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[2386] another world -アザレス編-
日時: 2015/05/24 16:59
名前: ID:rsJIt4gY

お久しぶりです
雫井 煌として活動はじめました
うへーい><
小説が書きたいと思いはじめて行きたいと思います
よおろしくお願いします

今回の作品は
うちの子メインです
アザレスといいます
ヴァンパイアになりそこねた堕ち人
(おちびと)さんです。

彼の話を書いていこうと思います

登場人物 >>1
話 >>2 >>3 >>4 >>5
>>6 >>7 >>8 >>9 >>10
>>11 >>12 >>13 >>14 >>15
>>16 >>17
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Re: another world -アザレス編- ( No.13 )
日時: 2014/06/03 20:24
名前: R+ ID:8mT16DOE

-12-

緊迫した空気。だがそれを破ったのは
意外にもクリス王だった。

「甘いのは貴様だ!」
「くっ!」

クリス王はあっさりナイフを奪い逆の立場となったのだ。
アーシアは小さく笑う。

「やっぱりな・・・」

遠くの柱に寄りかかりアザレスはつぶやいた。
やはり心配でついてきたのだ。
匂いでわかる。強さが。半径3キロ内にいる人物の匂いで
強さが分かってしまうのだ。

アーシアももちろん強い。
それはよくわかる。

クリス王は問いた。貴様は何者なのかと。
だが男は何も喋らない。

「はけ!」
「いうかよ。ばーか!」

クリス王は男の喉にナイフを近づける。
首に達すると肉をえぐっていった。
血がだらだらとたれていく。

「ぐっ! じゃぁな!」

爆音と同時にアーシアが動いた。
男は窓にあたり吹き飛びクリス王は軽傷。
男は自爆したのだ。
間一髪、アーシアが気づき
男が自爆したのを見て吹き飛ばしたのだ。

「クリス!! 大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。アーシア、ありがとう!」

その様子を見てアザレスが舌打ちする。
そして隠れていた柱を思いっきり殴った。
あっさり見つかり包囲されてしまったのだった。


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Re: another world -アザレス編- ( No.14 )
日時: 2014/06/10 20:47
名前: R+ ID:N5zT7kOI

-14-

「すまない・・・」
「いいのよ。しょうがないじゃない」

国王直属の馬車でアザレスとアーシアが喋っていた。
見つかったときにアーシアに助けられていたのだ。
ハッと気づいた時には遅く、多くの兵士に囲まれていた。
アーシアが気づきあたりは静まったが、アザレスはとんだ失態をしたのだった。

「でもついてきているなんてどうして言ってくれなかったの?」
「べ、別に。そうだな、あえていうならお前だけじゃ弱いと思ってな」
「なによ。もう! 私だって風使いの端くれよ! 負けないわよ!」
「はいはい」

膨れているアーシアはほうっておき自分は眠りについた。
色々有り考えたいことが山ほどあったが、疲れていた。
昔は暗殺業で忙しく眠る暇もなかったからだ。
眼光は鋭く、血まみれでけもののように狩っていたのだ。

「アザレス・・・」
「ん?」
「ついたわよ」
「あぁ」

家に行くと馬車は何事もなく去っていた。
リリが出迎えて・・・くれず猫はシャーっと鳴いた。

「リリ!」
「ご飯やらなかったから怒ってるんだろう?」
「全くその通りよ・・・、あー、ごめん。謝るから怒らないで!」

突然リリは大人しくなり見上げていた。
何を? アザレスを。
アザレスはというとカーテンが半開きになった窓を凝視していた。

アーシアもなにかしらと窓に近づこうとするとダメだとアザレスが止めに入り
音もなく窓際によるとそっと外を覗いた。

「誰かいるの?」
「いる。数からして5人か」
「なんで?」
「つけてきたんだろう・・・。お前を」
「え?」
「クリス王を狙うやつだ。相当な気持ちじゃなけりゃ殺せない相手だ。
それをいとも簡単に阻止したんだ。どんな奴か気になるだろう?」
「どうしよう・・・!」
「まぁ、直にカタを付けるか」
「アザレス?」

すっと瞬間移動で壁に張り付いた。
壁と全く見分けがつかないような技である。
男たちはニヤニヤしながら窓めがけてダイナマイト片手にいつ投げようか
考えていた。

「動くな・・・。殺すぞ」

ひとりの男の影に入り背後を襲った。
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Re: another world -アザレス編- ( No.15 )
日時: 2014/06/10 21:13
名前: R+ ID:N5zT7kOI

‐15‐

影に入ると身動きがとれなくなる。
息もしにくいのだ。

「どうした?」
「ハッ! ハァ! ・・・助けてくれ!」
「シャドウクイック」

血が飛び散り首がごろりと落ちた。
それを目にした四人は後方に仰け反る。

「逃がすか!」
「レイ様! 助け・・・、ぐあ!」
「レイ?」

すると背後から何かが飛んできた。
木に刺さる。間一髪よけれた。
みるとナイフが三本綺麗に縦に並んで刺さっていたのだ。

「まじでか・・・」

ナイフを手に取るとクナイだった。

「同じ業者か・・・」

突然、背後を取られた。息ができなくなる。
同じ技で返された。

「よぉ、同じ技で返される気分はどうよ? 坊や?」
「!! お前、何者だ?」
「忍びだ。聞いたことあるか?」
「シノビ?」
「ないか・・・俺たちはあいつらに復讐するために鍛えられた部隊だ。
だが、まさか同じような苦しみを味わった奴がいるとはな」
「お前たちとは違うな。次元が違う」
「ほう・・・」
「いい加減姿を現せ!」
「ふん!」

すうっと霧状になりクナイをアザレスの首元に抑え現れた。
アザレスもレイの首元にナイフを・・・

「名は?」
「そっちからするべきじゃないのか?」
「ふん、俺はレイヴァンス・ハリー」
「アザレス・アヴァンピストスだ。何をしようとしてる?」
「消し去るためだ。あいつらをこの国から消す」
「それなら俺も協力してやってもいい」
「は? どういうことだ?」

静まり返った森。アーシアが出てきた。

「アザレスゥー・・・?」

アザレスは頭を抱えていた。
そしてレイの標的はアーシアに向けられた。
クナイはアーシアめがけて飛んでいく。

悲鳴を上げる。
刺さる寸前にアザレスがナイフで弾き、そして!

「サンダー・リヴァイアサン!」

青色の瞳が十字架の模様に変わりアザレスの前には魔法陣が組まれており
そこから巨大な蛇が出てきた。それは青色の雷を纏いレイに襲いかかった。
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Re: another world -アザレス編- ( No.16 )
日時: 2014/06/13 16:10
名前: R+ ID:cE7xL9RY

‐16‐

間一髪、レイは逃げたようだ。

「なんで出てきたんだ?」
「戻ってこないし、心配になって・・・」
「俺がそんなに信用ないか?」
「そ、そんなことないわ」
「まぁとりあえずご飯だな」
「え?」

そうすると腹の虫が鳴いた。
アザレスの腹が・・・。

ちょっと顔を赤めてそっぽを向いた。
くすりとアーシアが笑った。

「しょうがない。今日は私が・・・!」
「待って、俺がやる! 早まらなくていい」
「えー!?」

リリは床で丸くなっている。
お腹いいっぱい食べたんだろう。

美味しそうなご飯が出てきたので
アーシアは喜んでいた。

「きゃー。美味しそう!」
「ふん」
「ふふ・・・」
「何がおかしい?」
「別にぃ」

アーシアは無視してご飯を食べ始めた。
そろそろワインが切れてきたようで買い足しに行きたかったが
今の状況では買いに行けない。

窓の外に防御壁をはったほうがよさそうと思い
急いで張り巡らせた。

その夜中のことだった。
胸苦しくなり目が覚めた。
これ以上のない苦しさだったのだ。
喉が渇くというか・・・。
ふっと水でも飲んでこようと思い立ち上がる。
暗闇でもどこに何があるかぐらいわかるのだ。

たどり着いたのはアーシアの部屋だった。
アザレスが欲していたもの。それは血だった。

「ふにゃ? アザレス、なんで?」
「ハァ、ハァ。ダメだ。できない・・・」
「なに? どうしたの?」
「来るな! 近づかないでくれ!」
「泣いてるじゃない。大丈夫?」
「よせ! くっ・・・」

アザレスはその場に倒れた。
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Re: another world -アザレス編- ( No.17 )
日時: 2015/05/24 16:58
名前: ID:rsJIt4gY

気づいたころには朝になっていた。
まだ喉の渇きがいえない。
このままでは直に死ぬかもしれないと思う。
そんなアザレスをよそにアーシアは顔を
覗き込んでいた。

「大丈夫?」
「大丈夫だ…」

無理をして隠したまま立ち上がろうとしたが
足元がふらつきベットにしりもちをついた。

「ジジからもらってきたの。飲んで…」
「何だ? これは…」
「血よ。アザレス専用の薬とか言っていたわ」
「いらない」
「だめよ。無理しないで。ほしいくせに」
「くそ」

アーシアから薬を奪い、一気に飲み干した。
いろいろな動物の血だった。
アザレスは得体の知れない血を飲んでもそれが何の血か
わかるのだ。

自分がほしいのは血だが。人間の血とはちがうのだ。

「風使いの仕事に行かなきゃ!」
「一人で行く気か?」
「何言ってるの? 私は強いわよ!」
「レイの仲間に捕まったら殺されるぞ」
「じゃどうするのよ?」
「俺も行く…」
「え?」
「いやなのか?」
「いやじゃないわ。いいの?」
「血のおかげでだいぶよくなった」
「そう。よかった」

朝、早くに出かけた。今日の天気は
あまり思わしくない。雨が降りそうだった。
しかも妙な気を纏っていた。

「!!」
「どうしたの?」
「気をつけろ…」
「何かいるの?」
「あぁ…レイの匂いがする」
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