ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
[4993] 【2016年度】お題小説スレッド【お題「去る」作品投稿期間】
   
日時: 2016/01/12 23:57
名前: 企画運営委員 ID:7PNV346o



『お題小説スレッド』へようこそ。こちらはあるお題に沿って読みきり小説を書き、その作品をみんなで批評し合う場です。
 初心者も上級者も関係ありません。うまくなりたいとお思いの方であれば、だれでも自由に参加することができます。一生懸命執筆し、一生懸命批評して、小説の技術を高め合いましょう。
 皆様のご参加をお待ちしております。

――――――――――――――――――――

>>002 【ルール説明】:必ず熟読して下さい。(※内容、一言の箇所を訂正しました。ご確認ください)
>>003 【批評のポイント】:批評をする際のポイントをまとめたものです。
>>004 【イベントルール説明】:イベントに関するルールです。必ず熟読してください





▼お題:第32回のお題は「種」です。
 二月に種をまくのか? と思いましたが、調べてみるとじゃがいもは二月にまくそうですね。……さらに調べてみると一年中、なにかしらの種をまいてるみたいです。
 そんなことは置いといて。「種」というお題には「たね」以外にも色々な解釈があると思います。みなさんがどのような作品を投稿してくるのか、楽しみにしております。
※第30回の作品投稿期間は2月1日(土)からです


▼お題:第33回のお題は「姫」です。
 三月なので(笑)
 というのはよくわかりませんが(ひなまつりだから?)「ひめ」というのは可愛らしい語感ですよね。私は緑の黒髪をした和服姿が思い浮かびます。桃色が似合いますよね。桃色……やはりひなまつりでしょうか。それでは、みなさんの作品お待ちしております。
 
※第31回の作品投稿期間は3月1日(土)からです


▼お題:第34回のお題は「嘘」です。
 嘘でした。


▼お題:最終回のお題は「魔法」です。
 奮ってご参加ください。


▼お題:第36回のお題は「友情」です。
 ネタでした。


▼お題:第37回のお題は「音」です。
 奮ってご参加ください。



▼日程(第32回)

1月1日       :お題発表
2月1日〜15日   :作品投稿期間
2月16日〜28日  :批評提出期間


▼日程(第33回) 

2月1日     :お題発表
3月1日〜1月15日 :作品投稿期間
3月16日〜30日 :批評提出期間


▼日程(第35回) 

6月1日     :お題発表
6月1日〜7月31日 :作品投稿期間
8月1日〜   :批評提出期間



▼注意もしくは削除対象となるお書きこみ
・荒らし
・荒らしへの反応
・自分や他人の小説の宣伝
・雑談、チャット化
・ルールに反するもの
・管理人が不適切と判断したもの

――――――――――――――――――――

>目次 >>001


>第32回 お題『種』参加作品(敬称略)

>>404 sakana:シロハの辻褄
>>405 伊達サクット:赤い種、青い種

================================================================================

▼リンク
小説講座/雑談所』(お礼や言い訳等はこちらへ)
旧お題小説スレッド』(前スレはこちらから)
ツイッター』(朔乱のアカウントです。お題の告知などをしています)

管理人:If 空人 朔乱  補佐:伊達サクット
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

Re: 【オリキャラ募集中! 投稿は雑談所へ!!】お題小説スレッド【三月期:作品投稿期間】 ( No.110 )
   
日時: 2012/03/20 18:17
名前: 天パ◆5eZxhLkUFE ID:k//9.tvQ

今回は参加者多かったですねー。
自分の駄目な批評が更に目立ちます。
もはやただの感想になっているものも多いですが許してください><

>>87 ゆみたん様:まぎかる
読んだ後にシリアスなのかギャグなのかが分からなくてもやもやしていたんですが、二行目などを見る限りギャグ路線っぽいのでそのつもりで批評という名の感想をさせてもらいます。
やはり挨拶の魔法は偉大ですよね。なんたって楽しい仲間がぽぽぽぽ〜んなんですから。どうでもいいんですけどあのCM大震災前も流れてたんですよね。
全体としては咎めるべきところは何も見当たらないと思います。ただ一つ言うならばもうちょっと前半部分を長くすると最後が際立つかなあ、と思いました。
前半部分が短いと最後の大事な所も「ふーんそうなんだ」で終わりがちになってしまうので最後を印象付けるためにも前半部分を長くする(要するに『焦らし』の原理です)と良いと思います。
 
>>89 黒猫様:魔法少女襲来
この世界の源である魔法がなくなりそう=世界滅亡か異世界の住人達を殺し大地に血肉を与えるか。究極の二者択一ですね。おお怖い怖い。
いきなりの大ピンチからの夢オチでほっとさせた所に最後の一文でもう一度絶望に叩き落される。個人的にかなり好きな構図でした。
魔法少女が夢の話と称して友達に真相を語ったのはある意味優しさなのでしょうか。何と言うか、次が気になるお話でした。これで長編一本書けそう。
ところでちょっと気になったんですが、所々中途半端に行頭下げを行っているのが目に付きました。強制させるつもりはありませんが、やるかやらないかどちらかに統一した方がよろしいと思います。

>>90 かなちゃん王女様:結末を知らない物語。
強すぎる欲、身の丈に合わない欲はやはり身を滅ぼすんだなー、と改めて実感したお話でした。
昔話のように優しい、心がポカポカするような良いお話でした。
ところで悪い国の王子様のお抱えの魔女ってどうなったんでしょうかね。

>>91 ATM様:Hannon le.
やはり挨拶の魔法は偉大ですよね。あれこの言葉どこかでも言った気が……
それに気付けないのは幼さ故でしょうか。
執事さんも生きている間に彼女の「ありがとう」を聞けなくて残念でした。天国で喜んでいることでしょう。
ゆみたん様のお話と同様に、何か大事な物を取り戻せたような良いお話でした。
しかし自分的には最後の「ありがとう」が印象薄いかなー、と思いました。
これは個人の自由ですが最後の一文以外の「ありがとう」を全て「――」で隠してしまうと最後の言葉がグッと印象に残り、感動的になると思います。

>>93 前髪天然パーマ野郎: HAPPY LIFE
前回の作品の後味の悪さが凄まじかったので今回はHAPPYな物語書いてやろーぜと意気込んで書いたら持病の中二病の発作が起きて出来上がったのがこの駄作です。
色々駄目です。読むのも疲れるし設定にも欠陥ばかりの駄作です。次はもっとハードルを落とした作品を書きたいと思います。
色々長ったらしく書きましたが要は「神様なんていたって人を助けるような存在じゃないんだぜ! ただの傍観者なんだぜ!」とか「完全なんか求めるもんじゃないんだぜ!」とかそういうことを言いたかった訳です。

>>93 ロブスター×ロブスター様:ママとお皿と魔法使い
主人公の心境の変化、情景描写、視線の移り変わりがとても分かりやすいお話だと思いました。自分もいつかこういう描写をしてみたい。いいなあ。
比喩も上手で、話も上手く纏まっており、全体的に良いお話だと思いました。
しかし、「彼女」と「僕」の関係性がよく分からないためにいまいちスッキリとはしませんでした。
「僕」と「彼女」はどういう関係にあるのか。それが作中に書かれていないために想像で補うしかありません。「彼女」の口調が幼いことから「彼女」は「僕」の妹ということは大体察することはできましたが、今度は「彼女」が「僕」に魔法を使うように頼んだのはこれが初めてなのか。それとも何回かこのようなことがあったのかが分かりません。
もし初めてならこの後「彼女」と「僕」はママにこっぴどく怒られるだろうし、何回かあったことなら「僕」は「彼女」を魔法と称したお買い物で何度も騙し続けていることになりますよね?そこら辺の感情移入がうまく出来なかったのであまりスッキリしませんでした。
しかしそれも会話の内容などから十分推察できる範囲でしたので、あまり気にしなくても大丈夫だと思います。

>>94 空人様:気になるあの子を眼鏡っ娘にする方法
まず、「よをすべ」などのちょっと凝った設定に顔が綻ぶのを抑えられませんでした。ファンタジーではファンタジーでも、現実世界と似通った所があることで、より一層想像しやすくなりました。
最後の最後にシーの友達思いであるが故の非情さが出てきたのがすごく自分好みでした。
設定から色々な所まで、良く出来た作品だと思いました。

>>95 8823様:王の決断
「のぼうの城」を連想させるような物語でした。タイトルに忠実で、ラストも切なさが残るお話でした。
それに加え冒頭の情景描写、メルクとグリフィスの間で揺れる心理描写が実に美しいなあと思いました。
全体的に上手く整っていて、良いお話だなあと思いました。

>>96 伊達サクット様:スチームパンク・空の舞い!
素直に面白かったです。「ああ、伊達サクット様らしいお話だなあ」と思いました。
設定も空人様同様に凝っており、キャラ一人一人にも味があって良いと思いました。自分は神とか撃墜されてぶつくさ言いながらも通常業務に戻るパン屋さんとかが好きです。
これも全体的に良いお話だなあと思いました。

>>97 ナルガEx様: 魔法の誕生とその歴史
お話には特に言うことはありません。短いというのもあるんですけど結構分かりやすくて良いお話だと思ったからです。
が!
咎めるべきは誤字です、誤字。「優位つ」→「唯一」です。ちなみにこれは「ゆいいつ」と読みます。
このお話には関係ないのですが、様々な所でナルガ様がよく使っているのが「一様」です。「いちよう」ではなく「いちおう」です。
言葉は正しく覚えた方が良いですよ。書き込む場所によっては馬鹿にされてしまうこともあるので要注意です。(他にも「ゆう」とか「ふいんき」などが例に挙げられます)

>>98 If様:不帰の島
タイトルを「かえらずのしま」と読んだ自分はやはり中二病なのだろう
これもまた設定の土台がしっかりと作られていて良い話だなあ、と思いました。
ラストのどんでん返しで冒頭に語られていたことと、タイトルの意味が分かり、感動しました。
しかしやはり中盤辺りで何が起こっているのか少し分かりづらいな、と感じました。
中盤辺りの情景描写に少し手間をかけたらもっと良い作品になると思いました。

>>99 にゃんて猫様:さよなら旅人の唄
設定も情景描写も、全体的に良いお話だと思いました。
しかし序盤の主人公が生き倒れしている場面で、主人公の語りがいかにも神のような視点で客観的に、淡々と語るのでやや違和感を覚えました。
生き倒れになっているならここまで頭が回らないし、意識があるならすぐにも立ち上がると思います。
それと「手にはーーーーー銃が」の一文、「ー」は「―」を偶数個並べるのが決まりです。これからも直した方がよろしいと思います。

>>100 某駐在様:さらば、愛しき日々よ。
読み終わった後に「ほお」とため息を吐いてしまいました。ちょっと切ない、良いお話だと思います。
「インセプション」のような少しクセのある特殊な力が自分好みの設定でした。

>>101 どーなつ様:世界の魔法の三カ条
設定も話も綺麗にまとまっており、すらすら読むことも出来る良いお話だと思いました。
しかし皆様も仰られているように、戦闘シーンにもっと描写を割くことができたらもっと良くなると思いました。

>>102 朔乱様:たまご
「魔法」から「魔法瓶」を連想したその想像力に感服です。ほんとすごいです。
中学二、三年レベルの赤ん坊の語り口にちょっと吹いてしまいました。赤ん坊が本当にこんなことを考えて行動してたら逆におもしろいですねww
ラストも赤ん坊の冷静さがよく滲み出ていておもしろかったです。発想の時点から、良くできたお話だと思います。

>>103 sakana様:ウェザー
映画を見ているような気持ちになれる短編でした。
「一体これは何だろう」と思いながら読み進めるごとに、こんがらがっていた謎や伏線が一気に解消され、読むのが苦にならない作品でした。まるでハリウッド映画を見ているみたいに。このような構成方法だからこそできることですね。
話の構成から設定まで、とても良く出来たお話だと思います。

>>104 アリス様:路地裏のトルバドール
詩的なお話……ですね。
うぬぬぬぬ。美術の成績が2という自分の美的センスが無いからか、「魔法」というテーマに乗っ取った作品なのかどうか、よく分かりませんでした。誰か教えてくださいおながいします
「私」の感情の揺れ動きがとても美しい作品だと思いました。
メンテ
Re: 【オリキャラ募集中! 投稿は雑談所へ!!】お題小説スレッド【三月期:作品投稿期間】 ( No.111 )
   
日時: 2012/03/22 00:57
名前: 某駐在 ID:g1VbGCn6

 人数が人数だったので大変でした。
 どうも主観として見てしまいがちなので、頓珍漢な意見を言ってしまいそうですが、それでも宜しければ。



 >>87 ゆみたん:まぎかる
 綺麗な物語の最初に「童貞」とか色んな単語があって「ちょwww」と吹いてしまいました。そこが第一印象なのは内緒です。
 ただちょっと気になったのですが、もっとストーリーを作りこんで、ネタをもっと考え抜いてほしかったです。せっかくの挨拶の魔法なのに、登場人物がほぼ一人しか居ないのはちょっと寂しいですよね。
 ただ、こういうキラキラしたネタが凄く好きなので、また書いてほしいなと想います。お疲れ様でした。


 >>89 黒猫;魔法少女襲来
 魔力が枯渇し、新しい魔力を求め異世界にゆく、という考えは、なんとなく現代の日本にもよく似ていますよね。
 ただ夢落ちと魔法少女襲来の落ちが二つありましたが、ややこしいように感じました。「あ、やっぱり来たんだ」とビックリしたのですが、そこを面白いかときかれるとちょっと悩みどころ。題名と序盤で全貌は分かっちゃいましたしね。
 ただ前半の放送は現実味があって面白かったです。ネタから某漫画を連想したのは私だけでしょうか?w


 >>90 かなちゃん王女:結末を知らない物語。
 甘い!! 全体的に童話風に仕上がっていたのは個人的に乙でしたし、最後のキスの魔法の落ちもよかったです。この王子様、もう同情の余地なしです。
 ただ全体的にコンパクトに纏まっている感があったので、意外性やオリジナリティや起伏があるとより良かったかもしれません。この手の作品はむかしから親しまれてきているので、消極的な纏まりはむしろマイナスでした。
 ただ気持ちの良い作品だったので、また読めたらなと思います。有り難うございました。


 >>91 ATM:Hannon le.
 こっちも個人的に好みのネタでした。ありがとう、という言葉は大事ですよね。最近はなにかされるのが当たり前に感じる人が増えてきて、ちょっと寂しいです。
 ただこれも、ネタの掘り下げが甘かったように感じます。言葉には陰と陽の両面がある、というのは私くらいの年齢になると常識の話で、小説として読むにはちょっと物足りない。ストーリーも短かったので、余計に小説として楽しめませんでした。
 ただ文章も綺麗な方なので、ぜひぜひまた読ませてください。お疲れ様でした。


 >>92 天パ:HAPPY LIFE
 手に余る技術への肯定と否定。不老不死になることが幸福なのか、不幸なのかと考えると若干怪しいところですよね。
 ただこれは好みもあるかもしれませんが。後半は明示的に伝えるという形に倒れすぎて、ストーリーが二の次になっていることでしょうか。それに明示的にするにしてもこの考え方はけっこう色んな場所で使われているので、柱として使うにはちょっと弱いのではないでしょうか。
 残念ながらこの程度の考えでは、読者を納得させるには至らないと思います。


 >>93 ロブスター×ロブスター:ママとお皿と魔法使い
 面白い! 3000字未満の掌編のなかでは、これが一番面白かったです。ちょっと気になったのが、結局主人公は魔法が使えるのでしょうか。個人的な希望としては使えないほうが面白いです。
 ただ、これはワガママかもしれませんが、お題が道具くらいにしか使われていないように感じました。もともと掌編ということもあり、ここら辺の考えは難しいですよね。なにか良い手はないものか……。
 私も『魔法でなおせても、なおせないもの』についてもう一度考えてみたいと思います。有り難うございました。


 >>94 空人:気になるあの子を眼鏡っ娘にする方法
 世界観と言葉の使い方が面白かったです。コンタクトの設定からああいう風に展開されるとは思っていなかったので、ビックリしました。違和感なく飲み込めるあたりもまたいいです。
 ただ全体の文体の文体と比べると序盤の妙な格調の高さは、ちょっと考えさせられます。たしかにインパクトがあって面白かったし、この文体じゃないとここまで引きこまれることはなかったと思います。ですが後半になるにつれてちょっとずつ雰囲気が下がってくると「ん?」と違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
 あとはキャラクターの個性も弱いように感じます。一癖、二癖あるとよかったです。
 ただ私のなかでは空人さんの作品が一番面白かったです。ご馳走様でした。


 >>95 8823:王の決断
 冒頭の文章に強く惹かれて、次にストーリーに心が揺さぶられました。物語がしっかり考えこまれていて、不思議と面白かったです。
 ただ最後のエリアの蘇生シーンはしっかりと書いてほしかったように感じます。敵軍到着までの緊迫感をもう少し書いてほしかったし、クルトももう少し見せ場を作った方がよかったのかもしれません。彼の出番が少なくてちょっと寂しかったですね。
 そういう意味では、もう少し前ふりや見せ場を書いてほしいなと思います。
 綺麗に纏まっていて、楽しい作品でした。実は私の古いハンネの一つがクルトだったりします^q^


 >>96 伊達サクット:スチームパンク・空の舞い!
 上手でした。ストーリーの展開、世界観、魔法への考え方、キャラクターの動かし方。どれをとってもきちんと考え込んでいるのが分かりました。
 ただ……これは好みの問題もあると思いますが、世界観がやや懲りすぎていて小説として楽しめなかったことでしょうか。凄いとは感じるのですが、面白いのかときかれるとちょっと悩んでしまいました。フルメタル・パニックのような長編なら、一向に構わないのですが……。
 ただこういうのが好きな読者さんは気にならない気もします。それに長編にすらなり得るネタを、始まりから終わりまで綺麗に纏めていたのは凄いと思います。
 最後の落ちへの繋ぎ方も、爽快でした。私も伊達さんを見習いたいです。


 >>97 ナルガEx: 魔法の誕生とその歴史
 スラスラと読めて、頭にスッキリと入っていく作品でした。ストーリーに筋が通っていてよかったです。
 ただ……これ、私が言うのもどうかと思うのですが。小説の書きかたを知ってほしいな、と思います。おそらく考えて書かれていると思うのですが、小説のエンタメ性も伝えたいことの内容の説明も浅く、読者になにかを伝える力が弱いように感じます。
 私のなかでこれはネタに近いです。ここから広げれば、よりよい作品になったのではないでしょうか。


 >>98 If:不帰の島
 普段のもっしーさんとは毛色違いの作品で、新鮮味がありました。そういえば、どこかの国(たしか中国)では女性スパイが敵と駆け落ちすることが多かったとか……。
 話を戻します。ただ毛色違いの作品はやっぱり難しいもので、弱いように感じました。詳しいことはほかの方も説明すると思うので割愛しますが、ストーリー展開、キャラクターの使い方、起伏の激しさはこちらのほうがやや消極気味です。あと物語が飛び飛びだったからか、主人公の悲壮感があまり感じられませんでした。
 ただキャラクターはすごくいい人でしたし、ネタ的にも面白かったです。これの続きが読みたいですね。ご馳走様でした。


 >>99 にゃんて猫:さよなら旅人の唄
 読後感の爽やかな、綺麗な話ですよね。ナホが固執したのは村というよりは、居場所だったのだと知ってキュンときました。
 ただ起・承にあたると思われるアスベルの塔につくまでのストーリーが少なく、ネタもほとんど明かされていないのがちょっと悲しかったです。この落ちにもっていきたいのなら、前半はもっと起伏を激しくして伏線を張らないと、ご都合主義や主人公が浅慮でかなりのお人よしに感じられてしまうかもしれません。
 あと、ラストでナホはすとんと納得してしまって良いのか……。そこら辺ちょっとあっさりしてますよね。
 ただこういう綺麗な作品は、また読みたいなと思います。有り難うございました。


 >>100 某駐在:さらば、愛しき日々よ。
 参加しないと言っていたのに、結局参加してしまいました。みなさんの作品が面白くて、楽しそうで、脇から傍観するのが苦しかったです(笑)お祭りは見ているよりも参加するほうが好きなタイプです。
 ただ完成度が低かったのがものすごく残念。読者に対して妙にサディスティックだったのは、構成のほかにネタの選択と文章に問題があったと思います。今回はネタの取捨選択に完全に失敗しました。皆さんの好かれる作品をもっと模索したいと想います。ありがとうございました。


 >>101 どーなつ:世界の魔法の三カ条
 毒々しい……(笑)私にとってこの毒々しさはよかったです。やっぱり小説は、ちょっとドロッとしている方が面白いですよね。
 ただ若干残念だったのが、ストーリー展開がよくある改善懲悪ものに嵌りすぎていたことでしょうか。そのため早い段階から先の展開が読めてしまい、読むのが少しだけ窮屈に感じました。
 それから父親もやや世間知らずすぎて現実味がなかったようにも感じました。かなり酷い立ち居地だったのにあまり同情できなかったので、残念でした。
 ですが、全体的にしっくりと纏まっていて、読むのがあまり苦になりませんでした。


 >>102 朔乱:たまご
 ごめんなさい、前半の途中から吹きました(笑)ネタがちょっと下らない、なのに真面目に書いている。そのギャップがおかしかったです(笑)
 ただ「液体はどんな状態でも等しく水である」の定義が字数のわりに浅すぎると思います。子供らしさを主張するためかとは思いますがその割りに、この子は妙に頭がよすぎるし、描写に使われている言葉も難しく、やや現実味がなかったです。ここらへんで矛盾が……。
 あとは魔法瓶をもうちょっとかけてほしかったですね。魔法瓶の原理は空気ですから、解体したら空だった。吃驚。ママに怒られた。という展開もありだったのではないでしょうか。
 ただあくがあって、面白かったです。最後の落ちにも爆笑しました。こういうブラック・ユーモアも好きです。


 >>103 sakana:ウェザー
 ほぼ17000字……私より多い人がいらっしゃるとは思いませんでした。二つの物語がきちんと絡まっていたのは、凄いですよね。
 ただこの字数が多すぎるのか、少なすぎるのかときかれるとかなり悩みどころ。視点が展開が17回も変わったのは、ちょっとしつこかったかもしれません。あとはもしかしたら0と1の二つの物語を上手く纏めるためとは思いますが、話はもっと削れたと思います。主人公の友人二人はたぶんどちらかを消せたんじゃないでしょうか。ここはもっしーさんと一緒ですねー。
 あとはちょっと好みの話ですが、0はあともう一歩悲しい感じでもよかったのかもしれません。始まりが「えーんえーん」なのも、ラフさはあってよかったかもしれませんが、悲壮感は薄れたんじゃないかなと思います。
 ただ私も似たような感じで失敗した口なんで、ちょっと胸が痛いですね。でも0-0とか番号を振ってあったのはいいなあ。私もすればよかった。


 >>104 アリス:路地裏のトルバドール
 優しい話だなあ、と思ったのが第一印象です。ほかの方と違って、○○の魔法と語っていないのが逆にいい。クリアで、格好つけた感じがしないから、余計にぐっときました。
 やや残念だったのは、主人公が悲しかった理由などが不明瞭だったことでしょうか。時間はなかったんだから仕方ないですけど、でも気になって仕方ないゼ! とちょっと叫びたいです。
 こういう読んでいるだけで気持ちが前向きになれるような作品がわりと……いえ、かなり好きです。


>最後に。
 特別みなさまのお役に立てるような批評ではなくてすみませんでした。あと、変なのを投下した奴が偉そうに言いまくったことも。
 初参加でしたが、お題小説そのものは何度か読ませてもらったことがあったので、夢が叶って嬉しかったです。今回は思っていた以上に読者の負担が大きかったみたいなので、次回こそはより読みやすく親しみやすい作品を書きたいと思います。頑張ります。
 それでは、失礼しました。
メンテ
Re: 【オリキャラ募集中! 投稿は雑談所へ!!】お題小説スレッド【三月期:作品投稿期間】 ( No.112 )
   
日時: 2012/03/22 11:57
名前: アリス ID:ivTeu3N6

 受験のために引退宣言をして早九ヶ月……一応復活しました。ときたまチャットに顔を覗かせていただいた時、温かい声を掛けて下さった皆さんにはとても感謝してます。またお題小説に参加できるのをとても楽しみにしていました。
 案の定拙い批評になると思いますが、精一杯書かせていただきます。よろしくお願いします。


>>87 ゆみたん:まぎかる

 いきなり批評しにくいお話が来て驚きました。語り口は軽やかで親しみやすかったんですが、題材にちょっと難ありかなって思います。どうもネタに走っている感が否めないですし、普遍的でないです。魔法=あいさつ、っていうのも元のままだったので、独創性にも欠けてるかなって思います。ゆみたんさんの書いたオリジナルの話がぜひ読みたいです。次回以降楽しみにしてますね。


>>89 黒猫;魔法少女襲来

 アイデアはとってもよかったと思います。魔法に依存した世界、謎の放送、枯渇していく魔法……面白そうな要素は詰め込まれてると感じました。ですがそれをイマイチ活かしきれてないようにも思います。謎のままに終わっている部分が多すぎるのも一因でしょうか。もちろん、完全に全てを語りきらないというのも手段の一つとしてあるとは思いますが、読み切ったときになんだか納得はできませんでした。気になったのは、「魔法少女」です。作中の世界は魔法に頼りきりの世界のはずですが、魔法が当たり前の世界に「魔法少女」っているんでしょうか。それとも何か特別な存在なのかな。……と、読者の方に「考えさせる」というよりかは「考えなきゃ駄目」「わからない」という部分を多く残してしまっていると思います。読者へ丸投げ、と言うんでしょうか。そういう点を直したらもっと良くなるかなって思います。
 読み返した後にタイトルをもう一度見て感心しました。さっきは丸投げとか言いましたが、最後の「本当は――」のところとタイトルがうまく呼応し合ってるのがいいですね。また次回以降も楽しみにしてます。


>>90 かなちゃん王女:結末を知らない物語。

 御伽噺系のものはよくありそうなものなのに、SF板で見るのは初めてだったので新鮮でした。非常に読みやすく、コンパクトに纏まっているのもよかった点です。
 御伽噺を意識されたと思うので、あんまり複雑にしたりするのもどうか、というのもあるとは思いますが、少年の登場が随分と唐突すぎる気がしました。一国の王様ができなかったことをなぜ一人の少年がやってみせたのかとかもちょっと疑問ですね。読者にいろいろと想像させるのもありといえばありですが、もうすこしあっと言わせる展開が欲しかったなって思います。もしかしたら寓話なのかなとも思いましたが(読みが足りないかもしれないです。すいません)
 それでもこういうタイプのお話は本当に新鮮で楽しく読ませていただきました。かなちゃんさんはいつも独特のお話をお書きになるので、毎回楽しみにしてます。次回以降にも期待してますね。ありがとうございました。


>>91 ATM:Hannon le.

 読後感が最高でした。感動しました。魔法=言葉という題材は今回二回目でしたが、こちらはすっと胸のうちに入り込んでくる感じがして好感触だったと思います。会話文での応酬が、読み手を物語にうまく引き込んでました。
 ひとつだけ気になったのは、黄泉の国でしょうか。本当にそれだけが惜しいなって思いました。どうやらファンタジーの世界のようなので、天国とかのほうがいいかなって気がします。あと、執事に対して二回ほど太陽の比喩による描写をしていたので何か意味があるのかなって思ったんですが、そうでもなかったようで。それは私のただの思い込みだったんですが、ちょっとだけ気になりました。
 温かくて、とてもいいお話でした。ありがとうございました。


>>92 天パ:HAPPY LIFE

 いろんなアイデアが詰まったお話で、唸りました。科学の力ってすげーという感じでした。実は最初に読み始めたとき「『大昔の『水球』を知る者や文献は百年前の全世界核戦争で全て消え去りました。』だって? じゃあなんでこの語り手は知ってるんだろう。よし、批評で指摘しよう」って思ってたんですよ。しかし最後でまんまとやられましたね。神様でしたか。納得です。だからあんなにも語ることができたのですね。
 ただ、お話自体はあんまり納得のいくところがなかったなって印象です。話全体がただのあらすじっていう感じが否めないですし、実際あらすじを語ってるだけのようにも感じました。それと、さすがに自殺しすぎかなあ、とか。一日で人口半減は普通に考えるとありえないでしょう。誇張しすぎる表現というか、確かに自殺で人口半減はすごいことなんだってのはわかるんですが、そう描写した理由が見えてこないんです。一日や二日で世界を衰退に招いたのも少し早すぎるとも思います。もっとじわじわと、苦しめるように星を滅ぼしていくほうが、人々の不満も募るように思います。
 設定はとても科学的でSFらしさ満点でした。面白かったです。ありがとうございます。


>>93 ロブスター×ロブスター:ママとお皿と魔法使い

 最後の一文が全て、というぐらいに最後の一文がすごくよくて、私はとっても爽やかな気持ちになりました。主人公と女の子の掛け合いもニヤニヤします。魔法の使い方も面白いなあって思いました。タイトルや本編にも出てくる『ママ』という人物があまり描写されていないのも個人的にはいい方向に働いてると思います。
 あまり指摘するところが無い……というか、よく纏まってて洗練されてる感じですね。強いて言うなら、雰囲気とは〜証明せよ のくだりでしょうか。ここはあまり際立って描写しなくてもよかったかなって思います。それにしたっていいお話でした。読ませていただいてありがとうございました。


>>94 空人:気になるあの子を眼鏡っ娘にする方法

 これは本当に面白かった。上部催都とか、よをすべとか細かな部分に笑わせてもらったんですが、打って変わった後半には心が震えました。シリアスな笑いというか、作中のキャラは大真面目なのに現実の私たちにとっては明らかなネタにしか感じれない部分も要所要所にあって面白かったです。設定のほうもギャグかと思いきや結構奇抜で練り込まれてる。丁寧さを感じました。後半のシリアスさには本当に舌を巻きます。
 気になったのは、上部催都の設定でしょうか。これ、すこしだけイメージしにくいです。まあ単純なインターネット程度を想像すれば済むし、とりわけイメージを強固にしなくても読み進めることは可能だったのでさほど気にはなりませんでしたが……ちょっと立ち止まってしまったので。あとはとってもよかったです。空人さんのお話は毎度安定して面白いなって思います。また楽しみにしてます。ありがとうございました。


>>95 8823:王の決断

 最高でした。面白かったです。「毒花」とか「人心操作の魔法」というような設定も、すんなりと飲み込めた気がします。描写の力、というか文章力に感心させられっぱなしでした。私としては風景描写から入られると読み辛く感じるんですが、それがまったくない。一人一人の台詞が短めに決められているのも洗練されている感じがしてよかったです。何よりお話は感動しました。
 気になったところはほとんどないんですけど、まあ強いて言うならメルクが母親を蘇らせようとしたきっかけでしょうか。クルトの母親の所在を尋ねるセリフだけがそれだとしたらちょっと弱いかなって思います。まあ短編としての長さを考えるとありだとは思うんですけど、つい寸前まで反乱軍の一掃を考えていた人がクルトのその台詞だけで王権を投げ出すまでになるとは考えにくいと思います。もう少し物語の中で、王に決断を後押ししている要素を明確にできるとよかったかなって思いました。あと、「イエス、オアノー」ってあるんですが、英語が作中の世界にあるのかなって思って少し違和感です。
 読んでいて、随分書き慣れてるなって印象がありました。これは私だけかもしれませんが「(台詞)」〜は言った。「(台詞)」という形で文章を書かれる方って、とても書き慣れてる方だって思ってるんです(勝手にですけど)。8823さんはそれが本当に顕著で、それを証明するかのような読みやすさ。面白かったです。読ませていただいてありがとうございました。


>>96 伊達サクット:スチームパンク・空の舞い!

 これは面白かったです。面白かったっていうのは、純粋に面白かったっていう意味と、笑いの意味での面白いの両方ですね。笑いました。サクットさんの細かいところにすっと入れてくるネタが好きです。それなのに終わり方がじーんと染みてくる感じで。ストーリーも面白かったです。
 気になったのは、漢字でしょうか。少しくどいように思います。固有名詞をカタカナや漢字を織り交ぜて堅い感じに説明するのは、確かにちょっと読み手に『なんかすごいぞ』っていうのを伝えるのには合ってるといえば合ってるんですが、読みにくいんです。ディスプレイに表示しただけで、その漢字の量っていうのがよくわかるし、『魔法』って文字が多様に使われてるのもちょっと気になります。
 でもこの分量でよくこれだけ物語を広げたなあって思います。魔法に科学に空中庭園。わくわくさせる要素が多くて、楽しかったです。特に空中戦はすごくよかった。『こちら〜〜!』っていう通信の部分などの焦燥感っていうか、追い詰められてる感じがとてもよく伝わってきて。それでも笑いは忘れない、そんな作風がきちんと確立できているのがすごいなって思いました。次回以降も楽しみにしてます。ありがとうございました。
 

>>97 ナルガEx: 魔法の誕生とその歴史

 最初は、まあよくある、世界の成り立ちをあらすじ風に説明していくタイプなのかなって思いましたが、突然固有名詞が登場して終わったのには驚きました。できればその、第二世代パンゲア大陸ってところにいる人たちを主人公に物語を展開して欲しかったなって思います。またお話を読ませてください。期待してます。


>>98 If:不帰の島

 とてもよかったです。実は結構恋愛モノが好きだったりするので、後半の会話文から少しずつ二人の距離が縮まっていく感じは読んでいてキュンキュンしました。こういうの本当にいいですよね。カルトがイケメンすぎて辛い。Ifさんのお題は短編に使うのもったいないなっていう設定がてんこもりですごいなって思います。そのアイデアは一体どこから出てくるのか。タイトルも好きです。かえらず。ドキッとするタイトルだと思います。
 気になったのは、アイラとカルトの関係が少しわかりにくいところでしょうか。後半の会話文が大半を占めるところで割りと補完されてるとは思うんですが、もうちょっと事前に二人の関係について触れてるとなおよかったと思います。あと『蘭』とか『椿』『欅』『楠』『向日葵』『百合』『牡丹』とかいろいろと出てきますよね。かっこいい二つ名(?)だなあと思っていたので、あんまり物語に関わってなかったのが少し残念でした。どうやらすごいメンバーたちがやられてしまっているらしい、というのは伝わったので、それはそれでよかったかもしれませんね。
 でも毎度Ifさんのお話は男の子と女の子の絡みが面白いなって思います。そして何より上手い。読むだけで勉強させられっぱなしです。肥大化した心臓、なんて表現がよく書けるなあと唸りました。壮大な話かと思いきや、重すぎず、微笑ましい幸せにストンと落とす。そんな雰囲気がとても好きでした。ありがとうございました。


>>99 にゃんて猫:さよなら旅人の唄

 魔法を使ってもらうために魔女に会いに行く、というシンプルなお話ながら、意外な事実があったりとか銃撃戦もあったりして面白かったです。
 気になった点は、一つにナホの言葉遣いがあります。「起き上がってくれよ」と男のような乱暴さがあるかと思えば「止めてよね」とか「重かったんだから」と急に女らしくなるのには違和感がありました。というか、少年らしい口調にする必要があったのかなって思いました。どちらかに統一するか、特別な理由が無いならはじめから女口調でも全然よかったと思います。もう一つは、『魔女の正体は科学者だ』でしょうか。なぜ? って思いました。断定するのに理由が足らないかなって思います。バイオ技術が必要だとしても魔法で補ってるとすれば説明がつきますし、今までの魔法の噂が科学的に説明可能だからといってそれが魔法じゃないとは言い切れないのではないでしょうか。
 個人的にはタイトルが好きです。終わり方も印象的で素敵でした。なんかこう、一難去っての旅立ちを予感させるラストが好きなんですよね。面白かったです。次回以降もまた期待してますね。


>>100 某駐在:さらば、愛しき日々よ。

 すごくよかったです。とても感動しました。感動を表現する語彙が見当たらない。冒頭から文章が突き抜けてるなって思いました。会話もすごくよくできてるし、盛り上げ方もお上手。逆に気になるところを探すのが難しいくらいでした。キャラクター(特に美穂)もかわいらしかったです。
 マホウの設定が少し伝わりにくいとは思いました。読みきった後に、マホウというのは〜〜という能力だ、と言い切ることができなくて。意識を共有できる、っていうシンプルな程度で話に持っていった方がわかりやすかったと思います。なんだかマホウの設定が後から後から付け足されていった印象なので。
 いや、本当に感心させられっぱなしでした。キスをお願いする場面を後半に持ってきたのは本当に舌を巻きます。面白かったです。読ませていただいてありがとうございました。


>>101 どーなつ:世界の魔法の三カ条

 非常に読みやすくてよかったです。余計な描写がないというか、読者を信頼してる文章だなって思いました。というのも、あまり具体的すぎる描写がほとんどないんですよね。一見悪いと思われがちですけど、具体的すぎる描写がない分、こっち側、つまり読んでる側が自由に容姿やらなんやらを想像出来る。そういう意味でも、本当に必要な情報だけを読みやすく取り入れてるように思います。実際読むのに滞りを感じませんでした。
 とはいったものの、全体的に平坦な印象です。もっと盛り上がるところ(まあ戦闘シーンはあるんですが短かったので……)が欲しかったなって思います。
 特別よかったのが、薬の材料です。マンドレイクの根っことか、すごくよかったです。何がよかったって、それを詳しく説明しなかったところです。文章は魔女の一人称なので、ここで『マンドレイクの根っことは〜』なんて説明が入ってたら、ちょっとおかしいですよね。でも、作中ではマンドレイクの根っこは危険だ、という風に、魔女だからこそ知ってる要素だけ言っている。これってすごく上手だと私は思うんです。面白かったです。ありがとうございました。


>>102 朔乱:たまご

 朔乱さんの作品は何度か読ませていただきましたが、いきなり雰囲気の違う作品が出てきたことにまず驚いてます。引き出しの広さを感じました。言葉の選び方や語りの口調も面白く、ドミノ倒しみたいにトントンと進んでいく様子はとても面白かったです。アイデアが素晴らしいです本当に。ママはいつも温かい、という風につなげてくるとは思いもしませんでした。読みやすくて話もコンパクトに纏まってるのが好印象です。私個人としては特に指摘するところもありませんでした。とても面白かったです。ありがとうございました。


>>103 sakana:ウェザー

 今回のお題は結構感動させられるお話が多かったんですけど、とりわけsakanaさんのは感動させられました。まず構成がすごいです。二つの視点を分けて進めることで、少しずつ謎が解けていく感じは読んでいて気持ちよかったですし、物語全体に流れるシリアスな空気を前面に押し出すに申し分ない文章力に脱帽するばかりでした。
 惜しいのは、ちょっと長すぎる点でしょうか。読み終えて見てあまり必要の無い場面もいくつか見られたような気もするので(sakanaさんとしては必要だったのかもしれませんが……)。物語にまったく過不足が無い、というような統一感が出てるともっとよかったと思います。
 魔法という言葉を不思議の類義語として使ったら駄目、というような台詞回しの溢れるセンスに感心させられっぱなしでした。図書室に窓から光が差し込む情景を思い出すような、温かで、切ない空気がよく伝わりました。面白かったです。ありがとうございました。


>>104 アリス:路地裏のトルバドール

 折角の復帰作(?)なのに、大失敗しました。毎回時間が無いっていうのを理由にしてしまう自分が本当に情けない。いつも誰かに批評で「時間が無かったみたいなので……」とか言われちゃう自分は駄目な奴だと思います。『魔法』っていうお題も全然消化できなかったし、ファンタジーですらない。本当に恥ずかしい限りです。やっぱり書くにあたって、ちゃんと時間をとって、推敲もして、小説なんだから『物語』を作り上げなきゃなって痛感しました。力量不足が際立ってますね。
 某ゲームに『トルバドール』って役職があるんですけど、それが妙に頭に残ってて、いつかそれを使って何か書いてみたいなーって思ってたんです。もっと時間がある時に、トルバドールでまた何か書こうかなって思いました。



 読むのはとっても楽しくて言いようの無い気持ちになるのですが、批評は全然書けませんでした。こんな酷い感想文でも、皆さんのお役に立てたらいいなって思います。
 次回以降もできれば参加したいなって考えてます。また皆さんの作品が読めることを楽しみにしてます。ありがとうございました。お疲れ様です。

(※敬称略)


メンテ
Re: 【オリキャラ募集中! 投稿は雑談所へ!!】お題小説スレッド【三月期:批評提出期間】 ( No.113 )
   
日時: 2012/03/27 01:57
名前: 空人 ID:.J7NAwf6

一周年の記念すべき今回。たくさんの人が作品を寄せてくれた事に感謝しつつ、批評でございます。


>>87 ゆみたん様:まぎかる

 挨拶の魔法。
 まわりくどくもったいぶった言い回しでの序文から一気に種明かし。構成としては面白いですが、やや物足りない印象は拭えませんでした。
 ミスリードを利用するのなら、日常パートをもう少し引き伸ばして、それとわからないようにこの魔法(挨拶)を使わせたりすると、もっと面白かったかもしれません。
 時間をかければ、しっかり読ませる短編に出来たのではないかと思うと少し残念です。


>>89 黒猫様;魔法少女襲来

 滅亡を避けるため、平和な世界を取り戻す為の破滅の魔法。
 今まで何の疑問も無く湯水のように使い続けてきたものが突然消滅した時、彼らの絶望はきっと想像し得ないものだったのだと思います。宗教染みた成否のわからない言葉に踊らされてしまうほどに。
 なので、そこをもう少し強調して書いても良かったのではないかと思いました。
 異世界の人間を殲滅しようというのに、その具体的な手段は説明されておらず、ただ魔法少女が異世界に来たと匂わせる文章での終了。ちょっとだけ消化不良でした。
 もし本当に大量虐殺を考えているのなら、彼らの日常に入り込む必要は無く。また難なくそこに馴染めるのなら、争う必要も無い。そのままそこで暮らしていけばいいのだから。
 そう考えると、魔法少女の言動は、少しちぐはぐな印象ですよね。
 もっと練りこめば発展性のある物語だったと思います。


>>90 かなちゃん王女様:結末を知らない物語。

 悪巧みは度を越えて、御伽噺になってしまった呪いの魔法。
 若者に物語を語った吟遊詩人は、最初に魔法をかけた魔女だったのでしょうか。罪滅ぼしのつもりなのか、己の失敗を無かった事にするためか。登場人物の心情はほとんど書かれていないため、想像する事しか出来ません。
 童話風に描きたかったのだろうとは思いますが、もう少しかなちゃんらしい色を付けても良かったのではないかと思いました。
 主人公として最後に現れた若者も、後付になってしまっている印象です。前半に何らかの伏線があっても良かったかもしれませんね。


>>91 ATM様:Hannon le.

 感謝の言葉、想いを伝える魔法。
 執事は人生の最後の時まで、少女の教育係として素晴らしい仕事をしてくれました。一つの別れは少女を少しだけ大人にする。切ないストーリーが良く描かれていたと思います。
 しかし、もったいないとも思いました。詰め込められるエピソードはもっとたくさんあったと思います。残り少ない時間を小さな主のために使う姿を、もう少し丁寧に書いて欲しかったと思いました。
 彼女が彼に向けた最後の言葉が、謝罪ではなかった事が素晴らしかったと思います。


>>92 天パ様:HAPPY LIFE

 滅亡と再生、その先に待っていた終末。
 人間たちの愚かな行いと、復興への奮闘を描こうという意欲作だったと思います。完成を見た末の結末も、実に人間らしいものだったのではないかと思いました。
 しかし、それを紡ぐための細かい設定などは、穴だらけだったような印象です。
 地球がその名前を変えた理由、第一世代の得た魔法の出所、後世に遺伝しない特殊能力、不老不死、完璧な政治マニュアル、ウイルスの完全駆除など、さすがに無理があるんじゃないかなと思ってしまう事が多数あり、疑問の度に文章を追うことが困難になっていく感じがしました。
 何の能力も無く一番努力しなければならない世代が一番怠けている事も、少し残念に思います。使わなければ失ってしまう。そのことを理解しているのなら、せめて維持する努力をして欲しかったと思いました。
 最後の一文も、『私が神だったから人間は完璧ではない』と読めます。ちょっと意味がわかりませんでした。
 一見不可能に思える設定でも、無理やりに説得できるような説明をでっち上げてしまえば、それなりに見えるものです。そこのところをもう少し、考えて欲しかったと思いました。


>>93 ロブスター×ロブスター様:ママとお皿と魔法使い

 破壊された物質を取り戻す為の、ひどく経済的な物質交換魔法。
 小さな女の子がとても可愛らしく、一つ一つの動作も丁寧に描かれていました。それに対応する『僕』の対応も、とても上手く表されていたと思います。
 彼女が彼の質問の答えを導くのにはまだまだ時間がかかりそうでしたが、それを含めて感じられる未来への展望を期待させてもらえました。
 読後感も心地よく、好きな作品です。


>>95 8823様:王の決断

 現在の地位と名誉を捨ててまで、取り戻した時間。それを成す為の魔法。
 たった一人の兵士の野望によって滅亡しようとした国。それを救うために下した実に潔い決断は、王としては少々物足りないものだったのかもしれません。
 これから乗っ取るはずの自国に毒をばら撒いた反乱兵に、国を任せられるような器量があるようには思えませんし、国土を元に戻そうとする意思や策が有ったようには見えませんでした。そんな状態で国をあけわたすのは、少し無責任すぎたのではないかと思ったのです。これから復興に向かわせようというのに、研究室を閉鎖させようとするのも、まずいような気がします。
 全てを投げ出して、必要なものだけを手に入れた元王は、きっと幸せになるのでしょう。そこはせめてもの救いですね。
 一度使った魔力が戻らないというのはとても潔く、良い設定だと思います。後もう少し細かいところに気を使っていたら、とても素晴らしい作品になったのではないかと思いました。


>>96 伊達サクット様:スチームパンク・空の舞い!

 失われた魔法を取り戻そうという奮闘記。
 魔法世界で魔法が封じられたというのに、あきらめず努力を怠らなかったカーライル人たちは尊敬に値すると思います。彼らが発展させてきた科学はこれからの世界で大いに役立つ事でしょう。
 武器屋達がそのまま職業名で呼ばれるのは、まるで特殊部隊がコードネームで呼び合っているみたいに見えて、とても楽しかったです。パン屋が撃墜された後、普通にパン屋の営業に戻るというシュールな展開も、サクットさんらしくて面白かったです。
 しかし、武器屋達を選抜した方法は何故筆記試験だったのでしょうか。魔法に関する情報が入手できなかったわけでは無さそうなので、その素養を見抜く方法も考慮して欲しかったです。他国の血筋を少しでも有しているとか。
 発展のどん詰まりから神の導きもあって、融合する二つの力。明るい未来を象徴するような爽快な描写。その終わり方がとても清々しく、素敵でした。


>>97 ナルガEx様: 魔法の誕生とその歴史

 無から生まれた存在が体得した、力としての魔法。
 神話のような、聖書の一節のような語り方は、独特の雰囲気が有って良かったと思います。
 しかし、箇条書きで断片的に書かれた文章は、物語として読むには少々物足りなく感じてしまいました。楽園からの追放された悲しみも、繁栄の喜びも、力を失った喪失感も、平和の安らぎも、これではただの飾りになってしまい、盛り上がりに欠けてしまいます。
 このままでは、ただのプロローグかあらすじと変わらないと思われます。
 次回があれば、今度は物語の起伏を、生きたキャラクターたちを書いてくれたら嬉しいです。


>>98 If様:不帰の島

 魔力溢れる楽園の島。訪れたものを虜にする優しい魔法。
 何人もの行方不明者を出している場所に送り込まれる密偵としては、主人公はやや力不足な感じでした。手際が良いようには見えず、覚悟も意識も足りていない印象です。
 この島の環境がそうさせていたのかもしれませんが。案の定、島の魔力の秘密には触れることすら出来ませんでした。島に残る事になった後あっさりと秘密を教えられるとか、途中で主人公二人の仲を親密にする為のイベントとしてとか、何らかの種明かしがあったほうが面白かったかもしれませんね。
 主人公の心の動きを軸として、物語はなめらかに進行出来ていたと思います。ただなめらか過ぎて、大きく印象に残るような場面が足りなかったようにも感じました。
 組織を抜けた他の人たちが、どんな暮らしをしているのかも、ちょっと見てみたかったです。


>>99 にゃんて猫様:さよなら旅人の唄

 それはまるで神のごとく、崇拝の対象として根付いた偽りの魔法。
 一人で塔を建て、周囲の町に知れ渡るほど人々の願いを叶えてきた。そう考えると、魔女=科学者はそれほど悪い人でも無いように感じますね。対価に問題があったとはいえ、相応の報酬を支払うのは当然だったのかも知れません。
 砂漠地帯で寄せられる依頼は、食糧の問題か、ナホがしたような雨を降らせて欲しいというものが多かったのではないでしょうか。食料に関してはバイオ技術の専門家であっただろう科学者には簡単にこなせるものだったでしょう。では、雨に関してはどうでしょう。直接降らせることは出来なくとも、降りそうな日を予測する事は可能だったのではないでしょうか。
 一方、依頼したナホの村はどうでしょう。村は身寄りの無い少女を口減らしと報酬を兼ねて寄こした。成功すれば良し、失敗しても村に損害は無い。村人が生き残る為とはいえ、あまりにも乱暴な考えだったのではないでしょうか。
 科学者が人を集めていたのは、一人では解決できない依頼があったからかもしれません。ナホを撃ち殺そうとしたのは、彼女に居場所が無いことを理解していて、塔に住まわせるような余裕も無かったからなのかもしれません。つまり彼は一概に悪という訳ではなかったのかも知れないのです。
 と、まあこんな風に歪んだ物の見方をする自分はよほどひねくれているんだろうな、と思うのでした。
 魔女の塔の中で、どんな科学を使っていたのか見てみたかったです。
 物語の展開はわかりやすく読みやすいものでした。読後感も良くほほえましい終わり方だったと思います。ただ、最後に雨が降ったのは少し都合が良すぎというか、取って付けたような印象でした。何らかの要因があって降り出したとか、ナホの心境と重ねさせるような描写が有ると良かったかもしれませんね。


>>100 某駐在様:さらば、愛しき日々よ。

 異能者としての苦しみであり、想い人との絆でも有った魔法。そしてそれとは別の、想いを伝えるための魔法。
 他人と深く触れ合うことの妨げになるかもしれないその力は、人知れず彼をヒーローにする。報われない主人公がなんとも切ないです。もしかしたら彼のこの能力は、事故から人を助けるその為に有ったのかも知れないですね。
 だとすると、彼女の方の力は誰のためにあったのでしょう。僕は彼のために有ったのではないかと思いました。彼女なら傷を移すことが出来る、だけど彼はそんな事は望まない。それは彼により重い苦痛を与えてしまう事になると理解できてしまう。彼の望みは彼女の幸せに生きていく事だったから。そんなやるせない思いが伝わってくる、素晴らしい物語でした。
 ただ、ベッドの傷を自分に移すことが出来るなら、その逆は出来なかったのでしょうか。もし、それが出来る可能性に彼が気付いていなかったのだとしたら、ちょっと悲しすぎますよね。


>>101 どーなつ様:世界の魔法の三カ条

 魔法に関する法律と、それを絡めた魔法薬にまつわる話。
 規則とは別に自分の信条を持っている魔女の生き方が格好良く描かれていました。
 気になったのは、「魔法および魔法薬における三カ条」の二つ目です。
 曰く、魔法薬の材料は必ず国の認定した市場で購入すること。魔方陣が必要なので、専門知識が無いと魔法薬は作れないというのは解るのですが、市場にある材料だけで作る薬ではたかが知れていると思ったわけです。魔法と薬を合わせることで効果の高い魔法薬を精製するのだと思いますが、なんというか、それでは浪漫が足りません。やはり生産系の職業としては、困難な冒険の末に手に入れた材料で物を作るというのが面白いのではないかと思ったわけです。(←勝手な見解
 ストーリーやキャラクターがしっかりと設定されていて、明快で考えられた戦闘シーン等、とてもよく出来ていたと思います。


>>102 朔乱様:たまご

 内溶液の温度を保つ魔法のごとき機能の瓶。
 最初、主人公は猫か何かだと思っていたのは内緒です。
 疑問に思ったことへの考察とアプローチ、その行動力は素晴らしいものでした。決行した作戦も彼の力を最大限に使用した秀逸なものだったと言えるでしょう。
 結果は失敗だったものの、彼の今後に多大なる影響をもたらしたのは間違いなく、未来に期待できるものだったと思います。
 物語のオチも素直に面白いと感じることが出来ました。
 子供の言動には驚かされることがあります。親御さんにはしっかりと目を放さないようにして欲しいですね。


>>103 sakana様:ウェザー

 言葉を伝える為の肉体は既に無くて、それでも残された幻影は想いをつなぐ。
 それは魔法とは言えないものだったのかも知れないけれど、確かにそこにあった。
 キャラクターの作り込みがすごいですね。それぞれの役割をしっかり果たしているのが素晴らしいです。ただ、友人やその彼女(?)が後半まったく触れられていないのが、少し残念です。
 場面を交互に語る書き方は、読者を混乱させやすいのですが、この作品はそこを上手く切り分ける事が出来ていたと思います。
 もし難癖をつけるなら、クライマックスのシーンがややあっさりし過ぎていたところでしょうか。もうひと味付いていたなら、主人公とさくらちゃんのこれからの関係を後押しする事が出来たのではないでしょうか。あと「魔法」が後付っぽかったかな?
 一つの終わりと始まりをしっかりと読ませる、だけど切なくて可愛らしい作品でした。


>>104 アリス様:路地裏のトルバドール

 心を揺さぶる歌は魔法。
 理由もわからず泣き続ける私に、優しく突き刺さる旋律は、慰めるように、包み込むように。
 そんな歌の歌詞のような文章はやわらかく、そして綺麗だと思いました。
 文章に出てこない、泣いている私の物語は、きっと歌の中にあったのでしょう。多くを語らないやり方は、正解だったと思います。
 なので、ところどころに現れる「どうにか泣いている理由を表そうとする部分」が逆に余計だったんじゃないかと感じました。
 終わりの一文が、この作品を上手く表現していて、とてもよかったと思いました。


>>94 自作:気になるあの子を眼鏡っ娘にする方法

 高度な科学が魔法のように見えるなら、高度な魔法もまた科学のように見えるのではないか。そんないいかげんな考えから、この物語は生まれました。適当もいいところです。
 だらだらと長いわりに、設定もキャラクターも描ききれておらず最後の方は台詞に頼るなど、いろいろダメダメな作品でした。
 タイトルも二転三転してまして、これはけっこう気に入っているのですが、いかがだったでしょうか?


さて、次回は「さくら」ですね。完全なファンタジー世界は書きにくいかもしれません。でも難しいお題だからこそ、挑戦する価値はある。はず。
その次のお題となる「オリキャラ」も続々と集まっているようなので、楽しみですね。
今年もF板を盛り上げていきましょう。

※もし、オリキャラの絵を描いた、もしくは誰かに描いてもらったのだけど、貼り付け方が解らないという方は、僕がチャットにいる時に言っていただければ、お力になれるかも知れません。

ではー
メンテ
Re: 【オリキャラ募集中! 投稿は雑談所へ!!】お題小説スレッド【三月期:批評提出期間】 ( No.114 )
   
日時: 2012/03/31 21:09
名前: 伊達サクット ID:H.RbaDtI

ようやく書けた……。作品が多くて大変でしたが、楽しく読ませていただきました。
敬称略です。

◆ゆみたん「まぎかる」

以前ニコニコ動画で広告協会のCMで「ぽぽぽ〜ん」っていうシーンの抜粋をやってたような気がするのですが、もうあまり覚えていません(笑)。いや、そのネタだってことだけは分かったのですが、自分の記憶力がないせいでいまいちピンと来ませんでした。
語り手が中学生なのに「年を老いた」という表現をしていたり、「彼氏の一人や二人」「彼女の三人や四人」など、性別がよく分からなかった点に違和感がありました。
最後の「ぽぽぽぽ〜ん」が肝心なのでしょうけど、思い切ってこの一文無しの作品にしても、挨拶の大切さが分かるメッセージ性のある作品として成立すると思いました。

◆黒猫「魔法少女襲来」

ショートショートとしてうまくまとまっている作品だと思います。
夢オチと見せかけて実は……という感じの。
なぜ主人公の魔法少女はユーちゃんに自分の世界の話をわざわざしたのかなって思いました。まあ、この作品においてあまりそこはツッコむべき点ではないのでしょうけど。
文章は、一文があまり長くなりすぎず、語り口もテンポが良くて読むのにストレスを感じませんでした。
ちょっと思ったのですが、異世界の人々の血肉を大地に捧げて魔法を取り戻したとしても、いずれ魔法世界の人類同士で血肉を捧げる為の争いが起こるのは目に見えてますよね。

◆かなちゃん王女「結末を知らない物語。」

かなちゃん王女さんの持ち味の、可愛らしい世界観が表現されていて、自分のスタンスをよく作れていると感心しました。
「吟遊詩人」や「求婚者」という単語を考えると、児童向け作品の様相をした大人の絵本を想起させます。今作は一つの試作という意味では、雰囲気を出せてよく書けていると思いますが、個人的な要望としては、かなちゃん王女さんには「絵本的な皮を被ったガチ小説」を書いてみてほしいです。
今作のような雰囲気を持つ作品の中に、大人をうならせるための隠し味として、ストーリーにユニークな工夫をこらしてみるといいと思いました。
あと、「悪い国の王子様」は「ある国の悪い王子様」とかにした方がいいと思います。悪い国の王子様が悪い奴とは限らないので。まあ、今作では事実悪い奴でしたが。

◆ATM「Hannon le.」

少女と執事の関係を書きたかったんですよね? シチュエーションに関しては書きたいものを書けばいいと思うので、そこに必然性がなくてもいいような気がします。
執事が「……そうですね。あと少しで意味がわかるのではないでしょうか。わたくしの推測が正しければね」と言っていますが、そこから執事が死ぬのに数年かかったのは間を置き過ぎかと思いました。
「わたし」は聖母のように慈愛に満ち溢れた人なのだから、執事のことを「淋しそうな人だ」と感じたら「わたし」なりにその淋しさをなんとかしようとアクションを起こすはずだし、そんなに慈愛に満ち溢れた「わたし」が執事が死ぬまで数年もあったのに、「ありがとう」の一つも生きている間に言わなかったというのは不自然です。執事がおべっかを言っている可能性もなくはないですが、あまり冒頭で人の性格をキャラの口からしゃべらせるのはあまりうまいやり方ではないと思いました。

◆天パ「HAPPY LIFE」

まさに神の視点ですね。
第四世代は全てが完成された時代に生まれた世代で、彼らはああやって生きて行く以外の方法はないんですよね。それなのに神様に「何でもかんでも、貪欲に求めすぎた愚かな人々」とひとくくりにされるのは神様はちょっとヒデーなって思いました。
あとは、最後の部分の「人々は決して完璧などではなかったのです」は、特にこのセリフだっていうこだわりがなければ何か他のものに差し替えた方がいいかもしれません。前半から延々と続く、神の口から語られる第一世代〜第四世代の歴史は割と好意的な立ち位置から語っており、この一言によって今までの語りが全部悪意ある皮肉っぽく見えてしまうからです。
元からそういう演出を意図していたのならいいのですが、読者としてみたら何か「出来レース」のようなものを見させられていた気分が……。
文章に関しては最後の方の文章が「〜してしまいました」で終わっていることが多いのが気になりましたが、分かりやすくて、読んでいて心地よかったです。

◆ロブスター×ロブスター「ママとお皿と魔法使い」

ママが登場人物の口から語られるだけで、実際登場しないまま話が終わるのに、題名に「ママ」が入っているのは斬新だと思いました。
オチが秀逸で微笑ましいですけど、「お皿が直っても、直らないもの」が結局なんだったのか気になりました。
「成る程」はできれば平仮名で、「瞳だけでは無かった」の無かったは、使い方が(多分)間違っているので平仮名にしておいた方がいいかと。
話としては面白かったです。

◆空人「気になるあの子を眼鏡っ娘にする方法」

空人さんの書く女の子は可愛らしいw
題名や、「よをすべ」を初めとする言葉達、以前のお題小説で出てきた「コバヤシテクノコーポレーション」を出してくるあたり、軽いノリの話だと思いきや、マジでシリアスで、オチも切ない感じの話でした。いい意味で意表をつかれました。
「書籍データ化の波」や「上部催都」「仮想空間」など、世界観のところどころにIT分野の応用が利いてて面白かったです。決着を記憶の消去(デリート)で着けるのもうまいと思いました。
主人公のシーが女性だということが分かりづらかったです。自然とヒーロー&ヒロインという先入観があった自分もいけないのですが。「シー」という響きだと男性、女性、どちらの名前としてもあり得ますし。
ストーリー展開にメリハリがあって、相方の豹変の強烈さなど、とても面白かったです。
今回の16作品の中ではかなり上位の完成度を持つ作品と言っていいのではないでしょうか。

◆8823「王の決断」

空人さんの作品と並んで、今回のお題小説の中では上位の完成度だと思います。
読んでいて、植物に浸食され闇に包まれた国土、城の情景がありありと浮かんできました。一方、ストーリー構成も、タイムアップまで一直線という鬼気迫る感じが好きです。その辺の、緊迫感やシリアスな感じを文章で演出するのがとても巧いと思います。
ただ、自分が一国の行く末を担うメルクの立場だったら、グリフィスのような人間に王位は渡さないだろうと思いました。例え妻や子供を犠牲にしたとしても。あくまで自分だったらの話ですが。細い手足を震わせているゼブに後を託して国を去るのも結構キツイかと。せめて、メルク達家族が幸せになれたらいいと思いました。

◆自作「スチームパンク・空の舞い!」

普通。

◆ナルガEx「魔法の誕生とその歴史」

小説を読む側としては、自分の人生の中で感じるさまざまな思い、五感の累積をベースに「作品」と接します。他の方々がおっしゃっているように、自分もこの話はあらすじで終わっているのが残念で「もっと読ませてよ!」っていう感想を持っているのですが、例えばこの話の全てを地に足が付いた世界観、例えば、無の世界などではなく現代世界の一つの部屋を舞台に置き換えれば物語なんてなくても斬新な作品になると思うんです。読み手それぞれが持つ地に根差した感覚でナルガExさんの文章から物語のようなものを感じ取れるのではないかと。しかし、本作は世界観がとても壮大で、神話のごとき語り回しだから読む方としてもあまりピンとくるものがなくて「もっと物語がほしい」という感想を持つのだと思います。

◆If「不帰の島」

アイラの境遇や心情がとても丁寧にそつなく描写されており、読んでいて自然と感情移入できました。スパイと言う危険と隣り合わせの生き方をしている女性の孤独感・不安感をうまく表現できていました。
物語も面白く、大筋の流れは特に指摘する点はないです。結末も微笑ましく、この終わり方でよかったのではないかと思います。
合成獣と戦っているシーン、カルトが負傷した直後の台詞のかけ合いや、字の文の描写が、誰が行動しているのか把握しづらかったのが気になりました。「背中が、合成獣の骸に刺さったままの剣に寄って〜」の「背中」は、「カルトの背中」などにした方がいいかもしれません。
また、お題の魔法がすこし薄かったと思いました。クレジア島の設定はあくまで背景だし、カルトに束縛の呪いを解いてもらう場面も、「どっかに魔法入れとかないと」感が否めません(束縛の呪いの話が出てきた瞬間、カルトに解いてもらうんだって予測できました)。そのシーンを山場として演出を強化するため、いっそ話の初期から呪いの恐怖をチラつかせるとか、伏線を張ってもいいのではないでしょうか。
女スパイ×恋愛ものというコンビネーションは、よくあるように見えて、なかなか難しいと思いました。

◆にゃんて猫「さよなら旅人の唄」

非常にもったいない作品。
料理する際、いい素材や器具が揃っているのに、調理で失敗した感じがします。
冴えないけど正義感のあるオッサン&影のある少女の組み合わせや、魔女は科学者でしかも男性という急展開、砂漠の部族の存在、代償の代わりに要求を叶えてきた魔女の、実は女性をオモチャにしたいだけだったという生々しい真実など、面白く、読者を惹きつける要素がたくさん盛り込まれているのに、ストーリーにかなりアラがある印象でした。
なぜコラットは広い砂漠地帯でピンポイントでナホの上に行き倒れてしまったのか。どうしてそうなったのか? 行き倒れる直前、ナホの存在にまったく気付いていなかったのか? その当たりの説明が全くなかったので、かなり不条理に感じてしまいました。また、塔の調査も、砂漠という過酷な環境で、どんな手を使ってくるかわからない科学者の調査を国務大臣補佐(肩書きを見ても、超エリート官僚のお偉いさんで、現場に行くような立場の人とは思えません)のオッサンが一人で行うというのが不自然でした。
こういう場合は、2〜30代の男性で構成された特殊部隊や、軍人でなくても、その道のプロを雇って調査させると思うのです。
その辺りをきっちりと違和感なく作中で説明できたら、完成度が相当上がるはずです。とはいえ、楽しんで読むことができました。ラストの雨の降らせ方、ああいうドラマチックな自然現象の使い方は見習いたいです。

◆某駐在「さらば、愛しき日々よ。」

対象とリンクするという「マホウ」を、怜治と美穂の再開や、美穂から怜治への墜落シーンの記憶の伝達、飛行機の翼とリンクしてバランスを取る、更にはベッドの傷を心臓に移して命を絶つなど、具体的に色々な使い方をしているのが良かったです。能力の定義はそれほど詳しく説明がなくても、話の細部に組み込んでもらえたので、感覚的に理解することができました。お題小説としての書き方は申し分ないと思います。
冒頭と最後の、白の世界の「フローラルの香」という具体的チョイスな言葉で、どうも現実世界に引き戻されてしまう印象がありました。

◆どーなつ「世界の魔法の三カ条」

魔法の三カ条という定義を作中に設定し、その三カ条全てを効果的に使っているのに感心しました。文章量も丁度良く、起承転結がしっかりしてて明快な面白さがありました。
敵の店主がザコだったから結果オーライになった印象を受けたのは自分だけでしょうか。せっかく攻撃魔法を使えないという縛りを設けているのだから、もっと工夫を凝らした倒し方を見たかったです。
あと、他の方もおっしゃっていましたが、三カ条破らない薬作れるんだったら、まず初見の時に、娘さんの病気がどんな病気なのか聞き取りした上で、「あ、その薬なら三カ条破らなくても作れますよ」って教えてあげましょうよ、メイシーさん!

◆朔乱「たまご」

すみません。冷めないビン=魔法ビンにお題の「魔法」をかけていたって、他の方の批評を読むまで気付きませんでした。
水の温度と人の温もりを混同するオチも、なるほどなとニヤリとさせられました。
赤ちゃんなのに思考は妙に論理的という不思議な世界観を保つ上で、「電子レンジやオーブンなんかでも温かくすることができる。給湯器なんかもあるが、あれはガスを使っているらしい」の部分はいらないかもしれません。そんな器具を知っていて魔法ビンだけ知らないのが不自然になってしまうので。「温かいものはすぐに冷めてしまう。僕の温かい飲み物も、飲み頃が来たと思えばすぐに冷めてしまう。それが普通だ」の部分だけで主人公の前提知識は十分ですからね。

◆Sakana「ウェザー」

文章量や、2つの筋を交互に進めて行くという凝った形式を裏切らない骨太で力の入った小説でした。
加野が傍観者になってしまっていて、あの血のつながっていない兄弟の仲を引き継げるのかと思ってしまいました。加野の立ち位置が若干微妙だったのではないかと。あと、上早の読みがなはフルネームが出たときではなく、「おーい、上早(うわさ)。ウワサいるかー?」みたいな感じに、初めて苗字が出てきたときに出した方がいいです。「久美」の部分にはルビ不要でしょうし。

はたして、この作品における「魔法」とは、「魔法の杖」のことなんでしょうか。
桜の魔法の杖(=願いを小難しい概念なしに、ただ純粋に叶えてくれるもの)が死んだ小太郎との繋がりを維持させていてくれたんでしょうね。
小太郎の願い(=桜の世界の変化)を叶えるきっかけになったのが加野だとしたら、小太郎にとっては加野が魔法の杖だったのだと思います。
桜の変化は「ですからわたし、もしかしたら魔法の杖を持っていたのかもしれない。今はもう、無くしてしまったのだけれど」って台詞から考えると、魔法の杖を喪失したことだと思われます。「魔法は不思議。だからこそ、魔法という言葉を不思議の類義語として使ったら駄目なのですよ」って変化後の桜が言っている。魔法(の杖)が引き起こした小太郎との繋がりの維持。絶えず変化する世の中から外れた変動のない空間(=図書館)。そんな魔法を不思議の類義語として使うことを桜は否定してみせた。つまり、この「ウェザー」という作品における魔法とは、自然と移りゆく人の変化のことを言っているのではないでしょうか。ちょっと考えてしまいました。

◆アリス「路地裏のトルバドール」

復帰おめでとうございます。
細かい理屈は抜きにして、シチュエーションを楽しませてもらいました。語らずとも、作品の背後にしっかりと魔法のようなものの存在をにおわせている感じがいいですね。「夕方の褐色に足を委ねたんだ」って表現は、夕焼けの空をイメージした表現に見受けられますが、そこに「足を委ねる」という地面を踏みしめるような感じの言葉が続くのは、若干ちぐはぐな印象を受けました。


最後に、お題小説一周年おめでとうございます!
管理人の皆さま、お疲れ様です!
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
パスワード (記事メンテ時に使用)
コメント

   クッキー保存