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[2347] 死の前奏曲
   
日時: 2012/08/19 12:31
名前: ミミイ◆8zBdnxDwSc ID:XCzagB1.

★ご挨拶★


初めまして。私はミミイと申します。
ホラーものを筆跡するのは初めてですので、怖いかどうかは不明です。
そしてドロドロ! ドロンドロンです。注意点です。
でも、一生懸命筆跡致しますので、応援よろしくお願い致します。
暖かく見守っていただければ幸いです。


★ご挨拶★
★エピソードファイル&外伝ファイル♪★


>>002  前奏曲

第一章 ―― 一族という名の檻の中で ――

>>003->>009
>>003 一話  >>006 二話  >>007 三話  >>008 四話  >>009 五話 

第二章 ―― 空白の五年間 ――

>>013-
>>013 六話


★エピソードファイル&外伝ファイル♪★
★なんとか記念日とかいう奴ですね。★


小説筆跡開始記念日 : H23・3・18・金
タイトルロゴ完成記念日 : H23・5・15・日


★なんとか記念日とかいう奴ですね。★

小説についていろいろ語るブログ。
どめすてぃっく☆くいーん!
頭文字をとるとDQになるっていうね。
メンテ

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Re: 死の前奏曲 ( No.12 )
   
日時: 2011/06/04 14:14
名前: ミミイ◆8zBdnxDwSc ID:bQ0GEcOk


 コメントをお返しします。



◆神山 円様



 こちらこそ、はじめまして。
 
 いえいえ、私なんてまだまだです。でも凄く励みになります。
 一人称で書く小説はこれがはじめてですので、自分自身でも気にいっている作品でもあります。
 ……だから褒めてくれると超嬉しいッ! 

 ん? 私の別の部分が顔を見せたみたいです。なんかごめんなさい。

 大学生! 私は大学に行けるかどうか不安ですよ。ああ、その前に高校という魔王が潜んでいましたね。
 神山様の小説もそのうち拝見できればいいな、なんて思いつつ。

 お心遣い、感謝いたします。ありがとうございました。





◆凪様



 お久しぶりですね。再び来てくださるなんて。嬉しい限りです^^/
 
 結構進みましたね……と思ったらまだ三話くらいですね。にゅう、本来なら二章が終わっている頃なのに(
 わあ、ありがとうございます! タイトルロゴはあまり書きなれていなくて、自信はなかったのです。
 かっこいいだなんて、もったいなきお言葉を。一応、私は美術部所属なので下手な方ですね(ぁ

 ありがとうございました。頑張ります。
メンテ
Re: 死の前奏曲  六話 ( No.13 )
   
日時: 2011/07/15 14:40
名前: ミミイ◆8zBdnxDwSc ID:.zt2Cv4w


 第二章 ―― 空白の五年間 ――




 俺はその表情をうまく隠せただろうか。まさか、こんなことになるとは思わなかった。いや……予測はしていた。しかし、こんなに早く効果が現れるとは思ってもみなかった。主人である、総一郎の死。その莫大な財産は、いま咲葉の手にある。
 ――くそっ、タイミングが悪すぎる!
 総一郎の死は自然死ということですべてが終わるだろう。そこまでは俺の願った通りだ。だが……あの薬は回数を重ねるうちに人格を崩壊させる。壊れ狂った人格はやがて人の血を、生を求めさまよう。そうすれば総一郎は薬の効果により死に、また咲葉を殺してくれるはずだった。それがその薬の効果なのだから。
 俺の彼女――咲葉にとっては「親友」だったかもしれない――が、大学に通いつつこの薬を発明してくれた。Y大は優秀な者のみが集まる場所、存在することのない危険な細菌を生み出し、実用化させることは彼女にとって何の苦にもならない。彼女は科学の道に進んでいるから、殺人薬を作るのは朝飯前のこと。

「聖」
「ん?」

 咲葉が俺の名前を呼ぶ。俺と彼女にとってはもう咲葉は存在しないものだった。多少なりの世話はしていたが、それはこいつが役に立つ女だから。金の卵を産むガチョウを殺す必要がどこにあるだろうか?

「わたし……外に出てみたいわ」
「そうだな、咲葉は外に出られなかったからな……よし、じゃあ総一郎さんの葬式が終わったらいっぱい出かけよう」

 よくこんなにでまかせが飛び出すものだ。利用価値のあるうちに喜ばせておくか。五年の間に結構いい体つきになっているし……。
 はじめは――五年前は、彼女が科学の道へ、俺と咲葉が音楽の道へ進んでいた。そのころはまだ大学生だったからだ。しかし咲葉が幽閉されるようになると俺はすぐ音楽の道をあきらめ、演劇の道へ進むようになった。実際のところ、それより少し前から彼女との密談は始まっていたのだ。何もかもが計算通りで、演劇の道へ進んだのは今日、この日のため。予想では一ヶ月後だったのだが、まあその辺はしょうがない。どんな結末になるかで事の運びは変わってくる。だからシナリオはどうなっても対応できるように作られている。演劇部に入ったのは、これを一つのドラマとしてとらえられるようにでもある。ドラマだったら、どうなれば劇的か。どうすればばれないか。演劇部に入り、その辺のことはよく呑み込めた。
 それから五年――その成果が、やっと活かせるようになった。咲葉は二十四歳、遅生まれだからもうすぐ二十五歳。俺はもう二十五歳、大学も卒業し総一郎さんのところで働き始めたところ。咲葉にはお前の様子を見に来たと説明してある。幼馴染と勝手に思い込まれるのも困りものだが、そう思われているほうが都合のいいのも事実。
 咲葉は世間を知らないから騙すのも初めは気がひけたが、もう今更のことだ。
 五年間という日々。人が変わるには十分すぎる年月。

「さあ、準備をしなければならないね」

 ――主に、お前を殺すための準備をな。一緒にあの世へ送ってやるぜ?


     ◆


「ちょっと電話をかけてくる……私用だから待っていてくれ」
「分かったわ」

 俺のことを完全に信用しきっているから、こいつに関しては何も問題がないだろう。薬の効果で早めに総一郎が死ぬことは予測していたことだったのだが、咲葉が部屋を抜け出すことはまったく考えていなかった。まあ、外に出れば事故も起こる。どうせ犯罪に手をつけているのだ、三人も四人も変わらないさ……。
 俺は自分の部屋へと駆けこむと、急いでケータイを取り出した。この家の電話はどこでもつながっている。電話を使えば咲葉に聞かれることだって考えられるのだ。そうすればこの五年半の計画は一瞬にして水の泡だ。

「早く出てくれよ……」

 履歴を出すよりも直接打ち込むほうが早い。ものの二秒で番号を打ち終えると、俺ははやる気持ちを抑えながら思わずそう呟いた。なにをそう焦っているのだ、あの車から受けた衝撃に比べればこの程度が何だろうか。

「あ、聖? どうしたの……?」
「梨香……」彼女――哀内梨香の声を聞くと、俺は本当に癒される。「咲葉が、部屋を抜け出した」
「え!? 総一郎さんは……?」
「死んだ。……葬式がある、来てくれ」

 簡潔にそう告げると、俺は今回の本題に触れていなかったことに気付き「それから」と言葉を紡ぐ。
 危うく忘れるところだったと内心冷や汗をかきながら「作戦を変更する」

「変更……」
「咲葉を外に連れ出す。外で事故らせる」
「じゃあ、また……?」
「ああ。人を殺すというのは辛いが……」殺す、という言葉はなるべく梨香の前では使いたくなかったがしょうがない。「今度も俺がやるから安心しろ」

 好きなやつの手を犯罪では染めたくないからな。

「でもぉ」梨香が甘ったれた声を出す。お? この声は……。「あたし、あなたと同じだからぁ……ずっと一緒でしょぉ?」
「ああ」
「今度いつ時間が空くのぉ?」
「空くんじゃなくて、空けるんだよっ」

 そういって、俺はそっとケータイの電源を切った。
メンテ
Re: 死の前奏曲 ( No.14 )
   
日時: 2011/07/11 16:33
名前: ID:cA7HO/y6

お久しぶりです。
今回これを読んで思ったのですが、けっこうドロドロ系ですよね?
咲葉ちゃんだまされないでぇ〜っ!!って叫びたくなりますよ(笑
聖は何を企んでいるのか…気になりますね♪
メンテ
Re: 死の前奏曲 ( No.15 )
   
日時: 2011/07/16 16:33
名前: ミミイ◆8zBdnxDwSc ID:36wS3XR.



 お久しぶりです。毎回来てくださってありがとうございます。
 本当に励みになります^^

 そうですね、一章ではまだ大丈夫、ぎりぎりだが大丈夫だ、と言った感じだったのですが。
 まさかの二章崩壊\(^O^)/オワタ
 ヘドロ並みにドロドロしていますね。
 日ごろの日常にむしゃくしゃして考え出したこの話、だからだろうなぁw

 ミミイA「咲葉騙されるな! 聖に打ち勝つんだ!」
 ミミイB「いいや、聖も頑張ってほしいね。この話はドロドロだからな。咲葉もっと苦しみやがれ!」
 ミミイC「駄目よ! 平和的解決方法が必ずある筈よ!」

 わたしがいっぱいw
 聖っていまさらだけど、名前と全然違う……←
 
 ありがとうございます! これからもがんばります♪
メンテ
Re: 死の前奏曲 ( No.16 )
   
日時: 2011/08/07 14:58
名前: ミミイ◆8zBdnxDwSc ID:ynrjZYJw


 第二章 ― 空白の五年間 ―



 
 これだけ遅かったのに火葬場へ連絡をしていなかったら咲葉は怪しむだろう。面倒くさいが、仕方がない。俺はケータイの履歴から火葬場に電話を入れた。
 いずれこうなることは分かっていたから、あらかじめ番号を登録しておいたのだ。
 あとから電話帳で調べるのも大変だし、金づる如きのために梨香との時間を奪われるなんてとんでもない話だと思わないか?

 電話は思いのほか早くつながった。

「はい、K火葬場です」
「実は、わたくしの雇い主が心臓発作……おそらくですけれど、亡くなりまして……」

 呆然としたような声を出す。演劇部にいた時にそういう発声は習った。楽勝だ、このくらい。金を思えば……。

「場所はどちらでしょう?」
「あ……ええっと――――」

 
   ◆


 場所を告げると、三時間後に伺いますという返事が返ってきた。俺はただ「分かりました……」と悲痛な声で応答して、こちらから電話を切った。切る直前に、「総一郎さん……」と小さく言葉を漏らすことも忘れずに。
 通信が終わると、俺はにやりと笑って「財産をありがとう」と呟く。きっとかなり締まらない顔をしていたのだろう。
 まあ、そんなことはどうでもいいのだ。その顔を梨香に見られたわけでもなければ呟いた言葉を咲葉に聞かれたわけでもない。

「さあ、あいつに伝えるか」

 階段を降りながら、俺は梨香のことだけを考えていた……。


   ◆


 下に降りると、咲葉は眠っていた。開放感がやっと実感されたのだろうか。無邪気な顔で、柔らかい表情で眠っている。
 俺を信じ切っている証拠だ。思わずにやりとする。

「……どうせ寝てるんだ」

 俺は自分にそう言い聞かせると、咲葉の着ている服のブラウスをそっとめくった。生々しい傷跡が至る所に残っている。
 ……傷だらけの少女、か。
 俺はじっと咲葉をみつめていた。そう、傷を癒すには薬と優しさが必要だ。咲葉はそれを誰に求めるだろう? 俺だ。俺か梨香だろう。だが、残念なことに梨香は女なのだ。そして、俺は男だった。
 どっちを選ぶかなんて歴然としているだろう?

(まあ……寝ている間は止めておこう)

 俺は心の中で呟いた。

(そこまで卑劣なやつじゃない)

 思わず笑ってしまう。人を三人も殺してきたやつが女をてごめにしなかったくらいで卑劣じゃない、か。我ながらよく言うよ、と内心突っ込みを入れつつもやはり欲望は抑えられず咲葉の髪に自分の指を絡める。
 咲葉はすこしだけ身動きしたが、再び眠りに落ちた。

(……もう、三人か)

 いままで殺めてきた人数を心の中で数える。
 一人はもちろん山科総一郎。後の二人は……咲葉の母親と弟だ。
 二人は事故死ということでかたずけられた。信号無視のトラック運転手は未だに捕まっていない。なぜならここに立っているからだ。
 これで咲葉を殺せば、山科家は全員滅びることになる。総一郎と約束したのだ。

 遺産は、咲葉に残すと。
 そして、咲葉が断ったりして受け取らなかった場合は俺に残してくれる、と。

 第一段階は終わった。後は、咲葉さえ死んでくれればいいのだ。それで全ては終わる。

「――?」

 その時、チャイムが鳴った。葬式関係の人間が来るには早すぎる。来るまであと三時間もあるのだ。
 咲葉は寝ているため、俺が出向くしかない。ああ、梨香が来たのか。やっと来てくれたか。

「はい」俺は扉を開けて、「……祐治!」

 そこには、何故か俺の友達である新城祐治が立っていた。
メンテ

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