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[2383] 図書館から逃げて
   
日時: 2012/10/07 13:55
名前: 市夏 ID:5yn//wk.

俺の性格はどんなか


客観的にどう見られてんのか


軽薄?傲慢?奔放?


分かんねー

でも、俺はそんな性格では無くてだな…


地味で根暗で

つまり、普段の俺はただのイミテーション


出来るだけ面倒事は避けて生きて行きたい

そう考えていると、いつの間にか話の中心でバカやってる自分がいて

このままでいいのか半信半疑

自己嫌悪に陥ることもしばしば…


でも、何の問題も無く進んできた中学生生活

ただ、もうゴール間近のこの三年生で


次々と俺の前に問題が―

しかも、それは全部図書館に関係する…


とにかく。

図書館から逃げなくては…


メンテ

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Re: 派手と地味 ( No.2 )
   
日時: 2012/09/30 17:32
名前: 市夏 ID:BWwNQjhY

小学生のころ

派手と地味のグループにクラスを半分に分け

地味方に「ジミーズ」という名前を付け、担任に叱られたことがあった


そりゃ怒られるよな

いくらなんでもネーミングセンスが乏しすぎる

ただ、そこでは無くて

人はなぜそこまでして格差を付けたがるのだろう


そんなに幼いころから

自分が上と言う優越感が味わいたいからか?

おそらく違うだろう

きっと、その名前を付けてはしゃいでいた小学生は

自分が地味というレッテルを張られたくなかったから

未然に自ら地味、派手を区別し

自分を派手に分類したんだろう


きっとそうだ

名前を付けた当人が言っているのだから間違いない




第二話「地味と派手」


このクラスは多田芹奈という女子生徒中心の女グループと

大江真矢という女子生徒を中心としたグループに分かれる

どちらも言わば「派手」な女子の集まりだ


「何!? 文化祭の出し物はお化け屋敷でしょ!?」

「何言ってんの? 美術部の作品展ってことで意見は固まったはずでしょ?」

「聞いてないんですけど?」

「だったら鼓膜破れてんじゃない?」


文化祭は11月だぞ?

なんでもうそんな話引っ張り出して喧嘩してるんだ…

なんだかんだ理由を付けて喧嘩したいチンピラと同じ類だとしか思えん


その二つのグループはどうも仲が悪い

だから、グループが分かれているんだろうが



俺の中学には11月上旬に文化祭をやる

んでも、高校と違ってそこまで盛大にと言う訳では無く

合唱の部と文化の部の二つがあって。

一日目は文化の部。店なんかをやって盛り上がるんだ

ただ、食べ物を扱う模擬店なんかは禁止で。だから質素なもんだ

毎年お化け屋敷か、作品展か、その辺に偏る

そんな中でももめごとが起きるんだから大したもんだ




ところでだ

こう言う時、派手な女子たちは色々と意見を言うが

地味目な女の子たちはどう思っているんだろうか


学校行事を楽しいとは思っていないんだろうか?


そこで文化祭実行委員の俺はこんな提案をした


「帰りのHRで全員にアンケートを取ろうー 多数決も兼ねてさ」

異論はなかった


これによって地味子ちゃんたちの意見も聞ける

どんなことを書くのか少し楽しみだった


「無記名で結構!開票は俺一人でやるから気にせず何でも書いてくれー」

俺はそういった。


女子が開票するとしたら…と心配して周りに合わせてしまうのを避けるためだ



ウチのクラスは体育祭は男子中心、文化祭は女子中心といった風潮がある

男子の意見などあって無いものだということを一応ながら言っておこう



投票を終えた

そして、生徒は下校




俺も家に帰った


そして、夜10時過ぎ

開票を始める

「お化け屋敷、お化け屋敷、作品展、モザイクアート、作品展…」


大体同じ意見だった

お化け屋敷が優勢だなと思っていた時、一つ気になるものがあった


「さ 963」

ん?

俺は何か分からなかった


「なんだこれ?」

とりあえずグーグルで検索をかける

が、それらしい答えは無かった


無記名を要求してしまった以上誰が書いたのか分からない

とりあえず無効票として引き出しにしまった


気にはなったが、開票を続ける

そして

「お化け屋敷で決定か…」

大きく手を挙げ体を伸ばす



ふー。

仕事を終えた俺は

電気を消して、ベットへ飛び込んだ


ポケットのケータイを確認する


「新着メール…? だれからだ? 気づかなかったな」


「ゆういー。明日一緒に帰ろうよー 話したいことあるし」


暗い部屋でケータイの光だけが俺を照らす


「あいよ 校門で待ってる」


俺は返信して、そのまま眠りについた
メンテ
彼女がいない世界 ( No.3 )
   
日時: 2012/10/07 13:36
名前: 市夏 ID:5yn//wk.

安達萌夏

彼女が僕の世界の中にいなかったとしたら



俺は淋しくも、自由な感覚に陥った



第三話「彼女のいない世界」


「おまたせ」

校門の前でぼーっとしていた俺に誰かが話しかける


「おう」

顔をあげるとそこには見慣れた顔があって


「帰りましょうかー」



そうだ。

まずはじめにその誤解を解いておこう

俺と萌夏は付き合ってない


だが、友達とも違う


彼女は俺に思いを寄せてくれているんだ

嘘じゃない


いや。嘘のような話だ

学校のマドンナ的存在で、みんなから好かれる3‐Cの美少女。安達萌夏だからな

二年生のころは同じクラスだった。

お互い思いを寄せあう時期もあったが、俺がどうも踏み込めなかった

すごくいい奴だし、頭も顔も性格も何もかも良い。良すぎて引くくらいだ

だったら、何で付き合わないのか

案外そんなもんじゃないか?

釣りあうか心配になる。俺でいいのかってな

時折考え込んじまうのがどうも面倒で

付き合ったらもっと色々考えるんだと思うと

どうも踏み込めない訳で…


でも、踏み込めない理由はこれだけじゃないんだ


俺には親友って呼べる奴がいる

仲がいいとか、もうそういうレベルじゃない

半分家族みたいなもんで、ずっと一緒にいる 

お互いのことは何でも分かる


三好田文紀

ユウフミコンビは幼稚園のころからそりゃあもう有名だった

踏み込めない理由はフミにあるんだ。

あいつは俺に何でも言うし、俺もなにも隠してることなんてない

ただ、暗黙の了解で伏せてることが一つだけある

フミが萌夏のことを好きだということだ

なんとなくわかる

それを知って、こんな中途半端な気持ちでは付き合えない

だから、俺は彼女の気持ちに背を向けている






彼女がいない世界

それは何の弊害もない平和な世界

しかし、平和が必ずしも自分の心を満たすかと言ったら

きっとそうではないだろう
メンテ
連想 ( No.4 )
   
日時: 2012/10/06 00:06
名前: 市夏 ID:URHaU3w2

国語のテストがあった


「いささかの活気もなく。いささかの意味を答えろ」

ん?いささか…

どういう意味だ?



第四話「連想」


いささか…

まずどんな時に使う言葉なのかを考えてみる

「…ダメだ、某アニメの隣のおじいさんしか出てこん…」

いささか… いささか

どうしてもわからない。

だったら、サ●エさんの作者の気持ちを考えてみよう

なぜあのキャラに「いささか」と言う苗字を付けたのか…

そもそも、いささか先生はどんなキャラだ?

いつも原稿に追われてる、隣の家の人、ノリスケ…

意図がさっぱりわからん

そして、問題文は「いささかの活気も無い」と書かれている…

「原稿にいつも追われているの活気も無い」これだとあまりに無理がある

「ノリスケの活気も無い」これは明らかに反れ過ぎた…

ノリスケとあの人はどういう関係なんだ?

ノリスケはかなりの適当な人間に見えるが、あの人はどうなんだ?

「ものぐさ」と言う意味では… なさそうだ。


まず、「活気」という言葉自体が当てはめにくさを増大させている

「いささかの元気もない」これで行こう

どう元気が無いんだ? 

これから、原稿書く元気もない→書く気力が無い→めんどくさい

つまり、「仕事をする元気も無い」と言うことじゃないか?






テストの返却日、

いささか自信があった俺は案の定気持ちよく打たれた“ピン”に苦笑いを浮かべるのだった
メンテ
Re: ジャックオーランタン ( No.5 )
   
日時: 2012/11/10 21:06
名前: 市夏 ID:YKJrqVwg

ハロウィンってのは日本にはそこまで大きなイベントでは無くて

俺が住んでるところではほとんど実施されてない

街が9月から〜10月にかけてそれっぽい雰囲気にはなるが

厳密にいつかとかは分からない

クリスマスだのバレンタインだの

外国のイベントごと事ある毎に便乗して

忙しいったら無い


まあ、そのたびに楽しんでいるから悪くは言わない


話もどってハロウィン

小学校のころ英語の体験授業みたいなのがあって

そこで、「ジャックオーランタン」ってのを習った

聞きなれない言葉となんかかっこいい語呂から俺らのグループはそう名乗るようになった

ああ。話が飛びすぎたな

俺らのグループってのは

当時からの親友、フミとそのころ好きだった彩花ちゃんとその友達の四人で編成していたチームで…

活動内容も無くやたらグループ作るのが流行ってて…

メンバー帳とか、同意書とか。赤ペンで手を塗って指紋まで押した


思い出話をしようと思った訳じゃなくて

そのあと俺とフミは同じ中学に行き、彩花ちゃんは違う私立中学に行った。

それがこの前たまたま出会ったら、すごい可愛くなってて


驚いた。

彩香ちゃんは私立の中学に中学受験してお嬢様学校に通ってたから、まったく会うことがなかった

しかし、たまたまマックで会ったのだ

「あれ?彩香ちゃん?」

「ん?…おー! 優くん!」

「すげぇひさしぶりじゃん!!」


話は弾んだ

かれこれ三年会ってないからな

顔も大人っぽくなって、すっかり女性になっていた。

思い出話に花を咲かせていると一緒にいた萌夏がつまらなさそうにコーラをブクブクさせている。

「彼女さん??」

「え、あー」
なんと説明したらいいのか、一瞬ためらい言葉に詰まる

すると
「そーです。私たち付き合ってるんです」
と被せるように萌夏が

「そーかー。優くんももう中三だもんねー。」

「なんだよ、そのおばさんみたいな口調は」

「羨ましいなーって思ってさ」

「…萌夏は彼女じゃないよ、彩香ちゃんは彼氏いないの?」

萌夏はふてぶてしく座っている

座席は俺と萌夏が向かい合っていて、隣に彩香ちゃんがいるという感じだ


「嘘だー。カップルにしかみえないよ 彼氏は…いないかなー。」

萌夏がにそっとわらいながら窓の外を見る

「彩香ちゃんならすぐ彼氏できると思うけどなー。」


「うーん。うち私立でしょ?共学だけど半分女子校化してるんだ。だから出会いとかなくて。」

「そっか。」

なんか、今の俺凄いモテ男だと思われてんじゃねーかな。こんなかわいいこ二人とも一緒にいて。

ひとしきり会話が終わり、彩香ちゃんが帰るようなのでさよならを言った、


「んじゃ、またね」

「うん。今日は楽しかったよ」

「うん。これさ、私のメアド。もっといて また会いたくなったらメールしてね!」

「…う、うん!」

そう言って去って行った

昔から天然はいってて、ボケなのかマジなのか男心をくすぐるのが病的にうまい。

暫し浮かれた表情をしていると萌夏が頬を膨らましていう

「ゆういモテモテですねー」



今日は懐かしいことをいくつも思い出す日だった。

少し昔の気持ちを思い出した

大きく揺れた気持ち。


「ばーか。拗ねんなって」

何故か凄く変な笑がこみ上げてきて。

俺は笑いながら言った






メンテ

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