第一の噂 その一 ( No.6 )
日時: 2013/06/24 11:34
名前: すらむ〈SRM〉 ID:049eQt4.

今日は真夏日なのに、授業は僕の苦手な体育。
熱中症になってしまいそうな炎天下にドッチボールとは先生もとんだ鬼畜になってしまったと思う。
現に熱中症で日陰に避難した僕の幼馴染のA夜は顔色が悪そう。大丈夫かな。
一方で同じく僕の幼馴染のE太は…ズル休みだから何とも言えない。と言うか、ホントずるい。
E太は僕と違って運動もできる天才型なんだからこういうのまじめにやったって罰当たんないのに。

「B十、がんばれ〜。」

呑気だなあ、E太は…。
あ、ようやく終わったみたいだ。もうすぐで僕も熱中症になりそうだった。
僕は終わったと知らせるためにE太とA夜を呼びに行く。
なんか、A夜がボーっとしてたけど、大丈夫かな。
更衣室に向かうとそこも蒸してた。…ま、案だけ扱ったら蒸してるよね。
次の授業…なんだっけ。E太にそう聞いたら「自習だよ。」と嬉しそうに話してた。
自習か…多分その時間、僕らは『活動』の話をしてるんだと思う。
すると更衣室に3組と6組の男子たちが入ってきた。
と同時にA夜にK李くんが抱き着いた。コレは日常茶飯事だから誰も突っ込まない。

「A夜ちゃん、B十ちゃん、E太ちゃんお疲れ様〜。」
「僕とA夜は休んでたよ。頑張ってたのはB十だけ。」
「…正確にはお前はズル休みだろうが。」

僕たちに『ちゃん』をつけて話しかけてきたのはG真くん。
K李くんと一緒にいるところをよく見かける子。A夜も小さいけどこの子も小さい。
この二人が3組の『活動』のメンバー。
6組の『活動』メンバーは…あ、今こっちに向かっていた。
「B十久しぶり!」僕に話しかけてきてくれた子はN代くん。N代くんはM吾くんの双子の弟くん。
N代くんは悪戯好きの子。M吾くんはマイペースでボーっとしてる子。
同じ容姿なのに、性格は全然違う。個性だからかもしれないけど、とても面白い人たち。
A夜の隣にいるA夜にそっくりな子がI良くん。
…コレは僕の予想と言うか、なんていうか…僕が思うに、A夜とI良くんは双子じゃないかな。
だって…二人、双子みたいなんだ。言ってることが大体かぶるし、容姿だって瞳の色以外同じなんだ。
それに前、I良くんが家族と話してるの聞いてて、それにA夜の名前があったのを聞いてたんだよね。

「おい、B十?」
「へ?な、なにI良くん。」
「…もうチャイムなるけど、行かなくていいのかよ。」
「へ、あ!ご、ごめん、教えてくれてありがとう!」

僕は慌てて更衣室を出る、と同時に僕は何もないところですっ転んだ。
更衣室の外で待っていてくれたA夜まで巻き込んで。
起き上がると僕は下敷きになっているA夜に謝って、彼を起こす。
「相変わらずだな」とA夜は苦笑してたけど、E太はケラケラと笑ってた。
そんな彼に僕とA夜の鉄拳が降り注ぐまであと5秒。



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