第二の噂 その一 ( No.11 )
日時: 2013/06/26 08:37
名前: すらむ〈SRM〉 ID:VDsQt8NE

第二の噂『自我評論少女の話、彼女は人に認めてもらいたかっただけ。』




――私はなんなの?

――私は何のために存在しているの?

幼い私はいつもそんなことを思っていた。
お父さんもお母さんも兄弟たちも、頑張ってる私を認めてくれない。
そう思っていた幼い私は思った。
他人に認めてもらうんじゃない、自分で自分を認めればいいのよ。
そうして私は自分を褒め続ける。
今、高等部二年に上がった私のもっぱらの関心は美男美女を観察すること。
私もきれいだけどやっぱり他のみんなもきれい。
綺麗といえば今興味がある都市伝説も美しいと思う。
話の流れが美しい。でもその中でも口裂け女とかはタブー。だって美しくないじゃない?
それに彼女にポマードを三回言ったりとか対処方法までのってるんだもの。スリルもないじゃない?
そんなある日、旧校舎でお昼休みをとっていた時、同じクラスのA夜が言い出した。

「終焉遊戯をやろう。」

終焉遊戯は複雑すぎて私はあまり好きじゃない。
でも多数決で行うことになってしまう。
こっくりさん、をやり始める。
…あ、私の番なのね。それじゃあ今すごく気になってることでも言おうかしら。

「じゃあ…B十くんとD保ちゃんはくっつきますか!?」
「「え!?」」

ふふ、案の定二人は驚いてる。
二人とも両思いなのに二人とも気づいてないんだもの。損過ぎる。
十円玉は『はい』で止まる。
「良かったね!」私が声をかけてあげると二人は顔を真っ赤にして頷いた。
かわいいなぁ、二人とも。
まあこんな感じでどんどん進んでいった。
色々、あってようやく私たちは帰路に着くことができた。
私の家の方角にはD保の家もあり、私たちは一緒に帰ることになった。
でも私たちは何かを話す元気もなかった。あんなことがあったんだもの。

「…C美…ちゃん…あの、ね、もし…。」
「D保…大丈夫よ。アレは失敗。明日からは今日のことを忘れてまた楽しく過ごそう?」
「…は、はい。」

そこで私とD保は別れ、家に帰った。
私は玄関で自分の頬を軽くたたいて、さっきのことを忘れる。
どうせアレは失敗。なんかあるわけじゃない。
そう考えて私は夕飯の支度を始める。

「C美姉ちゃん、お腹すいたぁ。」
「姉ちゃんにべたべたすんなよぉ、男の子のくせに。」
「双子たち喧嘩しちゃだめよ。」

簡単に作った夕飯を双子の弟たちが食べているのを見て私もうれしくなる。
弟たちが寝た後にF子と電話しながらオカルトサイトを見ていた。
ひとりかくれんぼ、赤いクレヨンなどなど。
F子は明日の予定を話していた。明日は水曜日だからどこかに出かけようという話になってた。
彼女も今日もことはあまり気にしていないみたい。
明日の活動はどうなるのか楽しみで仕方なかった。



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