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[2392] ないものねだりとないものめぐり〜綺麗な化物と壊れた僕〜
   
日時: 2014/01/28 00:04
名前: ららら ID:/14C4GOA



異なる物異なる世界

それをふとしたときに僕は知ることとなる。

しかしそれは知ってはいけないこと開けてはいけないパンドラの箱。

それを僕は開けてしまった 。





あの少女と出会って。
メンテ

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Re: ないものねだりとないものめぐり ( No.2 )
   
日時: 2014/01/26 00:08
名前: ららら ID:kpRzy/hU

第一話「幕開」


チャイムが学校に響き渡った、もう下校の時間である。
黒崎碧はバックを肩にかけ教室の時計を見た。
時刻は4時である。
「この時間の電車は混むな…次のにするか…」
碧は溜息を吐き自分の椅子に座った、今日は学校に用事もないので早く帰りたい。
しかし極力混んだ電車は避けたい。
混雑した電車に乗るくらいなら待った方がマシだ。
碧はそう考える。
次の電車の混み具合まではわからないが少なくとも今の時間帯は混む。
碧はそう確信していた。
混雑しているのが嫌いなのもあるが何より碧自身の姿が原因だ。
髪が白髪なのだ。そして眼帯を左目にしている。
眼帯だけならさほど目立つことはなかっだろう。
しかしこれに白髪とくれば大分目立つ。
アルビノという訳ではない。
小学校の時に急に白くなったのだ。
夏休みの事故で何故か白くなった、そして片目がなくなった故にこの姿である。そしてその時両親も死んだらしいのだ。
らしいというのはこの時の記憶だけ何故か碧の中にはない。
一部だけ欠けているような状態なのだ。
しかし碧はそれが気にならない。何故か思い出そうとすると妙な不安感に襲われるのだ。
そんなものを思い出す必要はないと思えてしまう。
それが自分ごとでありながら碧は腹立たしかった。
そんな事を考えていると
「おい!!しろ!!さっきからよんでんですけど」
嫌な声が聞こえてきた。
うわ…篠原一郎だ…碧は再び溜息を吐く。
碧は一郎が嫌いだ。一郎はいわゆる不良、ではないがかなりの屑である。
女は金と自分の欲の為 影で過激ないじめを行うなどである。
高校一年生の時に絡まれて返り討ちにしていら
「…その犬みたいな呼び方やめてくれたらな。」
メンテ
Re: ないものねだりとないものめぐり ( No.3 )
   
日時: 2014/01/26 00:21
名前: ららら ID:kpRzy/hU

高校一年生の時に一郎絡まれ返り討ちにして以来何かと絡んでくる。
しかもいつも上から目線だ。恐らく負けた事を認めたくないのだろう。
一度奴の下っ端と間違えられて死にたくなった。
「…その犬みたいな名前で呼ぶな…そしたら答えてやるよくそったれ」
碧は小さく呟き一郎をにらんだ。
メンテ
Re: ないものねだりとないものめぐり ( No.4 )
   
日時: 2014/01/26 00:22
名前: ららら ID:kpRzy/hU

パスワードを忘れてしまいました
見にくくなり大変申し訳ございません。
メンテ
Re: ないものねだりとないものめぐり ( No.5 )
   
日時: 2014/01/26 14:18
名前: ららら ID:kpRzy/hU

第二話「横暴」


「お前さ、調子乗ってない?あん時の事ならまぐれだかんな?」
「…そうだね…あの時はまぐれで、お前のが強い。」
「あ?そんな事分かってんだよやっぱ調子のってんじゃね?白のくせに」
最悪な空気の中で碧と一郎の会話は続く。時刻は5時前だ。
教室内にはもう半数も残っていない。
もう外も青からオレンジ色に変わってきている。
碧も帰りたいとは思うが一郎がそうはさせない、
一時間程 一郎のいじめ自慢や女自慢の話が続いた。
「お前にこんなこと出来るわけ? 何も出来そうねえよなお前」
下品に笑いながら一郎は続ける。
「まっお前にこんな度胸ねえしお前がやったら本当に犯罪者だもんな。」
「お前よくそのなりで生きてるよな、俺なら自殺してるよ。」一郎は止まらない。
本当に殴ってやろうかとも考えたが教室は無理だ、人目に付く、碧はそう言い聞かせ我慢する。
そういうところを度胸がないというのだろうか、碧にはわからない
要は自分はお前には出来ないことも出か来るお前より上と言う事を言いたいのだろう。
腐っている。しかしいじはめを止めたりしたわけではないし正直他人事なのだ、そう思っている自分はこいつとさして
変わりはないんだろうと碧は考えてしまう。
「お間のそれはやっててかっこ悪いって思ったことないの?度胸とか偉そうにほざくな。」
碧は小さく呟く。
「……あ?何お前?俺が度胸なしなカスって言いたいわけ?」
よくわかってるじゃん。碧は拍手を送りたくなる。
「そうはいってないけど…」
碧は続けようとしたが
「…おい、ついてこい…ちょっとしろのくせにお調子乗りすぎ」
一郎が立ち上がり声を荒げて言う。
「嫌だよ…面倒いし時間ない…」と碧が言う。
一郎は机を勢いよくけり「お前の事なんか知らねえよ。」と言った
数人の生徒が驚いてこっちを見る。
勘弁してくれ…碧は溜息を吐く。人に見られるのは嫌いだ。
「おら、来いよしろ。」
「…わかったよ。」
碧は観念し椅子から立つ、教室から出る途中クスクスと笑い声が聞こえた。
「…案外腐ってんのは俺らだけじゃないのね。」
碧は小さく呟き教室をでた。時刻は5時過ぎである。
メンテ
Re: ないものねだりとないものめぐり ( No.6 )
   
日時: 2014/01/27 23:07
名前: ららら ID:dz9zX6Tk

第四話「逢魔刻と謎の洋館 其ノ壱」



「ねえ、いつまで走んの?」
「お前は黙って外でも見てろ。」
碧は一郎の車に乗せられ山の中を走る。一時間は走っただろうか。
まさか山まで来るとは…想定してはいたが嫌になる。碧はため息を吐く。
それに加えこんなやつでも運転は出来るのだな思いながら碧は携帯を見る。時刻は6時前である。
碧はそれとなく周りの確認をした。
山は比較的高く道路はガードレールはあるもののその先は崖のように急で落ちないか内心不安でもあった
結構山奥まで来たようだ。
山の中といっても舗装された道路を走っていたので道に迷う心配もないが
が、学校から1時間近く車で走ったところからどうやって帰ろうか。
碧はそれを考えていた。一郎が無事自分を返すとも思えない。
それと恐らく向かう先には何人かいるのだろう。
そうでなければ一度負けた相手を呼ぶこともないだろう。
そんな事を考えていたおかげであまり気にならなかったが
崖の下の森林の中に大きな洋館の屋根のようなものが見えた気がした。





薄い赤を残して空は藍色に染まりつつある。
「おら着いたぜ、降りろ。」一郎は下品に笑う。
碧は周囲を堪忍する
そこは道路のカーブの横にできた広場のようなところだった。車の休憩所か何かの場所だろうか。
自動販売機と案内板があるだけだが。車も何台かとまっている。
一郎の車の後ろはガードレールがありその後ろは坂になっていた。
「何すんの?こんなとこで。」わざとらしく碧はたずねる。
一郎は下品に笑い。こういった。
「お前に教育してやるんだよ。先輩!」
よく見ると止まっている向かい側の車の中に人がいたようだ。
「…お前、可愛いツラしてんな…ばっちし可愛がってやるからな…」長身でガタイのいい男が言う。
「そうですか…ほなさいならっ!!!!」
碧は勢い良く一郎を殴った。 一郎はそれに合わせて勢い良く飛んだ。
先輩らしき男がそれにひるんだすきに碧はガードレールまで走りガードレールを飛び越えて坂を一気に下って行った。
それにしても予想外だった。まさか一人とは。
逃げられないとでも思ったのか、碧は呆れる。
後ろで2人が何か叫んでいる。
振り返って見たところどうやら足を挫いたらしい。
どこまで間抜けなんだ、碧は呆れて声も出ない。構わず碧は逃げた。

しばらく走って二人の声がまったく聞こえなくなったことに気がついた。
「…あれ……?ここは何処だ?…いや、最初から知らんども…」
碧はどうやら迷った様だった。再びため息を吐く。今日で何度目のため息だろう。
「…大体山なんで来るんじゃなかった…帰れば良かった。」
そう呟きふと思い出す。
「そういえば前もニュースで遭難者が発狂して見つかったとかあったじゃん…
勘弁してください…」
碧は暗い森の中を愚痴をこぼしながら1人歩く。
メンテ

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