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[2220] 殺人衝動
   
日時: 2012/12/30 23:24
名前: 朱音 ID:MrM533G2

はじめまして、朱音です。

この小説はホラーというより、
グロい感じに近いです。

読んでくれた方は、
感想、アドバイスを書いてくれるとうれしいです。

それじゃ、「殺人衝動」はじまるよ。


『NOVEL』
第1章 少女の姿 >>1-12

第2章 再会 >>13-20

第3章 殺人鬼『赤鬼 神』 >>22-40

第32話 最後の言葉>>42
第33話 求める者>>43
第34話 己に問うこと>>45
第35話 人形>>47
第36話 雨と涙>>49
第37話 感情>>51
第38話『跡』>>52
第39話 桜>>54
第40話 少女>>56
第41話 天上 桜>>57
第42話 好奇心>>59
第43話 普通で異常な殺人>>60
第44話 少女の『すがた』>>61
第45話 かわる己>>62
第46話 少女の企み>>64
第47話 エモノ>>65
第48話 感じる殺気>>66
第49話 記憶の中の死>>68
第50話 血の匂い>>69
第51話 『殺人鬼』秋野悠里>>70
第52話 幻覚と涙>>73
第53話 苦しみの言葉>>74

『登場人物』
・村井 彰(むらい あきら)
・秋野 悠里(あきの ゆうり)
・赤鬼 神(あかき じん)
・天上 桜(てんじょう さくら)
メンテ

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殺人衝動  第51話 『殺人鬼』秋野悠里 ( No.70 )
   
日時: 2011/05/04 20:58
名前: 朱音 ID:rPTK5A.Y


「やっぱり、彰君だったのね……あの殺気…」


それは分かりきっていることなのに
私は目の前の元少年に聞く

なぜ…?


まさか私が彰君を
殺人鬼じゃないと思っているのだろうか


いや…違う…


これはただの確認

彼が殺人鬼になったということを決定させるための最終確認





「あぁ、俺の殺気だよ。
 悠里が俺の気配に気づくためのな」


さっきまで人を殺していたのだろうか
ナイフに血がついていて、先端からポトポトと垂れている



「でもお前は気づかないふりしてたろ?」


どうなんだ?
という顔をして彼は笑う



「気づいてたわ、ずっと」


私は対照的に彼を睨むように見つめる



「へぇ…じゃ、なんで目の前の俺を殺さない?
 俺はお前の殺したいエモノだろ?」


思わず彼を睨む瞳が強くなる


まるで見透かされたような感覚




「またお前は俺を殺せないんだな……昔のお前みたいに」





ちがう…


彼を殺せる

彼を殺したい







「…確かに昔の私は彰君を殺せなかった。
 でも今は昔の私じゃない。
 新しく生まれ変わった『殺人鬼』の秋野悠里よ」




ナイフを持つ手に力をこめる






「ここで貴方を殺してあげる……」







そう…私の願いを叶えるために

メンテ
Re: 殺人衝動 ( No.71 )
   
日時: 2011/05/07 16:27
名前: ID:2JHHhRFY

―――って…怖っ!!
怖すぎるw
さて、どちらが生き残るんでしょうか…どちらも死ぬのか…
続きが楽しみです。
メンテ
Re: 殺人衝動 ( No.72 )
   
日時: 2011/05/14 17:09
名前: 紐解虚言 ID:tlQUH0N6


 はじめまして、紐解虚言と申します。

 影から見ておりました
 久しぶりに上がっていたので読んだら、すげえ展開に……。

 続き、楽しみにしております!
 影ながら応援させていただきます
メンテ
殺人衝動  第52話 幻覚と涙 ( No.73 )
   
日時: 2011/09/03 10:39
名前: 朱音 ID:ToNnrbPo



キィィィィィィィィィィン!!



二人のナイフが交わった





私はこの瞬間を嬉しく思っていただろう

彰君を殺せるこのときを




でも、なぜ…?


どこか心の奥底で嫌悪感を抱いている





私は彰君を殺したいんだよ…

じゃあ、なんで嫌がっているの?





私は自分自身に問いかける





『じゃあなんで嫌がっているの?』

その言葉が頭の中でこだまする…







………こんなのただの幻覚…


そう、幻覚よ



こんな感情なんていらない






「私はただ彰君を殺すだけよ!!!!」



その言葉を聞いた彰君が笑っていた







「あぁぁぁぁぁぁぁ!!」


頭の中の幻覚を消すように声を上げる






キィィィィィィィィィィン


またナイフが交わると二人は互いの顔を見る




そこには残念そうな顔をした彰君があった


「なんでお前泣いてんだよ」






え………?


とっさに私は彰君から離れる




顔を触ってみる


そこには濡れている感触






私…泣いてるの……?







どうして…?


どうして……?


どうして………?






「やっぱりお前は俺を殺せないんだな」



少しずつ私に近づいてくる












「さようなら、秋野悠里…」





彼のナイフが振り下ろされた










真っ赤な血が目の前でとんでいた………








―凪様―

思う存分怖がってください(笑)


どっちが死ぬかはまだお楽しみですよ☆

更新速度めっちゃ遅いですが楽しみにしていてください




―紐解虚言様―

はじめまして、朱音です


影からではなくどんどん表に出てきてくださいな♪


いろいろと事情があり更新速度が遅いですが
是非楽しみにしていてください☆

メンテ
殺人衝動  第53話 苦しみの言葉 ( No.74 )
   
日時: 2012/12/30 23:12
名前: 朱音 ID:MrM533G2


真っ赤な血が目の前でとんでいた………






…………え…?




意識はある


痛みはない


でも血は目の前をとんでいる







コレハダレノチ…?







一瞬の思考停止



しかし、すぐに私の思考は回復した





この血は

彼の………彰君の血



彰君は不敵な笑みを浮かべながら自分の腕を刺していた





「な…んで…」


思わずこぼれる私の声



「今のお前殺すのつまんないんだよね。
 だからさ、お前が俺を殺せないたびに
 俺は自分の体を刺していく」


不敵な笑み

それは、まるでいじめっ子が
弱者をおもちゃのように扱うときの笑み



「なんで、そんなことを…」



「お前に屈辱的な苦しみを味あわせるためだよ」


このとき、私は彼の言いたいことが分かっていた

だってそれは、私が恐れていることだから





「殺せないたび、俺は自分を刺していく。
 致命傷になるくらいの傷だ。
 いつ俺が俺自身の手で死ぬことに恐怖し、苦しめばいいさ。
 お前が殺せないで俺が死んだとき、
 お前はもっとも屈辱的な苦しみを味わうことになる」




あぁ、やっぱりそうだ


聞きたくなかった


絶対にあってはならない未来


私を最大の苦しみへといざなう未来




「お前の苦しむ姿を想像するだけで
 これからの殺し合いがたのしみになってくるよ」


彼はそう言うと私のところから飛び去り
その不敵な笑みをうかべたまま、
暗闇へと消えていった








一抹の不安が私の中を侵食していく


このナイフで自分を刺しても
それは消えないだろう







私はただ、地面に残された
彼の血を見ることしか出来なかった…





メンテ

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