ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
[2385] ×ゲーム 〜バトル・ロイヤル編〜
   
日時: 2013/02/01 22:19
名前: 悠介 ID:FzaHjycg

 第1章 ゲーム開始


 第1話 完全な密室

 ………………………………
 沈黙が全てを支配していた。
 神田康介は、背中にゴツゴツとした感触を覚え、起き上がった。
 此処は何処だ?
 俺は確か、自分の部屋のベッドに入っていた筈だが……。
 其処は、学校の教室の様な所だった。目の前には大きい黒板。硬い木の床。ボロボロになった机。学級掲示板には、昔のカレンダーが。木の天井に取り付けられた何本かの蛍光灯は、近代的な光を放っていた。
 横には、同じ木の床に寝ている女性。その女性の横にも、1人の男性が居る。その男性の横にも……。そして一巡して、其処には自分が居る。つまり、6人の男女が円になって寝ているのだ。
 何故こんな所に居るのだろう。
 康介は訳が解らなかった。
 その時、横の女性が起き上がったので、康介は女性の素性を訊く事にした。
「貴女は?」
 女性は、康介と同じ様に周りを眺めてから、
「私は、相田智美。貴方は?」
 と康介に訊いた。康介は素直に「神田康介」と名乗った。
「何故こんな所に居るんだろう? 全く身に覚えが無いんだが……」
「私もよ。まさか……何かの事件に巻き込まれたんじゃ」
 相田は、顔を強ばらせた。康介は答えた。
「無差別に俺達を選んで拉致したんなら知らないが、俺達を狙ってなら全く知らないんだ。誰かに恨まれる筋合いも無いし……どういう事なんだ?」
 康介は首を傾げた。相田は立ち上がり、教室の出口に向かった。
「先ず此処から出ましょうよ。話にならないわ」
 相田は言った。康介も相田の元へ向かい、一緒に扉を引いた。
 ……開かない。
「……え?」
 康介と相田は、有り得ないと言った表情をした。そして、もう一度力任せに引いてみる。
「……クソッ! 何で開かないんだよ!」
 それでも諦めず、押したり、逆方向に引いたりしたみたが、ピクリとも扉は動かなかった。
「ハァ……ハァ……本当に閉じ込められちまったのかよ……」
「鍵が反対に付いてるみたいよ。開ける事は不可能だと思う」
 何故そんなに冷静なんだと問いたくなるが、今はそんな事をしている間ではない。
「やっぱ拉致されちまったのか?」
 康介の頭は混乱状態に陥った。いわゆるパニックになった訳だ。だが横に居る相田は、大して堪えていないらしい。手を頭に当てて、考え込んでいる。
「クソ! 全くどうなってんだ?」
 先程から言っている台詞をもう一度言い、着ていた上着を脱いだ。だんだん暑くなって来ている気がするのは、気のせいだろうか。
 その時。
 ウアアアアアアアアアア!
 物凄いサイレンが鳴り響き、康介と相田は顔を上げた。寝ていた者達も、飛び起きる。
 それに続き、機械の様な、こんな声が響いた。
『皆様には、これから×ゲーム(バツゲーム)をやって貰います』
「×ゲーム……?」
メンテ

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

Re: ×ゲーム 〜バトル・ロイヤル編〜 ( No.1 )
   
日時: 2013/02/02 17:47
名前: 悠介 ID:MiIoD/tI

 第2話 ヤリの×

「×ゲームって何だよ……」
「何で俺達を此処に閉じ込めやがった!?」
 寝ていた者達が、口々に叫ぶ。康介と相田は、黙って機械の声を聞いている。
『申し遅れました。私はゲームメーカーです。宜しくお願い致します』
 ゲームメーカーは、質問に答える気配は無い。寝ていた者達は諦めず、「答えろ!」と言い続けている。
『×ゲームは、プレイヤー全員強制参加です。途中棄権は出来ません。ゲームをクリア出来なかった場合、それに値する“×”を与えます』
「どういう事だ……」
 康介は不意に呟く。相田はずっと黙している。
『では、第1ゲームを発表致します。第1ゲームは【椅子取りゲーム】です』
 椅子取りゲーム……とは、あの椅子取りゲームか? 康介は、平和にゲームを行う幼稚園児の姿を思い浮かべた。だが目前の光景を眺め、そんなイメージは消え去った。
『ルールは簡単。この部屋に置かれた5個の椅子を6人で取り合います。このゲームでは2人が脱落します。1回戦終了後、椅子を1個減らします。イカサマは絶対禁止とします』
 教室なので、椅子は充分ある。この中から6個を選んで、ゲームを行う。
『それでは、準備を行って下さい』
 ゲームメーカーは、冷酷に俺達に宣告した。だが、1人の中年男性が、
「ちょっと待て!!」
 と叫んだ。康介達は中年男性の方を向いた。
「何だか知らねえがよ〜。×ゲームとか椅子取りゲームとか吐かしやがって……ふざけんなよ! とっとと俺達を外の世界に戻せよオイ!!」
 中年男性の額には青筋が立ち、相当激怒している様だ。ゲームメーカーは、何も告げて来ない。
「おい! 何とか言えっつー…………」
『私に反抗したプレイヤー・渡久地秀明に、【ヤリの×】を与えます』
 ゲームメーカーは、静かにそう告げた。部屋中が、凍り付いた様な気がした。
 何だこの悪い予感は……。康介はただただ不安だった。【ヤリの×】とは何だ……? もしかして……。康介は、周りをグルリと見渡した。……大丈夫だ。何処にもヤリが発射される様な穴は無い。一体どうなるんだ?
 その時。
 ザクリ。
 鈍い音がし、その後絶叫が響く。これは――。
 康介は反射的に、中年男性――渡久地秀明の方を向いていた。……其処には。
「ギャアアアアアアアアアア!!」
 何と、渡久地の居た真上から、ヤリが飛び出し、渡久地の脳味噌に突き刺さり、腹を上から貫通して股からヤリの先端が飛び出ていた。
 暫く、部屋には絶叫だけがコダマしていた……。
メンテ
Re: ×ゲーム 〜バトル・ロイヤル編〜 ( No.2 )
   
日時: 2013/02/09 18:07
名前: こぎつね ID:ZApP3mhw




山田悠介に憧れてるんですか?
「×ゲーム」っていう書籍や映画があったはずだけど。
本家がどんなストーリーか分からないから口出しは出来ないけど
せめてタイトルだけでも変えたら?
メンテ

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
パスワード (記事メンテ時に使用)
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存