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[715] 夢舞台〜甲子園にかける思い〜
日時: 2010/10/24 10:44
名前: 丘剣 ID:EicN8Ohk

こんにちは。丘剣です。
僕は、あまり野球の事は知りませんが、頑張って書こうと思います。
よろしくお願い致します。


≪目次≫
>>1新実高校一年
>>2Prologue


>>3―Tイニング―
>>4―Uイニング―
>>5―Vイニング―
>>6―Wイニング―
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Re: 夢舞台〜甲子園にかける思い〜 ( No.2 )
日時: 2010/10/15 22:47
名前: 丘剣 ID:SmIVwZLU

                      Prologue
二〇〇七年、八月二十三日 亮祐七歳

ウー―――――――――――――――ゥゥゥゥゥ
このサイレンと共に甲子園の決勝が始まった。
亮祐は野球に興味を持ち、いつか甲子園に立ってみたいという夢を持っている。選手として…――――。
でも、今はテレビで見ることぐらいしかできない。自分が、今あのグラウンドに立っていたらと考えると鳥肌がたつ。




「七回の裏、二アウト満塁。君島、投げた―――――!!!」

キー――――ン

金属音が部屋に広がった。

「これは、大きい!!!……入った―!!入りました!ホームランです。吉野原高校十九点目。
     宮崎代表、東征高校十九点差これは厳しい試合となりましたー――――――!!」

もう東征高校の選抜メンバーはみんな涙をこぼしている。まだ負けたわけでもないのに……。
それとは、対象に徳島県代表、吉野原高校は、笑顔で満ち溢れている。


そして、試合が、夏の甲子園が終わった。結果は二十五対〇。圧倒的だった。
東征高校は、春の選抜で優勝している。その時の決勝の結果は、四対一だ。相手は、気柵高校(きさく)だった。


甲子園それは、人々に熱狂や感動を与えそして野球少年には夢を与えるそういうものだ。



吉701 601 415 25 H37 E2

東000 000 000 0 H4 E4






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Re: 夢舞台〜甲子園にかける思い〜 ( No.3 )
日時: 2010/10/14 18:54
名前: 丘剣 ID:ReuhVTFA

  ―Tイニング―

二〇一六年、五月二日――――――亮祐一六歳

空が快晴に染まり、雲ひとつない日の千葉県内のグラウンドで高校野球の練習試合が行われていた。
相手は、大阪の名門浅原高校だ。この学校は、甲子園二年連続夏で優勝している。そんなチームと練習試合だ。
……と、言っても一年だけのレギュラーで、一年の力を見ているだけのものである。

――――四回裏 一アウト 二塁  二対一〇


「三番、レフト、シルビア君」

場内アナウンスが響き渡る。相手の投手は、全日本高校球児代表候補の一人である。投法はサイドスロー。
思いっきりストレートでシルビアに投げた。

カキーン!

金属音の良い音がしたが、センターフライだ。そしてキャッチされ、二アウト。しかし足の速い結城がタッチアップを狙い成功した。
そしてこれで、二アウト 三塁だ。

「四番、ファースト、中山君」

相手投手は、ど真ん中にスローボールを投げてきた。それを、中山は見逃さなかった。
思いっきりのフルスイングで、バットに当てた。

キー―――ン!!!!!!!!!

辺り一面が一瞬、息を殺した。そして、ボールは、勢いよく飛び、スタンドに入った。みんなは喜んだ。
これで、四対一〇だ。




そして試合は終わった。結果は、六対十四だった。結果は散々だったが,相手は三年それに、高校初めての試合にみんなは喜んでいた。



浅|207 000 131  14 H21 E0

新|010 300 110  6 H10 E2







試合の後監督からの一言がある。それは、どんな厳しい事を言われるかは分からない。

「今年の一年生は、みんな上手い!私はいままで数百人の選手を見てきたが、こんな優秀な成績は、十八年ぶりぐらいだ。
  みんな、頑張って甲子園に出よう」

その言葉で、亮祐は野球魂が燃え上がった。甲子園に出たい、小学一年に見た、甲子園の決勝、それが忘れられない。
大差で敗れ負けた東征高校。選手たちは、すごい悔しかっただろう。なんせ、試合中、マウンドに立っている選手や、ベンチの選手、入れなかった選手、そして、チアガール。
もうみんなが泣きながらプレーしていた。あんな試合をしないよう頑張って、優勝しなければならない。




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Re: 夢舞台〜甲子園にかける思い〜 ( No.4 )
日時: 2010/10/17 17:50
名前: 丘剣 ID:6h0cSW06

 ―Uイニング―

二〇一六年、七月二十日 地区大会第一日、第一試合目

今日は、甲子園への切符を掴むための第一歩の試合がある。一年でベンチに入れたのは、岡皆一人だけだった。
そんな、岡皆をみんなは、羨ましがった。
岡皆を、ベンチに入れた理由は、キレのあるストレートを持ち、スタミナやコントロールを持ち備えているからだった。



プレイボール!!

審判の一声で試合が始まった。

三年の上岡 潤(かみおか まさる)はキャッチャーで、ピッチャーは、三年の井川 徹(いがわ とおる)だ。
井川は、オーバースローだ。ストレートを得意とする。

ストラーイク!!三振、バッターアウト!!

決め球は必ずストレートだ。それを気付かれたら、ヒットは何回でも出される。
その時は交代だ。

キーンッ!!

一回表 二アウト、二塁

キーンッ!!

一点先制された。でもたかが一点……。

バッターアウト!チェンジ!


一回裏、ノーアウト

一番、ショート、日岡君

アナウンスが流れるとバッターは緊張する。

キーンッ

初球打ちだ。それがうまくヒットし、左中間を越え日岡は、三塁まで行った。
外野フライでも一点追加の可能性は高い。

キーンッ

当たったもの、内野フライだった。

三振

二アウト、三塁、二,三

思いっきりバッターは、バットを振った。すると……。

カッキーン!!!!

金属音があたりに響いた。手にも振動を感じる。結果は、ホームラン。二点追加し逆転。











六回裏、一アウト

ピッチャー代わりまして、岡皆君

「亮祐ー――――!」

スタンドで誰かの声がする。緊張で誰かわからない。

バンッ

三振  一四七キロ

三振  一五〇キロ 

二者連続三振。










試合が終わり、一六対二でコールド勝ち。これで一歩甲子園に近づいた。
又一週間後に試合があり、それに勝って、また一歩甲子園に近づかなくてはならない。



北 101 00     2 H5 E0

新 206 8×  16 H20 E0















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Re: 夢舞台〜甲子園にかける思い〜 ( No.5 )
日時: 2010/10/17 17:51
名前: 丘剣 ID:6h0cSW06

  ―Vイニング―

二〇一六年、八月一日、地区大会第十一日、準決勝


三回裏、伊野阪高校の攻撃

岡皆が最近、選抜メンバーに選ばれるようになった。

岡皆は、カーブのサインを受けると、それに頷き、身体をねじり投げる。

バンッ!!

三振

四番レフト、飯岡君

ストレートを思いっきり、キャッチャーのミットに投げた。

キーンッ!!!

バットに、ボールが当たり、皆岡めがけて勢いよく飛んでくる。早すぎて取れない。

バンッ

皆岡の左肩にボールが直撃。皆岡は左肩を押さえている。ベンチから、スプレーを持った三年が出てきた。
そしてスプレーをしながらベンチに戻り、皆岡がもうマウンドに立てないことを確認し、井川に変えた。

ピッチャー、井川君

井川の初球はストレートで入った。だが、手が滑りボールが甘くなってしまった。

キィィィィー―――――ン!!!

場外三ランホームラン

そして、三回の裏は、三失点してしまった。そのあとも失点を積み重ね、結局、試合は負けた。
甲子園には出れず、地区大会準決勝で終わった。

新 000 020 001  3 H6 E1

伊 003 031 00× 7 H9 E0



三年の野球は此処までだ。三年のテンションは最悪だ。

「今日の試合は負けたが、そんなに悪くもなかった。甲子園に出れなくてつらいかもしれないが、ここまでこれたことに感謝するべきだと思う」

と、監督。
主将が一人がゆっくりと立ち上がり、監督に礼を言い選手は解散した。

「皆岡、次のキャプテンはお前だ」

皆岡を残し監督が告げた。

「……―――――!?」

いきなりの事なので戸惑う。まだ皆岡は一年、来年はまだ二年である。それなのに……。

「断りは、ナシだからな」

と優しい口調で言う。

「は、はい」

そう言われたからには絶対だ。今度は、自分が主将を務め、先輩や同学年をまとめて行かなくてはならない。
そのあと皆岡はその場を去った。

「りょーすけー!!」

後ろから大声で誰かが呼んでいる。振り向くと、こっちに猛スピードで突っ込んでくる。
それを見て唯だと分かり、皆岡も逃げた。こっちの方が足が速い。
すると唯は、持っているカバンを皆岡に投げた。命中。皆岡はその場にうつ伏せで倒れる。
背中に唯が座り、説教が始まる。

「なんで逃げるの?」

「だって……」

と言いかけて、唯をはねのけ、また走って行く。唯は、尻もちをつく。

「テテテテ……」

と、言いゆっくり立ち上がり、

「待ってー――」

と言いながら、また追いかけてくる。岡皆は、時折振り向きながら走る。
すると……

ズルッ

芝生の岡で足を滑らし倒れる。そして、また唯に追いつかれ、袖を掴まれる。

「もう行かさない……」

逃げた事に腹を立てているのか、少し袖をつかむ力が強かった。

「ねぇ……、医者の言ってた事ってホント?」

医者って?まさか、肩をけがして、医療室で検査を受けているとき、外で聞いてたのか?
唯は顔をあげた。唯の顔には、涙があった。

「もう、投げられなるかもしれないの?」

泣きながらそう聞かれた。

「多分な、でも!!!!オレの事だから治して見せるさ絶対!!」

唯に明るくふるまった。そうでもしなきゃコイツは……。でも心底、不安だけが心を押しつぶしていた。
でも、甲子園に出るためには、どんなつらい事でも乗り切ると決めた。だから治す。
甲子園の為にも唯の為にも……。








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Re: 夢舞台〜甲子園にかける思い〜 ( No.6 )
日時: 2010/10/30 13:41
名前: 丘剣 ID:UasI4dG6

 ―Wイニング―

二〇一六年、八月一五日、甲子園第三試合目

皆岡たち、新実高校は今日、野球の練習が休みだ。そして唯のバスケ部も休みだ。
だから今日は、二人でどこかに出かけることにした。岡皆は、ラジオをイヤホンで聞きながら出かける。
ラジオから聞こえるのは、甲子園の実況。そして、今日は双子の弟の洋兵の吉野原高校が、試合をする。
吉野原高校は、徳島県のチームで、毎年優勝候補に挙がっている。

「ねぇ〜、どこ行く?」

唯が問うてくるが岡皆は野球の中継に集中していた。

「ねぇーってばぁ〜」

「あ!えっと〜……」

返答が出てこない。

「じゃ、どこでもいい?」

「あ、ああ……おれは別に……」

そう答えるが2割ほどしか岡皆の耳に唯の声が聞こえていなかった。あとはすべて中継。




二〇一六年、八月十五日、甲子園

「岡皆!お前出るか?」

監督の質問に一度洋平は戸惑った。なぜなら、今出て流れが変わってしまったらという不安からだった。
でも、監督からだったので断りにくかった。

「は、はい!」

不安を押しつぶすかのように思いっきり返事をした。

六回表、ノーアウト

ピッチャー変わりまして、岡皆君

場内アナウンスが流れ、吉野原高校のアルプススタンドからは大歓声が上がった。
少し、マウンドで肩を鳴らし試合が再開された。
深呼吸をし、緊張をほぐすとミットへ向け、ストレートを思いっきり投げた。

バンッ

ストラィーク

一四六キロ

大歓声が上がった。

そのあと、二つ三振を取り、向かえたのは、二アウト。
今までの様にストレートを投げた。力いっぱい……。

キーンッ

レフト前ヒット。

その後にもレフト前ヒットを二つ許し三番、斗世海(とようみ)。
外野手はすべてバックホーム体制で前に出てきている。洋兵はカーブを投げた。

キィィィー――ン!!!

金属音がはじけた。ボールはライト前に落ち、ライトが飛びついたが、目の前でバウンドし上を越して行った。

そのまま、一塁ランナーが戻った。そして、撃ったバッターも足が速く、ホームに戻った。

逆転―――――

その言葉が頭に残る。不安が大きくなる。自分のせいだ。初めて甲子園のマウンドに立ったことで緊張が限界を超えていた。
しかし、監督はそんな洋平を代えず、九回まで投げらした。そして、結果は、三対七だった。
選手は、泣きながら甲子園の砂を集めて球場をさった。


吉 000 120 000 3   H5 E0

夢 000 004 03× 7 H10 E0




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