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[507] 冷たい音楽のオアシス
   
日時: 2012/09/30 23:09
名前: 江良陸院 ID:31InWHPM


誰かに褒めてもらいたいから 誰かを褒めてばかりいる

音楽は悪口の遮断機 歌声はその先の天国 

お前の欲しいものは見つからないと思え

バッドエンドが美しいから、君はいつまでも今日を殺す

そんな音楽が愛おしい
メンテ

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Re: 冷たい音楽のオアシス ( No.366 )
   
日時: 2019/03/17 02:09
名前: 江良陸院 ID:4iZunHV6

「アウラ」



透明な水が零れたことに気付けるのは 神様が絵具を零したから
私の涙が透明だったら どれだけ救われたことだろう
吐き気のするあの顔に 大丈夫? なんて言われずに済んだのに

言うことを聞け 聞かないのなら帰ればいい 南へ 南へ
あの鳥はもっと綺麗な翼で ビル街を駆け廻っていたのに
飲み込んだ言葉が喉を潤すくらいに 堕ちていった友

その銃口が撃ち抜くのは 私のひび割れた爪先で
目が覚めなければ聞こえたはずの夢の会話を 録音できなくなるだろう
あんなにも温かだったベッドを 棺桶にさえするんだろう

似たような詩しか書けないのなら 詩を書く意味なんてない
けれど 死と詩が同じ読み方をする限り
みんな似たような死に方をするよ 永遠に 永遠に

朝と夜の境目に 名前を付けたんだ アウラ
その死体の流れ着くのが 美しい無人島であるのなら
そこから手紙を寄越してほしい もうすぐ終わるさと 教えてほしい
メンテ
Re: 冷たい音楽のオアシス ( No.367 )
   
日時: 2019/04/06 22:00
名前: 江良陸院 ID:ci.BLPTk

「xi」



終わる終わる詐欺のなれの果ては 永遠に赤ん坊のままであること
紅茶を飲み干して死んでしまった胃を なぜ満たそうとしてくるの
今日も憂鬱だった朝 嘘 今日も憂鬱だった今日の全て

生まれてこなきゃよかったと願ううちは 誰も生んではいけない
鳥になりたいと願っているうちは 夢の中を飛んではいけない
鏡を割ってしまいたいと願ううちは その顔に唾を吐き続けてもいい

世界を面白くする気力もない せめて音楽で彩るだけ
苦し紛れに吐いた嘘を 嘘だと見抜いたなんて さぞ誇らしげに
私の心を見破って お金がもらえるって 囁かれたのか?
メンテ
Re: 冷たい音楽のオアシス ( No.368 )
   
日時: 2019/05/20 00:51
名前: 江良陸院 ID:DF7wcGGc

「spur」




投げ出してしまえばいいと簡単に言うが 不協和音は鳴り止まない
優しい人たちがたくさんいることは とっくの昔に分かっている
楽しいことなんか要らないから 楽なことばかりが欲しいんだ

水分補給を怠ったから 血流が巡らずに 今日も気だるげ
全力疾走のままの人たちより ずっとくたびれた顔をしている
おはようの代わりに 消えてほしいと 私の指が誤変換する

上手くやれよと送り出した友達が 煙草を覚えて 挙句に事故死だ
無断で入った田んぼで 泥だらけになって笑い合った頃もあるのに
残酷だなんて言ってやるな あいつは死んだ 好きなようにして死んだ

夏がやってくる前に 何もかもを片付けて 終わらせておこうよ
自分を一番大事に想いながら 自分を一番大事にしない人を蹴落として
どれだけ悲しまれても 悲しいのは自分だと胸を張って


メンテ
Re: 冷たい音楽のオアシス ( No.369 )
   
日時: 2019/07/21 22:56
名前: 江良陸院 ID:JkBLdtnI

「エミナ」





様々な怒りを言葉にするには 神様の監視から逃れなくては
どうせいないんだと決めつけたあいつに また祈る日が来てしまう?
こんなに浅はかだったから 関係のない痛みが私を襲うの

どうしようもなく悲しくて どうしようもなく悔しいから
眠りは浅く 眼差しが暗い あなたの痛みはあなたの痛みでも
あの流れの中に私もいた 確かに重なりたかったんだ

遠くで聴こえる鐘の音に 期待していた 
私の感情を言葉にするにはきっと足りない 何もかも足りない
重なりたかった美しさを 忘れない 忘れないから
メンテ
Re: 冷たい音楽のオアシス ( No.370 )
   
日時: 2019/08/21 23:55
名前: 江良陸院 ID:QwCxGKds

「影」



誰よりも 何よりも悲しいのは君だってわかってる
取り残されてしまった世界 もう完璧じゃなくなった世界
これからの未来に 君の言葉はこれっぽっちも生まれないなんて

そういう線の上を歩いていかなきゃいけないことを
虚しくて 辛くて どうしようもない夜は 眠るのが怖かった
意識を失うことを 地球規模でやっているなんて 信じられる?

複雑だった生活を もう一度優しくすることは難しい
私の目が夢を 私の手が地面を それぞれ恋しく手放さないから
何度辞めようとしたところで辞められなかった

そうして出来上がったのが あまりにも眩しかった君だったのに
遠くであればまだよかった 遠くですらないところに行くなんて
ここにこの歌を残しておくことも 悲しいことになるなんて

追いかけてくる失敗 いつまでも いつまでもついてくる過ち
何も取り繕えなかった言葉を 早く 早く忘れたいのに
きっとぴったりここまで来るだろう 影のように 陰のように
メンテ

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