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[2388] 26
   
日時: 2013/10/06 16:24
名前: すらむ〈SRM〉 ID:39WpVHvY

――――さあ、終焉遊戯を始めよう。



どうも、すらむ〈SRM〉です。
フリージャンルの方でも活動していますが、今回はホラーものです。
更新スピードは亀よりも遅いです、すみません。
以下の事にご注意ください
・グロテスクな表現が多彩。
・オリジナル都市伝説あり。
・オリキャラなので苦手な方はUターン。
・いろんな意味でヤバイ(文才が無い的な意味で

本編↓
>26(ツーシックス) >>0
>>1-

初期の噂『いつかの噂』
――>>8

最初の噂『初夏の噂、彼らは終焉遊戯を始めてしまったんだって。』
――>>1 >>2 >>3 >>4 >>5

第一の噂『弱気な少年の話、あの子は死ぬ物狂いで助けを求めた。』
――>>6 >>7 >>9 >>10

第二の噂『自我評論少女の話、彼女は人に認めてもらいたかっただけ。』
――>>11 >>12 >>13

第三の噂『依存体質な青少年の話、彼は幻覚に堕ちたんだって。』
――>>14 >>16 >>17 >>18 >>19

第四の噂『真面目な小さい少年の話、彼は二度と覚めない夢に捕らわれた。』
――




すらむの出現場↓
http://tukineko1208.hatenablog.com/
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第一の噂 その四 ( No.10 )
   
日時: 2013/06/26 08:36
名前: すらむ〈SRM〉 ID:VDsQt8NE

どれくらいたっただろうか。
相変わらず時計はチク、タクと時を刻む音は響いていた。
テレビのノイズもパソコン画面にもいたって変化はなく、僕はそれだけですごく安堵した。
そして塩水を口に含もうとした時だった。
――――ギッ
…あれ、今何か音が…。
――――ギッ、ギッ
今 足 音 が 聞 コ エ ナ カ ッ タ カ ?
うそ、嘘だ。
なんで足音がするの?
だって今両親はいないし、メイドさんたちはこの近くに来てないはずだし。
足音に交じってポタ、ポタ、と水がしたたり落ちる音も聞こえる。
どんどんソレはこっちに向かってきているのがすぐに分かった。
嫌だ、来るな。
来るな、来るな、来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るなクルナクルナクルナクルナクルナクルナ…――
気が狂いそうになる。
と、とにかく塩水を口にむくまないと…っ。
……?
足音がやんだ、かな…?
僕はそっと扉を開く。きょろきょろと辺りを見渡して誰もいないのを確かめるとホッとした。
時間を見るともうすでに30分以上たっていた。
急いで風呂場まで行って人形に塩水をかけようとした、けどそこに人形はいなかった。

「…あ、れ…ぬいぐるみ…?あれ…何でないの…?」

そうか、きっとメイドさんが持って行っちゃったんだ、きっと。
僕はもうできないだろうと、塩水を捨てて部屋に戻った。
が、その部屋に入り口にはクマのぬいぐるみがあった。
どうして移動してるの?クマのぬいぐるみにはナイフが刺さっておらず、無造作に引き裂かれていた。
ナイフはどこに消えたの。
怖い、怖い怖い怖い。
部屋に慌てて逃げようとしたけど、部屋がなぜか開かない。

「なんで、なんで開かないの!?」

ガタガタガタとドアを無理に動かしても開かない。
僕が慌ててその場から逃げだした。でもすぐに転んでしまった。
その時に足をすりむいて、膝小僧がとても痛かった。
でも僕は立ち上がろうとした。その時。
――――ギッ、ギッ
…え?
――――ギッ、ギッ
ド ウ シ テ マ ダ 足 音 ガ 聞 コ エ ル ノ ?
――――ギッ、ギッ、ギッ
ド ウ シ テ 近 ヅ イ テ ル ノ?
嫌 だ
来ないで、来ないで来ないで来ないで来ないで来ないで…―――
  来 な  い   で  !!、と大きな声を出した。
僕が頭を抱えてうずくまると、音が聞こえなくなった。
ドクン、ドクン、と自分の心臓がとんでもない音で高鳴ってるのが聞こえるだけ。
僕が顔を上げたとき、目の前にはあの子が居た。

「どう、して…。」

その子は、クマに突き刺したはずのナイフを持っていた。
僕はやっとの思いで言葉を出す。

「なんで、君がここに…――!?」

その子はにやりと笑ってこう言った。




「――――…みーつけた。」



『速報をお伝えします。先ほど、○○財閥の一人息子さん17歳が、自宅で殺害されているのが発見されました。』
『全身に刃物で刺された跡があり、例の○○学園での男子生徒殺害事件の男子ともクラスメイトであったことから警察は同じ容疑者の仕業だと判断し、調査を――…。』




――――あと、24人。





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第二の噂 その一 ( No.11 )
   
日時: 2013/06/26 08:37
名前: すらむ〈SRM〉 ID:VDsQt8NE

第二の噂『自我評論少女の話、彼女は人に認めてもらいたかっただけ。』




――私はなんなの?

――私は何のために存在しているの?

幼い私はいつもそんなことを思っていた。
お父さんもお母さんも兄弟たちも、頑張ってる私を認めてくれない。
そう思っていた幼い私は思った。
他人に認めてもらうんじゃない、自分で自分を認めればいいのよ。
そうして私は自分を褒め続ける。
今、高等部二年に上がった私のもっぱらの関心は美男美女を観察すること。
私もきれいだけどやっぱり他のみんなもきれい。
綺麗といえば今興味がある都市伝説も美しいと思う。
話の流れが美しい。でもその中でも口裂け女とかはタブー。だって美しくないじゃない?
それに彼女にポマードを三回言ったりとか対処方法までのってるんだもの。スリルもないじゃない?
そんなある日、旧校舎でお昼休みをとっていた時、同じクラスのA夜が言い出した。

「終焉遊戯をやろう。」

終焉遊戯は複雑すぎて私はあまり好きじゃない。
でも多数決で行うことになってしまう。
こっくりさん、をやり始める。
…あ、私の番なのね。それじゃあ今すごく気になってることでも言おうかしら。

「じゃあ…B十くんとD保ちゃんはくっつきますか!?」
「「え!?」」

ふふ、案の定二人は驚いてる。
二人とも両思いなのに二人とも気づいてないんだもの。損過ぎる。
十円玉は『はい』で止まる。
「良かったね!」私が声をかけてあげると二人は顔を真っ赤にして頷いた。
かわいいなぁ、二人とも。
まあこんな感じでどんどん進んでいった。
色々、あってようやく私たちは帰路に着くことができた。
私の家の方角にはD保の家もあり、私たちは一緒に帰ることになった。
でも私たちは何かを話す元気もなかった。あんなことがあったんだもの。

「…C美…ちゃん…あの、ね、もし…。」
「D保…大丈夫よ。アレは失敗。明日からは今日のことを忘れてまた楽しく過ごそう?」
「…は、はい。」

そこで私とD保は別れ、家に帰った。
私は玄関で自分の頬を軽くたたいて、さっきのことを忘れる。
どうせアレは失敗。なんかあるわけじゃない。
そう考えて私は夕飯の支度を始める。

「C美姉ちゃん、お腹すいたぁ。」
「姉ちゃんにべたべたすんなよぉ、男の子のくせに。」
「双子たち喧嘩しちゃだめよ。」

簡単に作った夕飯を双子の弟たちが食べているのを見て私もうれしくなる。
弟たちが寝た後にF子と電話しながらオカルトサイトを見ていた。
ひとりかくれんぼ、赤いクレヨンなどなど。
F子は明日の予定を話していた。明日は水曜日だからどこかに出かけようという話になってた。
彼女も今日もことはあまり気にしていないみたい。
明日の活動はどうなるのか楽しみで仕方なかった。



.
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第二の噂 その二 ( No.12 )
   
日時: 2013/06/26 08:39
名前: すらむ〈SRM〉 ID:VDsQt8NE

次の日、事件が起こった。
クラスメイトの男の子が殺されてしまった。
終焉遊戯のルールには、部外者の人がある人に届いた手紙を見てしまったか知ってしまった場合は知ってしまった部外者が消されるというのがある。
まさか、まさか昨日のアレは…?
案の定学園は休校になって、私たちは旧校舎に集まることになった。
どうしてこうなっちゃったの?まだ死にたくないよ。
もし『手紙』の内容を無視したら殺されちゃう。
どんなふうに?あの男子みたいに?それよりももっと残忍で残酷に?

「っ…誰なのよ…あの子に手紙を見せたの。誰よ、裏切り者って!」
「C美、落ち着け。」
「これが落ち着いてられるの!?もしかしたら次に死ぬのは私たちなのよ!?」
「落ち着けって言ってんだ!!」

I良が珍しく怒ったから私は何も言えなくなった。
これが落ち着いていられるの?落ち着けるわけないじゃない。
怒られたからか、死にたくないからなのかは分からないけど涙が出てきた。
泣いてる私をD保が慰めてくれた。その代りI良がF子に怒られてた。ごめん、I良。
そしてH谷が「…とにかく、終焉遊戯は始まってしまったんじゃ。今、手紙を受け取った者…名前は言わんでいい。ワシらには何もできん、手助けすることも叶わぬ。…辛いとは思うが頑張ってくれ。」と言ったのがやけに胸に残ってた。
その後、私たちは解散して警察の人たちから事情聴取をされて家に帰った。
私は家に帰って掛け布団を羽織ったまま部屋から出れそうになかった。
お父さんが心配そうに駆け寄ってきてくれたけど、私は何も言えなかった。だって言ったら今度はお父さんが死ぬかもしれなかったから。
どれくらい経っただろう、突然携帯が鳴った。
吃驚して私は携帯に出ると、F子だった。

『もしもし、C美?』
「…っあ…F子…。」
『…大丈夫かいアンタ。鼻声だよ。まあそれは置いといて明日から学校は一週間臨時休校になったわ。』

一週間臨時休校…。
あの男の子が殺されたからだろうなとはすぐに察しがついた。
わかったわ、と言って電話を切ろうとした時にF子が少し話さない?と言ってきた。
珍しいなと思いながらいいよ、と承知する。
今気づいた。
F子の声が少し震えてる。
やっぱりF子も怖かったんだ。そりゃそうよね、アレは…。

『そういえば、明日の活動はI良の家でやるって。』
「I良の?…私、彼の家知らない…。」
『私とD保が迎えに行ってあげるから待ってなさい。』
「はーい。」

しばらく話した後、通話は終わった。
通話が終ったと同時に何とも言えない恐怖が襲いかかってきた。
私は泣きながら無理に眠りについた。
次の日の朝、みんなの夕飯の支度をするために早く起きた。
あまり寝れなかったからうとうとしがち。お母さんに危ないから寝てなさいと言われちゃった。
然し今更寝れないので、リビングでテレビを見ていた。
ピッ、ピッ、とリモコンを持ちながらチャンネルを変えるとあるニュースが飛び込んできた。

『速報をお伝えします。先ほど、○○財閥の一人息子さん17歳が、自宅で殺害されているのが発見されました。』
『全身に刃物で刺された跡があり、例の○○学園での男子生徒殺害事件の男子ともクラスメイトであったことから警察は同じ容疑者の仕業だと判断し、調査を――…。』

写真が写しだされる。
待ってよ、この子、もしかして…いやもしかしなくても…!
同時に携帯が鳴り、私はそれに出る。相手はF子だった。
どうやら彼女も私の思ってることと同じことを言ってる。
テレビに映ってたのは、B十。昨日まで一緒にいたD保の彼氏の、B十だった。
「なんで、なんでB十が殺されてるの…!?」私がそういうとF子が分からないと言った後彼女は何かを思い出したかのように言う。
D保。コレ、もし見てたら大変だというのはすぐに分かった。
私は携帯通話中にも拘らず家を飛び出し、D保の家に向かった。
D保の家に着くと鍵が開いていて、お邪魔させてもらうと部屋の隅にD保が居た。

「D保…。」
「し、C美ちゃん…!B十くんが…B十くんが死んじゃったぁあ…っ!」
「っ…D保…。」

私に抱き着いて泣き叫ぶD保に私はただ撫でてやることしかできなかった。
しばらくしてF子もやってきた。
今日はD保の両親は夜勤のため帰ってこない。
私はI良に電話して、今から家に行ってもいいかと許可を得て私たちは彼の家に向かった。



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第二の噂 その三 ( No.13 )
   
日時: 2013/06/26 08:40
名前: すらむ〈SRM〉 ID:VDsQt8NE

I良の家に着くとすでに何人かがそろっていた。
皆B十のニュースを見て駆け付けたらしく、私たちはD保を慰めるので精いっぱいだった。
昼前にはもう全員がそろっていた。
B十が死んだということは手紙の内容を行ったということしか考えられなかった。
家の中で、ぬいぐるみがそばに落ちていた点からして多分、ひとりかくれんぼをしたんだと思う。

「まさか、B十が死ぬなんて…。」
「…俺のせいだ…俺が、終焉遊戯をやろうなんて言い出したから…。」
「そうだ、A夜、手前のせいだ!どう落とし前つけてくれんだよっ。」

V雫がA夜を殴り飛ばした。
W斗とI良が二人の間に入ってV雫を止めに入る。
仲間割れっていうのはこういうことなんだろうな…空しい。
殴られたA夜の唇が切れて血が結構出ていた。そんな彼をI良が手当するからと部屋の奥に消えて行った。
…ここで話すことじゃないけど、I良とA夜、双子の兄弟なんだって。
I良本人から聞いたんだけどね。でもA夜本人はそのことを知らない。養子に出されたんだってさ彼。
二人が出て行ったあと、この後どうするかみんなで考えていた。
しばらくして、二人がようやく戻ってきた。
やっぱり二人そろって並ぶとそっくりだ…身長を覗けば。
V雫はA夜の前に立って殴ったことを謝った。A夜は別に気にしてない、と言った。
みんな集まったところでこれからどうするかを相談していた。

「とにかく、みんなバラバラにいるともっと危ないからみんな一緒にいた方がいいと思う。」
「んじゃ俺ん家にいるか?俺も婆ちゃんも別にかまわないぞ。」
「親に許可取ってからね。」

とりあえず、I良の家でお泊りする形になった。
私も両親に言わないとなぁと言うことで皆とりあえず親に言いに行くためいったん解散した。
家に帰る途中、マスクをした女性に声をかけられた。
道に迷ったらしく、酷い声で道を聞いてきた。
私は丁寧に教えると、挨拶をして帰る。
家に着いて、お母さんにお泊りのことを話すとあっさりいいよと言ってくれた。
準備をしてあらためて家を後にする。家を出るとあの女性が居た。
変だなぁと思いつつ、女性に声をかけてみる。

「あの、どうしたんですか?」
「……。」
「あのー?」

返事がない。
仕方ないので、私は無視してI良に今行くと電話をした。
するとその女性が、私の肩を叩いた。
電話を保留にして女性になんですか?を聞くと女性はまた口を閉ざした。
さすがの私も切れそうになって何もないなら呼び止めないでください、と言って電話の続きをしながらI良の家に向かった。
―――ザワッ
何か嫌な気配が後ろからしてきた。
後ろにはあの女性。まさか、後ろを見たら死んでしまうような気がして。
でも、怖くて後ろを見てしまった。
後ろには、マスクをとった女性が真後ろにいた。
そしてその女性の顔は、顔は…か お、  は ・ ・・




「――…ワタシノカオハキレイ?」








『臨時速報をお伝えします。先ほど、○○市の住宅街で女子生徒の遺体が発見されました。』
『遺体は顔が分からないほどの損傷で、特定が不可能になっておりますが制服からおそらく不可解な男子殺人事件が発生した○○学園の生徒と思われ…――』
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第三の噂 その一 ( No.14 )
   
日時: 2013/06/27 09:09
名前: すらむ〈SRM〉 ID:nqXuiI1A

第三の噂『依存体質な青少年の話、彼は幻覚に堕ちたんだって。』



事の発端はA夜が言い出した終焉遊戯。
僕…いや、俺はその話に乗った。それがいけなかったんだ。
終焉遊戯を行った次の日、つまり昨日、B十に届いた『手紙』の内容を知った男子が死んだ。
そして次の日、つまり今日、B十が死んだ。
ニュースでB十の写真が出たとき、一瞬俺の脳内でフラッシュバックが怒って出てきた憧憬。
アレはなんだったんだろう、俺は血まみれで果物ナイフを振り上げていた。
なんで俺、こんなに冷静なんだろうか。
普通なら焦るだろう?…今、俺の中では怖い感情ではなく怒りの感情があった。
誰がB十と殺した。誰だ、どこの。殺してやる。
分かってる、これが普通の男の子が言う言葉じゃないことも、俺がB十を恋愛的な意味で好きなのも普通じゃない。
俺は、アイツが居なきゃ生きて行けないんだ。
こういうのをA夜曰く、「依存体質」らしい。

「E太っ…!」

どうやって入ったのかはさておき、A夜が真っ青な顔で俺の家の玄関にいた。
まあ多分、B十のことだろうとはすぐに察しが付く。
とりあえず俺は彼を家に上げて落ち着かせる。
無理もない。彼が言い出さなければこんなことにならなかったと自分を攻めたてているんだろうから。
そもそもそれはかきたてた俺たちの責任でもあるんだから、お前のせいじゃないよとも簡単には言えなかった。

「どうしよう、B十が、B十が…っ」

なんか、依存体質って言ってもこう傍から見ればA夜の方が依存してるようにも見えるけど。
とりあえず深呼吸して落ち着け、と俺が言うと彼は言われた通りさっきよりは落ち着いた。
するとインターホン。
今日は朝から来客が多いなとも思いつつ、ドアを開けるとそこにはI良。
おーおー、兄貴の登場だよA夜。
と言ってもA夜はI良が兄とは知らない。たぶん彼だけだよ、二人が双子だっていうの知らないの。
部屋の奥で怯えてるA夜を見て、I良はすぐに彼に駆け寄る。
そういえば昨日の電話でI良の家に集まる的なことを言ってたなぁ。
歩けそうにないA夜を担いでI良は僕の手を引いて、I良の家に向かう。重くないのかなって他の人は思うけど、A夜ってすごく軽いんだよね。
ホントに食べてるの?ってくらい。
…あ、また目がおかしい、や。
なんか、わかんないけ、ど、違う、風景が映ってる。
暗い部屋に中で俺は誰かに果物ナイフを振り上げてる、さっきと同じ風景。でも振り下ろす瞬間でまたブチ切れる。
俺は誰にナイフを突き立てたんだ?
ボーっとしてるとI良が話しかけてきた。

「おい、どうした。」
「あ、ううん。何でもない。」

ようやく、I良の家に着いた。
どうやら僕たちが一番だったようで、彼の家には彼と彼の祖母しかいなかった。
数分後ぐらいになるとW斗たちもやってきた。
一時間後にはもう全員が集まっていた。
あのニュースを見ていまだに泣き続けているD保や、V雫が癇癪を起こしてA夜を殴り飛ばしてたりもういろいろと凄かった。
その中でも俺は自分で驚くほど冷静だ。
なんでだろうか、なんでこんなに冷静なのだろう。
――――お前が裏切り者だ、××に化けるなんて
一瞬声が聞こえた気がした。
でも誰ひとりそんな言葉を言ってないし、その声が自分の声にも聞こえた。
裏切り者…化ける…?
もうわけがわからず、頭を大げさに掻く。
その行為をG真に見られて、彼にどうかしたかと聞かれる。
この子に話してもなあとか思いながらさっきの謎の声や謎の情景を話す。

「うーん…不思議だね。もしかしたら過去の記憶かもね。」
「…は?過去…?」
「そう、あまりにも衝動的すぎたり、自分で忘れたいって言う過去がだんだん思い出すの。もしかしたらだけどね。」

――――最近の記憶かも。
そんなG真の言葉がやけに耳に染み込んでいた。



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