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[4993] 【2016年度】お題小説スレッド【お題「去る」作品投稿期間】
   
日時: 2016/01/12 23:57
名前: 企画運営委員 ID:7PNV346o



『お題小説スレッド』へようこそ。こちらはあるお題に沿って読みきり小説を書き、その作品をみんなで批評し合う場です。
 初心者も上級者も関係ありません。うまくなりたいとお思いの方であれば、だれでも自由に参加することができます。一生懸命執筆し、一生懸命批評して、小説の技術を高め合いましょう。
 皆様のご参加をお待ちしております。

――――――――――――――――――――

>>002 【ルール説明】:必ず熟読して下さい。(※内容、一言の箇所を訂正しました。ご確認ください)
>>003 【批評のポイント】:批評をする際のポイントをまとめたものです。
>>004 【イベントルール説明】:イベントに関するルールです。必ず熟読してください





▼お題:第32回のお題は「種」です。
 二月に種をまくのか? と思いましたが、調べてみるとじゃがいもは二月にまくそうですね。……さらに調べてみると一年中、なにかしらの種をまいてるみたいです。
 そんなことは置いといて。「種」というお題には「たね」以外にも色々な解釈があると思います。みなさんがどのような作品を投稿してくるのか、楽しみにしております。
※第30回の作品投稿期間は2月1日(土)からです


▼お題:第33回のお題は「姫」です。
 三月なので(笑)
 というのはよくわかりませんが(ひなまつりだから?)「ひめ」というのは可愛らしい語感ですよね。私は緑の黒髪をした和服姿が思い浮かびます。桃色が似合いますよね。桃色……やはりひなまつりでしょうか。それでは、みなさんの作品お待ちしております。
 
※第31回の作品投稿期間は3月1日(土)からです


▼お題:第34回のお題は「嘘」です。
 嘘でした。


▼お題:最終回のお題は「魔法」です。
 奮ってご参加ください。


▼お題:第36回のお題は「友情」です。
 ネタでした。


▼お題:第37回のお題は「音」です。
 奮ってご参加ください。



▼日程(第32回)

1月1日       :お題発表
2月1日〜15日   :作品投稿期間
2月16日〜28日  :批評提出期間


▼日程(第33回) 

2月1日     :お題発表
3月1日〜1月15日 :作品投稿期間
3月16日〜30日 :批評提出期間


▼日程(第35回) 

6月1日     :お題発表
6月1日〜7月31日 :作品投稿期間
8月1日〜   :批評提出期間



▼注意もしくは削除対象となるお書きこみ
・荒らし
・荒らしへの反応
・自分や他人の小説の宣伝
・雑談、チャット化
・ルールに反するもの
・管理人が不適切と判断したもの

――――――――――――――――――――

>目次 >>001


>第32回 お題『種』参加作品(敬称略)

>>404 sakana:シロハの辻褄
>>405 伊達サクット:赤い種、青い種

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▼リンク
小説講座/雑談所』(お礼や言い訳等はこちらへ)
旧お題小説スレッド』(前スレはこちらから)
ツイッター』(朔乱のアカウントです。お題の告知などをしています)

管理人:If 空人 朔乱  補佐:伊達サクット
メンテ

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Re: お題小説スレッド【第7回:批評提出期間】 ( No.40 )
   
日時: 2011/10/29 00:27
名前: アリス ID:8WXlZBTY

 緊急参加です。とりあえず批評ですね! いつもとは違う感じで批評してしまったので非常に乱雑な感想文になってしまいました。それにしても面白いですね。今回はSFよりな感じでしたが、それでもそつなくちゃんと確立されてる皆さんが羨ましいです。


>>32 空人:タイムパラドクスとミドルネームの関係性についての考察

 面白かったです。SFですね。もうタイトルからその感じが伝わってきます。というか上手い。すごくお上手なんです。話も素晴らしかった。小さな伏線、とでも言いますか、こちら側に創造の余地を与えるに十分な、一見意味があるのかよくわからない言葉が散りばめられている感じが好きです。ああいうことなのかも、もしかしたらそうなのかも。ぜんぜん見当違いかも知れませんし、空人さんは考えていないことかもしれませんが、私の心の中には、もしかしてもしかしてという物語の続き、時間のその先がたくさん溢れていました。ギャグもくすりと笑えます。特にミドルネームが少しもくどいと感じない辺りに筆力の高さが窺えます。普通文面であろうとなんだろうと、こんな長い名前ギャグだとしても繰りかえされたら正直面白くもないし飽きます。ところがどうでしょうか、空人さんの文章といったら。むしろその長さと奇抜さ、そこに主人公の地味ながらも的確でノリのよい突っ込みも相まって見事に完成された『面白さ』に昇華させてます。女の子も可愛いですし、ちょっとネジがはずれた感じも微笑ましい。
 非常に惜しいのが、というか思ったのは私だけかもしれませんが、『博士くん』がすごく惜しいと感じました。『すでに年上として会っている、普段は別の呼称で呼んでいる相手』を別の名前で呼ぶのって、すごく不自然に感じるんです。普通はそんな風に思わないんじゃないかなって思ったんです。もちろんこの女の子だったら思うこともありえます。難しいですね。
 とにかくお話、最高に面白かったです。完成度が果てしない。ギャグも冴えてる。会話分の統一感や雰囲気も圧倒的。読みにまったく滞りがなくて読みやすいです。ここまで辿り着くのにいったいどれだけ書けばいいのだろうというレベルです。面白いお話ありがとうございました。

>>33 sakana:境に佇む彼は

 これも最高です。ああもう悲しいし切ないし、いろんな感情が湧き上がって来る余韻のあるラスト。会話文だけで大部分が占められた話の完成度と面白さは抜群で、同じくほぼ会話文だけの私とは大違いで恥ずかしくなってきます。それぐらいもう圧倒的。もう魅力が半端じゃないんですよ。文章に個性があるっていうんでしょうか。それは別に作風のことだけを言ってるわけじゃなくて、もう言葉一つ一つが生きてます。だってほぼ会話文だけなんですよこのお話。それなのに登場人物一人ひとりの背景が見事に伝わってくる。ギャグっぽい登場人物からシリアスまでカバーしてるのも素晴らしい。特に前半が微笑ましくて後半にかけて妙に空気が落ち込んできているのも悲しさを助長します。門番さんだーいすきはもう反則です。セリフの一つ一つにそれぞれ喜怒哀楽が詰まってます。これ、お題は時間のはずなんですけど、もうそんなの関係ないぜ! ってくらい感動しました。時間を超越する動けない、形の定まった、それでいていつまでも時を越えて人々を見つめ続ける門番の話。終盤にかけての凄惨さに胸を打たれました。門番がまったくしゃべらなかった(というかしゃべれないのだと思いますけど)のもよかった。
 気になったのがまあキイチくんですね。こういう話だと、あんまり固有名詞、っていうか名前がないほうがまとまりがあるんじゃないかなって思うんです。それと私の読解不足かもしれないんですが、登場人物のそれぞれの中にある物語が繋がってる部分と繋がってない部分があることでしょうか。例えばセリフの中の『時間』という点で言えばとても上手くできていて面白いんですけど、ストーカーがどうとかっていう話も、後半に生きてくるのかと思ったらそうでもなかったですしね。(むしろあると思ったわたしがおかしいのかもしれませんね)。その辺り、もう少し繋がりがあったらもっとよかったですね。
 まあこれ以上よくなったら点数の上限余裕で超えちゃうんですけどね。それぐらいレベルが高くてもう言いようがないです。さっきの指摘は取るに足らないことです。気にしないでいいです。それを抜きにしても出来上がった物語が胸を熱くさせます。題材も素晴らしいですし、考えさせられる要素も素敵でした。読ませてくださってありがとうございました。

>>34 If:時守人:第二章一話

いや、連載してくださいよ! というぐらいの面白さ。続きが読みたいと思わせたらそれは短編として成功だと思うのです。まさにそれを体現したお話でしたね。続き、というか続きだけに留まらず、このお話が始まる前も読みたいという感じ。まあタイトルも第二章一話ですからね、割と長めの長編作品の『第二章一話』の部分をすっぽり抜き出して掲載したような印象です。一見悪く聞こえがちなその印象ですけど、それでいてまったく違和感がないのが面白いところ。というかまあ実際すっぽり抜き出してきたわけじゃないのはわかってるんですよ。でも抜き出したみたい。だけど短編としてしっかり型にはまってるのがすごいんです。伝わりにくいんですけどそういうところが私にはすごくよく感じました。あと、魔法とか時間遡上とか。さっきも言ったんですけど、そのまま連載用に使えそうな概念や設定がもったいないぐらい使われてて。いやそこは悪いわけじゃなくてむしろいいところです。連載してくださいとか言いましたが、短編だからこその良さもあると思うのでこの形がベストだったと思います。まあ要約すると本当に素晴らしいってことです。主人公格の二人のやり取りにもなぜかキュンキュンしたりとかもしました。
 気になったのはデュッセルの存在ですね。あまりに出現、というか登場が突然すぎた気がします。もうちょっと最初のほうに彼について触れてるとよかったかなって思います。なんだか使い捨てのようなキャラになっちゃってる気がしなくもないので。あとデュッセルの自爆魔法に違和感がありましたね。ここだけどうも普通すぎる気がしました。
 もう本当に気になったのはそれだけで、Ifさんの実力を再確認した作品でした。何度も言うようですけど、こんなにアイデアを使っちゃっていいのかと思うぐらいです。短編では疎かになりがちなキャラクターの個性もちゃんと出てる。特に主人公。いいですね。最初の『目の前で吐いたことを猛烈に後悔した』は主人公の人格をよく表してます。それだけで魅力的。可愛い。それにラッセもかっこいいんですよねえ。微妙に笑えるところもあれば悲しいところもあって。だけど最後は爽やかな気分で終わって。いろいろと感情を揺り動かされたお話でした。素晴らしいお話をありがとうございました。
 
>>35 伊達サクット:時と光と

 伊達さんクオリティ。いや、まあ伊達さんのを初めて読ませていただいたときがギャグだったので、こういうのが一番らしい気がしてしまいます。もちろんいろいろ読ませていただいてると、伊達さんがさまざまな作風を持ってらっしゃることはわかるんですが。特にイベントでは驚かせていただきました。だからギャグ(というか、このお話ギャグなのでしょうか)だけが伊達さんらしさじゃないというのはもう十二分にわかってるんです。でも、やっぱり伊達さんのこういう話は最高です。この短さで絶妙なんです。SFって難しいんですけど、伊達さんはもう慣れ切った感じですね。もしかしたら私だけかもしれませんが、このお話、さらっと書き上げられた印象があります。それぐらい重苦しくなくて、軽やかな雰囲気全体的に感じられました。隊員たちもかっこいい。松沢もいい感じですね。
 まあちょっとだけ唸ったのは、語尾のストテラが混乱を招いたことでしょうか。特に『初めましてストテラ』は少しわかりにくいです。一瞬、『あれ、メッセージを発信したのは地球なのに、なんで向こうはこっちのことをストテラって言ってるんだろう』となっちゃったわけです。まあよく読めばわかるんですけど、少しその辺りがわかりにくかったかな。ほかの部分は『でストテラ』という風に語尾として「です」と合体してるんだっていうのがよくわかるんですけど、初めましてストテラだけはすごく違和感がありましたね。よくよく考えると『感無量ストテラ』の部分もあるんですけど、やっぱりこの二つは強引な語尾になってる気がしました。あとの部分はよかったんですけど。
 さて、ストテラ、エフバンといった独特の言葉をお話に組み込むところが伊達さんなんですよね。しかも地の文は普通に真面目というところのギャップに毎度のごとくクスリとさせてもらってます。松沢の名前のチョイスも相変わらずいいです。最後の方の会話はちょっとだけ風刺かな? と思ったりもしたんですがどうでしょうね。さっきも書きましたがこのコンパクトにまとまってる感じが好きです。同じ話をもっと細かに描写したらそれはそれで別のものがいい形ができたかもしれないですが、私はこの重苦しくない空気、言葉選び、何から何までこの形が最高だと思いました。面白い話ありがとうございました。

>>36 アリス:ヘッドフォン・マリー

 先のお題でもう書かないとか言っておきながら書いてしまいました。これを書いたとき、何か物語を書きたくてうずうずしてたんです。それを書いたらこうなってしまったというわけです。第一回のときにやった会話文だけのお話とは違って、明確なオチがまったくないので少し味気なく地味な印象が自分の中にあります。というか、会話文だけのお話に地味じゃないものがあるのだろうか、いやない(反語)。でもsakanaさんは私と同じくほぼ会話文なのにあんなにレベル高いですからね。単純に私の実力不足です。会話文のせいにしちゃ駄目ですね。でも、書きたいことが書けてよかったかなって思ってます。
 タイトルはたまたま机に置いてあったヘッドフォン『mobilecast mLink-マリー』から……と見せかけて、実はヘッドフォンと『marry』です。まあ実際に存在するモバイルキャストマリーはヘッドフォンというよりイヤホンですからね。作中でのヘッドフォンは頭に掛けるタイプの方を想像していただければと思います。たまにリア充は爆発しろとか言うんですけど、世の中の恋する人たち皆さんに幸せがありますように。
 読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

メンテ
Re: お題小説スレッド【第7回:批評提出期間】 ( No.41 )
   
日時: 2011/10/29 00:15
名前: 茶野 ID:k8Dbdh46

 批評だけ参加させていただきます。参加したかった。
 おもしろいか否かだけで書いたものなのでかるく読み流してください。


>>32 空人:タイムパラドクスとミドルネームの関係性についての考察
 いつもより文章が読みにくいなあと思ったのですが、それはおそらく変換のしかたがごちゃごちゃだからだと思います。どうやら自分は漢字の使い方に異常なこだわりがある人間らしいので、言葉の使い方とかではなくてそちらが気になってしまうのです。かたっぱしから変換しているかと思いきやひらがなのままのところもある。どういう法則なんでしょうか。
 ストーリーはとてもおもしろかったです。空人さんのお題投稿作品のなかで今のところいちばん好きです。時間というテーマでこういった内容をもってくるのは安直かもしれませんが、手堅いおもしろさがあったと思います。名前ネタがよかった。ミドルネームのくだりが特に好きです。理系ではないので時間の移動とかの理論がまったくわからず、深く考えようとすると頭がこんがらがりそうです。パラドックスには弱いです。直美のキャラはやっぱり歴代空人さんお題作品ヒロインの中でいちばん好き。さりげないかわいさがありました。今までのは少しあざとさが感じられてしまって、好みの女性キャラクターではありませんでしたが、直美は違いました。

>>33 sakana:境に佇む彼は
 なぜかF板お題にはこの手の形式が多いですね。3作品目くらいでしょうか。うまくやらないとすごくつまらなくなってしまう形式だと思います。セリフに無駄が多かったために読むのが大変でした。前半の門番に向けられたセリフが後半の内容と関係があることはわかりましたが、もうちょっとうまいことやれなかったかなあ、と。特に少女のセリフはあまりにも作り物っぽすぎたと思います。子どもがしゃべっている感じがしません。他の人物もなんだかストテラの小説によくみられるテンプレっぽいしゃべり方です。しゃべり方が気になりすぎて、あまりストーリーが楽しめませんでした。門番の設定とかすごくおもしろいものなので残念。
 誤変換が多いのが気になります。かなり多かったです。

>>34 If:時守人:第二章一話
 これは短編より長編向きの設定だと思います。この長さにおさめるには設定が細かすぎます。短編ならもっと単純化してやったほうがいいのではないでしょうか。と思ったらご自身で指摘していらっしゃる! 
 世界観もキャラクターもストーリーも大好きなものでした。やっぱり長編で読みたいです。きっとおもしろいはず。気になったのはセリフでしょうか。ところどころ浮いているセリフがあるような気がするのです。一人称のせいか地の文にも読みづらい箇所がちらほら。文章力がどうとかではなくて、こういう語り口に徹しきれていなかった感じがします。もしかしたら普段より文章に気をつかわれていないのではないかと思ってしまいました。

>>35 伊達サクット:時と光と
 すごく好きな作品でした。おもしろかったです。こういうの読みたかった。わたしはこういう文章でアリだと思います。余計なものがないのがいい。たぶん心情描写とかをいれちゃったらじゃまになると思うのです。うまく言えなくて申し訳ありませんが、好きな作品でした。

>>36 アリス:ヘッドフォン・マリー
 期待をうらぎらないおもしろさ。以前のテーマ『宝物』のときはいろいろ言いましたが、やっぱりアリスさんの作品はおもしろい。セリフだけで進められていますがぜんぜんそれが苦になりませんでした。ちゃんと考えられていると思います。今回セリフが気になる作品が多かっただけに、こういった作品が読めて安心しました。読後感も最高。ひとつの作品としてていねいにつくりあげられていてすばらしかったです。
メンテ
Re: お題小説スレッド【第7回:批評提出期間】 ( No.42 )
   
日時: 2011/10/31 00:09
名前: 伊達サクット ID:RbWmnoHM

批評させて頂きます。的外れな批評をしていたらすみません。敬称略です。

>>32 空人:タイムパラドクスとミドルネームの関係性についての考察

シュールな世界観や設定などが優れていると思います。現代(近未来)と凄い遠くの未来の価値観の違いをコメディたっぷりに表現してあり、面白いです。物語の序章的な感じですが、文章量からすると仕方ないし、変に詰め込み過ぎて書きあふれるよりは、主人公と直美=コバヤシテクノコーポレーションセタガヤシブインフォメーションマエエントランス=小林とのやりとり、共同生活に至るまでの筋書きが丁寧に書いてあるのでこれでいいと思いました。
指摘する点は、小林さんとの会話をしている場面がどこでのことなのかよく分からなかった点です。多分主人公の部屋で話してるんだと思うのですが。そこに説明があった方がいいと思いました。

>>33 sakana:境に佇む彼は

今回の5作品の中で、お題の消化が最も良くできた話だと思います。「時間」という概念に対して、文学的にアプローチしようとしているのは今回、この話しかありませんでした。門番に声をかける人々・悪化し続ける近隣の情勢・壊滅へと進む村の移り変わりを書き、最後に何十年も前から変わらない「門番」との対比がなされ、時間の流れの残酷さを鮮烈に表現したのが凄いです。
しかし、ストーリーの回し方に関しては、「起・起・起・結」のような展開で、読む側としては狐につままれたようなじれったさを覚えながら読み進め、急にオチが出てきて終わったような印象に囚われます。オチを少々ないがしろにしてもいいから、「門番」の機能・役割・どのように守っていたなど、壁に埋もれた門番の説得力を、村人の会話以外でも書くべきだったかと思いました。

>>34 If:時守人:第二章一話

時間の流れをストーリーの中核に据えながらも、あくまでファンタジー小説を面白くするための材料として組み込んでいるあたりはsakanaさんの作品とは対照的な印象を受けました。時守人の旅は唐突で滑稽、かつ悲劇的でドラマチック。「第二章一話」っていうサブタイトルもいい。一度過去に行くともう戻れない点(アンヌがレーレアを見つけて研究を放棄させても、平穏になった世界に戻ることはできない)や、デュッセルのエピソード、謎の存在であるレーレアなど、いくらでも書けそうな設定の数々も良かったですが、「時間遡上の魔法、教えてくれ」っていう、過去への旅の途中経過の時代で、時守人としての同志が増えるというドラマが素晴らしい。デュッセルをさらっと効果的に殺す点も見習いたい。指摘する点は、年号は1313年みたいに算用数字で表記した方が見やすいし、読み手も素早く計算できるってことぐらいです。個人的には「アリッサ、あなた」より数段優れている作品だと思いました。

>>36 アリス:ヘッドフォン・マリー

テンポよくさらっと読めて、好感触な話だと思います。ヘッドフォンが本当にタイムマシンだったのかどうかはっきりとしない点も、読者に想像する余地を残していて、考えて書いているなと思いました。会話のみでの話で書くという取り組み自体が野心的なものですが、そこでインパクトの強いものを書くとしたら、やはりストーリーのアイディア勝負でしょうか。もっと、あっと驚くような展開があってもいいと思いました。

>>35 自作:時と光と

今回はSFを書きたかったんだけど、話自体にあまり思い入れが湧きませんでした。やっぱあっさり書き過ぎたかも。

今回は、あっさり系の話が多かったように思えました。自分の作品もそうなんですが、時間に時間以上の意味を与えていない感じがあったかと。それでお題を効果的に使えていないかと言えば、そうとは限らないのですが。やはり「時間」って難しいんですかね?
でも、面白い話ばかりで楽しめました。みなさん、お疲れさまです。ありがとうございました。


メンテ
Re: お題小説スレッド【第7回:批評提出期間】 ( No.43 )
   
日時: 2011/10/31 18:33
名前: 企画運営委員 ID:kbyB9Btk

【第七回総評】
 参加者の皆さん、お疲れ様でした! 今回もやはり平均レベルが高く、どの作品も楽しく読ませていただくことが出来ました。SF作品が多かったのが印象的です。タイムマシーンは全人類の憧れですよね。
 今回は全体的にストーリーが薄味だったかなと思います。常と比べてワンアイデアで書かれたものや逆に詰め込みすぎなもの、練りこみが足りないもの、もっと見せ方の工夫が必要なものなど、もう少し書く前に何をどう書くのか考える時間が必要だったかなと思います。短編でどこまで膨らませて書いていいのか、これは本当に難しい問題なのですが、やはり「動き」は重要です。読み手を引き込むような展開、それをどう書くのが一番魅力的か、尽きない問題ですがそこにもう一歩踏み込めればと。みなさんと一緒に作品を書いて、批評をし合いながら、徐々に答えを出していければいいなあと思います。
 地の文章の存在感が薄い回でもありました。もともと地の文章を書く作品が少なかったのも理由のひとつでしょうし、書かれている作品でも目を惹く文章が少なかったかなと思います。違和感なくすらすら読めるという点において存在感がないならばそれは長所になると思いますが、今回はどちらかというと寂しいという印象です。ひとつひとつの文章を大切にしていければと思います。
 次回のお題は「ジュース」ですね。どんな作品が集まるのか、今から楽しみです。お題スレッドは他の方の感想・批評がいただける貴重な場です。ぜひご参加ください! たくさんの作品をお待ちしております。
メンテ
Re: お題小説スレッド【第7回:批評提出期間】 ( No.44 )
   
日時: 2011/10/31 22:23
名前: sakana◆092jpOU0d. ID:tQ4eUwJE

企画運営委員さんの総評よりも批評が遅くなってしまいました。
うわわ、ぎりぎりにすみません!

※敬称略

>>32 空人:タイムパラドクスとミドルネームの関係性についての考察
 冒頭部分の説明。これは普通に地の文だと思って読んでみると「〜居るわけです」。何だか良い意味で肝を抜かれました。彼が混乱しているということがよく伝わってきて、何だか可愛らしかったです。それに、博士と直美=コバヤシテクノコーポレーションセタガヤシブインフォメーションマエエントランス=小林(な、長い……)の会話もコントのようで、そして一回一回のものにまとまりがあり、とても読みやすかったです。
 ヒロインが可愛らしい。そして、その執拗な名前への執着の仕方も可愛らしい。というか、可愛らしいとしか私口にしてな(ry
 それに、直美さん(名前が漢字だと、さんを付けたくなります)のセリフに、説明が入って少々長くなっているものがいくつかあるのですが、長くても飽きさせることなく、くどいと感じることもありませんでした。この内容で、すらすらと読める作品となっているのには、本当に感嘆ばかりです。
 地の文よりも、描写やつっこみどころ満載のものがセリフの方に入っているというのも、堅苦しさを全く感じさせず素晴らしいとしか言いようがないです。
 このお話は、幕開けまでのものなのですが、そこで終わりと称しても違和感のないようなまとまりがありました。
 すみません、これ以上どう表現すればいいのか全く分からないという状況。


>>34 If:時守人:第二章一話
 私、先に作品を読んで題名をよく見るということをしているため、その男(ラッセ)こそがレーレアではないのだろうか! と勝手に意気込んで読んでしまいました。偽名か、後に改名でもするのではないのかと、レーレア登場しないと物語として終わらないからなあ、と。……うわわ、ごめんなさい!
 個人的な勘違いは放って置いて……。それにしても、お話の流れがとても丁寧でした。
 会話もすらすらと頭に入ってきて、更に冒頭部分の一生懸命なアンヌと特に気にする様子もないラッセの温度差はリアル。そして、何度も場面が変わっているというのに、読みにくさというものない。
 それに、デュッセルのエピソード。彼の最後が、慌ただしさや混濁の後に訪れた一つの決心。その潔さには、すっと胸に入ってくるものがありました。
 ただ、年号が苦しかった。数少ないというのに、遡って……○○年後で……と、少し理解するのに時間が掛かりました。そして、レーレアを登場させて欲しかった。第二章一話では仕方がないという部分があるのですが、彼女? の謎をちょっくら解明して欲しい! という心境。
 そうして、時間遡上の魔法を覚えたラッセとアンヌは。その長い時代の中で出会った人よりも深い仲でありながら、その魔法を使用すれば二度と会うことのない存在だという、より別れるための魔法なのだと思うと何だか名残惜しくなってしまいました。


>>35 伊達サクット:時と光と
 ちょ、ストテラが語尾のエフバン人がとても素敵なのだけれども。というか、読んだときつい笑ってしまいました。後に、彼等のセリフなどはもう出てこないのですが、冒頭のものだけで物語をいっそう引き立てられていたのだと思います。後々の会話に出てくるエフバン人もすんなり頭に入ってきました。そして、『』内はもう私の中では初めから片言となっていましたし、その場面場面の切り替えがとても分かりやすかったです。
 ただ、宇宙での十年間と地球での十年間が全くおなじ時間として扱われていることに、いくらか違和感を覚えてしまいました。物語としては本当に面白く、スルーしてもいいと思うのですが。小さいときに読んでしまった本の影響で違和感を……ええと「双子のパラドックス」らしいです。ちょっと調べてみました。
 ですが、そんなものを反映させていたら無駄にややこしく……ううん、どうなのでしょう。うわわ、混乱させるようなことを言ってごめんなさい! 聞き流してください!
 松沢さんという名前、官僚として本当にいそう。それに、何気に彼格好いい。心情はないのですが、彼等の言葉の一つ一つに重みがあり、中々のギャグ路線を行っていながらも心に響く作品となっていました。
 

>>36 アリス:ヘッドフォン・マリー
 会話のみといった形式であり、まったく描写はないのですが。読んでいてもの凄く楽しかったです。
 一文字からという会話。そして、登場人物が二人だけなだけに、どちらかがボケれば直ぐさまつっこみが入るというものも、すらすら読める一因となっていたのだと思います。
 ただ、テンポが良く。一気に楽しみながら読める作品だったのですが、温度があまり感じられませんでした。登場人物が何らかの葛藤をしていると、うわああ! 的な感じで熱くなったりするあれです。……あれ、上手く言えない。ううん、個人的に、物語としてはもう少し人物たちの暴走があった方が良かったかもしれません。


>>33 自作:境に佇む彼は
 ただ、今回は時間があまりなかったので。短いもの、短いものを書こうとだけ意識しました。そうしたら、前半(?)は語りのみになってしまったという事態が発生。しかも、一度誤って一番書きたかったシーンを消してしまったという有様。そのため力尽きて、今回投稿したのには反映されていません、うわあ。時間って本当に大切ですね。いつもぎりぎり辺りに様々なものを投稿してしまうと、身をもって感じました。
 そして、自分自身。何だかやってしまったよ! と思えてしまう作品となってしまいました。……やばい、どう改善したらいいか分からない。とりあえず、皆様から頂いた批評で、個人的に書き直ししたいです。上記、言い訳でした。
 ううん、個性的な人物。もの凄く書いてみたくなってきました。あれ、唐突に話がそれた。


最後に
 時間は私たちの側にいつもあり、また目に見えないもの。そのため、目に見える作品にするということは難しい。宝物とか雨とか剣とか、見えて触れて感じれますからね。
 しかし、だからこそ広大で、無限な宇宙に触れた作品が少し目立ちました。かという私も、初めは何らかのうちゅーじんを登場させる作品を書こうとしてまして挫折してしまいましたからね、SFって難しい。

 そして、上記の批評たち。……久しぶりのもののため、何を書けばいいか一向に分からないという中でのものとなってしまいました。
 とりあえず、書きました。的外れなことを言っているような気もします。そのところは、スルーしてくださって構いません! むしろ、スルー推奨しますよ!
 ということで、皆さんお疲れ様でした。どの作品も面白かったです。
メンテ

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