最初の幕その二 ( No.2 )
日時: 2013/06/24 11:25
名前: すらむ〈SRM〉 ID:049eQt4.

次の授業を行うため俺たちは教室に、忙しなく戻ると案の定教師に叱られた。
俺のクラスはたまたま自習なんで、教室には教師はいない。つまり、この時間、何をしてもいい。ホントは自習だけどな。
するとタイミングを見計らい、皆それぞれ立ち上がって話したり笑ったり。なんて周りを見ていると俺の机の周りにも集まりだした。
まず右側にB十とE太。左側には女子たち、C美、D保、F子。
C美は美人て言えばまあ美人の類に入るだろうが、ナルシストでわがまま娘。
どうすればこうなるんだろうか。お前、ホントD保とF子見習えよ。
D保はおひとやかで物静かな子。この子も美人の類だ。
んで、彼女はB十が好き、B十も彼女が好きだから両思いなんだが、両方気づいていないのがアウトだな。
F子は勉強も完璧、運動もそれなりに完璧の女子たちのリーダーみたいな子。
髪ゴムが何でリボンなのかはさておき、彼女も美人だ。…ここだけの話、俺の彼女だったりする…なんでだろうな。うん。
今ここにいはいないが、L乃という男子も含めてこのクラスでは『活動』メンバーは7人いるわけだ。

「L乃はまた保健室?あの子、体育の時も保健室じゃなかった?」
「A夜より病弱だから、しょうがないよ。」

そう、L乃は俺より病弱。
小さい時から病院に入院してた。俺もそうだったから、病院の中では同い年の友達、と認識してた。
あと、パソコンオタク。パソコンに異様に詳しんだよな…俺、電気機器はホント使えないからすごい。
昼休みに一度様子を見に行こうということでL乃の話題は終わった。
次の話題は、F子が切り出す。

「今日の『活動』は具体的にどんなこと?」
「確か…もうすぐ始まる『終焉神楽』に合わせての行為について。」
「あー…確かそんな時期だったわね…。」

終焉神楽、っていうのはこの地域にしか伝わってない伝統演舞。
ソレの前に行われるのが神楽祭り。祭りの締めが終焉神楽って言った方が早いな。
ちなみに俺らの住んでる地域は人里から少し離れていて、集落みたいな場所。
だから人口も少なければ電車などの交通機関は一切通っていない田舎。街まで行くとなると約1時間半はかかるだろう。
俺らが通うこの学園は中等部、高等部がある。
詳しく言うと、中学生、高校生がそれぞれ通えるようになってる学園。んで、俺らこのクラスで言う7人は中等部から上がってきた生徒。だからこの学園についてはそれなりに詳しい。
するとブーッ、と携帯のマナーモードが発動。音的にはメールだろう、俺は制服のポケットに入れておいた携帯を取り出し、受信を確認する。
送信してきたのは1組のH谷という『活動』メンバーの一人からだった。
内容は『今日の昼休みは旧校舎じゃ!遅れるでないぞ!』というはたから見ればお誘いメール。
俺は短く『了解』と打つと送信する。

「今の誰?」
「H谷。今日は旧校舎で昼休みだって。」
「旧校舎か〜…1か月ぶりだね、あそこで昼休みなんて。」
「そ、そうだね…。」

おいE太、D保怯えてるからやめろ。
注意した後、チャイムが鳴って昼休みになった。あれ、こんな時間流れんの早かったっけ…?
俺はいったんみんなと離れて保健室に向かうことにした。



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