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[8] 夏の日
   
日時: 2011/01/07 17:02
名前: kjkjni ID:govUEF/E

 さあ、始まりだ。


新たな人生のゴングが鳴る−−−



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Re: 夏の日 ( No.1 )
   
日時: 2011/01/07 17:07
名前: kjkjni ID:govUEF/E

プロローグ


 彼の名は川崎といった。お世辞にも容姿端麗とは言えない顔つきに、ひねくれた性格、何重にも重なっている腹などは女性、いや両性にも好かれないような負の特徴を彼は持ち合わせていた。川崎は高校3年生で、しばし思春期特有の悩みも脳裏に幾分かこびりついていた。いや、悩みというよりもやや偽善的な彼特有の思想であり、欲望にもよく似た性質を兼ね揃えていた。
彼は現実に対して少しばかりの優越感をも持っていた。しかし彼は自らを正当化することはなく、それは寧ろ遜った彼自身のお世辞にも似た上辺だけの性格を持っての優越感だった。
彼は友達も少なかった。だが「仲のよい者」だけを挙げていくとその言葉は適当ではない。ただ彼はその「仲のよい者」に対しては一度も「友達」と思ったことはなかった。なので彼は友人関係で頭を悩ませている者を見ると妙な疑念を抱いた。

「友達は確かに必要だが、根本的な問題の解決には至らない」

彼の思想の一つであった。しかし彼自身口数は決して少ないほうではなかった。彼はクラスの者達からはそう邪険にも扱われていなく、寧ろ人並み以上の待遇を受けているだろう。だがしかし彼はそのことについてはあまりいい思いをしていなかった。彼は自らが嫌う者に対しては冷たい侮蔑の目線と、哀れみにも似た所謂「上から目線」的な言動を彼等に取るのであった。

しかし彼自身、元から青春を堪能すべき高校生に有るまじき考えを持っているわけでは無かった。
彼自身は本当はとても心優しく、純粋な青年だった。しかし彼の純粋ゆえの性質が災いし、周りの歪んだ環境が彼の純粋な精神に傷を付けてしまったのかもしれない。

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