのおかげで、このとおり元気になったから、気にしないで先にお行きなさい」

 そう言って立ち上がり、ひろしくんを促した。

 ひろしくんは心配そうに何度も振り返りながら、泉の方へ歩きだした。

 さっきと同じように、月の浮かんだ水面に手を入れてすくおうとしても、水はひろしくんの手からすり抜けて流れ落ちる。何度やっても結果は同じだった。

 ひろしくんは老婆のために、水をすくって飲ませた。ひとすくいしか飲めないとはこのことだったのだ。

 そのことを老婆に話すと、

「どれどれ、今度はわたしがすくってぼうやに飲ませてあげようねえ」

 腰の曲がった老婆は、後ろ手にして歩きだした。

 今度は老婆が泉に手を入れて、水をすくってみる。けれど、結果はひろしくんと同じだった。

「おかしいねえ。わたしは初めてすくうのだけどねえ」

 水をすくった者も、またその水を飲んだ者も、二度とすくうことができなくなるのだ。

 ひろしくんはあきらめて、先を急ぐことにした。

 老婆に別れを告げ、いつ終わるともわからない急な坂道を再び登るのだった。
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5話〜峠の宿〜 ( No.5 )
   
日時: 2011/04/18 07:40
名前: ふるやしき こう ID:6VYR4J9E

峠にはぽつんと一軒、小さな山小屋が建っていた。

 藁葺き屋根の小屋の窓には暖かそうな明かりが灯っていて、食事の支度をしているのだろうか、おいしそうないいにおいがひろしくんの鼻をくすぐる。ひろしくんはにおいにつられて、山小屋の扉を開けた。

「よう、ぼうや。よく来たな」

「おやおや、これはまたかわいいお客さんだこと。さあ、お入り」

 ひげ面の男と小太りの女が、やさしく出迎えた。

 山小屋の中に入ると、水槽がおいてあった。

「あれ?極悪魚に似てるけど、色が違う」

「おもしろいだろ。月下の泉の水に入れると、白くなっておとなしい魚になるんだ」

 ひろしくんが水槽に顔を近づけると、白くなった極悪魚たちが寄ってきた。とてもおだやかな表情でエサをねだっている。あのおそろしい形相でおそいかかってきた魚とはとても信じられないくらいにおとなしい。

「でも、あの水はひとすくいしかできないって…」

「極楽仙人だけは、あの水を自由にできるんだ。この魚も仙人が持ってきたのさ」

 ひげ面の男は水槽にエサを落としながら言った。

「この魚を見てると、心おだやかに生きていかないとダメなんだってつくづく思い知らされる…」

 このひげ面の男と小太りの女は、もとは針のムシロの罪人だった。過去のあやまちを悔い改めたことを認められて、極楽仙人からこの宿を任されているのだ。

「さあさ、そんなところで魚ばっかり見てたって、おなかの足しにもならないよ」

 そう言って小太りの女はひろしくんの手を引いて、テーブルの席につかせた。

「おなか空いたでしょ。好きなもの言っていいんだよ。なにがいい?おばさんなんでも作ってあげる」

「ほんと?じゃあ…オムライス!」

 ほどなくして、ひろしくんの目の前にできたてのオムライスが出てきた。

「おいしい!お母さんの作ったオムライスの味とおんなじだ」



「そう?よかったね」

 小太りの女はひろしくんの向かいに座り、ほほえんだ。

 ひろしくんは、スプーンの手を止めた。目からは涙がこぼれ落ちる。

「お母さん…会いたいよ…」

 ここまでひとりきりで必死になって歩き続け、ようやく峠までたどり着き、二人のやさしさにふれて、張りつめた緊張の糸がほどけたのだろう、堰を切ったように涙があふれ出した。

「大丈夫。きっとまた会える。おばさん、そう信じてる」

 女は席を立って、ひろしくんを背中越しにやさしく抱きしめた。

「そうさ、おじさんだってそう信じてるぜ。信じていれば必ず願いはかなう。ほら、もう泣くな」

 そう言ってひろしくんの涙を拭う男の目にも涙がこぼれていた。

「そうだ。ここに泊まるのはぼうやだけだから、おばさんと一緒に寝るかい?」

「じゃあ、おじさんとは一緒に風呂に入ろう」

 ひろしくんは小さくうなずいた。





「寝たのか?」

 小太りの女がひろしくんと添い寝しているところへ、ひげ面の男が入ってきた。女はひろしくんの髪を撫でながら、

「もうぐっすり。よっぽど疲れてたんだねえ」

「無理もねえな。こんな小さな子どもがひとりでここまでたどり着いたんだもんな」

 男は窓の外を眺める。

 地獄には昼と夜との区別がない。窓の外にはどんよりとした曇り空がどこまでも広がっている。時おり夕焼けのように赤く染まるのは、火山の噴火によるものだ。

 と、そこへ二羽の大きな鳥が山小屋の方へ向かってくるのが見えた。男はあわてて外へ飛び出す。

「おい、ちょっと来てみろ」

「まあ…」

 男に呼ばれて出てきた小太りの女は、口に手を当てがったまま言葉を失っている。

 二羽の大きな鳥は山小屋の屋根に止まり、お互いの羽をつくろい始めた。

「お…おい、蓮華鳥(れんげちょう)だぜ」

 男が蓮華鳥と呼んだこの鳥は、天国にあるハスの花が咲く池に住んでいるので、そう名付けられた。いつも仲むつまじく、つがいで行動している。

 頭から胴体にかけては真っ白で、羽の部分は淡い紅色をしていて、オスは目のまわりが青くふちどられている。体の大きさは二メートルを超え、羽を拡げると優に三メートルは超えるほどだ。

「あんた、きっとぼうやを迎えに来たんだよ。いつもは月下の泉の水を飲んだらさっさと帰っちまうのに」

「おい、蓮華鳥!うちにいるぼうずを乗せてってくれるのか?」

 蓮華鳥は素知らぬ顔で悠然とたたずんでいる。

「けっ、スカしてやがらあ」

 そう毒づく男の顔は、言葉とは裏腹に満面の笑みを浮かべている。

 山小屋の中に戻った二人は手を取り合ってよろこんだ。

 きっとこの子は大丈夫。きっとこの子は………。
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