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[4993] 【2016年度】お題小説スレッド【お題「去る」作品投稿期間】
   
日時: 2016/01/12 23:57
名前: 企画運営委員 ID:7PNV346o



『お題小説スレッド』へようこそ。こちらはあるお題に沿って読みきり小説を書き、その作品をみんなで批評し合う場です。
 初心者も上級者も関係ありません。うまくなりたいとお思いの方であれば、だれでも自由に参加することができます。一生懸命執筆し、一生懸命批評して、小説の技術を高め合いましょう。
 皆様のご参加をお待ちしております。

――――――――――――――――――――

>>002 【ルール説明】:必ず熟読して下さい。(※内容、一言の箇所を訂正しました。ご確認ください)
>>003 【批評のポイント】:批評をする際のポイントをまとめたものです。
>>004 【イベントルール説明】:イベントに関するルールです。必ず熟読してください





▼お題:第32回のお題は「種」です。
 二月に種をまくのか? と思いましたが、調べてみるとじゃがいもは二月にまくそうですね。……さらに調べてみると一年中、なにかしらの種をまいてるみたいです。
 そんなことは置いといて。「種」というお題には「たね」以外にも色々な解釈があると思います。みなさんがどのような作品を投稿してくるのか、楽しみにしております。
※第30回の作品投稿期間は2月1日(土)からです


▼お題:第33回のお題は「姫」です。
 三月なので(笑)
 というのはよくわかりませんが(ひなまつりだから?)「ひめ」というのは可愛らしい語感ですよね。私は緑の黒髪をした和服姿が思い浮かびます。桃色が似合いますよね。桃色……やはりひなまつりでしょうか。それでは、みなさんの作品お待ちしております。
 
※第31回の作品投稿期間は3月1日(土)からです


▼お題:第34回のお題は「嘘」です。
 嘘でした。


▼お題:最終回のお題は「魔法」です。
 奮ってご参加ください。


▼お題:第36回のお題は「友情」です。
 ネタでした。


▼お題:第37回のお題は「音」です。
 奮ってご参加ください。



▼日程(第32回)

1月1日       :お題発表
2月1日〜15日   :作品投稿期間
2月16日〜28日  :批評提出期間


▼日程(第33回) 

2月1日     :お題発表
3月1日〜1月15日 :作品投稿期間
3月16日〜30日 :批評提出期間


▼日程(第35回) 

6月1日     :お題発表
6月1日〜7月31日 :作品投稿期間
8月1日〜   :批評提出期間



▼注意もしくは削除対象となるお書きこみ
・荒らし
・荒らしへの反応
・自分や他人の小説の宣伝
・雑談、チャット化
・ルールに反するもの
・管理人が不適切と判断したもの

――――――――――――――――――――

>目次 >>001


>第32回 お題『種』参加作品(敬称略)

>>404 sakana:シロハの辻褄
>>405 伊達サクット:赤い種、青い種

================================================================================

▼リンク
小説講座/雑談所』(お礼や言い訳等はこちらへ)
旧お題小説スレッド』(前スレはこちらから)
ツイッター』(朔乱のアカウントです。お題の告知などをしています)

管理人:If 空人 朔乱  補佐:伊達サクット
メンテ

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夜桜月光華 ( No.25 )
   
日時: 2011/09/20 23:50
名前: 匿名 ID:KKfcFcL.

 月明かりに照らされ、剣を振るう女がいた。その女の辺り一面を見た者はそれが血だと理解するだろう。大地を征するその流れ出たものは、異様な光をたたえて月を映し、女を映していた。キンッと、刀を鞘に戻す際に放たれる音が静寂を破った。そして、女は切り捨てた者と大地に染み付いた血を背に歩きだす。己を待つ愛しき者が居た我が家へと。

「おかえりなさい! お母さんっ」
 家へと足を踏み入れるといつも娘の声が家中に響く。まだ歳七つの娘を一人にして外に出る度に苦しい気持ちになるが、生活していくためには仕方のないことであった。
「ただいま、千代」
 千代、と呼ばれた娘はにこりと笑う……が、そこには誰もいない。いつも娘のあどけない表情を浮かべた顔を見ると、辛いことさえ忘れてしまうような感じがする。そんな生活が、今日も続いているものだと女は思っていた。
 女は娘と二人で暮らしていた。父はなく、母も娘も、二人だけで暮らしていて寂しい思いをした覚えはなかった。それが幸せだと信じていたから。それが永遠に続くと思っていたから。しかし、それは長くは続かないものだと気づいたのはいつなんだろうか。こうも運命は残酷なものであったのか。女は、あのとき痛感したのだろう。そして、神をも呪ったことだろう。

 女は農作業の傍ら、暗殺者としての仕事もこなしていた。仕事によってはその身体を売り、その一瞬の隙を狙って仕事をしたり、高貴な貴族に身を装って仕事をするということもやっていた。千代は、仕事の際に身体を売ったときに孕んだ子だった。もちろん、暗殺を頼まれたからには相手の命を絶たなければならない。父親がいなかったのはそのせいであったからだ。娘には「病気で死んだ」と話しているが、真実を知ってしまったら、千代はどのような気持ちで自分と接してくれるのだろうか。娘は……自分を母親として見てくれるのだろうか。女はいつもそんなことを考えていた。娘と接しているときも、仕事をこなしているときも……。
 そんな中、いつものように仕事が依頼された。相手はとある町の長。しかしいつもとは少し変わった内容であった。その長は人の姿に偽って居座っているという。しかも、それは人の命を全て食らうと、獲物を探すために次の町へと転々としているという。たわいもないことだと思いながら、女は町の大通りを歩く。月明かりが女の頬を、首筋を、胸元を、そして太股を照らす。青白く輝くその美しい体躯から、細い刀が伸びていた。桜舞い散る月光の元、ただ仕事をこなす寡黙なる暗殺者……人は彼女を、夜桜花月と呼んでいる。

 暗殺したるその姿は、一輪の花のごとし。

 これは、とある戦士が死ぬ間際に遺した言葉である。文字通り、血で汚れたにも関わらず、返り血で深紅に染まったその身体は妖艶に、一輪の花と見紛うように美しく、華やかであった。地面へと向かって伸びる細い黒髪のなびく隙間からは、ひらひらと夜風に運ばれてゆく桜の花びらが舞い降りて、そして静かにゆっくりと落ちていった。

 長は深い眠りについていた。明日があることを夢見ているのか、女はそう思っていた。だが残念だったな、お前に明日など存在しない。ゆっくりと、長の目が覚めないように一歩一歩近づいていく。刀に込める力がよりいっそう強くなった。そして、長のすぐ傍にまで距離が縮まると、首筋にそっと刀を当てた。次に、喉仏に刃先を当てる。そして、静かに、小声で呟いた。
「人の姿を偽り、人の生命を脅かす邪悪な存在よ……今このときをもってその命、ここで絶たせてもらう」
 そのときだった。長の身体から鋭い突起物が布団を突き破って女へと伸びたのだ。間一髪のところ、かわすことはできたが、ここでは満足に剣を振るうことが出来なかった。長を見たときは、もはや人の姿ではなく、まさに異形と呼べるものだった。蛇、という表現がいいのかもしれないが、もはやその蛇と呼ぶにしては形が歪であった。おそらくさっきの突起物も、その歪んだ身体から放たれたものだろう。そして、再びその突起物をくりだそうとしている。
「ここでは満足に刀を振るえないか……」
 瞬間、女は異形と化した長の背後にある窓へと駆け出した。そしてすぐさま長の身体から突起物が放たれた。刀で切り捨てようとしても、その外皮は固く、強い振動が女の腕へと響いた。その瞬間、女の身体を長の尾が捕らえた。ぎりぎりと締め上げたかと思えば、今度は窓から女を投げ出した。強い力で締め上げられたため、女は力が出ずにそのまま地面へと叩きつけられることとなった。激痛が全身を駆け巡る。すぐ目の前には魔物が迫っていた。
 ――やられる……!
 その瞬間、女は目を疑った。魔物に締め上げられる人の姿を、その姿が自分の娘であったことを……。

 それからのことは、よく覚えていない。気がつけば辺り一面血だらけであること、魔物が無惨にも細かく切り刻まれていること、そして、自分の娘の亡骸を。女は、震える腕で娘を抱き上げた。生命が消えた殻となってしまったその華奢な体は、とても軽く感じた。あどけない表情で笑って自分の帰りを待っていたその表情を浮かべたまま、娘は静かに眠っていた。おそらく、自分の跡をつけていったのだろう。そして、身代わりとなって自分の前に出てきたに違いない。女は己の無力さに絶望した。そして、これが嘘であってほしいと願った。そして、あのとき己が息の根を止めていればと後悔した。しかし、それは無惨にも叶わぬ願いとなってしまった。もう二度と娘を抱くことは出来ない。もう二度と娘の笑顔を見ることが出来ない。もう二度と娘と言葉を交わすことも出来ない……。
 女は娘の亡骸を抱いたまま泣き崩れた。その姿を、無慈悲に月明かりが照らしていた。
メンテ
恐れられた一面の花々を夢見て ( No.26 )
   
日時: 2011/09/20 23:58
名前: 匿名 ID:PBuGAs8Y

「お花畑、というものを見たことはありますか?」
「いいえ」
「そうですか、私もないのです。見渡す限り、花ばかり揃っているそうよ。地平線までもが、様々な色で埋め尽くされているそうよ。さぞかし、綺麗なのでしょう」
 いいえ、いいえ、いいえ。あの花が綺麗なわけないでしょう。使い方を間違えれば、人さえも簡単に死に貶めてしまうもので。あれほど不気味な恐ろしさを与えてくるものを、私は知りません。
「そんなことないわ。だって、あれは彼等の最期の舞い。最期の力を振り絞って放出されるエネルギー。そんな姿の彼等を愛さずに、私たち引捉師(いんそくし)は何を支えとして、頼るのですか」
 でも、あれだけは。
「嫌なことばかりではありませんよ。……では、こうしましょう。明日から私のところにおいでなさい。様々なことを教えてあげます。そしていつか」

「探しに行きましょうね。彼等の楽園を」

 空想の花畑を想像した大先輩は、手を胸の前で合わせ笑った。とても嬉しそうに、彼女の全ての理由を詰め込んだ気持ちを、全身全霊で表現する。

 ≫

 ユシオ先輩という、大先輩がいる。
 ただ先輩といっても、アクセラレートでの先輩ではないし、卒業生でもなく、ましてや教師でもない。私の憧れる促進師であり、勝手に慕っているだけというわけだ。引捉師というのは、促進の能力を持つ一部の人がなれる職業である。そしてその内容は、飛獣という街や人々に害を与える生き物を駆除するというものである。ユシオ先輩は、引捉師でありながら。その仕事とは別に、特別活動等で使用される特水の確保、保管のためにアクセラレート専門学校に出入りしている。
 また、アクセラレート専門学校というのは、促進の能力の使い方を学ぶための学校である。専門学校というだけあって、将来引捉師を目指す人たちばかりが集まっている。
 そして、ここで特水と引捉師という二つのキーワード出てくる。
 特水は、普通の水ではないという区別からその名を付けられた。何とも安易な名前だと思うが、様々な人の間では既に定着しているものだ。元は《花》を原料としていたそうだが、最近は人工の特水ばかりが流出している。今自然界に探しにでても、花がほとんど見られないということが理由である。そして、特水は。私たち引捉師(私の場合、まだ見習いではあるが)にとって欠かせないものなのだ。
 赤、青、黄の三種類があり、花も人工物もその三色しか存在しない。しかし、引捉師はそれを自由にカスタマイズして使用しているため、特水を配布されるところぐらいでしか、原色を目にする機会はない。そして、そのカスタマイズの例を上げると、長時間の効果が期待できる形。威力だけを追求した形。空高くまで舞い上がる形。自分の身に纏い防御に徹底する形。自分の好みで混ぜ合わせ、様々な効果を手にしているのだ。
 以前、ユシオ先輩に詳しく引捉師について教えてもらったことがある。
「よく本に出てくるような、……魔法が使えたら便利なのでしょうに」
 物の雪崩の起こった自室で、片付けを諦め掛けたときの独り言を先輩は聞き付けた。引捉師の見習いではなく、魔法使いの見習いだったら。ぱぱっ、と一振りで部屋が片付くのにという思いからのものだった。
「引捉師も、魔法使いと似たようなものよ?」
 この世界にはない、魔法。お伽噺に時折登場する夢。
「そうね、架空の魔法使いと私たち引捉師を重ねて考えてみると。《魔法を使う》が《促進する》で、《魔力》が《促進の力》で、媒体が《花》または《特水》で、《魔法》が《エネルギー》よ。今は特水が出回っているけれど、かつて人々は花を促進させて、そのエネルギーを得たわ。赤い花は燃え炎となり、青い花は溶けて水となり、黄の花は空気に溶けて風になる。そのエネルギーの主導権を握るのよ。そして、この自然エネルギーは花を《使う》ことにより、発生するのよ。私たちが促進して、手を加えなくとも。花が寿命間近だと、そういった現象は日常的に起こるのよ。……今ではもう、普段の生活で目にすることはないでしょうけれど」
 そして、ユシオ先輩は哀しそうに微笑んだ。
 窓から入ってくる風は、本の下に積まれた紙を吹き飛ばそうとしながらも失敗する。代わりに、私たちの衣服や髪など軽い、あらゆるものを悪戯するかのように靡かせた。大先輩の、緩いウェーブの掛かった髪は風に揺れ、よりいっそう愁色が強調される。色が茶ということも、強調の一部になっているようだった。……大先輩は、恐らくこう続けたかった。それは、――

 ≫

「おっと、足が滑った」
 嘲笑の含んだ野太い声だった。そして、その言葉を遮るかのように、水飛沫の音が辺りに響き渡る。音の原因を目にして、男は再び笑った。優に身長は二メートルを越している大男であり、私の見覚えのない人であった。
 大男の目に映っているものは、広場の噴水とその池に浮かぶ木箱や小瓶、そして私。ぎらぎらと輝く太陽を背に、私は地面に手をついた。
 今の状況を説明すると。大男が歩いていた私の足を引っかけたため、自ら木箱を池の中に投げ込んでしまうということになる。
 私が呆然とレンガの上にへたり込んでいる間にも、木箱は水を吸い、変色しながらどんどん沈んでいく。ぷかぷかと浮かぶ小瓶の中身は、既に池の水と混じっている。無色透明であった池には三色が加わり、色とりどりの噴水となり始めいている。その特水は、薄まりすぎてもう使えない。一瞬だけ、池の水が光ったようにも感じたがそれはどうでも良いことだ。池の水の中へ投げ込まれなかった小瓶も、レンガ張りの地面に衝突して割れている。大先輩に頼まれた仕事だっただけに、その衝撃が強く上手く言葉が出なかった。
「な、な、な……」
「悪いな、ちょっと余所見してて足を引っかけちまった」
「特水が、全て……零れて……使えなくなって…………」
 その瞬間は、ここだけの問題で終わらなかった。周りからも、くすくすと笑い声が聞こえ初めたのだ。私は羞恥心で俯き、悔しさで目に涙を浮かべることになった。絶対に泣いてなんかやらないのだから、と唇を噛みしめる。
 そして、この広場の野次馬たちは、そんな私のことなど気にも留めず、各々の行動を始める。
 笑う、囃し立てる、割れた瓶を広う、教師を呼ぶ、雑談をする、罵倒する……。
「アクセラレートの恥さらしが」
 それが誰の言葉だったのかは分からない。ただ、それが私を指す言葉だけというのは理解できる。肩で切り揃えられた髪が風に吹かれ、ちくちくと首に当たるのを感じながら、とりあえず元凶の大男を睨みつける。
 ある休日の昼下がり。アクセラレート専門学校の広場での出来事だった。



「……エル」
「ごめんなさい」
 困ったように、私の名前を呼ぶユシオ先輩を直視できない。丸机一つを挟み、私とユシオ先輩は向かい座っていた。そこは、学生の中で安いと評判のお店だった。薄暗い店内であるが、中に充満した木の香りが心地良い。
「もう、謝らなくても良いのです。私が、特水の取引先の人と話し込んでいたから……押しつけてしまいましたね」
 エルがアクセラレートで疎まれているということは、知っていたのに。
「そ、そんなことはありません! 学校でユシオ先輩に、引捉師に会うなと決められていますが、私が疎まれていることは性格からです! 規則を破っているということが原因ではないのです! だから、ユシオ先輩は関係ありません。私の性格がとことん悪いことが原因です!」
「……エル、そこは堂々と胸を張って言えることではありませんよ」
 それに私は、エルの性格が悪いとは思いませんよ。ただ、恥ずかしがりやさんなだけですよね。
 うふふ、と華麗に笑う大先輩を前に、私は怯む。どうしてこう……恥ずかしいことを平然と言えるんだ。
「とまあ、エルに関してのお話はこの辺にしておいて……本題に入りましょうか」
 ユシオ先輩がそういった瞬間、私たちの間に緊張が走る。今までの和やかな雰囲気は何処に行ったのかなどの詮索は、意味がない。ユシオ先輩は、仕事で特水を扱っていたのだ。それを無意味にしてしまった罪は重い。
「今日エルに運んでもらっていた特水。ざっと二ヶ月分はありました」
「に、二ヶ月……」
「はい、だから責任を取らなければいけません」
 ゆっくりと、黒い目を細めながら、ユシオ先輩は私の顔を見据える。ちょっかいを出されたという理由があったとしても、私が悪い。それが原因だと、理解している。だから、私は体中に力がこもるのを感じながらも、大先輩の言葉に耳を向ける。
「花を、探しなさい」
「…………え」
「特水を、今から注文するのでは間に合わないそうです。だから、アクセラレートの校長から言い渡されました。私とエルに。花を、探しなさいと」
 花、なんて。そんなものを簡単に見つけられるわけがない。それに、私はまだ花を――。
「大丈夫ですよ」
 ぐるぐると回る思考を感じ取ったのだろうか。ユシオ先輩は、私を安心させるように笑顔を浮かべ、頭を撫でてくれる。
「前に約束したでしょう。これを機に、一緒にお花畑を探しに行きましょう」

 幸いなことに、ユシオ先輩は花畑というものの目撃情報を仕入れたばかりだった。
 そのため、すぐに外へ出発しようという結論に達す。
 私はユシオ先輩に手伝ってもらいながら、街から出る手続きやアクセラレートへ、その間の授業免除の申請をしたりと慌ただしい一日となった。
「外に本当に出かけるの? 飛獣が出るかもしれないから、ちゃあんとユシオさんに引っ付いておくんだよ。飛獣ってもんは、自分の敵が分かっているんだろうね……引捉師や花のあるところに現れるって相場が決まっている」
 同じ事を繰り返す母親の言葉に頷く。
 私は自室で荷造りを始める。何て言っても、今回外にピクニック気分で出ては一発で後悔してしまうだろうと予想出来るのだから。それに、たくさん何らかの容器も持っていかないと。
 確かに今回、外へ出ることは罰であって。決して緩んだ気持ちで行っては行けないのだろう。けれども、ユシオ先輩と……引捉師と。実際に外で行動できるというのは、本当に貴重な体験だ。楽しみに思うのことだけは、多めに見てもらわないといけない。
 先日、ユシオ先輩を招くために片付けた部屋はまだ綺麗で。こうして見ると、何だか自分の部屋ではないようだ。
 薄い水色のカーテンは、大きく開かれ窓の縁は全て確認できる。そのため、中に風が入ってくるとなっても、カーテンが揺れることはない。隅の方で、本やテキストと一緒に積まれている紙は自己主張を初める。ふと、本棚の隣りに位置する等身大の鏡は、佇んでいる私の姿が映す。後ろ髪は、肩の長さとそうでもないが。前髪は大部長くなってきている。手で押さえてみると、藍色の目が完全に隠れてしまう。これは切ろう。帰ってきたら、切ろう。
 私は再びベッドに腰を掛け、鞄に物を詰め始める。そして、大先輩に手渡された小瓶を手に取り、しばらく見つめた後、名残惜しむように中へと押し込む。
 黄色の液体が、小瓶の中で跳ねる音が聞こえた。

 ≫

 絶句。
「…………ユシオ先輩」
「…………これは、何もいうことはありませんね」
 まさに絶景。
 私たちは、街を出て早速その花畑を遭遇することが出来ていた。


「……まさか、これほど早く発見できるとは思いもしませんでした」
「…………こんなにも鮮やかなものなのですね。私、花を初めて見ました。」
 花畑の中で、私たちは話していた。その花畑は小さな盆地となっており、街からも外からも、その盆地に足を踏み入れない限り目にすることは出来ないものとなっている。赤、青、黄の花が思い思いに混じり合い、咲き乱れている鮮やかな風景。近づいてみれば、香りだってあるし、何より一つ一つの花の形が違うということは惹かれるものだった。……けれども。
「……花がどんなものなのか、話には聞いていました。恐い噂ばかりで、恐ろしがっていましたが、ユシオ先輩のように暖かみのある花についてのお話も本当だったのですね。だけど、やっぱり私はまだ」
「大丈夫ですよ」
 私の言葉を遮り、ユシオ先輩は微笑みを見せる。
「これから、本来の――」
 大先輩がそこまで言ったとき、辺りに巨大な風が吹き始めた。妙に生暖かいそれに怖気を感じる。というか、風じゃなくてこれは。
「……飛獣、ですか」
 私たちの周りに存在する花々に影を落とすように、またそれらを蹴散らそうとするような荒々しい動き。
 飛獣がこちらへ降り立とうとしているためなのか、降り注ぐ風に、花びらは空高く舞い上がる。細々としたそれらからは、各々のエネルギーが溢れ出し、鮮やかな色と共に小さな渦を幾つもの作り上げる。
 足を踏ん張らせながら、風に抵抗した後見たものは。笑うように歯を剥き出しにして雄叫びを上げる、黒い獣だった。
 
 小さな叫び声を上げる私のように、既に嫌と言うほど経験を積んでいるユシオ先輩は、その様子に臆することはない。
 大先輩は、すばやく自分自身の鞄から特水を取り出すが。……何を思ったのか、いくつかの小瓶を手に取った状態で動きを止めた。
「先に蹴散らしてからお見せようと思いましたが、このままやってみましょうか」
 ユシオ先輩は、飛獣を強い眼差しで見つめたままである。強風で、髪や裾は全て浮いており、私にとって近くにいる大先輩の声でさえ聞き取りづらい状態であった。
 それでも、ユシオ先輩は続ける。

「本来の、引捉師の役目を見てちょうだい」

「この暖かな明かりこそ、私たちが花に求めたものよ」

 ユシオ先輩は、促進の力を放出した。
 それも、小瓶というピンポイントだけでのものではなく、もっと大規模な。――そう、この花畑全てを包み込むような――もので。
 そうして起こるのは眩い閃光。しかし、どこか暖かくて安心できる光。心の奥底から何かを引き出してくれるような光だった。
「……花が、沢山ありすぎたからかしら」
 唐突に、先輩は言葉を洩らした。目を細めながらも飛獣の様子を伺ってみると、彼等は未だに空で羽ばたいているだけだった。光によってそれ以上進もうとしない。いや、光に遮られ進めないのだろうか。
「……そう。力一杯、舞いたいのね。自分を見て欲しいのね。なら、最期まで――」
 その言葉を境として、大先輩は意識を花から飛獣に移す。そして、先ほどまでの花を愛しむような仕草から、鋭い視線を彼等に向ける。
 飛獣はその動作で、大先輩が自分たちの行く先を阻むものだと認識したようだった。ぐっと翼を圧縮させて、雄叫びを上げる。威嚇するように、牙を剥き出しにしながら大先輩を包む光へと突っ込んで行く。
「……エル、ごめんなさいね」
「でも、私は幸せだから。哀れむことだけはしないでちょうだい」
 ユシオ先輩の笑顔がそこにあった。
 実在する花畑の上に立った大先輩は、手を胸の前で合わせ笑った。とても嬉しそうに、彼女の全ての理由を詰め込んだ気持ちを、全身全霊で表現す――。
「ユシオ先輩!」
 その瞬間、大地が大きく揺れ、辺りに轟きが響きわたる。その場に立っていられなくなった私は、地面に這い蹲りながらも、大先輩から目を離すことだけは頑として拒んだ。
 燃え上がる飛獣に腕を噛みつかれながらも、愛おしそうに。
 翼がもげ、ただの獣と成り下がった飛獣を、哀れむように。
 あらゆる穴から、水を吹き出す飛獣に助けを求められながらも、非道に。
 大先輩は、促進することを続け。花たちが、望んで全てのエネルギーを出し切ろうという望みを一心に叶える。
 その間にも、熱風やよく分からない水蒸気に煽られ。更には、大先輩の行く先を悟ってしまい、溢れ出す涙で私の顔はぐちゃぐちゃだ。
「せんぱ――」
 最期の花が、炸裂した。
 その音に耳がやられ、爆風に耐えながらも、何をすべきなのかという思考は動かない。
「っシオせんぱ……!」
 大先輩の起こしたそれが、消えると。ぱたぱたと音を立てて、弱い自然界の風だけが残る。頼れるものは視覚。手足は震え、地面にへたり込んでいるという動作だけでも一苦労な状態だ。
 目の前には、焼け野原となった元花畑が広がっていた。煙が上がり、先ほどまでの光景が直ぐに思い出されるほどの悲惨さだった。
 一目で分かる。千切れた残骸ばかりが散乱し、生きている飛獣はいないのだと。
 変わり果てた大先輩の姿も、そこに確認できる。腕を咬み千切られているという損傷にだけ目が行き、他のことは何も考えられない。ユシオ先輩は、動かない。

「……せんぱい、…………――そう責任は。ユシオ先輩に頼まれた特水を全部駄目にしてしまった、私の責任はどう取らせるつもりなのですか!」
 ぼろぼろと涙を流しながら、唐突に思い出した本来の目的を叫ぶ。後付の理由を次から次へと探しだし、嗚咽と共に吐きだす。
 けれども、奇跡が起こることはない。
 なくなってしまったものは、もう戻らない。

 ≫

 今はもう焼け野原となってしまった花畑から、私たちは帰還を無事……とは言い難いが果たすことが出来た。そんな私たちを迎えたものは、当然の如く人々からの視線。
 驚くもの。好奇心、恐ろしさ、同情、焦り、その瞬間だけで、様々なものを垣間見ることができたのだと思う。
 私だって引捉師の見習いだ。あの大先輩と飛獣との戦いの終結後、鞄に詰めていた黄の特水を促進した。爆音のようなものに、耳はしばらく使いものにならなくなっていた。しかし、エネルギーである風の音は感じることができていたため、難なく使用することが可能だった。そうして、辺りで渦めき始めた風の加勢を借りながら、私は大先輩を連れて街に帰ったのだ。
 花畑がそれほど離れていなかった、ということが幸いした。街に帰った当初、大先輩は虫の息であった。そのため私は、涙や泥やその他のものでぐしゃぐしゃの顔をいっそう歪め、凄い恐ろしげな形相で医者の元へ詰め寄った。その所為だろうか、いい歳した大人に怯えられたのは。
 ユシオ先輩は、医者の手で命を取り留めた。即座に、とまではいかないが安定するまで回復するまで時間は掛からなかった。

 それから何日か経った後、私は大先輩と外に出ていた本来の目的を思い出した。アクセラレートの特水……花確保のために外へ出ていたと言うことを。けれども、花を確保することは出来なかった。あの戦いで、大先輩は全ての花を促進してしまった。よって、回収できるものはない。それ以前にそんな余裕もあるはずがなかった。
 大先輩は、まだ入院している。
 意識はあるが、大先輩の手を煩わせたくなかった。だから、私は直にアクセラレートの校長と面会を果たす。が、終わった後、私の心境は思わぬものへと変わっていた。ぐるぐると、頭の中でユシオ先輩と校長の言葉の相違点が駆け回る。
 校長曰く、私たちに花を探しに行けなどと言っていないと。
 校長曰く、私が無駄にした特水には予備があるため、責任などいらないと。
 校長曰く、あれは元生徒が作ったもので破格であったから、何の損害も被らないのだと。
 今回、大先輩が外へ出るという申請の理由は、研修のためだということ。


 私は罪悪感に駆られながらも、大先輩のお見舞いと共にその旨を語り、どういうことなのか詰め寄った。大先輩は、両目で包帯で巻かれている状態であるというのに、狼狽した様子が窺えた。
「エルに良いところを見せようと思い、色々な手を回していました。けれども、ひどく失敗してしまったようです」
「……怖がらせてしまいましたか? でも、本当は。あの花たちは」
 それは、いつもの大先輩ではなかった。一つの信念を貫き通し、私に様々なことを教えてくれるユシオ先輩には見えなかった。私に何かを縋るような仕草が、宙を掴む。それも、先輩自身の信念を貫き通すための過程。
 ただの、引捉師のとは違って――……ああそうか、私は既にユシオ先輩と引捉師を区別、していたんだ。だって、まだ花が恐いという言い訳も実際、人が恐いだけで。ユシオ先輩の言う《あかり》は本当に素晴らしいものだったよ感じることが出来る。だから、私は《引捉師》ではなく《ユシオ先輩》のような人になりたかった。個人に、憧れているのだ。
「…………あの明かりは、元々人々が引捉師に求めていたものなのです」
 良かったら、図書館で調べてみてください。……まさに、ぴったりな本があるはずです。



 そうして、私は図書館に入り浸るようになった。
 晴れの日も雨の日も、ユシオ先輩のお見舞い帰りに寄り、様々な文献を漁ったのだ。
 薄暗いその一角に、その本はあった。著者の名前を確認し、ちょうど私の目の高さに位置するそれを手に取る。その本を見ているだけで、無性に懐かしくて、暖かみを感じるようで、涙が溢れてきそうだった。じっと、その想いをかみしめた後、一番後ろの頁を開く。そうすれば、その本は図書館に来てから一人の手にしか渡っていないという事実が発覚した。裏表紙には、著者のサイン。ぱらぱらと内容をめくると、一つの挿絵が目に止まった。
 人々が手に花を持ち、そこにあかりが灯る様子。それが、大先輩の言っていた《本来の役割》。あかりを灯し、人々に道標を示すこと。
 今では、色によって明確に特性が区別された花々、そして特水。
 街に戻ってから、私は三色の花や特水を促進してみることをしたが、どれも結果は同じだった。眩い光が発生し、心の芯から包み込まれるようなあかりをもたらす。しかしそれは、飛獣を倒すという今の目的からすれば、全く役に立たないものであった。大先輩の話を聞くまでは、私でさえ気にも留めない効果だ。
 かつて人々は、それを足下を照らす炎の代わりとして使用していた。
 火のように、恐ろしさもなければ危険もない。ただ、暖かくて。ただ、恋しくて。ただ、そんな人の想いを動かすあかりを与えて、道を、未来を示すだけ。それを、人々は欲していた。

 そんな、花(きぼう)だった


 以前の会話が、鮮明に思い出される。
「――……促進の力は、花を老いさせて、寿命を与えて殺しているの。そして、花たちは最後に力を振り絞る。全身全霊の自己主張で、自然現象が起こるの。最も儚く、綺麗で、雅びやかで、美しいもの」
「……」
 掌に収まるほどの小瓶に入った、色とりどりの液体。引捉師は、それを促進させる。
 私は、小瓶を強く握りしめ。学校では教わることのない、ユシオ先輩の考えを聞いていた。

 ただ、特水は人が作り出した物であるから、ユシオ先輩は強い罪悪感を持たずに戦えた。しかし、本来の用途から離れたものを目的としているため、ユシオ先輩は憂いていたのだ。
 彼女が著者となり、残した本。それに知ったことを全て。引捉師の歴史について、学校で習うはずもない、教わっても何も変わらないため無意味なことを全て、語った。何かを殺すための犠牲を払うなんて、私はそのことが本当に恐かった。飛獣のために、花を殺し。例え、花ではなく特水であったとしても。花が存在する限り起こりうる連鎖。今でも、元々の用途からかけ離れているものとして使用している。だから、いつかは人に向けられて使われるのだろうと簡単に予測できる。だけど、先輩の残してくれたそれだけで。
 あかりを求めていただけなのだと、それだけで。

 私の心は、随分と軽くなりました。

「…………ユシオせんぱい」
 佇んだまま呟くが、大先輩自身の返答はない。本棚二つ分、カウンターの方に進めば人がいる。話し声が聞こえる。私の呟きはかき消される。光は届かない。私と本棚の影になり、本は暗いままだ。
 光は、届かない。
 だから、役に立たないと言われ続けても。
 私はあかりを灯し続けよう。



 二年後、私はアクセラレート専門学校を卒業する。
 そして、引捉師となった。
メンテ
Re: 新・お題小説スレッド【イベント作品投稿期間】 ( No.27 )
   
日時: 2011/09/22 23:31
名前: 企画運営委員 ID:Ek5sULLA

作品のご投稿お疲れ様でした。

21日〜30日は解答提出期間です。作品をよく読んで、それが誰のものかを推測し回答を提出してください。
又、自分の作品も得点になります。
その回答を参考に企画者側が答え合わせをしますので、お書き忘れの無い様お願いいたします。

*回答の提出場所は こちら です。

>>17 されど光を          ⇒ 
>>18 【魂の灯(ひ)消ゆ時、俺は】 ⇒ 
>>19 ドラマチック生命体      ⇒ 
>>20 だから僕らは笑ったんだ    ⇒ 
>>21 黒箱の刑           ⇒ 
>>22 天の使い           ⇒ 
>>23 彼らの英雄          ⇒ 
>>24 あ か り          ⇒ 
>>25 夜桜月光華          ⇒ 
>>26 恐れられた一面の花々を夢見て ⇒ 

   不思議な花園(期限超過)   ⇒

上のリストをコピーして使っていただいてけっこうです。皆様のお答えお待ちしております。
義務ではありませんが、批評も書いてくれたら嬉しいです。
また、参加者以外の方も回答を送っていただいてかまいません。
賞品はありませんが、正答数の多い方には最大限の賛辞と尊敬の念をお送りします。


※尚、皆様の回答の回収及び開示は空人が行いますので、空人には賞品獲得権はございません。
メンテ
Re: 新・お題小説スレッド【イベント回答提出期間】 ( No.28 )
   
日時: 2011/09/30 23:39
名前: 企画運営委員 ID:6dakduU6

【イベント総評】
 初のイベント回ということで、たくさんの方のご参加があり、私自身、書くのも読むのも大変楽しむことができました。みなさんも楽しんでくださっていたら、幸いです。
 匿名祭ということで、書き手さんが全く見えない状態で読ませていただくことになりましたが、驚いたのは平均レベルの高さ。皆がみんなかなり書かれる方で、見分けがつかないくらいにレベルの差がない(それも高いレベルで)。文章は流れていますし展開は凝っている。私が提出した作品が恥ずかしくなるくらいに、皆さん丹精こめて書かれたのだろうなあと感じました。とても面白い回でした。
 テーマがあかりということもあってか、ぽっと心に灯がともるような、温かい話が多かったのも印象的でした。対してちょっと心に傷を残すような、読後に後を引く物語もあり、さまざまなお話を楽しむことができました。短めのお話も多かったのですが、どれも綺麗にまとめられていました。完成度の高い作品が多かったのも、すばらしかったと思います。
 今回の反省点(もちろん私も含め)を上げるとしたら、三点。一点はテーマに関して。少し扱いにくいテーマではあったと思いますが、面白い解釈をされている作品が少なかったこと。誰もが思いつかないような発想、ひらめきがあればもっと面白くなったかもしれません。二点目は、キャラクター。印象的な登場人物が多くなかったのが残念でした。短編では難しいかもしれませんが、だからこそ心に残るようなキャラを作るスキルを身につけることで、さらに一歩高いところへ進めるような気がします。最後に、個性。今回は当てられてはいけない回でしたので、ここに書くのは少々場違いかもしれませんが、普段からその人にしか見られないような、誰にも負けないという長所を作品の中で自然に見せつけることができればいいなあ、と私も書き手の一人として思います。今回は匿名で、誰が誰だかわからなかったからこそ見つけた反省点かもしれません。
 次回のテーマは「時間」ですね。今回できなかったこと、一度試してみたいこと、もっと高めたいこと。一回一回目標を定めて、挑戦することができるのがお題スレの魅力だと思います。これからも皆さんと一緒に実力を高めあっていければと、参加者の一人として、そう思います。
 ご参加いただいた皆さん、作品に目を通してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
メンテ
お題小説スレッド ( No.29 )
   
日時: 2011/10/01 00:00
名前: 企画運営委員会 ID:GROh.YQY

 こんにちは。
 第7回「時間」の作品投稿期間となりました。
 作品投稿期間は10月1日(土)〜10月10日(月)までです。
 ルール説明>>002 を熟読の上、ご参加ください。
 皆様力作待っております。
メンテ

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