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[24] マメタ、うみにでる (じどうぶんがくっぽいの)
日時: 2013/04/29 21:38
名前: cacao. ID:R1kF2A4U

 ザブーン


 マメタは はまべにやってきた

 きょうはうみのともだちと あうやくそくをしているのだ


「おーいマリン!きたよ!」


 ザバーン

 ともだちのマリンが うみからかおをだす


「あらマメタ、きょうもおよぎにきたの?いのちしらずね」

「ひどいなぁ。おや、マスクをしているけど、かぜでもひいたのかい」

「ちょっとクラゲのドクにやられちゃったのよ」

「きみがかい?めずらしいね」

「わたしのようなてんさいでも、しっぱいすることはあるのよ」


 マリンは えへん と じまんげにいう

 それをみたマメタは へんなかおをする


「しっぱいをじまんするなんて、へんなの」


 マリン それをきくと むすう となるが

 ほほをぺしりとたたいて ちょうしをもどす


「いいことマメタ。しっぱいは、せいこうのモトよ」

「どういういみ?」

「しっぱいをすると、そこからせいこうがうまれるのよ」

「せいこう って、なに?」

「それはええと、しっぱいしないことよ」

「じゃあ、しっぱいしたら、だめじゃん」


 マメタがそういうと マリンは とくいげなかおをした


「ふふふ、マメタはまだまだおこさまね」


 マメタはすこし うーん とかんがえると はなしをもどした


「それよりマリン、うみにはいるから、ゴーグルをかしてくれない?」

「いいわよ。でもきょうはちょうしがわるいから、きをつけることね」

「パイプにワカメでもつまったの?」

「わたしのよ!わたしのちょうしがわるいのよ!」


 マリンがプンプンおこっているあいだに マメタはなれたてつきでゴーグルをかぶった

 ひさしぶりのゴーグルに マメタのテンションが あがった


「うんうん、これがないと、うみではいきていけないね」

「わたしは、そんなものがなくてもいきていけるわ」

「え、どうして?」

「けいたいゴーグルがあるからよ」

「そんなちいさなゴーグルで、つかれない?」

「それは、つかってみなければ、わからないとおもうわ」

「うーん、そうかもね。」


 ザバジャポーン


 こうしてふたりは うみにはいったのであった


 つづく
メンテ

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つづき そのいち ( No.1 )
日時: 2013/04/29 22:12
名前: cacao. ID:Y01MmIAY

 ぶくぶく


 マメタとマリンはうみをゆく

 だがしかし マリンはすこしちょうしがわるそうだ


「だいじょうぶかい?マリン」

「ヘーキよこれぐらい、からだがすこしおもいだけよ」

「どうしてからだがおもくなるの?」

「そういうものだからよ」

「べんきょうになるなあ」


 ふたりはあまりふかいところへいかないように

 しんちょうにうみをすすむ


「あ、みてマリン。きれいなカイがあるよ」

「いけないわマメタ」

「どうしたのマリン」

「ゆだんしてあれにさわると、からだがおもくなるの」

「ちょっとおもくなるぐらい、ヘーキだよ。そういうものだよ」

「ならこっちにきなさい、マメタ。」

「わっ!ちょっとマリン!」


 マリンはマメタをいわかげまでつれていくと かいそうのすきまから

 カイのようすを しずかにうかがうようにと マメタにいった

 すると いっぴきのエビが カイのもとにちかづいていく


「あ!ほら!カイがとられちゃうよ!」

「だまってみてなさい」

「う〜」

 エビがカイにちかづいていく

 すると カイはとつぜん くちをおおきくあけて エビにかみついた

 エビはあばれるが カイのほうがはるかにおおきかったので

 そのまま のみこまれてしまった


「あわわわ」

「これでわかったでしょうマメタ」

「いや、ちがうよ。だってぼくはエビほどちいさくはないよ。」

「そうかしら?」

「そうだよ。かいなんて、ひとつまみさ」

「ならそうしてきなさい」


 マリンがすこし つきはなしたいいかたをしたので マメタは ムッ となった

 マメタはきにせず そのままカイのほうへおよいでいった

 しかし マメタがちかづいても カイはだまっている


「もしもしカイさん、へんじがないなら、いただくよ」

「しょくじちゅうに、しつれいなやつだな」

「わっ!」


 とつぜんこえがきこえたので マメタは カイがしゃべったとはおもわなかった

 しかし それはカイのこえだった


「びっくりしたな。だまっているから、しゃべれないのかとおもったよ」

「それは、へんけん、というやつだよ。ぼくのいちばんきらいなことばだね」

「ごめん。わるぎはなかったんだ」

「どうかな。ぼくはすべてしっているよ。きみはぼくを、つかまえようとしただろう」


 マメタは ぎくり とした

 かくしごとをいいあてられて うごけなくなったのだ

 そして それいじょう ことばがでてこなかった


「まったく、ぼくのことを、まるでモノみたいにあつかうなんて、ほんとうにしんじられないよ。マナーがなってないね。」

「マナー?」

「なんだい、マナーもしらないのかい?きみはほんとうに、なにをしにここにきたんだい?まったくわらっちゃうね。ははははははは」


 それをみていたマリンが たまらず いわかげからとびだしてきた


「ちょっとあなた。そのへんにしておきなさい」

「げげっ、オンナじゃないか。だめだ、オンナはだめだ、うう」


 カイはそういうと ぱたりとからをとじて うごかなくなった


「はぁ、たすかったよマリン」

「まったく、あなたまでカイみたいになっちゃうんだから」

「ぼく、あんなふうになってたかな」

「うみにいると、だれかのえいきょうをうけやすいのよ。きをつけなさい」

「わかったよ、マリン」


 そしてマメタは ひとつきになることを マリンにたずねた


「ねぇマリン。ルールってなんだい?」

「さぁ?ルールはルールよ」

「なんだいそれは。ぼくにおしえてよ。そしたら、もうマリンのちからはかりなくていいからさ」


 マリンは すこしかなしそうなかおをしたあとで むすう となった


「しらない、かってにすれば」

「あ!まってよマリン!」


 そのまま マリンのすがたはみえなくなってしまった



 つづく
メンテ
つづき そのに ちょっとながいよ ( No.2 )
日時: 2013/04/29 23:14
名前: cacao. ID:Y01MmIAY

 ぶくぶくぶく

 ぶくぶくぶく



 マメタはマリンをさがして すこしふかい うみのそこへやってきた


「ここは、いったいどこだろう」


 さびしいきもちのマメタ

 けれどもマメタはすこしだけ たのしんでいた

 けれども やっぱりマリンのことをかんがえると むねがいたむ


「マリン、ここへはくるなっていってたのに、ここにいるワケはないよね」


 マメタは じぶんのこうきしんをおさえこみ

 あさいうみにむかっておよぎだそうとした


「ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ」

「ん?なんのおとだろう」


 なにかのおとがした

 けれど なにもない


「ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ」

「うう、こわいよう」


 はやくマリンをみつけたい

 けれど どうしてマリンはおこったのだろう

 そんなきもちが どんどんおおきくなっていった


「ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ ぴぴぴぴ」

「ぴぴぴぴぴ ぴぴぴ ぴぴぴぴぴ ぴぴぴ」

「わああ!やめてくれ!やめろ!」


 ブクブクブクブク


 すごいスピードで あさいほうとは べつのほうこうにむかっていくマメタ

 いまのかれをとめるものは だれもいないのか

 だがマメタは ぶるぶるとくびをふり バシンとほほをたたいた

 そして キッ と おちついてあたりをみわたした

 なにかがひかっている ちいさい マメタのテよりも さらにちいさなものが

 マメタのまわりをまわっているのだ


「wwww wwwwwwww」

「wwwwww www ww」

「なんだ!こいつらは!」


 マメタはどうにか このちいさなものをふりはらおうとした


「まてよ、これはもしかしてコトバじゃないのか」

「wwwwwww wwwwwwwwww ww」

「wwwwwwwww wwwww wwwww」

「そんなきがする よし wwww wwwww」

「wwwwwwwww wwwwwwwwwwwww」

「wwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwww」

「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

「あー きみたち ちょっといいかな」

「わっ!wwww」


 マメタは とつぜんうしろからはなしかけられたので とびあがった

 きがつくと おおきなタコに てあしをしばられていた


「なにをするんだ!www はなせよ!www」

「そのコトバでなにをいっても なにもせっとくりょくはない きなさい きみをこうそくする」


 きがつくと たくさんのいきものが あたりをかこんでいた

 つめたいめをしている


「やめてくれ!ww たすけてくれ!ww」

「かわいそうに きみはもう ておくれだ たすからない さぁこい さばいてやる」


 きがつくと ちいさなひかりはきえていた

 なにかをはっするごとに ひとごみが マメタをさけていく


「ごめんなさい!wwぼくしらなくて!wwwww」

「しらずにすむものか しらないことはつみだ つみをつぐなえ さぁくるんだ ころしてやる」


 ころしてやる マメタはここで きづいた

 さっきのじぶんは たすかっていた

 いまのじぶんは あのエビだ

 これからたべられて しぬのだ

 それが ルールだったのだ

 だがそのとき マメタのもとに あのちいさなひかりがやってきたのだ


「wwwwww wwwwwwww www wwww ww」

「wwww wwwwwww wwwwww wwwwwww」

「なんだおまえたちは!こいつのなかまか!うわっ!」


 つかれきっていたマメタも このチャンスをのがさなかった

 かれはいちもくさんにそこからにげだし うみのあさいほうにむかって

 ぜんりょくでおよいだ


「ぜぇwwwぜぇwww ああwww やすみたいwwww」


 マメタはやすもうとして そこにあったいしにすわろうとした

 しかし そこにはせんきゃくがいた


「すみませんwww そこにすわらせてwwww くださいww」

「ああ、いいよ」


 そこには おじいさんのウミガメがすわっていた


「はぁwwww はぁwww  たすかったwww」

「おまえさん、もしかして、あっちにいったのかい」


 ウミガメのおじいさんは くらいほうをゆびさした


「どww どうしてわかったんですww」

「そりゃぁ あっちからおよいでくればね」

「そりゃそうだwww はははwww はぁwwはぁww」


 ウミガメのおじいさんは まじまじとマメタのすがたをみた


「なにがあったかはしらないが、すこしやすみなさい」

「いやwwさがさないとwwともだちがいてwwww はぐれたんですww」

「ではすこし、しんこきゅうをしなさい」

「はww はっwww……いw すう………はぁ…… あ、あれ?」


 いうとおりにすると マメタのこきゅうがラクになった

 マメタは いしにすわりなおした


「うう、つ、つかれた」

「おまえさん、のろいにかかっていたようだね」

「の、のろい!?」


 とつぜんいわれたので マメタはびっくりしたが

 いわれてみれば そうだったようなきがしていた


「ぼくはただ、ともだちをさがしていただけなんです」

「ともだち?」

「おかのうえのともだちです。いっしょにきたんですけど、はぐれちゃって」

「ケンカだろう。おおかた、きみがおこらせたな?」

「ぎくぅっ!」


 マメタは ずばりほんしんをあてられて ビックリした


「でも、もうなかなおりしたいんです。はんせいしてるんです」

「うみでひととわかれれば、いつであえるかわからん」

「そんな!」

「わしも、なんにんともわかれた。いきているかもわからんものもおる」

「ええ!?」

「だからそれもしぜんなことなんだよ」

「ガーン!」


 ウミガメのおじいさんのことばは とてもせっとくりょくがあったので

 マメタはますます おちこんでしまった


「しかたがないのう。ではひとつだけ、みつけるほうほうをおしえよう」

「ほんとうですか!?」

「それはな、おもいだすことだ」

「おもいだす?」

「そう、そのこをみつけられるヒントをおもいだせば、かならずみつかる。そして、おもいだせなければ、もしくは、それすらなければ、そのことは、それきりだろう」

「おもいだす、か」


 そこでマメタは あたりまえのことにきづいたのである


「あ!」

「なにかおもいだしたかな」

「はい!ありがとうございます!」

「ほっほっほ、いやいや、いいんだよ」


 マメタはそれをきくと おかにむけて いちもくさんにおよいでいった


「ああやれやれ、ぼくらしくもないことをしてしまった。ああかたがこった」


 うしろでカイのこえがきこえたようなきがしたが それでもかれは まっすぐおかにむけておよいでいった


 つづく
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つづき そのさん ひとまずこれでおしまい ( No.3 )
日時: 2013/04/29 23:51
名前: cacao. ID:yBB2.p1k

ザパーン


 はまべにあがったマメタは おおきなこえでさけんだ

 もうゆうがたになっていた


「おーいマリン!ごめんよー!」


 ジャポン


「ジー」

「あっ!」


 ふてくされたマリンがあらわれた!

 マメタは とっさにあやまろうとしたが


「べつにあやまらなくていいから」


 といわれたので ことばがでてこなくなった

 でもやっぱり とおもったのだが


「べつにきにしてないわ」


 とまたもさきにいわれてしまったので またしてもことばはつまった

 だがやはりそれは とおもったのだが


「じゃあようがないなら かえるから」

「まてよマリン!」


 さすがのマメタも これはきりかえした

 よかった と マリンはマメタに せなかをむけておもった

 だがさらにマリンのフットワークはつづいた


「なに?」


 これはかなり きびしいかえしかただった

 ただでさえつかれていて もうことばはでてこないから とりあえずひきとめたのに

 それでも さらになにかきのきいたことをかんがえて

 わたしをうまーくひきとめろといっているのだ

 いまのマメタには ハイレベルかつ つらすぎるかだいだった

 だが どうしようもないが なんとかがんばってみることにした


「ぼ、ぼくがわるかった!ゆるしてくれ!」

「えっ」

「え!?」


 これまたキョウレツなカウンターだった

 えっ を えっ でかえされて かいわのつづくかのうせいは ほぼないといっていい

 そのまま なんとなくびみょうなふんいきがながれて ちんもくめいたわかれになるのだ

 だがやはりマメタはあきらめなかった


「え!じゃないよ!さがしたんだぞ!きみを!」

「どうしてさがしたのよ」

「だからその、ぼくがわるいから」

「なにがわるいのか、おぼえてるの?」

「それはその、えっと、あれ、なんだっけ」

「さいてい」

「うう」


 しかしけっきょくのところ マメタにはそれがよくわかっていなかった

 いないからといって もしかしたらこまらないかもしれないからだ

 だがいないとさびしいのだ それは じぶんのつごうだった

 そんなじぶんのつごうに マリンをまきこんでいいものか

 どうにもぎもんだった そもそも こんなじぶんとマリンがどうしていっしょにいるのだろう

 マメタは じぶんのそこのあささが みえてしまっていたのだ

 じぶんはたいしたにんげんではないと うみにおしえられすぎたのだ

 そんなに じかんがたったわけでもないのに

 マメタのこころは うみにはいるまえよりも すさみきっていた


「うう」


 ついにマメタはないた

 そしてマメタは うみがすこしきらいになった

 みずのなかでなみだをながしても うみではだれにもみえないのだ

 だれもなみだにはきづかないのだ

 だから おかのうえでマリンをよばなければ つたわらないとおもったのだ

 それもなにか マメタにはなさけないようなきがしていた

 そのおもいが つうじたか そうでないのか マリンはなみだをふいてくれた


「しょうがないな、ほらいくよ」

「え?え?」


 マリンはいうがさきか マメタのてをひっぱり うみへともぐっていった

 ふかくふかく マメタがさきほどもぐったよりも さらにふかくしずんでいく

 マメタとマリンは うみの ものすごくおくふかくにやってきた


「なにもないよ、マリン。まっくらだ。」

「そうよマメタ、でも、しんじられる?」


 なにが というようなかおをしようとして マメタはすこしかんがえる

 マメタは うみのおくにいけばいくほど であうものはふえるとおもっていた

 たくさんのものがあるとおもっていた しかし ここにはなにもないのだ

 どうして なにもないのだろう


「ねぇマメタ、ここもうみで、マメタのみてきたものも、うみなのよ」

「それはぼくも、かんがえたよ。でもそれは、つごうがいいかんがえなんだよ」

「どうして?」

「ルールっていうのが、わかったんだ。やっぱり、ただしいうみがあるんだよ。まちがっていることと、ただしいことは、おなじうみにはすめないんだ」

「でも、なにもないばしょもあるのよ」

「そんなものは、すぐになくなっちゃうよ。たくさんいきものがやってきて、ただしいことをきめて、まちがっていることをきめるんだ」

「そうかもしれないわ。でも、すくなくともいまは」


 そういうと、マリンはマメタのてをとり、やさしくほほえむ


「いま、ここに、なにもないばしょが、たしかにあるのよ」


 そういうと、マリンはふたたびマメタのてをとり、おかへとあがっていった



おしまい
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