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[3802] WerFull
   
日時: 2019/02/05 23:14
名前: K ID:y.O4.jao

 メモです。
 たびたび修正あり。
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Re: WerFull ( No.1 )
   
日時: 2019/02/06 22:39
名前: K ID:VYxKrE0E

 魔術中枢都市【ヘネリブル】

 大本が人間で構成された魔術国家。
 古い形式のみに囚われず、新しいものから異国のものまで知識を貪るように探求を繰り返す変わった人種が多い。そのため基本的に他人に関心が希薄であり、不健康なものが多い。

 そんな都市が機能するのは南部に港を持ち、立地の関係上ほとんどの国ごとの通り道になっているで、商業面での発展を遂げていることが大きい。そのため魔術に適性のない者、興味がない者であったとしても将来的になんらかの職につくことに関しては特に問題とならない。

 【ワーフル事件】
 極度の道徳に反した魔術の探求と実験を行ったことで追放されたヴェネゼスタ家によってヘネリブルの民全てが獣へと姿を変えられた事件。

 未知の魔術を扱うヴェネゼスタ家により、事件は収束するまでに三々月ほどかかり、多国間を巻き込んでの事件としてはかなり大きなものであり、主に流通での損害は莫大なものになった。
 しかしワーフル事件のおかげか人間の地域において初めて他種族間での交流が始められることとなる。
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Re: WerFull ( No.5 )
   
日時: 2019/02/25 22:32
名前: K ID:7hRWXhMo

 重い瞼をこじ開けたとき、深く青がかった視界から今が明朝であることは回らない頭でも容易に理解することができた。
 いつも以上に気分の悪い目覚めは机にくっつぶして寝ていたせいだろうか。そもそもいつもなら晴れた日の昼頃にしか起きることのない体がこんな早くに起きたのはどうしたものか、とぼさぼさに乱れた髪を掻きながらウトウトしていた時に『ダンッダンッ』とけたたましい音がこめかみを叩いた。眠気をいっきにたたき起こされたせいで思わずバランスを崩し、椅子から転がり落ちてしまった。

 「......なんだい、こんな時間に」

 体を起こしながらポツリと独り言をこぼすと、卓上に置かれた眼鏡と白衣を身に纏い最低限身なりを整えてから玄関の方へと歩を進める。

 
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Re: WerFull ( No.6 )
   
日時: 2019/03/01 21:55
名前: K ID:OeSnzLAU


何重にも施錠された異様に重厚な扉の鍵を開け、扉を勢いをつけて引いた。

 「はいはい、どちら様で......」 

 扉を開いた先の客人をぼんやりとした意識の中でとらえると、軽く眠気がとび、思考が一瞬止まってしまった。

 身の丈が軽く2mを超えた獣人らしきものに見えるが今までみた獣人の印象とは大きく異なるものが手を重ねて立っていた。こめかみからは歪んだ角が生え、若干伸びたマズルからは異様に発達した犬歯がむき出し、ウルフともリザートともとれるような顔立ちをしている。毛髪ははイヌ科に近い毛並みをしているものの所々爬虫類特有の鱗に加え、ぬるりと伸びた尻尾は落ち着きなく宙を彷徨っている。獣特有の変化が見られるものの、骨格は猫背ぎみの人間のものの近く、末端にいくほど獣の特徴を備えていた。

「......患者さんでよろしいか?」

 若干重たい口を開いて言った言葉は相手の異様な姿を見てそう言わざるを得なかった。
 言葉は一様伝わったのか、全身をゆっくり躍動させて頷いた。

 目の前の患者はワー化による患者であることは確実であるが、その姿は自分の中では知識の片隅での存在でしかなかった。
 兎に角家の前で立たせておくわけにはいかないので、彼または彼女を屋根の下に入るように促すことにした。
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Re: WerFull ( No.7 )
   
日時: 2019/03/12 20:55
名前: K ID:Osrb69xE

 本来この住居は診療を行うためではなく、近辺に迷惑を被ることなく研究に勤しむためにわざわざこんな不便な森の奥地に住居を構えているわけである。そのため普段来客など全く気にしたすることがないので家の中は雑多と物が散らばっており、診察を行うにも特にこれといったものがなくとりあえず患者を椅子に座られ、まじまじとその姿形を目に焼きつけるように眺めた。
 普通のワー化と比べて明らかに異なる見た目として複数の生き物が複合させているものは文献ではあるもののおとぎ話程度のことと7思っていたので目の前の患者は興味をそそるのには十分すぎる。と話が逸れつつあったが、本来の医者としての診察に切り替えなければならない。

 「......」

 初めてのケースではあるものの身体を見れば、だいたいの患者に診られる症状がいくつか確認できる。体の内側や関節の部分などの比較的に柔らかい皮膚の部分には紋様のような赤い線がびっしりと引かれている。急性肥大による肉割れである。急劇なワー化は心身への過剰な負担を強いるだけでなく、不慮の野生化を防ぐ必要があるためゆっくりと時間をかけてワー化を行うのだが。

 それと碌に話すことができないことを見ると不応症なことも分かる。つまるところ患者は何か緊急を要する状況下で本能的かつ無意識の内にワー化を行ったことになる。

 
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