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[724] シューティングキラー
   
日時: 2011/05/16 17:49
名前: ミロ子 ID:di6Pw3mg

ごあいさつ

はじめまして、ミロ子です。
スポーツ小説なんて初めてですけど、よろしくお願いします。
荒らし、悪口はご遠慮下さい。
コメは大大大歓迎です!

一応バスケの話です∩(・V・)
専門用語はできるだけ避けますが、わからなかったら聞いてください。
これ読んでバスケ好きになってもらえたら光栄です(←殴)。
ありえない事もあると思いますけど。
意味不です。
そして、亀です。

・・・すいません、ハイ、頑張ります!
ではごゆっくりと!!




お話


★序幕            〔>>1

★第1話『バスケット!』  〔>>2

★第2話『バスケット!U』 〔>>3
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Re: シューティングキラー ( No.1 )
   
日時: 2011/02/17 21:46
名前: ミロ子 ID:3ofjjnDo

序幕




誰もが同じものを求め、奪い、追いかけた。



全中の試合決勝戦だけに、ギャラリーは声援の波が出来ている。
この試合に勝てば、『女子バスケットボール』が日本で一番上手い
中学校になる。
そして、私は日本で一番シュートを入れた人になるだろう。
だけど・・・、

41対42。

あと1点。あと1点さえ取れれば・・・!


両チームとも力は互角で、試合の流れは変わらない。
残り10秒を切った。
声援はだんだん悲鳴へと、応援はさらに大きな叫び声になる。

5秒前、ボールが自分に回ってきた。

スゥ、といつも通りタイミングをつくる。

3点をくれる、コートの白い線の前。

足をそろえ、身体はまっすぐ上へ、腕は伸ばし、指先まで感覚を残す。


皆の視線は私から、綺麗な孤を描くボールへと移った。
濃密な空中には、ただボールが回転する音だけが響き渡る。


『ビーー』


試合終了のホイッスルがなっても緊張は解けない。
誰もが見とれるシュートフォームで、鮮やかに回転する主役は、
ゴールのリングのネットに吸い込まれる―――――はずだった。







『ガッシャン・・・』







リングの手前にボールが当たる、望んでもいない音。

41対42。

得点は変わらなかった。
周りの声なんて、雑音。




初めて私はリングに嫌われたと思った。

初めて私はボールと喧嘩した。

初めて私はボールと一緒にリングから、落ちた・・・。







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Re: シューティングキラー ( No.2 )
   
日時: 2011/02/18 20:03
名前: ミロ子 ID:Mxa7Xigw

第1話 バスケット!




4月、摂昇(セッショウ)高校。
本日入学式。

「いやー、やっと一年入ってくれるね」
男子バスケットボール部の入部希望者リストを眺める2年、松本ニナと、
「ああ、長かったよ1年・・・」
同じく2年の豊竹仁(トミタケジン)が憂鬱そうにつぶやいた。

「お、ヤブ帰ってきた」

藪田亮輔(ヤブタリョウスケ)こと、ヤブは男バスの部員を集めに行ったきり、しばらく
帰ってこなかった。
と思ったら何やらにぎやかな集団ができていた。

「藪田先輩って身長高いですね!」
「ダンクとか出来るんですかぁ?」
「あ、私たちマネージャー希望なんですけどぉ・・・」

女子の中心にヤブがいるのに気付いたニナ。

「何してんの!?男バスなんだから男子じゃなきゃ意味ないじゃない!」
「あ・・・ごめん。ほんとにそんなつもりじゃ・・・」
「ったく。ウチはそんなにマネージャーいらないし、他当たって1年女子の
皆さん」

調子乗んなよ、とでも言い出しそうな顔で1年女子の群れは、ヤブに媚びて
からマネージャーをあきらめていった。

「ヤブお前マジでモテモテだよな、いっつも。美形な上、おとなしいから
余計かっこいいんだって。お前もっとバカになった方がいいぞ」
「そんなことない。仁の方が男前・・・」
「テメー、一旦死ね」

「男子同士で何やってんだよ、気持ち悪りーな。後輩がかわいそうだろ?」

今度こそ1年男子を連れてきた、林和樹(ハヤシカズキ)、通称カズはこの世の物
とは思えない、ダルそうな顔で言った。

「皆何もしねーから、俺が1年勧誘してきた。全員バスケ希望だって」
「うおっ!さすがカズ!!」

何もしなかった仁が一番喜んだ。

「やるときはやってくれるね」
「・・・ごめん、カズ」
「じゃあ、後でアイスおごれよ」

摂昇高校男バス、こうして始まったのだった。

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Re: シューティングキラー ( No.3 )
   
日時: 2011/05/16 18:00
名前: ミロ子 ID:di6Pw3mg

第2話 バスケット! U


「葛西大樹(カサイダイキ)!よろしくお願いしゃす」

「これで一年全員、と。今日からバスケするけど、
まだ仮入部期間とか関係ないからね!」

ギロリと一人ずつにらんでいくニナは、一年生たちに
恐怖を植えつけた。

すると、一人の少年に目が止まった。

「君、葛西君だっけ?中学バスケやってた?」

「あ、はい。小学校のときの夏休みに外国行って、
ストリートバスケ見てたらバスケに目覚めて、
今までやってきました」

そう言われ、納得するニナだった。
たしかに小学生からバスケしていたら、
これほどまでに大きくなるものだ。

ニナが見た限りでは、筋肉は必要なところはしっかりついていて、
スタミナはバツグンだった。
一年生の中でダントツ身長が高い。

これはもう、チームの大黒柱『センター』のポジションにあたる。


「俺も葛西と同じ学校で、一緒にバスケやってました!」

元気にピョコピョコする落合健太(オチアイケンタ)君とやらを見て、
ニナは驚きとあきれの板ばさみにあう。

「君・・・小さいね」

その一言に尽きる。

「これでもちゃんとバスケしてきたんです!!」


―――うん・・・。君は葛西君の隣にいちゃあダメだ。小さい―――

皆が同じことを考えた時だった。




「じゃあ、私ら2年の自己紹介かな。私は女バスないから
男バスのコーチやってます。去年マネから進級しました!
ニナ先輩、だよ!」


えーーー・・・。


その不敵な笑みを浮かべるニナを見て、
色々口に出せない1年達。
あくまでも、ニナ先輩は女子なのだ・・・。
皆自分にそう言い聞かせる。

「キャプテンやってます、豊竹です。よろしくな」

まだこっちの方が、穏やかだった。


「副キャプの林だ」

凛とした声で、実に頼りがいがありそうな人柄。


「藪田です。よろしく」

バスケに不釣合なイケメンさん。



「以上!4人でやってました。バスケの試合は5人制だから、
1年入った今年からならやっとできるの。去年は部としては認めて
もらえなくて、同好会としてやってたんだけどね」


ニナのバスケの歴史を更に聞かされることのなる1年達は、
2年がさっさと練習を始める意味を分かっていなかった。




>>>ストリートバスケ
通常のバスケの試合ではなく、街中や公園にあるリング一つを使って
行うバスケット。

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