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[4993] 【2016年度】お題小説スレッド【お題「去る」作品投稿期間】
   
日時: 2016/01/12 23:57
名前: 企画運営委員 ID:7PNV346o



『お題小説スレッド』へようこそ。こちらはあるお題に沿って読みきり小説を書き、その作品をみんなで批評し合う場です。
 初心者も上級者も関係ありません。うまくなりたいとお思いの方であれば、だれでも自由に参加することができます。一生懸命執筆し、一生懸命批評して、小説の技術を高め合いましょう。
 皆様のご参加をお待ちしております。

――――――――――――――――――――

>>002 【ルール説明】:必ず熟読して下さい。(※内容、一言の箇所を訂正しました。ご確認ください)
>>003 【批評のポイント】:批評をする際のポイントをまとめたものです。
>>004 【イベントルール説明】:イベントに関するルールです。必ず熟読してください





▼お題:第32回のお題は「種」です。
 二月に種をまくのか? と思いましたが、調べてみるとじゃがいもは二月にまくそうですね。……さらに調べてみると一年中、なにかしらの種をまいてるみたいです。
 そんなことは置いといて。「種」というお題には「たね」以外にも色々な解釈があると思います。みなさんがどのような作品を投稿してくるのか、楽しみにしております。
※第30回の作品投稿期間は2月1日(土)からです


▼お題:第33回のお題は「姫」です。
 三月なので(笑)
 というのはよくわかりませんが(ひなまつりだから?)「ひめ」というのは可愛らしい語感ですよね。私は緑の黒髪をした和服姿が思い浮かびます。桃色が似合いますよね。桃色……やはりひなまつりでしょうか。それでは、みなさんの作品お待ちしております。
 
※第31回の作品投稿期間は3月1日(土)からです


▼お題:第34回のお題は「嘘」です。
 嘘でした。


▼お題:最終回のお題は「魔法」です。
 奮ってご参加ください。


▼お題:第36回のお題は「友情」です。
 ネタでした。


▼お題:第37回のお題は「音」です。
 奮ってご参加ください。



▼日程(第32回)

1月1日       :お題発表
2月1日〜15日   :作品投稿期間
2月16日〜28日  :批評提出期間


▼日程(第33回) 

2月1日     :お題発表
3月1日〜1月15日 :作品投稿期間
3月16日〜30日 :批評提出期間


▼日程(第35回) 

6月1日     :お題発表
6月1日〜7月31日 :作品投稿期間
8月1日〜   :批評提出期間



▼注意もしくは削除対象となるお書きこみ
・荒らし
・荒らしへの反応
・自分や他人の小説の宣伝
・雑談、チャット化
・ルールに反するもの
・管理人が不適切と判断したもの

――――――――――――――――――――

>目次 >>001


>第32回 お題『種』参加作品(敬称略)

>>404 sakana:シロハの辻褄
>>405 伊達サクット:赤い種、青い種

================================================================================

▼リンク
小説講座/雑談所』(お礼や言い訳等はこちらへ)
旧お題小説スレッド』(前スレはこちらから)
ツイッター』(朔乱のアカウントです。お題の告知などをしています)

管理人:If 空人 朔乱  補佐:伊達サクット
メンテ

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Re: 【九月期のお題は「  」】お題小説スレッド【八月期お題「過去のお題から三つ選ぶ」:作品投稿期間】 ( No.200 )
   
日時: 2012/08/30 03:32
名前: 空人 ID:PjuXaBRo

 毎回少しは作者様の技術向上のお役に立とうと、ここをこうすれば面白くなるのではないかというところを指摘したりしているのですが、今回は何せレベルが高い。
 おかげで、どう考えても言いがかり的な事を言ったりしています。
 気に入らないところはスルーしてくれてかまいません。

 そんな感じで自分の読む力の無さを実感した批評がこちらです。


>>181 十一日:毒、擬音、あかり :ヨーちゃんとルゥちゃんの終わらない夢

 世界の終末を思わせる閉じた世界。少女の為にひたすら戦う二人は、その少女によって終焉を迎え……。
 少女を蝕む毒。世界を襲う擬音。顛末に見えたあかり。
 瀕死の状態で見た夢は、臨死体験か走馬灯か。妖精と戦い、そして『アイちゃん』を思いやる二人は天使だったのかそれとも……。不思議な世界観が面白かったです。
 この世界での出来事は、おそらく『アイちゃん』が体験した何かが元になって生まれているのだとは思うのですが、それが何なのか解らなかったです。
 明記せずとも、何かをにおわせる描写があっても良かったかも知れないですね。



>>182 にゃんて猫:時間、出会い、魔法  :茨姫

 短く刻まれ、巻き戻される物語。その過程で物語の真相に触れ解き明かされていく繰り返される悲劇。
 物語を構築する時間。運命的な出会い。希望と絶望をもたらす魔法。
 童話をモチーフとして、まったく別のテイストにもっていく発想は素晴らしいと思います。物語自体も良く考えられていて、面白いと感じました。
 しかし、もう少し描写があっても良いようにも感じました。
 少女の可憐さを、男の勇敢さを、魔女の陰鬱さを、物語と関係の無い人々の陽気さを。そんなセリフと出来事だけでは無い、ちょっとしたキャラクターの味付けが物語を色鮮やかに見せてくれるのかもしれません。
 童話を読ませるように書きたかったのだとは思います。子供に読み聞かせるように考える余地を残して。しかしそれは、しっかりしたストーリーと結末があってはじめて出来るのだと思います。
 もう少し断片を長くして、時折小文を交え、二・三度物語を繰り返す、とか。そんな感じで書けたら解りやすく、物語に深みが出たのかもしれないですね。

 あ、時列順に並べ直した方が読みやすく、好感触だった事を付け足しておきます。



>>183 If:魔法、出会い、宝物  :ずっと一緒に

 互いに競い合い、力を高めあっていく学生達の、苦悩とたしかな絆。
 実力を測る魔法、大切な仲間との出会い、宝物になった友情。
 清々しい青春を描いているように見せておいて、そこはかとなくにじみ出る鬱感がさすがです。優秀な友人に嫉妬して暴走する主人公。それは二人の友人によって止められ、互いに確認する友情。オーソドックスな学園モノなのですが、これ、主人公はかなりきつい状態には変わらないですよね? むしろ友人に迷惑をかけたことで引け目も感じるだろうし、恋に絡むフラグも自ら折ってしまったようなものです。このまま友人二人は良い感じになるだろうし、タイトルにあるように三人で『ずっと一緒に』居るのは厳しいと思います。
 三角関係でどうしても一人余るのですから、いっそ恋愛要素を排除するか、もしくは主人公に逆転できる余地を残すような描写があったら良かったかもしれないですね。
 暴走も中途半端だった気がします。友人を貶めるなら、絶縁するくらいの覚悟で望むべきだし、そう考えると、もっと病んでいてもおかしくなかったはずです。
 物語に抑揚をつける意味でもここは思い切った壊れ気味の暴走をして、それさえも許容しようという友人達に感謝して立ち直る方が劇的だったかもしれません。せっかく得意の召喚魔法も勢い不足を感じました。
 どこかに少しでも、主人公の明るい未来への啓示が入っても良かったかもしれないですね。



>>184 菊桜:出会い、時間、魔法  :【俺と彼女と、ありがたいけど迷惑な幼なじみ】

 まだ幼いながら、人を大切にしたいという感情に芽生え、仲間たちと愉快に展開する小さな恋のお話。
 突然の出会い。心を開いていく時間。恋の魔法。
 王道の少女漫画ですね。ヒロインの可愛らしさ、幼馴染たちの愉快さがとても上手く表現できていました。
 キャラの書き分けも役割もしっかり考えられていたと思います。でもこれ、ファンタジー設定である必要があったのでしょうか? ファンタジー世界なら、それを生かした何かが欲しかったです。獣人設定を生かした能力とか、魔法的な授業とか。考えればいくらでも出てきたと思います。ちょっともったいなかったですね。
 あと、キャラクターの容姿の説明をするのは良いのですが、何度も繰り返すと飽きられてしまうと思います。最初のヒロインの説明はインパクトもあって素晴らしいと思います。でも残りの幼馴染はもっとさりげなく特徴を書いても良かったのではないでしょうか。
 せっかく幼馴染が三人居るのですから、その内の誰かが主人公へ淡い思いを抱いている設定でも面白かったかもしれないですね。



>>186 伊達サクット:剣、時間、魔王  :多重戦隊サイムレンジャー

 突然の窮地。現れた予想外の存在とそこからの脱出方法。最後まで息をつかせぬ驚きの展開。娯楽作品として最高の出来だったと思います。
 諸悪に立ち向かう為の剣。与えられた力の限界時間。襲い来る脅威は魔王。
 現実離れしたとんでもない設定なのに、その綿密さに驚かされます。特に、戦うたびに弱くなっていく設定が秀逸でした。これにより、主人公の状況はどんどん悪化していくし、そこから脱出する爽快感にもつながります。
 主人公の機転から逆転する状況、悪役の悪あがき、最後のしめ方も洒落が利いていて面白かったです。
 そうですね、もし難癖をつけるなら、仲間のレンジャーにも見せ場があると良かったかもしれないですね。
 最後まで大変楽しく読むことが出来ました。ありがとうございます。



>>187 茶野:剣、出会い、宝物   :背教の子ら

 時間に刻まれた物語。消された神と悪魔。
 神を否定しようという言葉は剣。村人は神の声を伝えるという旅人と出会い。神から与えられた炎は宝物。
 神話は語り継がれていく。その真意は薄れ、真実を知るものの声は虚構へと変わり、嘘が本当になって。それでも人々の暮らしは変わらない。人の業を書き出したような物語でした。
 最初に炎を与えたもの。炎を得んと人々に教えを説いたもの。旅人に語りかけたもの。いったいどれが神でどれが悪魔だったのか。結局は解らずじまいでした。どれでも無いのかもしれません。そうやって、人間が自立するのを見ていただけの存在こそが神と呼べるのかもしれません。
 まぁ、きっと、そこに暮らしている人々にはどっちでもかまわないのでしょう。それこそが人間という存在なんだと思わされました。
 口伝のように淡々と語られる文章で、そんな風に考えされる物語を作られたのは、さすがというより他ありませんね。



>>188 鳳:あかり、時間、さくら : 散らない桜

 失ってしまった春の象徴。取り戻したのは姿かたちだけで、本物を知る者は今を憂う。
 作り物を照らすあかり。失い取り戻せない時間。不自然に整列されたさくら。
 淡々と語られる主人公の嘆きは、本物の桜を求めるものとしては正しいのでしょう。でも、共感するのは難しいですね。僕らはまだ本物を間近で見られますので。
 本当に世界から死滅してしまったのなら、その復活の第一歩である展示を見て、一緒に喜んであげなければいけないのではないかと思います。そこからまだ研究、改良は重ねられるでしょうし、本物を生み出す技術も開発できるかもしれない。
 未来を思わず、過去にのみ目を向ける主人公は、「悲しい」より「かわいそう」に見えました。


>>189 フロスト:魔法、時間、雨  :あなたの魂に安らぎあれ

 異端を排除する狩人。その行動に淀みは無く、その眼光に映るのは物言わぬ屍のみ。しかし、今回のターゲットは……?
 戒律を乱す魔法。友と離れていた時間。その罪と罰を洗い流す雨。
 綿密な、それでいて繊細な言葉に支えられた物語は、男達の魅力と友情と熱い思いにあふれていました。重苦しいほどに思える描写も、作品の雰囲気に合っていたと思います。
 他の人も指摘していたので蛇足ではありますが、主人公が友人をその手にかけるシーンで、「コートの男」とわざわざ主人公である事を隠す必要は無かったと思います。むしろここは主人公の心情をこれでもかと描写して欲しかったです。
 コートを羽織り自分を偽りながらも、ふとした瞬間に揺らいで見せたり、葛藤や慟哭を描いた方が、見せ場としては盛り上がったかもしれないですね。
 

>>190 sakana:出会い、時間、擬音  :みよんみよん星人

 一人ぼっちの宇宙人と、それに関わってしまった人々の日常。
 不思議な出会い。共に過ごす時間。みよんみよん。
 孤独だった彼にとって、目の前に現れた自分と心を通わせるにあたいする存在と出会ったことは、涙を流すほど嬉しい出来事だったのでしょう。ただ、それに巻き込まれたほうは大変です。
 オムニバスのようにいろいろな場面で見せられる彼らの行動に思わず笑顔にさせられました。
 面白かったのですが、それぞれがバラバラすぎて収拾がついていない感じです。何か大きな流れがあって、出会った人たちが絡み合って(宇宙人たちが本質的に関わっていなくても)解決する事件があっても、良かったかもしれないですね。
 いまいちコミュニケーションに失敗している宇宙人と、その相棒にさせられた優しい青年との掛け合いが楽しかったです。



>>191 brain:宝物、魔王、爆発   : 壁の中の楽園

 戦渦に巻き込まれ散っていく儚い命。残された小さな願いだけが世界に絶望をもたらそうとも。
 少女の絵に描かれる宝物。少女の話し相手であり救済の標であった魔王。世界を蝕む爆発。
 少女の描く世界は広く、しかし少女の暮らす世界は狭い。絵を描くたびに少女の心はすり減り、それはまるで絵の中の魔王に吸い込まれていっているように見えました。
 少女の願いが叶えられたわけではなく、顕現した魔王が平和な世界をもたらすとは考えにくい。お話は悲しく、そして虚しくあり、とても素晴らしかったです。雰囲気も一貫していて完成度も高いと感じました。
 誕生した魔王によって世界がこの後どうなるのか、もう少し先までの話が合っても良かったかもしれないですね。



>>192 アリス:出会い、宝物、始まり :シーラカンス・エレジー

 樹海の奥に不思議な出会い。シーラカンスはその眼に映る世界を語り、彼女は探し物を見つけだす。
 不思議な存在との出会い。見つけた宝物。彼女と彼の恋が始まり、そして……。
 そこだけ切り取られた時間の中。美しいリズムの描写。素敵な詩の中に迷い込んだような気分にさせられました。
 彼女とシーラカンスとのやり取りは、まるで自問自答のように彼女の心を答えに導き、友人を恋しい人に、そして終焉を始まりへと変える。なんともすごい小説です。
 絶望と死地へと向かうはずだった彼女は、最後には希望を見つけたように見えました。展開は鬱なのに、読み終わった後の清涼感が半端ないです。
 ありがとうございました。
 


>>193 朔乱:さくら、ジュース、毒  :カニクリームコロッケ戦争

 隣り合った二つの国の間で起こった、バカバカしくも壮大なる戦い。
 少数で作戦を遂行するためのさくら。潜入時の決め手となったジュース。アレルギーによりカニは毒になる。
 三人の変態たちがイキイキと描かれていたのが印象的です。
 度を越えた王女への愛は見ていて楽しかったのですが、三人がそれぞれ違う方向での変態であっても面白かったかもしれないですね。その方が個性をかき分ける事が出来たでしょう。
 あと、悪役側に歯ごたえがなさすぎる気もしますね。まぁ、短編で欲張っても良くないですが。
 王女が女王様ネタは秀逸でした。



>>185 自作:雨、擬音、魔法  :『レイニー・バスストップ』

 雨にふられ、彼女にふられ、せっかくの魔法を棒にふったお話。
 物語を進めるための雨。揺らぐ心に響かせる擬音。役に立たなかった魔法です。
 なんだろう、これ、主人公(天寺)要らないですよね。
 何しに現れたのか不明です。
 魔法の設定が泣いてます。
 でも、こんなものなのです。現実的には。

 お題のチョイスには悩みました。雨と魔法が主軸なのは決まっていたのですが、もうひとつは後付けになってしまった為、いろいろ試行錯誤の跡がうかがえます。恋人になる前の淡い『時間』も捨てがたいし、キーワードになっている傘は『宝物』。ヒロインを苦しめた言葉は『毒』で、彼氏との『出会い』は大切にしたい。二人の恋は『はじまり』。主人公が願えば雨のイメージは『ジュース』のように溜まり、魔法は『爆発』し、空には『あかり』が差し込み、一組のカップルが『誕生』する。とか。
 まぁ、いろいろ解釈できるわけです。
 『剣』?『魔王』?『ジョブ・ナレーター』? この物語に出すのは難しいですよね。ね?


さて、次回のお題は……うん。あれ? と思っている方もいるでしょうけど、そのままです。
次のお題は『  』
空白です。なにも無しです。もちろんその解釈は、お題に参加される執筆者におまかせなのです。
皆様の自由な発想を楽しみに、お待ちしております。
では、また。
メンテ
Re: 【九月期のお題は「  」】お題小説スレッド【八月期お題「過去のお題から三つ選ぶ」:作品投稿期間】 ( No.201 )
   
日時: 2012/09/18 18:05
名前: 茶野◆EtTblie50o ID:m5pddqNQ

久しぶりの参加です。批評されるのはもっと久しぶりなので緊張しますね! どうぞお手柔らかに!
こんなかんじによみます。
テーマ:
文章:
キャラ・ストーリー:
ストテラってストーリーやキャラ重視なんじゃないかって気がします。ある程度文章が書ければ気にしないって方、多いんじゃないでしょうか。わたし自身もキャラ・ストーリーばかりに気をとられがちです。というわけで今回は文章にもちゃんと目を向けたいと思います。悪いところを指摘というよりはすてきな文章探しです。ただ、好きじゃないものを好きというのは誰にとっても得にならないと思うので、好きなものがないときは語らないという選択をお許しください。

>>181 十一日       :毒、擬音、あかり   :ヨーちゃんとルゥちゃんの終わらない夢
テーマ:
テーマとしてよりは道具としてですが、「擬音」の扱い方がよかったです。黒板に爪をたてることを想像するだけで寒気を感じる自分にとって、その感覚と擬音がうまく合わさってものすごく気持ちが悪かった(ほめ言葉です) その気味の悪さがアイちゃんの世界がどんなものかわかりやすく教えてくれる。前回も含めた参加作品のなかで、いちばん好きな「擬音」の使い方でした。
文章:
書くことを苦にしていない印象を受けました。知っている言葉を記憶のなかから引きだすことと言葉を組み合わせることにあまり抵抗がない。なに言ってるのか自分でもちょっとわかりませんが、とにかくうらやましい。惜しいのは誤用の多さ。ちょっとだけ立ち止まって、言葉について考えることも必要なのではないでしょうか。
自分では書か(け)ないタイプの文章であるせいもあって、読んでいて楽しかったです。こういう言葉を出そうってよく思いつくなあ(もちろんほめ言葉です!)っていう文が多かった。
キャラ・ストーリー:
ストーリーや人物関係はよくあるものだと思いました。アイちゃんの世界はいいなあと思うのですが、描写に助けられたところも大きいような気がします。ストーリーじたいは、心にひっかかるものがなかった。それは読み手によって変わってくるでしょう。わたしは、強いメッセージを感じ取ることができませんでした。
キャラクターはよかったです。とくにヨーちゃん。いつもは泣かないのに、自分より幼いルゥちゃんより先に泣き出してしまうシーンが印象的でした。

>>182 にゃんて猫     :時間、出会い、魔法  :茨姫
テーマ:
選んだテーマをそのまま使ったという印象でした。どこかでだれかが言っていた比喩を援用しますが、「食材を切って並べただけにすぎない」にゃんてさんにしかできない味つけがほしいなと思います。
文章:
テーマで述べたことを感じさせてしまうのは、文章量の少なさに一因があると言えるかもしれません。「あえて書かない」のではなく、書くことを放棄したと感じられました(自分にそういうところがあるので、そう思ってしまうのかもしれませんが) 記憶のかぎりでは「魔法」のときもそうだったような。小説は体力がないと書けないものですね(ブーメラン)
キャラ・ストーリー:
なにしろ情報量が少なすぎます。書きたいものはなんとなくわかるだけにもったいない。次になにを書いてくるのか期待しちゃうんですけども(と思ったら前回の批評でも同じようなこと書いてました) 
個人的に気になったのは「真っ直ぐで交わることのない愛」です。彼らの愛が直線なら、きっとどこかに交差点があるはず。別々の方向へ進んでいってしまっているかもしれないけれど、視点を変えればいつか交われるんじゃないか! と思いましたが、もしかしたら「出会い」のときが唯一の交わりだったのかも。それともふたりの愛は平行関係にあるのかも。似た者どうしといえばそうだし、真逆といってもそう。

>>183 If        :魔法、出会い、宝物  :ずっと一緒に
テーマ:
本当のテーマは「魔法」でも「出会い」でも「宝物」でもないんじゃないかな、と。選択された三つのお題はテーマでなく、要素でしかなかったように思います。
努力すればどうにでもなるという考えは好きではないのですが、努力では天才にかなわないという考えにも同意できません。というのは天才と呼ばれるひとたちだってなにかしらの行動はしているから(時に例外はいますが)なにもせずに天才と呼ばれているわけではないと思っています。少なくともフィデルとアスナはそうなんじゃないかと(練習してたと本人も言っていますし)。サリサはそのことにこのままずっと気がつかないのかもしれないと思うとちょっとつらいです。天才と秀才と努力と才能。それに観点をおくと、結論は出なかったことになります。中盤まで一位になろうとしてもなれない主人公を描いていたのに、いつのまにか友情に話がすりかわっている。このオチでくるなら、最初からサリサとふたりのかかわりを綿密に書いてほしかったです。親友、思い人という単語で説明するのではなくて、エピソードで関係を読ませてほしかった。ふたりとサリサが会話する場面はあまりに遅いと思います。それはあくまで、このオチならばの話です。個人的には中盤までの天才にかなわない描写がいい意味ですごく嫌だったので、最後まで天才とか努力について書ききってほしかった。どっちつかずになっている気がしました。でもやっぱり中盤まではとてもよかったです。とても。
お題が「宝物」「出会い」だからこういう結末になってしまうのでしょうか。「宝物」でタイトルが「ずっと一緒に」ってオチそのまんまなのですが、それがどことなく気持ち悪かった。中盤までの妬みが昇華しきれていない気がするんですよね。せめてタイトルにもうひとひねりほしい。
文章:
いつもより読みづらく感じたのは読点が少なかったからでしょうか。冒頭はザ・説明文!ってかんじでした。中盤は読みやすいので、最初から最後までそうであったらよかったと思います。
狙ってかどうかはわかりませんが、一人称にしたことで主人公サリサのひととなりがつかみやすかったです。「こいつ絶対主席になれない感」があります。先生の言った「論を組み立てるときは一方向からではなく多方面から様々な可能性を検討する必要」があるのはまさにサリサなんだと思いました。地の文全体を通して、サリサの視野の狭さがあらわれていたように感じます。
キャラ・ストーリー:
こういう魔法学園ものの設定がだいすきなので楽しく読めました。「天才」に劣等感をいだく主人公の性格はあまり好きではありませんが、キャラクター造形としてはすごくおもしろかったです。ほんと、もっとやってほしかった。安易な友情ストーリーで終わらせるのではなく(どれだけ人の負の感情を読みたいんだよ自分って話ですが!)
フィデルはサリサの思い人なわけですが、彼に恋するエピソードがほしかったです。アスナに嫉妬するシーンでかろうじて恋心(と呼べるかわからないほどの)がくみとれる。その一方で、アスナを思いやるフィデルはとてもほほえましくてかわいかったです。もしフィデルとアスナがくっついたら、サリサはいったいどうなるのか、想像するとすごく怖いです。フィデルもアスナもすごくいいひとたちなのですが、サリサのことは眼中になさそうです。もちろん友達としては大切なんでしょうけども。ふたりにとってサリサは「いてもいなくても人生はあまり変わらない存在」なのではないかと不安になります。サリサは幸福な未来を生きることができるのか、すごく心配です。わたしにはサリサが自分を傷つけないように、物事の大切なところから目をそらしているように見えてなりませんでした。みじめだと思いました。ここまで書きたいことがいっぱいでてくる作品は久しぶりです。すごく興味深い作品でした。おもしろかったです。

>>184 菊桜        :出会い、時間、魔法  :【俺と彼女と、ありがたいけど迷惑な幼なじみ】
テーマ:
ほんとに「ありがたいけど迷惑な幼なじみ」でした! おまえらかわいいなあ!!
主人公はもっと幼なじみに感謝するべき(実は感謝してるアリーチェまじかわいい)
彼女ちゃんは重要なようで、実はそこまででもないと思います。ブログの裏話を読んだうえで書きますが、この枚数でその設定を書ききるには無理があります。キャラクターが先行している印象を受けました。ストーリーもお題もあとづけになってしまったのがもったいない。せっかく凝った設定があるのですから、その設定をいかせるお題選択、ストーリー作りをすればよかったのではないでしょうか。
文章:
キャラクターや風景を説明しようとするばかりに、序盤の情報量がすさまじいことになってしまっています。容姿の描写は今回重要でなかったように思いました。逆に世界観の説明はもっとほしかったです。登場人物の名前がカタカナであることを知ってはじめて、現代日本が舞台ではないのだと気づいたくらいなので。しかし「西洋風」ともあり……ここはいったいどこなんでしょう。人外もいるようですし。
書くべき情報を選別できれば、もっと読みやすくなると思います。
キャラ・ストーリー:
アリーチェくんがヒロインでした。異論は認めない。ちょうかわいい。
幼なじみの書き分けがあまりできていなかったのが残念ですが、この枚数だからしかたないといえばしかたないのでしょうか。容姿・口調だけで区別に頼った感じがありますが、小説でそれは厳しいです。長編だったら話はちがってくると思います。設定は完全に長編向け。この設定で長編を書いてくださるなら、ぜひ読みたいです。
ストーリーは隣に引っ越してきたかわいい女の子と、幼なじみの助けのおかげで両想いになるというだけで、ちょっとものたりなくも思いますが、かわいかったのでこれはこれでありでしょう。欲を言えばもうちょっとコハクとアリーチェのエピソードがほしかったです。Ifさんの作品と一見同じ終わりかたですが、こちらは素直に幸福を想像できるものでした。

>>185 空人        :雨、擬音、魔法    :『レイニー・バスストップ』
テーマ:
「雨」の扱い方がよかったです。タイトル・章題がすてき。「擬音」はもっと使ってもよかったのでは。「雨」との効果ばつぐん。「魔法」はそのまんまな気がしました。
文章:
一人称にしては、三人称のときのような表現が多かったです。語り部に徹しきれていませんでした。読むのを阻害するほどではありませんでしたが。
>私は心に抱きしめた。
ここ好きでした。
キャラ・ストーリー:
月宮さんを好きになれなかったのが残念。今回の批評で思ったのはわたしそうとうひねくれてるってことです。月宮さんもうちょっと努力しろよ!!と思いました。自覚があるんだから。嘆く以外に、できることはけっこうあるんじゃないでしょうか。男性目線だと、こういう女の子はかわいいのかもしれませんけれど。
あと佐野くんも月宮さんが気にしていると知っているんだから空気読めばいいのに! 雨が降ることくらい覚悟してデートに誘うべきだと思います! でも根はいいやつなんだろうなあ。わたしが佐野くんで、月宮さんとつきあうことになったら毎日彼女といっしょにいます。毎日デートすればいい。雨が毎日ずっと降るなんてことはありえないでしょうから、ぜったいいつかは雨の降らないデートができるはず。なんて。
天寺くんもいいやつでした。いいやつどまりになってしまわないことを願います(笑) 魔法が使えるんなら最初から使えばよかったのに! 
寺社なのに「魔法」だとちょっと違和感。秘術で一貫させてよかったのでは。

>>186 伊達サクット    :剣、時間、魔王    :多重戦隊サイムレンジャー
テーマ:
ネタの尽きないサクットさんをとてもうらやましく思います。
ギャグテイスト、ちょっとだけ皮肉がきいている、そのバランスが絶妙でした。
文章:
端的な文章でよみやすかったです。ストーリーやギャグが生きる文章でした。文章は完全に縁の下の力持ちポジションでした。けして悪いことではないとわたしは思います。
キャラ・ストーリー:
すごくおもしろかったです!!! 声をあげて笑いながら読んでいました。
いちばんいいなと思った設定は、借金を返すと弱くなっていくところです。それで国の借金を背負って戦うところがおもしろい。
ムキムキニート四天王の姿を想像するのが楽しかった。ナイスガイ田中は率先して戦うべし。ムキムキマッチョオカマのイボンヌ丸山はいったいどんなすさまじい絵になるんでしょうか!
期待を裏切らない伊達サクットワールドは着実に構築されていますね! 次回作が今からもう楽しみです。

>>187 茶野        :剣、出会い、宝物   :背教の子ら
自作品。書きたい話を楽しく書けてよかったです。絵であらわすより、文章で表現したほうが効果的なものを書きたいという気持ちが常にありました。今しか書けない話だったと思います。たぶん、一年前にも一年後にも同じ話は書けない。今考えていることを残そうとした結果です。えらいひとに怒られそうな気がしないでもないですが、伝家の宝刀「若気のいたり」を持ち出して許しを請おうと思います。気持ちはいつになく全力でした。
テーマ:
着想のきっかけは「ジョブ・ナレーター」の「彼は物語に出会いやすい。彼にとっては等しく物語である」という説明文。ちょうど考えていたこととマッチしました。
各選択お題の解釈を語るとなんだか恥ずかしいことになりそうなので割愛。お題=テーマではないです。選択したもの以外でも関係するお題はたくさんあります。あえて選んだ三つは、パッと見「剣←→宝物」「←→=出会い」でわかりやすかったからです。最初は「あかり」「魔王」「始まり」を選んでいたよーな。
安易に扱っていいネタではないと思ったので、すこし怖かったです。見えないもの=存在しない、という認識ってけっこう恐ろしいことではないでしょうか。
文章:
体力不足でした。どうするのが最善だったか、まだよくわかりません。
説話のようなかんじにしようと思いました。
キャラ・ストーリー:
作者=登場人物の構造からは脱却したかった。人物の行動に正誤はありません。それぞれの判断におまかせします。書きたい問いはありましたが、作品じたいに「こう受け取ってもらわないといやだ!!!」という思いはない(ふだんはかなりよくある)ので、作者の考えと違ったらどうしようだなんて気にしないでください。
読み手に要求するものが、いつも以上に多かった。「〜しなければならない」という主張がないかわりに、読み手に「なぜ」「どうして」という問いをもつこと、その問いの答えを自身で考えることを求めます。逆にそういう姿勢がないと、つまんない話にしかならないんじゃないかと思います。作者の言いたいことなんてどーでもいいんです。すべきは読み手とこの作品との対話であり、そこに作者は存在しません。せっかくたくさんのひとに読んで批評をもらうんだから、そのひとがどう思うかを知りたかったんです。作者の顔色をうかがうんじゃなくて、自由な解釈をしてほしかった。あとはそれをさせるだけの能力がわたしにあったかどうか、ってところですね。あえて書いていないところを、説明不足と指摘されることもありうる。バランス、むずかしい。というか! そういうスタンスを読み手のみなさんは知らないわけなので、よっぽどのことがないかぎりふつーに読みますよね!!!! ひ、ひまがあればよみかえしてみてください……。
当分の間はこういう書き方したくないです(おなかいっぱい) 

>>188 鳳         :あかり、時間、さくら : 散らない桜
テーマ:
散るからこそ美しい。永遠ではないものに価値を見出すこと。そんな伝統は無視されてしまった。必ずしも悪ではないけれど、わたしはちょっとだけ悲しいなと思います。無常観とかいう概念をもちあわせていない人が読んだらどういう感想を持つのでしょうか。
お題は消化できているし、テーマもある。ただ、内容がない。このテーマを持ち出すなら、もっと深い、独自の切り込みがほしかったです。あるいは読み手にそれを感じさせるものが。
文章:
語彙が豊富なようで、じつは扱いこなせていないという印象。言葉を慎重に選ぼうとして、あえて難しいほうを選択してしまったかんじがします。難しい言葉を使うと雰囲気が出せるような気がしますが、それに頼りきってしまうのはどうかと思います。使いこなせないゆえにぎこちなくなってしまった言葉をうまく扱えるようになれば、ボキャブラリーの多さが強みになるでしょう。うらやましい。
無駄なお肉をそぎ落としたら、この作品の文章の量はとても少なくなるんじゃないでしょうか。それほど内容がない。かさまししているだけだったのが残念です。
キャラ・ストーリー:
上記のとおり。もしかすると自分と同じような書き方なのかもしれないと思って読みました。となると文章に邪魔されてしまってもったいない、大きなものにしかならない問いしか思いつけませんでした。学士論文で扱おうとすると怒られるレベルの大きさ。あともうひとつでも要素があれば話は別だったと思います。こういうテーマでの話は興味深いので、もっと読んでみたかったです。

>>189 フロスト      :魔法、時間、雨    :あなたの魂に安らぎあれ
テーマ:
普段は無慈悲な執行人が、仕事で友人を殺さなければならなくなったら。ありがちな話なのですが、興味深いテーマであり、作品の雰囲気が独特のものだったのでとてもおもしろく読めました。人それぞれの解釈があるから書いてしまう話なのかもしれませんね。ただ、結局殺してしまったのは、読んでいて個人的に納得がいきませんでした。書かれていないけれど、執行時の主人公の気持ちは伝わってきちゃうんですよね。だからこの「納得いかない」は「〜だったらよかったのに!」っていう作品に対する読者のわがままでしかなく、それほどこの作品がわたしの心をつかんでいたということです。フロストさんの作品をもっと読んでみたいです(わがまま二回目)
文章:
書かなくていいところまで書いてしまっている印象でした。必要のない風景描写が浮いていました。描写って意味があって書くものだと思うのですが、意味を持たない描写が、意味があるものを邪魔してしまった気がします。はぶけるところははぶいたほうがいいと思います。とくに冒頭から書きすぎていて、作品世界に入りこみづらい。ですが雰囲気はすごくよく作れていたと思います。取捨選択すればもっとひきしまったはず。知識がないと書けない文でした。見習いたいです。
最後の数行がめちゃくちゃよかったです。「風が頬を打った」で目が覚めるような感覚をおぼえました。すごくよかった。
キャラ・ストーリー:
この世界観でまた別の話を読みたいです。魔術師のことをもっと知りたいです。
中盤あたりでオチが読めてしまったのは残念でした。というか主人公は友人が何をよみがえらせようとしたか気づくのが遅すぎではないでしょうか。「死者蘇生」と聞いた瞬間に家族のことかと思いいたってもおかしくないくらいなのに。物語の中で人物を思考させるという意識が足りないかもしれません。考えているようで考えていない。考えていることはすべて、作者が物語の都合で人物に考えさせたことでしかない(意味がわからない!!!!)たとえば友人を殺すことについて主人公が考える。それは物語に必要だから、そう作者が動かしている。それは必要なことだと思います。ただ、人物が思考していない部分が多かったのが気になったということなんです。ひらたくいえば「もっと頭使えよラハナー!」っていうことです。ラハナーはそんなお馬鹿さんキャラじゃないと思います。

>>190 sakana       :出会い、時間、擬音  :みよんみよん星人
テーマ:
好き嫌いとかこの場に持ち出すのはどうかという意見もありそうですが。「好きじゃない」が多い作品でした。巧拙以前に好き嫌いの問題。とにかく読むという行為が大変でした。今のわたしが読めないだけで、未来のわたしならおもしろく読めるかもしれません。
「みよんみよん」は普遍的なものなのでしょうか。わたしは違うと思います。あるひとには宇宙人の声が「みよんみよん」と聞こえたかもしれません。が、別の人は「みょんみょん」だとか「ぴよんぴよん」だとかに聞こえている可能性もあります。すべての登場人物が「みよんみよん」と認識していたのが気持ち悪かったです。触角兄弟の弟だけの物語なら問題はなかったかもしれません。
文章:
これぞラノベの文体。いや、ラノベがなにか定義しがたいんですけどね。徹底していたからそれはそれでいいと思います。ただ、ときどき文章のほころびがありました。それが読み進めるときに妨げとなりました。
キャラ・ストーリー:
なかなか頭に入ってこなかったのは、ストーリーとわたしの感性の不一致といったところでしょうか。最後はなんだかじーんとくるのですが、そこまで読み進めていくのがつらかった。笑いを狙っているのかどうかわかりませんが、わたしはひとつも笑えませんでした。笑うべきところで笑えないからつらかったのだと思います。合う人は合うだろうし、合わない人は合わない。わたしは後者だったということです。万人に受ける小説なんてないと思っているので、それを問題視はしません。アイディアはすごくおもしろかったです。わたしの苦手な味つけだっただけで。
やくざっぽいひとはぜんぜんやくざっぽく見えませんでした。それならそういうキャラクターとして徹底してほしかった。細かいところのリアリティ欠如がすこし気になりました。

>>191 brain        :宝物、魔王、爆発   : 壁の中の楽園
テーマ:
すごくわくわくしました。暗く悲しい話なのですが、読んでいてすごく楽しかったです。涙は出ませんでしたが、ずっと鳥肌がたっていました。ストテラでそういう作品に出会うのは久しぶりです。
文章:
説明文っぽい箇所もあり、すこしだけ気になりましたが、ぐいぐい先を読まされてしまいました。わたしは、最初のひらがなの物語部分はあってもなくてもいいと思いました。ただもうすでに書いてあるのだから、このまま触れないでおくのがいいのかもしれません。素人が下手に直したらこの作品が壊れてしまうんじゃないか、と。最近、おばあさんが絵を勝手にかきなおしてしまったという報道がありました。そんなかんじです。手を加えていいのはbrainさんだけ。そう思える作品に出会えてしあわせだなって思いました。
キャラ・ストーリー:
小道具の使い方がよかったです。とくにジュナの絵とクレヨン。
いちばんどきどきしたのは、天使とかではなくインフェルノがお気に入りだということ。宗教の意味もインフェルノという言葉の意味もわからないけれど惹かれてしまう。前知識がない状態で好きになった、ってすごく大切にすべき感情だとわたしは思います。すごくまぶしかった。それがあったからこそ、ここまでわたしの心は震えたんだと思いました。

>>192 アリス       :出会い、宝物、始まり :シーラカンス・エレジー
テーマ:
いったいどうしてシーラカンスというものを思い出したんでしょうか。日常生活でそうよく目にするものじゃないですよね、シーラカンスって。そういうものをもってこられるのはすごいセンスだと思います。
おもしろく、きれいにまとまっていますが、こじんまりしてしまった印象。ワンアイディアをうまくふくらませて、もっと深く切り込めるとよかったと思います。自分のなかの感情に気づかないふりをしていて、それでも気づいてしまったところはもっと書きこんでほしかった。表面だけすくいとった感じで、ちょっと物足りなかったです。アリスさんにはもっと深い思考の中でなにかを書いてほしい(というか読みたいです)。それを期待できる力をすでに持っていると思います。今はよくも悪くも読み手に親切すぎるんじゃないかなあ。
文章:
ややぎこちないところもありましたが、読みやすかったです。個人的には■で区切った最初と最後の一文はそれ頼みのような感じがしたのでいらないと思いました。ちがうかたちで表現したほうが効果的だったような気がするのです。
キャラ・ストーリー:
シーラカンスが最高でしたね、ほんと。シーラカンスというものに対する一種の愛のようなものを感じました。
主人公の気持ちはなんだか不安定でした。意図された不安定ではなく、書いているうちに変わってしまったという感じでした。作中の出来事が起こした変化ではなく、作者のせいで起きてしまった変化。

>>193 朔乱        :さくら、ジュース、毒  :カニクリームコロッケ戦争
テーマ:
完全ネタ作品じゃないですかーやだー。そういう姿勢は嫌いじゃないです。おもしろかったからいいと思います。
文章:
伝えるべきことを伝えられるまでに書く力が達していないという印象。もうちょっと丁寧に書くといいんじゃないでしょうか。(他人のことをとやかく言えるレベルではないのですが!)
最低限、誰がどのセリフをしゃべっているのかわかるくらいには書きこんでほしいです。
キャラ・ストーリー:
人物がみんなおバカ。ある意味愛らしくて、なんだかほっこりしました。敵も憎めません。みんないい味を出していたと思います。わたしは好きだなあ。とくに変態さんがすきです。
「戦争」なのかどうかはともかくタイトルのインパクトはすごい。先が読めない。


>総評
すごくおもしろかったです。結局批評が終わったのが一か月後というなんとも残念なかんじですが。力作ぞろいでした。批評だけの回も含めて今まで参加した中でいちばん楽しかったです。

メンテ
Re: 【九月期のお題は「  」】お題小説スレッド【八月期お題「過去のお題から三つ選ぶ」:作品投稿期間】 ( No.202 )
   
日時: 2012/08/31 19:05
名前: brain◆P3Wb.oVPT6 ID:ZgwnhtRk

初めてのお題小説にチャレンジ。賑やかで楽しいですね。
自分は評価する側にまわることがほとんどないので、うまく評価できるかどうか。……気に障ったら大目にみてやってください。
そもそも自分が評価していいのかと思うほどの作品もたくさんあって、それもまた、苦労したところです。もうほとんど感想じゃないか、ってのもありますがご勘弁を。




>>181 十一日さん:ヨーちゃんとルゥちゃんの終わらない夢

 フシギな世界観ですが、抵抗なく入ってきて掴みやすい作品でした。
 あまり序盤から細かい描写を盛り込みすぎず、情報が後に後に出てくる感じですが、あえて、なのでしょうか。個人的には好きですね。夢の中といえば何かと突拍子のないこともありましょう。
 ただ、それを差し引いても 風景に関する描写がもっとほしかったかもしれません。世界観を守るためにはこのくらいのほうがいいのかもしれませんが、個人的には、もうちょっと描写があると、さらに引き込まれるなぁと思いました。

 そして、個人的にはなかなか難関ではないかと思われる擬音のテーマ。
 黒板をひっかく音ですね。実際には想像もしたくない音。といいつつ想像してしまったので
 ――うわぁぁぁぁやめろ!―――
「擬音」というテーマをもって、「不快感」を表現するのに非常に適切に擬音を使われていると感心致しました。そりゃルゥちゃんも吐いちゃう

 世界観の描写は、もっと凝るとさらに良かったように思います。「ようするに」の辺りで、突然に要されているような感じがちょっとしました。まだ世界観を掴み切っていない状態で、急に説明に入ってこられた感じです。
 入り込みがフシギな世界観であるだけに、ここで固めるのはもったいないような気がします。

 キャラクターに関して。
 個人的には、ヨーちゃんもルゥちゃん、二人のキャラにもっと厚みがあっても良かったかなと思います。
 あるいは、二人の「差」ともいうべきでしょうか。お姉さんキャラクターがヨーちゃんで、甘えん坊なところがあるほうがルゥちゃん。しかし客観的にみると、まだまだ「どっちがどっちだっけ」感が残っています。二人の性格にもっと差があってもいいと思います。



>>182 にゃんて猫さん:時間・出会い・魔法:茨姫
(自分があまり読まないジャンルなので、うまく批評できるか分かりませんが)
 確かに雰囲気は十分伝わってくるのですが、内容がない文章になっちゃってますね……ちょっと「物語」になりきってない感もあります。
 雰囲気を壊さないように、しかし内容そのものはもうちょっとあってもよかったのではないかと思います。読者の想像に任される部分は、読みようによっては「ただの余白」にもなりかねないです。 



>>183 Ifさん:ずっと一緒に
 まさか1レスで物語一本を完成させるとは……感服いたしました。
 原稿用紙30枚超とはいえ、やはり1レスというのは短いですよね。そのなかで濃い内容をこれだけきっちり詰め込めるのはすごいです。
 なにがすごいと思うかというと、必要な描写が十分にあるのに全くスペースをとっていない。これが技術として卓越したものがあるんじゃないかと思います。
「事情」「心情」「それに伴う行動」どれも欠けることなく十分です。さらに構成のみならず、ストーリーそのものも、主人公たちが置かれた立場と、それによって思うことに無理がないため、抵抗なしで読めてしまいます。
 
 ここをこうしたほうがいい、というのは、特にないです。というか、そんなのないです! これだけのものを期限内につくれるのはすごいなぁ……



>>184 菊桜さん:俺と彼女と、ありがたいけど迷惑な幼なじみ
 うーん、全体的に、読んでる側がおいてけぼり感が否めません。

 後から他の方々の感想を見てみると「ライトノベル風」なんだそうで。自分はライトノベルを読まないので、こういった文章の読み方が分からないだけかもしれません。
 しかし、それをさて置き評価とさせていただきます。

 舞台設定が徐々に小出しになっていますが、残念ながら、それらに乗り込むのが難しいです。
 基本は学校生活というわけですが……最初は妙に現実味のある玄関の描写かと思いきや、突然に繰り出される「魔物(亜人のようなものなのでしょうか)」であったり「天使や悪魔」であったり、かと思うと小道具が「カメラ(携帯?)」であったり、世界を表す単語の種類がバラバラすぎてどのような舞台設定なのかを見出すことができません。最終的に頭の中で収拾がつかず、世界観が見えないまま終わってしまいました。

 コハク・ルファーナさん濃いなぁ。濃いのはとてもいいことです。ただそのぶん(後からちゃんと説明があるとはいえ)宿題を手伝いに来た幼馴染三人が完全に張りぼて状態に……
 この張りぼて状態、最終的に解消に至っていなかったように感じました。
 三人の幼馴染に関してキャラクターの説明があるのですが、その説明がどうにも図鑑を読んでいるような印象。読者が考える前に、地の文に記すのは極力避けたほうがいいと思います。図鑑状態だと、かえってキャラが掴みにくい。それがいきなり三人のため、どれが誰だ状態になってしまいます。結局それが最後まで拭いきれず、幼馴染三人は「幼馴染三人」というキャラに留まってしまっています。
 飛行の能力がある人物なら飛んで登場、魔力を使う人物ならそれを実際使うところを、キャラクターの登場の「前」に置くことで、そのキャラクターの印象を強めることができます。
 主人公も、地の文で説明すましちゃってるような気がします。怖い印象があったという幼馴染の言葉を強めるなら、最初が普通な男子学生すぎるかなぁと、ちらと思ったり。 
 また、これはコハク・ルファーナさんでも同じことが言えるかもしれませんが、外見の説明が凝りすぎかもしれません、この点は、そこまで重要視しなくてもいいように思われます。あるいは、一気に描きすぎないほうがいいでしょう。
 天真爛漫というキャラクターは掴めましたが、外見は、読者によってはあまり意識しないということもあります。性格以外のところももっと知りたいですね。

 ストーリーに「出会って、一年経って、告白成功」と、詰め込んでる割に、シーンの長さのまちまちで、全体的に内容がちょっと薄いですね。特に、五人で過ごした思い出に、具体性が足りないです。(↑の張りぼて状態という原因でもある話です。
 重要なシーンにきっちり行数をとっているかわりに、繋ぎの部分が二,三行の説明文というのはバランスが悪いですね、長さに限りがあるから仕方ないとはいえ。幼馴染を説明する描写(説明文ではなく、動きをいれての描写)はもっと前に入れちゃってもよかったかもしれません。
 描きたいシーンはしっかり描いているが、それ以外が要約文 になっちゃっているようです。

 と、なんともマイナスな評価が続いていますが、これ練り直せばかなり厚いものができそうだと思って、あえて細かく読ませていただいた結果です。スミマセン、なんだかんだうるさいことを言いつつも、話自体はとても気にいっております。
 それと、これは自分が少女漫画・学園モノを全く読まない人間だからかもしれません。そう考えると、私の言ったことなど気にすることはないのかもしれませんね。
 また、このストーリー、尺を取ることが出来たら相当違うんじゃないかなと思います。裏を返せば、この長さでこの容量を入れるのは無理があるのかも。説明文で済ましているところを細かく描写し、シーンの必要・不要の選定を行い、また、コハク・ルファーナさんの天真爛漫なキャラクターはしっかり描かれていたので、この量があと五人分、それを描ききれば、相当に濃度の高い文章がつくれるハズです。この批評を読んでダメだと諦めてほしくはないところ。これは費やせばきっとすごいものができます。
(なお、ストーリーの批評としては「この文章から読み取れること」が評価の大前提であるため、ブログにあるという裏事情はまだ目を通しておりません。批評終わってからゆっくり読みます)



>>185 空人さん:レイニー・バスストップ
 雨女(と言い切ると失礼かもしれませんが)と、雨を止ませる主人公。題材がとても面白い。
 そして面白いは題材にとどまらず、三人のキャラクターの動かし方に感心いたしました。個人的に、読んでいて人形劇を見てるようでしたね。彼らを目で追うのが楽しいです。

 特殊な悩みに振り回される月宮さん。彼女にとってなんとも魅力的な佐野くんに気にしてることを言われたのはショックだったでしょう。キャラクターの動かし方が上手い。
 そして雨を止ませた天寺さんが、実質「脇役」にされちゃってますが、さばさばしている性格がまたいいです。結果、後味もいい作品です。

 まずい、批評じゃなくてただの感想になっている。強いて言うなら「擬音」がいまいち見当たらなかったことくらいでしょうか。
 申し訳ないことに自分ではこの作品に気にすべきところが見当たりませんでした。「雨」を存分に生かした、素晴らしい作品だと思います。


 
>>186 伊達サクットさん:多重戦隊サイムレンジャー
 不覚、普通に声出して笑っちゃいましたよ。電車の中で読んだのは失敗だった……

 このくらいはっちゃけてると気持ちいいものです。それでいてかなりブラックジョークなところがあり、いろんな事情でちびっ子には見せられないファンタジーです。
 自分はブラック慣れしているからか、こういうのは読んでて超楽しいですね。 ……と思いきや、他の評価してるみなさんも楽しんでいるようで。やっぱりね
 ストーリーの回転に、設定をうまく生かしていますね。主人公の機転もきいていて、どんでん返しが秀逸。オチも風刺でしめくくりもギャグらしくすっきりしています。

 気にすべきところ、うーん、思い当たらない。口出し無用です



>>187 茶野さん:背教の子ら
 第一印象は、読み解くのは時間がかかるがそんなに小難しくない、子供にも読ませることができそうな本 といった感じでした。
 一度目は上からずらっと通して読みましたが、読んでてドキドキしましたね。自分の読解スピードがじれったくなるほど、早く先が読みたくなるような構成でした。不要な描写が全くない構成なのに、素晴らしいの一言です。
 結局、「神」とは「悪魔」とはなんだったのか。呼んだ後にも考えることの尽きない作品です。これは読む人によって、読解も多様なのではないでしょうか。故に、自分自身の解釈は文章にせずに自分の頭の中にとどめておくことにいたします。

 口出しするところが見当たらないです。申し訳ない、もっといろいろ書きたいのですが、もしやこれから読む人もいるのでは、あるいはじっくり考える人もいるのでは、と考えると、余計なことを書くとそれを邪魔してしまいそうで、忍ばれます。
 ただ、私からはダメ出しなどする余地ない素晴らしい作品だった、これは唯一はっきり言えるところ。



>>188 鳳さん: 散らない桜
 短いのに全然短くない。これは褒めてます
 いい意味でですが、小説と称してしまうよりは、どちらかというと純粋に「桜」の描写をしているようでした。しかしそこには物語が確かに存在する。なにか壮大なトリックにはまってしまったかのような気分です。

 しかしそれはそれとして、逆に物語に入り込みづらい、というのは感じざるを得ませんでした。主人公に共感しづらいですね。自分はどちらかというと観客側の人間のほうに共感できそうです。これだと、ただ「冷めた人」といった感じになってしまって非常にもったいないです。
 気になるところと言えば、漢字が多い? これは文章の個性の範囲内と言えるところかもしれませんが、読みにくいです。これはかなり根本に来てしまう問題です。雰囲気を壊さずに、しかし読みやすくする工夫があるといいと思われます。



>>189 フロストさん:あなたの魂に安らぎあれ
 読み出しで、お、来たな、という印象。 ファンタジー×役員 って不思議な組み合わせですが、こういったものは決まってワクワクするものです。
 その期待は終始裏切られませんでしたね。王道であり、それがいいというのももちろんあります。が、これは「ありがち」で言い済ませはできないものです。
 珍しい舞台設定ではないのに引き込まれるのはなんででしょう。個人的な話ですが、演出が私の好みなもので。地の文の割合が多いですが(比較的、というだけです)自分は個人的に、そういったほうが読むのが得意なので気にいっております。後ろから彼らの様子を眺めているかのようでした。
 登場人物それぞれにある信念とでもいいましょうか、それらが強く生きており、共感を呼ばれました。
 お題の使い方も、完璧だったのではないでしょうか。言うことないです!



>>190 sakanaさん:みよんみよん星人
 タイトルから既に漂う、このただものではない感はいったい・・・
 これは強烈ですね。不思議空間ですね。
 みよんみよんという擬音に可愛いと言うよりは怖!という印象を受けたのは私だけで十分。青年、心が広い。さすがみよんみよんと選ばれただけはある。

 至る所が濃いことによる副作用か、どこが一番肝心な所なのかなぁ、と思うことはありましたね。もちろん最終的には分かるのですが、それにしては、それをとりまく周囲も同じくらい強すぎるというか。
 しかし、薄さが気になるよりはよっぽどいいので、あとはバランス、といった感じでしょうか。


>>191 brain: 壁の中の楽園
 自分の作品。
 こういったものはよく書きますが、そのなかでもかなり直接的で、乱暴だったかなぁと反省しております。
 悲しく辛い。それらを表現するのに、すこし描写が短絡的だったかも……。
 あと、他の人のを読んでから自分のを読むと、語彙がちゃっちい感じもしました。反省 

 あまり多くは語るまい。しかしいつものように言い訳タイム。
 ジュナの日記。の文章なんですが、オープニングに迷った結果、いれたものです。これ、実はみなさんが察している通りエピローグにも似たようなのを入れようかと迷っておりました。
 しかし、ジュナは「すべて失った」以上、そういったものが残っているというのは変かなと思って、省きました。
 結果的には、失敗だったかもしれません。うーん、しめくくりがよくなかった。
 もうちょっと練ってから投稿するべきだったでしょうか。って、投稿したのは期限ギリギリなんですけどね。





>>192 アリスさん:シーラカンス・エレジー
 魚と言えど、ジャンル的には「無機物との話し合い」というのに該当するんでしょうかね。対話する相手がシーラカンスというのが、ストーリーにマッチしていてとてもいいです。
 個人的には、流れそのものには全くつっかかりを感じず、指摘すべき点は見つかりませんでした。
 シーラカンスがいったいなんだったのか、言及しないことは、私個人はかえってプラスだと思います。これは解釈が分かれて然りでしょう。
 いずれにしても、心を解析する小道具として、シーラカンスというのはとても適切に使われていたと感心しております。その結果がハッピーエンドでなかったとしても。

 選んだお題との関連性が、いまいち掴みにくいというのは感じましたね。たぶん深読みすれば読み取れるのでしょう。しかし、今回は自分の考察は含めず、客観的な目線、ということを重視したうえで、お題に関してはそう評価させていただきます。




>>193 朔乱さん:カニクリームコロッケ戦争
 最後を飾るにふさわしい、ドタバタでした(いい意味です、褒め言葉です。
 純然たるコメディといいますか、とにかく楽しめました、ハイ。読みやすかったです。
 設定が飲み込みやすかったので、あまり考えることなくストーリーに集中できたのも高得点。

 ただ、台詞文の多さは、やはり気になりました。トントン拍子で会話が進んでいることが読み取れたのは、よかったのですけどね。ただ、三人の中の誰が話してるんだ? と思ってしまう箇所がいくつかあったので、それが残念。
 また、それに伴ってか地の文が少なく、状況が読み取りづらいというのもありましたね。台詞だけでは、その場面の画が見えてこないです。もうちょっと描写がほしかったかもしれません。
 登場人物も、せっかくの個性があるのですから、もっと地の文でも説明が欲しかったですね。外見がどうというよりは、振る舞いを地の文に示して、もっと性格や行動を派手に見せてほしかったです。シーンそのものも、もっと見たかったなぁというのは個人的な感想です。

 ……でもこれ毒って本当はカニのことではなく登場人物たちの性格……いえなんでもないです






 それにしても、全てが個性的で驚くばかり。全部読み終えた後は、なんだか夢を見ていたような気分です。やっぱりファンタジー・SFは読んでて楽しいものです
メンテ
Re: 【九月期のお題は「  」】お題小説スレッド【八月期お題「過去のお題から三つ選ぶ」:作品投稿期間】 ( No.203 )
   
日時: 2012/08/31 22:52
名前: フロスト ID:Tbx6B8x6

消えたあああああああああ。コツコツと貯めていた感想データが消えましたorz
駆け足で申し訳ない……。
足りない分はまた後日に提出します申し訳ないorz


>>181 十一日:毒、擬音、あかり :ヨーちゃんとルゥちゃんの終わらない夢

妄想と狂気、僅かな哀切を彷彿とさせるような、そんな物語でした。
無論、恐怖という点もあるのですが、それ以上に切なさを滲み出すようなラスト。
個人的には好みスレスレの変化球みたいな印象でしたけども。
それでも雰囲気が出ていて、面白かったですね。


>>182 にゃんて猫:時間、出会い、魔法  :茨姫

そういう書き方で来たかと。
というのは重厚さに欠けると思いながらも、変に捻くれてない。
物語自体に焦点を合わせていると言えばいいのか…。
いやあ、興味ある作品でした。
特にこう時計の針が戻り、再生し、という感想を抱きます。
果たしていつかループは終わるんでしょうかね…。
しかしこの作品は少し分かりにくいという面もある。
他の方が言っている通り、時系列順に直したり、方策はあると思います。


>>183 If:魔法、出会い、宝物  :ずっと一緒に

個人的に某映画『アマデウス』を思い出します。
あれは天才に近いが故に苦しむ秀才に視点が当てられていましたが。
で、女性主人公ということで。
やはり内面の繊細さとかそういうものがよく書かれていたと思います。
苦学生である主人公が取った行動も、キチンと裏付けがありましたしね。
実はもっとドロドロしたのが好みなんですけども。
なんというか、枚数もあったし、しょうがない一面もあるとは存ずるわけですが。
こう、もっと尾を引くような展開があっても良かったかなあと。
全体的に共感が得られる内容だと思います。


>>184 菊桜:出会い、時間、魔法  :【俺と彼女と、ありがたいけど迷惑な幼なじみ】

ラノベチックで違和感なく読めました。
中でも特にキャラ性が高かったです。
ただし日常に終始していて、短編としてはいまいちキレがなかったですね。
作風かとは思うんですが、もうちょっと尖ってもいいかなあと。


>>186 伊達サクット:剣、時間、魔王  :多重戦隊サイムレンジャー
いやあ、良かった。発想がどこから来るのか知りたいですね(笑)。
特に借金が減るほど弱くなる、という設定はほうと感心できるものでした。
全体的にエンターテイメントとして優れた作りだったと思います。
……所々滑ってる場所も無きに非ずですが。


>>187 茶野:剣、出会い、宝物   :背教の子ら
構造からして非常に優れていたと思います。
話の内容も分かりやすいとは言い難いですが、読者に考えさせるものとなっています。
なによりも作中に漂う幻想的な雰囲気が、私の感性をビシビシと刺激しました。
描写も過不足無かったと思います。


>>188 鳳:あかり、時間、さくら :散らない桜
文学的な空気漂う、感性に優れた作品だと思います。
まず普通の人には思わぬところに着眼し、よくよく引き伸ばしたのは凄いことかなあと。
ただ反面、方向性からか退屈と思わぬでもないです。


>>189 フロスト:魔法、時間、雨    :あなたの魂に安らぎあれ
背景設定をもっと物語に練りこめればよかった。


>>190 sakana:出会い、時間、擬音  :みよんみよん星人
優しい物語だなあと。心温まりました。
ただこう忙しくなく様々な場面を見せられるところもあるので、それは整理したらどうかなあと。
なんというか、こういう宇宙人ものは見せ方によって違うだけに、どう料理するかが試されます。
心に響く作品ですね。


>>191 brain:宝物、魔王、爆発   :壁の中の楽園
悲哀で、壮烈な、激しい物語だと思います。
個人的に、こういう作品を書くのは気力的に色々と難しい問題なので。
こういう風に作品として書き上げた方は純粋に尊敬します。


メンテ
Re: 【十月期のお題は「ジャンケン」】お題小説スレッド【九月期お題「  」:作品投稿期間】 ( No.204 )
   
日時: 2012/09/01 00:51
名前: 企画運営委員 ID:YwE2yUFU

【第十六回総評】

 たくさんの方の参加があり、とても賑やかになったのが嬉しい回となりました。初参加の方もかなりいらっしゃいましたね。さすが夏休みです。次からもこの賑わいが続けばと願っております。
 テーマを三つ選択して執筆するという異色の回になりましたが、力作揃いの回となったのではないかと思います。まさしく十人十色であり、読むほうとしても非常に楽しむことができました。それだけに作品それぞれに異なった長所があり、また課題が見つかったのではないかと思います。一概にどこが良くてどこが課題になると述べるのは難しいなあと、いつも以上に感じました。本当に個性豊かな回だったと実感しています。
 何か一つ挙げるとしたら、過不足なく書く、ということでしょうか。書きすぎても読み手の集中を削いでしまいますし、書かなさすぎたら読み手にうまく伝わらないしで、そのさじ加減は至難を極めることと思います。しかし書き手である以上、常に読み手の存在は気にかけていなければなりませんから、よく考え上手く取捨選択して書く必要があるなと感じました。
 さて、次の回ですが、面白いテーマになっています。九月といえば小中高生の方々は新学期で忙しいかもしれませんが、三連休もあることですし、ふるって参加してくださればと思います。大学生の皆さんは夏休みでしょうから、ぜひに。社会人の方もお暇があれば書いてくださればと思います。今度もたくさんの作品が集まることを祈ってやみません。
 参加者の皆さん、お疲れ様でした。閲覧してくださった方もありがとうございます。これからもお題小説スレッドをよろしくお願いしますね。
メンテ

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