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[23] 神と仏(仮)
   
日時: 2013/04/03 20:19
名前: 工藤 ID:MeRdE40A

この作品では、現代の腐敗しきった日本の宗教と、東洋と西洋の激突を描いていきたいと思っています。
結構長めの作品になると思います。
ちなみに作者は仏教徒ですが、この作品では宗教的には中立的な観点で描いていきます。
メンテ

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Re: 神と仏(仮) ( No.1 )
   
日時: 2013/04/04 16:27
名前: 工藤 ID:2IxoSnKw

北海道の山中にある鹿臼村は、人口約3000人ほどの小さな村だった。
山奥にあるため、夏は蒸した。北国の夏は決して涼しくはない。同時に、冬には重い雪が村の絨毯になった。農業が盛んな村で、様々な野菜が取れた。家畜たちも数こそ少なくなったものの、未だに人と同じくらいの数がいる。
住人は年寄りばかりだった。約3000人ほどの住人のうち、青年はわずかに800人ほどだ。その大半が老人ばかりで、残り僅かなのは中国から出稼ぎにきた人たちだった。
大抵のまじめで勉強のできる若者は村から出た。それでも村に残る勤勉な若者は、必ず農協か、村役場に務めた。
その残りの若者は、時代遅れの旧車を乗り回し、家業の農家の手伝いをするくらいだった。
村の住人たちの話題は、大抵農作物のできや、近所の老人の病状、農協に対しての愚痴だった。若者の話題はさらに低俗で、大抵は車の話題か、異性の話題であった。

しかし鹿臼村の住人の彼らは、一つの強い繋がりがあった。
鹿臼村を流れる川の橋を越えた所に、ある社があった。
鬱蒼とした木々の中に、二つの鳥居があり、そこではお稲荷様が祭られていた。
村の住人はこの祠に対して、一種の畏怖と尊敬を孕んだ感情を抱いていた。
この祠の名前は誰も知らなかった。というのも、住人はこの祠の名前を知るということすらも、畏れ多く感じたのである。
メンテ

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