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[388] 白亜の森
   
日時: 2019/06/15 02:13
名前: 仮死魔さん ID:n5EXuieY

ここはどこでせうと小人が問うから

ここは森だよと僕は答える

森なら木があるはずだけど……、と戸惑う小人に

木はこれから生えるのさと笑う僕

木はこれから生えるのさ

種はとうの昔に蒔かれているのだから

木はこれから生えるのさ

これから蒔く種も僕のぽけっとに沢山あるから

ここはどこでせう

ここはどこでせう

ここは白亜の森

化石の生える、白亜の森


●   ●   ●   ●   ●

不定期更新、一言感想。

いままで書いた詩の中からいくつか取上げ、適当に感想をひとつ。

>>19    オンライン・ペルソナ

昔、ネット上の匿名について議論が交わされた時、「匿名は、時代劇で町娘を助けた浪人が『名乗る程の者でもありません』と言って去って行くようなものでしょ」と言っていた人がいましたが、いやいや、町娘を助けた浪人ならともかく、相手を傷つけて名も名乗らず去って行く奴はただの辻斬りだろうと、つっこんでしまいました。匿名はいわば、密告箱のようなもので、悪意を込めて一言書けば、簡単に相手を吊るし上げ、心を刺し殺してしまう。もちろん、匿名のおかけで助かっている部分はたくさんあるし、気兼ねの無い意見が言えるのも大切な事だと思う。けれどもね、人の目に触れるところに言葉を残したことに、責任は持って欲しいと思うのね。そりゃ、ネット上で実名まで晒せなんて、馬鹿な事は言わないけどね。ただでさえ、メールやラインのやり取りだけでも、言いたい放題になってトラブルになりやすいってのにね。まあ、ガラケーなのでラインできないんだけどね。長くなったので話を纏めますと、誰か私にスマホを買って下さいという事で。
メンテ

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白亜の森 ( No.110 )
   
日時: 2019/03/23 01:38
名前: 仮死魔さん ID:l6.NOw4c

  春はあけぼの


春はあけぼのと、清少納言は言うけれど
朝方はまだ寒い今日この頃
春は日差し穏やかな昼2時ごろが、いとおかし

夏は夜と、清少納言は言うけれど
夏の夜は蒸し暑くてかなわない
夏は夕暮れ時の海辺の風が、いとおかし

秋は夕暮れと、清少納言は言うけれど
夕暮れなんてどの季節でも素敵に決まってるじゃない
秋は雨で肌寒い憂鬱な朝が、いとおかし

冬はつとめて(早朝)と、清少納言は言うけれど
初日の出を拝む以外に早朝に用は無し
冬は同じこたつに入り、家族でうつらうつらする夜が、いとおかし
世間話に花を咲かせ、時間も忘れて、いとおかし

結論
このおばさまとは趣味があわない
メンテ
白亜の森 ( No.111 )
   
日時: 2019/04/13 01:58
名前: 仮死魔さん ID:cLO3sSFs

   理由

楽しいから
知りたいことがあるから
好きな人がいるから
夢があるから
美味しい物を食べたいから
心臓が動いているから

理由なんてものはそんなものだ

難しく考えても駄目で
簡単なように見えて、案外深い

理由が無くても大丈夫な人は
みんな、後ろを向いて歩いている
理由なんてばかばかしいと
歩いてきた道ばかりを眺めている
そして、ふと
哀愁にかられ、下を向く

理由を探す人たちは
みんな、下を向いて歩いている
どこかに理由が落ちてないだろうかと
必死に手探りをして、汗を拭う
そして、ふと
誰かに呼ばれ、後ろを向く

後ろを見て、下を見ても
理由はどこにも落ちていなくて
つい、誰かに聞きたくなる

――は何ですか
僕に――の理由をください、と

理由はどこにも落ちてない
後ろにも、あなたの足元にも

難しく考えても駄目で
簡単なように見えて、案外深い

生きてる理由は何ですか
僕に生きてる理由をください

そんな事、前を向いて歩いているうちにみつかります

なんだその安易な答えは
と、思っていたのに、ね
メンテ
白亜の森 ( No.112 )
   
日時: 2019/04/19 00:45
名前: 仮死魔さん ID:ZfBwlsOU

   おりがみ


あか、あお、きいろ
わたしのおりがみ

わたしはつるがおれません
さんかくにおって
また はんぶんにおり
それからさきがよくわかりません
わたしはおりがみに はさみをいれて
ゆきのけっしょうをつくるのがすき
けれども わたしのともだちは
つるはおれても
ゆきのけっしょうをつくれません

きん、ぎん、ぴんく
わたしのおりがみ

わたしは きんのおりがみがすき
けれどもあまり かずがない
わたしのともだちは ぴんくがすき
すきなだけ ぴんくをおって
なくなったら てきとうにぎんの かみをとる
ちょっとまって
わたしは ぎんもだいすきなの
あか、あお、きいろも
ぴんくもすきなだけあげるから
きんとぎんだけは わたしにちょうだいな

あか、あお、きいろ、たくさんの ぴんく
いろとりどりの つる

きん、ぎん、ぎらぎらの
ゆきのけっしょう

わたしはつるがおれません
けれども わたしのともだちは
つるはおれても
ゆきのけっしょうをつくれません

ともだちのつくった たくさんの つる
わたしのつくった すこしの ゆきのけっしょう

わたしは そのふたつをみて
ふふふ
と、わらった
メンテ
白亜の森 ( No.113 )
   
日時: 2019/05/08 03:53
名前: 仮死魔さん ID:kG7w83/s

   水底のサロメ


サロメは水底に沈んでいる
愛欲も、破壊も、絶望も
群青色の塊が鏡の様に覆いつくす

サロメは瞬きもせず
笑いもせず、媚びもせず
美しい裸体に碧い水を纏う

ああ、僕のサロメ
水底のサロメ

君の情熱が恐ろしくて
僕は君を水底に沈めた
君を水底に沈め
平常心を保とうとした

ヘラが怒りに満ちた顔で空高くから見下ろし
森は気の強いアルテミスが徘徊している
アフロディテは慈愛に満ちた顔で嫉妬に満ちている

そうするしかなかったのだ
そうするしか

けれどもサロメは
水底から手を伸ばし
決して媚びはせず
ただ、妖艶な瞳を奥底に湛える

ああ、僕のサロメ
水底のサロメ

思わず僕の手が水面を揺らす

ああ、僕のサロメ
水底のサロメ

触れた水の冷たさに
僕はふと、我に返る

ああ、僕のサロメ
水底のサロメ

決して誰にも知られてはならない
もし、誰かに君の事を知られた時
僕の首は君にあげよう
そして、血の気の無い僕の唇に
そっと、キスをしておくれ
メンテ
白亜の森 ( No.114 )
   
日時: 2019/06/15 01:15
名前: 仮死魔さん ID:n5EXuieY

   紅


ああ、終わっちゃうんだ
しんどいこともいっぱいあったけど、
楽しかったな
もう、最後なんだなあ

そんな気持ちの時
心の中は紅になる

紅色の人はどこか寂しい
遠くを見つめる目は優しくて
風景画の一部の様に、そこに佇んでいる

大好きだったテレビ番組の最終回
それが始った時の気持ちとも似ていて
長い間好きだった程
ああ、終わっちゃうんだという気持ちも強くて
紅の色はくっきりと、心に残る

紅の色が眩しすぎて
ああ、泣くのかな
とか、思うんだけど
これが意外と泣けないもので
涙は、紅が終わった頃
ふと、突然にこぼれだしたりするもので

今日も紅色の人が
たくさん、僕の前を通り過ぎる
今日だけじゃない
紅は、いつも、毎日、身の回りに溢れている

紅の人はどこか寂しい
でも、悲しいのではなくて
素敵な、煌いた目をしている

今日も素敵な紅を

そう心の中で呟いて
僕も、同じ紅色に染まる
メンテ

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