第二の噂 その二 ( No.12 )
日時: 2013/06/26 08:39
名前: すらむ〈SRM〉 ID:VDsQt8NE

次の日、事件が起こった。
クラスメイトの男の子が殺されてしまった。
終焉遊戯のルールには、部外者の人がある人に届いた手紙を見てしまったか知ってしまった場合は知ってしまった部外者が消されるというのがある。
まさか、まさか昨日のアレは…?
案の定学園は休校になって、私たちは旧校舎に集まることになった。
どうしてこうなっちゃったの?まだ死にたくないよ。
もし『手紙』の内容を無視したら殺されちゃう。
どんなふうに?あの男子みたいに?それよりももっと残忍で残酷に?

「っ…誰なのよ…あの子に手紙を見せたの。誰よ、裏切り者って!」
「C美、落ち着け。」
「これが落ち着いてられるの!?もしかしたら次に死ぬのは私たちなのよ!?」
「落ち着けって言ってんだ!!」

I良が珍しく怒ったから私は何も言えなくなった。
これが落ち着いていられるの?落ち着けるわけないじゃない。
怒られたからか、死にたくないからなのかは分からないけど涙が出てきた。
泣いてる私をD保が慰めてくれた。その代りI良がF子に怒られてた。ごめん、I良。
そしてH谷が「…とにかく、終焉遊戯は始まってしまったんじゃ。今、手紙を受け取った者…名前は言わんでいい。ワシらには何もできん、手助けすることも叶わぬ。…辛いとは思うが頑張ってくれ。」と言ったのがやけに胸に残ってた。
その後、私たちは解散して警察の人たちから事情聴取をされて家に帰った。
私は家に帰って掛け布団を羽織ったまま部屋から出れそうになかった。
お父さんが心配そうに駆け寄ってきてくれたけど、私は何も言えなかった。だって言ったら今度はお父さんが死ぬかもしれなかったから。
どれくらい経っただろう、突然携帯が鳴った。
吃驚して私は携帯に出ると、F子だった。

『もしもし、C美?』
「…っあ…F子…。」
『…大丈夫かいアンタ。鼻声だよ。まあそれは置いといて明日から学校は一週間臨時休校になったわ。』

一週間臨時休校…。
あの男の子が殺されたからだろうなとはすぐに察しがついた。
わかったわ、と言って電話を切ろうとした時にF子が少し話さない?と言ってきた。
珍しいなと思いながらいいよ、と承知する。
今気づいた。
F子の声が少し震えてる。
やっぱりF子も怖かったんだ。そりゃそうよね、アレは…。

『そういえば、明日の活動はI良の家でやるって。』
「I良の?…私、彼の家知らない…。」
『私とD保が迎えに行ってあげるから待ってなさい。』
「はーい。」

しばらく話した後、通話は終わった。
通話が終ったと同時に何とも言えない恐怖が襲いかかってきた。
私は泣きながら無理に眠りについた。
次の日の朝、みんなの夕飯の支度をするために早く起きた。
あまり寝れなかったからうとうとしがち。お母さんに危ないから寝てなさいと言われちゃった。
然し今更寝れないので、リビングでテレビを見ていた。
ピッ、ピッ、とリモコンを持ちながらチャンネルを変えるとあるニュースが飛び込んできた。

『速報をお伝えします。先ほど、○○財閥の一人息子さん17歳が、自宅で殺害されているのが発見されました。』
『全身に刃物で刺された跡があり、例の○○学園での男子生徒殺害事件の男子ともクラスメイトであったことから警察は同じ容疑者の仕業だと判断し、調査を――…。』

写真が写しだされる。
待ってよ、この子、もしかして…いやもしかしなくても…!
同時に携帯が鳴り、私はそれに出る。相手はF子だった。
どうやら彼女も私の思ってることと同じことを言ってる。
テレビに映ってたのは、B十。昨日まで一緒にいたD保の彼氏の、B十だった。
「なんで、なんでB十が殺されてるの…!?」私がそういうとF子が分からないと言った後彼女は何かを思い出したかのように言う。
D保。コレ、もし見てたら大変だというのはすぐに分かった。
私は携帯通話中にも拘らず家を飛び出し、D保の家に向かった。
D保の家に着くと鍵が開いていて、お邪魔させてもらうと部屋の隅にD保が居た。

「D保…。」
「し、C美ちゃん…!B十くんが…B十くんが死んじゃったぁあ…っ!」
「っ…D保…。」

私に抱き着いて泣き叫ぶD保に私はただ撫でてやることしかできなかった。
しばらくしてF子もやってきた。
今日はD保の両親は夜勤のため帰ってこない。
私はI良に電話して、今から家に行ってもいいかと許可を得て私たちは彼の家に向かった。



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