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[4993] 【2016年度】お題小説スレッド【お題「去る」作品投稿期間】
   
日時: 2016/01/12 23:57
名前: 企画運営委員 ID:7PNV346o



『お題小説スレッド』へようこそ。こちらはあるお題に沿って読みきり小説を書き、その作品をみんなで批評し合う場です。
 初心者も上級者も関係ありません。うまくなりたいとお思いの方であれば、だれでも自由に参加することができます。一生懸命執筆し、一生懸命批評して、小説の技術を高め合いましょう。
 皆様のご参加をお待ちしております。

――――――――――――――――――――

>>002 【ルール説明】:必ず熟読して下さい。(※内容、一言の箇所を訂正しました。ご確認ください)
>>003 【批評のポイント】:批評をする際のポイントをまとめたものです。
>>004 【イベントルール説明】:イベントに関するルールです。必ず熟読してください





▼お題:第32回のお題は「種」です。
 二月に種をまくのか? と思いましたが、調べてみるとじゃがいもは二月にまくそうですね。……さらに調べてみると一年中、なにかしらの種をまいてるみたいです。
 そんなことは置いといて。「種」というお題には「たね」以外にも色々な解釈があると思います。みなさんがどのような作品を投稿してくるのか、楽しみにしております。
※第30回の作品投稿期間は2月1日(土)からです


▼お題:第33回のお題は「姫」です。
 三月なので(笑)
 というのはよくわかりませんが(ひなまつりだから?)「ひめ」というのは可愛らしい語感ですよね。私は緑の黒髪をした和服姿が思い浮かびます。桃色が似合いますよね。桃色……やはりひなまつりでしょうか。それでは、みなさんの作品お待ちしております。
 
※第31回の作品投稿期間は3月1日(土)からです


▼お題:第34回のお題は「嘘」です。
 嘘でした。


▼お題:最終回のお題は「魔法」です。
 奮ってご参加ください。


▼お題:第36回のお題は「友情」です。
 ネタでした。


▼お題:第37回のお題は「音」です。
 奮ってご参加ください。



▼日程(第32回)

1月1日       :お題発表
2月1日〜15日   :作品投稿期間
2月16日〜28日  :批評提出期間


▼日程(第33回) 

2月1日     :お題発表
3月1日〜1月15日 :作品投稿期間
3月16日〜30日 :批評提出期間


▼日程(第35回) 

6月1日     :お題発表
6月1日〜7月31日 :作品投稿期間
8月1日〜   :批評提出期間



▼注意もしくは削除対象となるお書きこみ
・荒らし
・荒らしへの反応
・自分や他人の小説の宣伝
・雑談、チャット化
・ルールに反するもの
・管理人が不適切と判断したもの

――――――――――――――――――――

>目次 >>001


>第32回 お題『種』参加作品(敬称略)

>>404 sakana:シロハの辻褄
>>405 伊達サクット:赤い種、青い種

================================================================================

▼リンク
小説講座/雑談所』(お礼や言い訳等はこちらへ)
旧お題小説スレッド』(前スレはこちらから)
ツイッター』(朔乱のアカウントです。お題の告知などをしています)

管理人:If 空人 朔乱  補佐:伊達サクット
メンテ

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Re: 【九月期のお題は「  」】お題小説スレッド【八月期お題「過去のお題から三つ選ぶ」:作品投稿期間】 ( No.201 )
   
日時: 2012/09/18 18:05
名前: 茶野◆EtTblie50o ID:m5pddqNQ

久しぶりの参加です。批評されるのはもっと久しぶりなので緊張しますね! どうぞお手柔らかに!
こんなかんじによみます。
テーマ:
文章:
キャラ・ストーリー:
ストテラってストーリーやキャラ重視なんじゃないかって気がします。ある程度文章が書ければ気にしないって方、多いんじゃないでしょうか。わたし自身もキャラ・ストーリーばかりに気をとられがちです。というわけで今回は文章にもちゃんと目を向けたいと思います。悪いところを指摘というよりはすてきな文章探しです。ただ、好きじゃないものを好きというのは誰にとっても得にならないと思うので、好きなものがないときは語らないという選択をお許しください。

>>181 十一日       :毒、擬音、あかり   :ヨーちゃんとルゥちゃんの終わらない夢
テーマ:
テーマとしてよりは道具としてですが、「擬音」の扱い方がよかったです。黒板に爪をたてることを想像するだけで寒気を感じる自分にとって、その感覚と擬音がうまく合わさってものすごく気持ちが悪かった(ほめ言葉です) その気味の悪さがアイちゃんの世界がどんなものかわかりやすく教えてくれる。前回も含めた参加作品のなかで、いちばん好きな「擬音」の使い方でした。
文章:
書くことを苦にしていない印象を受けました。知っている言葉を記憶のなかから引きだすことと言葉を組み合わせることにあまり抵抗がない。なに言ってるのか自分でもちょっとわかりませんが、とにかくうらやましい。惜しいのは誤用の多さ。ちょっとだけ立ち止まって、言葉について考えることも必要なのではないでしょうか。
自分では書か(け)ないタイプの文章であるせいもあって、読んでいて楽しかったです。こういう言葉を出そうってよく思いつくなあ(もちろんほめ言葉です!)っていう文が多かった。
キャラ・ストーリー:
ストーリーや人物関係はよくあるものだと思いました。アイちゃんの世界はいいなあと思うのですが、描写に助けられたところも大きいような気がします。ストーリーじたいは、心にひっかかるものがなかった。それは読み手によって変わってくるでしょう。わたしは、強いメッセージを感じ取ることができませんでした。
キャラクターはよかったです。とくにヨーちゃん。いつもは泣かないのに、自分より幼いルゥちゃんより先に泣き出してしまうシーンが印象的でした。

>>182 にゃんて猫     :時間、出会い、魔法  :茨姫
テーマ:
選んだテーマをそのまま使ったという印象でした。どこかでだれかが言っていた比喩を援用しますが、「食材を切って並べただけにすぎない」にゃんてさんにしかできない味つけがほしいなと思います。
文章:
テーマで述べたことを感じさせてしまうのは、文章量の少なさに一因があると言えるかもしれません。「あえて書かない」のではなく、書くことを放棄したと感じられました(自分にそういうところがあるので、そう思ってしまうのかもしれませんが) 記憶のかぎりでは「魔法」のときもそうだったような。小説は体力がないと書けないものですね(ブーメラン)
キャラ・ストーリー:
なにしろ情報量が少なすぎます。書きたいものはなんとなくわかるだけにもったいない。次になにを書いてくるのか期待しちゃうんですけども(と思ったら前回の批評でも同じようなこと書いてました) 
個人的に気になったのは「真っ直ぐで交わることのない愛」です。彼らの愛が直線なら、きっとどこかに交差点があるはず。別々の方向へ進んでいってしまっているかもしれないけれど、視点を変えればいつか交われるんじゃないか! と思いましたが、もしかしたら「出会い」のときが唯一の交わりだったのかも。それともふたりの愛は平行関係にあるのかも。似た者どうしといえばそうだし、真逆といってもそう。

>>183 If        :魔法、出会い、宝物  :ずっと一緒に
テーマ:
本当のテーマは「魔法」でも「出会い」でも「宝物」でもないんじゃないかな、と。選択された三つのお題はテーマでなく、要素でしかなかったように思います。
努力すればどうにでもなるという考えは好きではないのですが、努力では天才にかなわないという考えにも同意できません。というのは天才と呼ばれるひとたちだってなにかしらの行動はしているから(時に例外はいますが)なにもせずに天才と呼ばれているわけではないと思っています。少なくともフィデルとアスナはそうなんじゃないかと(練習してたと本人も言っていますし)。サリサはそのことにこのままずっと気がつかないのかもしれないと思うとちょっとつらいです。天才と秀才と努力と才能。それに観点をおくと、結論は出なかったことになります。中盤まで一位になろうとしてもなれない主人公を描いていたのに、いつのまにか友情に話がすりかわっている。このオチでくるなら、最初からサリサとふたりのかかわりを綿密に書いてほしかったです。親友、思い人という単語で説明するのではなくて、エピソードで関係を読ませてほしかった。ふたりとサリサが会話する場面はあまりに遅いと思います。それはあくまで、このオチならばの話です。個人的には中盤までの天才にかなわない描写がいい意味ですごく嫌だったので、最後まで天才とか努力について書ききってほしかった。どっちつかずになっている気がしました。でもやっぱり中盤まではとてもよかったです。とても。
お題が「宝物」「出会い」だからこういう結末になってしまうのでしょうか。「宝物」でタイトルが「ずっと一緒に」ってオチそのまんまなのですが、それがどことなく気持ち悪かった。中盤までの妬みが昇華しきれていない気がするんですよね。せめてタイトルにもうひとひねりほしい。
文章:
いつもより読みづらく感じたのは読点が少なかったからでしょうか。冒頭はザ・説明文!ってかんじでした。中盤は読みやすいので、最初から最後までそうであったらよかったと思います。
狙ってかどうかはわかりませんが、一人称にしたことで主人公サリサのひととなりがつかみやすかったです。「こいつ絶対主席になれない感」があります。先生の言った「論を組み立てるときは一方向からではなく多方面から様々な可能性を検討する必要」があるのはまさにサリサなんだと思いました。地の文全体を通して、サリサの視野の狭さがあらわれていたように感じます。
キャラ・ストーリー:
こういう魔法学園ものの設定がだいすきなので楽しく読めました。「天才」に劣等感をいだく主人公の性格はあまり好きではありませんが、キャラクター造形としてはすごくおもしろかったです。ほんと、もっとやってほしかった。安易な友情ストーリーで終わらせるのではなく(どれだけ人の負の感情を読みたいんだよ自分って話ですが!)
フィデルはサリサの思い人なわけですが、彼に恋するエピソードがほしかったです。アスナに嫉妬するシーンでかろうじて恋心(と呼べるかわからないほどの)がくみとれる。その一方で、アスナを思いやるフィデルはとてもほほえましくてかわいかったです。もしフィデルとアスナがくっついたら、サリサはいったいどうなるのか、想像するとすごく怖いです。フィデルもアスナもすごくいいひとたちなのですが、サリサのことは眼中になさそうです。もちろん友達としては大切なんでしょうけども。ふたりにとってサリサは「いてもいなくても人生はあまり変わらない存在」なのではないかと不安になります。サリサは幸福な未来を生きることができるのか、すごく心配です。わたしにはサリサが自分を傷つけないように、物事の大切なところから目をそらしているように見えてなりませんでした。みじめだと思いました。ここまで書きたいことがいっぱいでてくる作品は久しぶりです。すごく興味深い作品でした。おもしろかったです。

>>184 菊桜        :出会い、時間、魔法  :【俺と彼女と、ありがたいけど迷惑な幼なじみ】
テーマ:
ほんとに「ありがたいけど迷惑な幼なじみ」でした! おまえらかわいいなあ!!
主人公はもっと幼なじみに感謝するべき(実は感謝してるアリーチェまじかわいい)
彼女ちゃんは重要なようで、実はそこまででもないと思います。ブログの裏話を読んだうえで書きますが、この枚数でその設定を書ききるには無理があります。キャラクターが先行している印象を受けました。ストーリーもお題もあとづけになってしまったのがもったいない。せっかく凝った設定があるのですから、その設定をいかせるお題選択、ストーリー作りをすればよかったのではないでしょうか。
文章:
キャラクターや風景を説明しようとするばかりに、序盤の情報量がすさまじいことになってしまっています。容姿の描写は今回重要でなかったように思いました。逆に世界観の説明はもっとほしかったです。登場人物の名前がカタカナであることを知ってはじめて、現代日本が舞台ではないのだと気づいたくらいなので。しかし「西洋風」ともあり……ここはいったいどこなんでしょう。人外もいるようですし。
書くべき情報を選別できれば、もっと読みやすくなると思います。
キャラ・ストーリー:
アリーチェくんがヒロインでした。異論は認めない。ちょうかわいい。
幼なじみの書き分けがあまりできていなかったのが残念ですが、この枚数だからしかたないといえばしかたないのでしょうか。容姿・口調だけで区別に頼った感じがありますが、小説でそれは厳しいです。長編だったら話はちがってくると思います。設定は完全に長編向け。この設定で長編を書いてくださるなら、ぜひ読みたいです。
ストーリーは隣に引っ越してきたかわいい女の子と、幼なじみの助けのおかげで両想いになるというだけで、ちょっとものたりなくも思いますが、かわいかったのでこれはこれでありでしょう。欲を言えばもうちょっとコハクとアリーチェのエピソードがほしかったです。Ifさんの作品と一見同じ終わりかたですが、こちらは素直に幸福を想像できるものでした。

>>185 空人        :雨、擬音、魔法    :『レイニー・バスストップ』
テーマ:
「雨」の扱い方がよかったです。タイトル・章題がすてき。「擬音」はもっと使ってもよかったのでは。「雨」との効果ばつぐん。「魔法」はそのまんまな気がしました。
文章:
一人称にしては、三人称のときのような表現が多かったです。語り部に徹しきれていませんでした。読むのを阻害するほどではありませんでしたが。
>私は心に抱きしめた。
ここ好きでした。
キャラ・ストーリー:
月宮さんを好きになれなかったのが残念。今回の批評で思ったのはわたしそうとうひねくれてるってことです。月宮さんもうちょっと努力しろよ!!と思いました。自覚があるんだから。嘆く以外に、できることはけっこうあるんじゃないでしょうか。男性目線だと、こういう女の子はかわいいのかもしれませんけれど。
あと佐野くんも月宮さんが気にしていると知っているんだから空気読めばいいのに! 雨が降ることくらい覚悟してデートに誘うべきだと思います! でも根はいいやつなんだろうなあ。わたしが佐野くんで、月宮さんとつきあうことになったら毎日彼女といっしょにいます。毎日デートすればいい。雨が毎日ずっと降るなんてことはありえないでしょうから、ぜったいいつかは雨の降らないデートができるはず。なんて。
天寺くんもいいやつでした。いいやつどまりになってしまわないことを願います(笑) 魔法が使えるんなら最初から使えばよかったのに! 
寺社なのに「魔法」だとちょっと違和感。秘術で一貫させてよかったのでは。

>>186 伊達サクット    :剣、時間、魔王    :多重戦隊サイムレンジャー
テーマ:
ネタの尽きないサクットさんをとてもうらやましく思います。
ギャグテイスト、ちょっとだけ皮肉がきいている、そのバランスが絶妙でした。
文章:
端的な文章でよみやすかったです。ストーリーやギャグが生きる文章でした。文章は完全に縁の下の力持ちポジションでした。けして悪いことではないとわたしは思います。
キャラ・ストーリー:
すごくおもしろかったです!!! 声をあげて笑いながら読んでいました。
いちばんいいなと思った設定は、借金を返すと弱くなっていくところです。それで国の借金を背負って戦うところがおもしろい。
ムキムキニート四天王の姿を想像するのが楽しかった。ナイスガイ田中は率先して戦うべし。ムキムキマッチョオカマのイボンヌ丸山はいったいどんなすさまじい絵になるんでしょうか!
期待を裏切らない伊達サクットワールドは着実に構築されていますね! 次回作が今からもう楽しみです。

>>187 茶野        :剣、出会い、宝物   :背教の子ら
自作品。書きたい話を楽しく書けてよかったです。絵であらわすより、文章で表現したほうが効果的なものを書きたいという気持ちが常にありました。今しか書けない話だったと思います。たぶん、一年前にも一年後にも同じ話は書けない。今考えていることを残そうとした結果です。えらいひとに怒られそうな気がしないでもないですが、伝家の宝刀「若気のいたり」を持ち出して許しを請おうと思います。気持ちはいつになく全力でした。
テーマ:
着想のきっかけは「ジョブ・ナレーター」の「彼は物語に出会いやすい。彼にとっては等しく物語である」という説明文。ちょうど考えていたこととマッチしました。
各選択お題の解釈を語るとなんだか恥ずかしいことになりそうなので割愛。お題=テーマではないです。選択したもの以外でも関係するお題はたくさんあります。あえて選んだ三つは、パッと見「剣←→宝物」「←→=出会い」でわかりやすかったからです。最初は「あかり」「魔王」「始まり」を選んでいたよーな。
安易に扱っていいネタではないと思ったので、すこし怖かったです。見えないもの=存在しない、という認識ってけっこう恐ろしいことではないでしょうか。
文章:
体力不足でした。どうするのが最善だったか、まだよくわかりません。
説話のようなかんじにしようと思いました。
キャラ・ストーリー:
作者=登場人物の構造からは脱却したかった。人物の行動に正誤はありません。それぞれの判断におまかせします。書きたい問いはありましたが、作品じたいに「こう受け取ってもらわないといやだ!!!」という思いはない(ふだんはかなりよくある)ので、作者の考えと違ったらどうしようだなんて気にしないでください。
読み手に要求するものが、いつも以上に多かった。「〜しなければならない」という主張がないかわりに、読み手に「なぜ」「どうして」という問いをもつこと、その問いの答えを自身で考えることを求めます。逆にそういう姿勢がないと、つまんない話にしかならないんじゃないかと思います。作者の言いたいことなんてどーでもいいんです。すべきは読み手とこの作品との対話であり、そこに作者は存在しません。せっかくたくさんのひとに読んで批評をもらうんだから、そのひとがどう思うかを知りたかったんです。作者の顔色をうかがうんじゃなくて、自由な解釈をしてほしかった。あとはそれをさせるだけの能力がわたしにあったかどうか、ってところですね。あえて書いていないところを、説明不足と指摘されることもありうる。バランス、むずかしい。というか! そういうスタンスを読み手のみなさんは知らないわけなので、よっぽどのことがないかぎりふつーに読みますよね!!!! ひ、ひまがあればよみかえしてみてください……。
当分の間はこういう書き方したくないです(おなかいっぱい) 

>>188 鳳         :あかり、時間、さくら : 散らない桜
テーマ:
散るからこそ美しい。永遠ではないものに価値を見出すこと。そんな伝統は無視されてしまった。必ずしも悪ではないけれど、わたしはちょっとだけ悲しいなと思います。無常観とかいう概念をもちあわせていない人が読んだらどういう感想を持つのでしょうか。
お題は消化できているし、テーマもある。ただ、内容がない。このテーマを持ち出すなら、もっと深い、独自の切り込みがほしかったです。あるいは読み手にそれを感じさせるものが。
文章:
語彙が豊富なようで、じつは扱いこなせていないという印象。言葉を慎重に選ぼうとして、あえて難しいほうを選択してしまったかんじがします。難しい言葉を使うと雰囲気が出せるような気がしますが、それに頼りきってしまうのはどうかと思います。使いこなせないゆえにぎこちなくなってしまった言葉をうまく扱えるようになれば、ボキャブラリーの多さが強みになるでしょう。うらやましい。
無駄なお肉をそぎ落としたら、この作品の文章の量はとても少なくなるんじゃないでしょうか。それほど内容がない。かさまししているだけだったのが残念です。
キャラ・ストーリー:
上記のとおり。もしかすると自分と同じような書き方なのかもしれないと思って読みました。となると文章に邪魔されてしまってもったいない、大きなものにしかならない問いしか思いつけませんでした。学士論文で扱おうとすると怒られるレベルの大きさ。あともうひとつでも要素があれば話は別だったと思います。こういうテーマでの話は興味深いので、もっと読んでみたかったです。

>>189 フロスト      :魔法、時間、雨    :あなたの魂に安らぎあれ
テーマ:
普段は無慈悲な執行人が、仕事で友人を殺さなければならなくなったら。ありがちな話なのですが、興味深いテーマであり、作品の雰囲気が独特のものだったのでとてもおもしろく読めました。人それぞれの解釈があるから書いてしまう話なのかもしれませんね。ただ、結局殺してしまったのは、読んでいて個人的に納得がいきませんでした。書かれていないけれど、執行時の主人公の気持ちは伝わってきちゃうんですよね。だからこの「納得いかない」は「〜だったらよかったのに!」っていう作品に対する読者のわがままでしかなく、それほどこの作品がわたしの心をつかんでいたということです。フロストさんの作品をもっと読んでみたいです(わがまま二回目)
文章:
書かなくていいところまで書いてしまっている印象でした。必要のない風景描写が浮いていました。描写って意味があって書くものだと思うのですが、意味を持たない描写が、意味があるものを邪魔してしまった気がします。はぶけるところははぶいたほうがいいと思います。とくに冒頭から書きすぎていて、作品世界に入りこみづらい。ですが雰囲気はすごくよく作れていたと思います。取捨選択すればもっとひきしまったはず。知識がないと書けない文でした。見習いたいです。
最後の数行がめちゃくちゃよかったです。「風が頬を打った」で目が覚めるような感覚をおぼえました。すごくよかった。
キャラ・ストーリー:
この世界観でまた別の話を読みたいです。魔術師のことをもっと知りたいです。
中盤あたりでオチが読めてしまったのは残念でした。というか主人公は友人が何をよみがえらせようとしたか気づくのが遅すぎではないでしょうか。「死者蘇生」と聞いた瞬間に家族のことかと思いいたってもおかしくないくらいなのに。物語の中で人物を思考させるという意識が足りないかもしれません。考えているようで考えていない。考えていることはすべて、作者が物語の都合で人物に考えさせたことでしかない(意味がわからない!!!!)たとえば友人を殺すことについて主人公が考える。それは物語に必要だから、そう作者が動かしている。それは必要なことだと思います。ただ、人物が思考していない部分が多かったのが気になったということなんです。ひらたくいえば「もっと頭使えよラハナー!」っていうことです。ラハナーはそんなお馬鹿さんキャラじゃないと思います。

>>190 sakana       :出会い、時間、擬音  :みよんみよん星人
テーマ:
好き嫌いとかこの場に持ち出すのはどうかという意見もありそうですが。「好きじゃない」が多い作品でした。巧拙以前に好き嫌いの問題。とにかく読むという行為が大変でした。今のわたしが読めないだけで、未来のわたしならおもしろく読めるかもしれません。
「みよんみよん」は普遍的なものなのでしょうか。わたしは違うと思います。あるひとには宇宙人の声が「みよんみよん」と聞こえたかもしれません。が、別の人は「みょんみょん」だとか「ぴよんぴよん」だとかに聞こえている可能性もあります。すべての登場人物が「みよんみよん」と認識していたのが気持ち悪かったです。触角兄弟の弟だけの物語なら問題はなかったかもしれません。
文章:
これぞラノベの文体。いや、ラノベがなにか定義しがたいんですけどね。徹底していたからそれはそれでいいと思います。ただ、ときどき文章のほころびがありました。それが読み進めるときに妨げとなりました。
キャラ・ストーリー:
なかなか頭に入ってこなかったのは、ストーリーとわたしの感性の不一致といったところでしょうか。最後はなんだかじーんとくるのですが、そこまで読み進めていくのがつらかった。笑いを狙っているのかどうかわかりませんが、わたしはひとつも笑えませんでした。笑うべきところで笑えないからつらかったのだと思います。合う人は合うだろうし、合わない人は合わない。わたしは後者だったということです。万人に受ける小説なんてないと思っているので、それを問題視はしません。アイディアはすごくおもしろかったです。わたしの苦手な味つけだっただけで。
やくざっぽいひとはぜんぜんやくざっぽく見えませんでした。それならそういうキャラクターとして徹底してほしかった。細かいところのリアリティ欠如がすこし気になりました。

>>191 brain        :宝物、魔王、爆発   : 壁の中の楽園
テーマ:
すごくわくわくしました。暗く悲しい話なのですが、読んでいてすごく楽しかったです。涙は出ませんでしたが、ずっと鳥肌がたっていました。ストテラでそういう作品に出会うのは久しぶりです。
文章:
説明文っぽい箇所もあり、すこしだけ気になりましたが、ぐいぐい先を読まされてしまいました。わたしは、最初のひらがなの物語部分はあってもなくてもいいと思いました。ただもうすでに書いてあるのだから、このまま触れないでおくのがいいのかもしれません。素人が下手に直したらこの作品が壊れてしまうんじゃないか、と。最近、おばあさんが絵を勝手にかきなおしてしまったという報道がありました。そんなかんじです。手を加えていいのはbrainさんだけ。そう思える作品に出会えてしあわせだなって思いました。
キャラ・ストーリー:
小道具の使い方がよかったです。とくにジュナの絵とクレヨン。
いちばんどきどきしたのは、天使とかではなくインフェルノがお気に入りだということ。宗教の意味もインフェルノという言葉の意味もわからないけれど惹かれてしまう。前知識がない状態で好きになった、ってすごく大切にすべき感情だとわたしは思います。すごくまぶしかった。それがあったからこそ、ここまでわたしの心は震えたんだと思いました。

>>192 アリス       :出会い、宝物、始まり :シーラカンス・エレジー
テーマ:
いったいどうしてシーラカンスというものを思い出したんでしょうか。日常生活でそうよく目にするものじゃないですよね、シーラカンスって。そういうものをもってこられるのはすごいセンスだと思います。
おもしろく、きれいにまとまっていますが、こじんまりしてしまった印象。ワンアイディアをうまくふくらませて、もっと深く切り込めるとよかったと思います。自分のなかの感情に気づかないふりをしていて、それでも気づいてしまったところはもっと書きこんでほしかった。表面だけすくいとった感じで、ちょっと物足りなかったです。アリスさんにはもっと深い思考の中でなにかを書いてほしい(というか読みたいです)。それを期待できる力をすでに持っていると思います。今はよくも悪くも読み手に親切すぎるんじゃないかなあ。
文章:
ややぎこちないところもありましたが、読みやすかったです。個人的には■で区切った最初と最後の一文はそれ頼みのような感じがしたのでいらないと思いました。ちがうかたちで表現したほうが効果的だったような気がするのです。
キャラ・ストーリー:
シーラカンスが最高でしたね、ほんと。シーラカンスというものに対する一種の愛のようなものを感じました。
主人公の気持ちはなんだか不安定でした。意図された不安定ではなく、書いているうちに変わってしまったという感じでした。作中の出来事が起こした変化ではなく、作者のせいで起きてしまった変化。

>>193 朔乱        :さくら、ジュース、毒  :カニクリームコロッケ戦争
テーマ:
完全ネタ作品じゃないですかーやだー。そういう姿勢は嫌いじゃないです。おもしろかったからいいと思います。
文章:
伝えるべきことを伝えられるまでに書く力が達していないという印象。もうちょっと丁寧に書くといいんじゃないでしょうか。(他人のことをとやかく言えるレベルではないのですが!)
最低限、誰がどのセリフをしゃべっているのかわかるくらいには書きこんでほしいです。
キャラ・ストーリー:
人物がみんなおバカ。ある意味愛らしくて、なんだかほっこりしました。敵も憎めません。みんないい味を出していたと思います。わたしは好きだなあ。とくに変態さんがすきです。
「戦争」なのかどうかはともかくタイトルのインパクトはすごい。先が読めない。


>総評
すごくおもしろかったです。結局批評が終わったのが一か月後というなんとも残念なかんじですが。力作ぞろいでした。批評だけの回も含めて今まで参加した中でいちばん楽しかったです。

メンテ

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