このスレッドは人気!です。
ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
[3721] 霊能師は幼なじみで クラスメイトは霊媒師
   
日時: 2013/03/13 20:38
名前: 蓮蔦 蒼 ID:kFc5EuAE

二次創作では原作者の意思を尊重してください。
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

Re: 霊能師は幼なじみで クラスメイトは霊媒師 ( No.18 )
   
日時: 2014/02/23 11:31
名前: 蓮蔦 蒼 ID:gnaNZLk6

 「誰にも言わないでよ?」
 「…。」
 …何回言えば気がすむんだ、コイツは。
 「誰にも言うな」なんて、1回言われれば理解できるのに。第一、わざわざ言う相手だっていないし。
 こっちはさっさと本題に入ってほしいのに、コイツは…七美は、「誰にも言わないでよ?」を5秒間隔くらいで言い続けている。…かれこれ、10回くらい。
 今は放課後。優斗たちはある空き教室にいた。空き教室でなら話せる、という七美に連れてこられた。
 「誰にも言わないでよ?」
 …はぁぁ…。いい加減、本題に入ってくれよ…。
 「わかった、わかった。言わねぇって、絶対。」
 「…ホントだよね?」
 「うん、言わねぇよ。」
 優斗が七美を見つめると、七美も優斗を見つめ返した。
 そして、七美は優斗からフっと視線を逸らすと、少しうつむき、小さく息を吸った。
 「まず…まずね、私…その…。」
 「…?」
 会話が途切れた。
 七美はうつむいたままだ。
 …え…?何?この雰囲気…?
メンテ
Re: 霊能師は幼なじみで クラスメイトは霊媒師 ( No.19 )
   
日時: 2014/04/01 21:28
名前: 蓮蔦 蒼 ID:8UHdP7IY

 …会話が途切れてかれこれ十数分。
 優斗は『黙』の限界を迎えていた。
 でも、オレはいったい何て言ってこの沈黙を破ればいいんだ?
 七美はずっとうつむきポーズをキープしている。呼吸をしているのかどうかさえ疑ってしまうくらい、ピクリとも動かない。空気も…十数分前とは比べものにならないくらい、重苦しくなっている。
 …これは…。とてもじゃないけど、喋れる雰囲気じゃないぞ…。
 優斗はチラッと七美の方を見た。やっぱり彼女はうつむいた
 ままだった。十数分前と何も変わっていない。
 ああっ!もうっ!どうすれば…!
 「…優斗。」
 優斗が脳内で壮絶(?)な自問自答を繰り広げていると、七美の口が開いた。
 「…何?」
 優斗は落ち着いた口調で言った。本当は沈黙から解放されて飛び上がって喜びたいところだったが、不謹慎だと思い、それを抑えようとしたのだ。
 「あの…ね、私…えっと…その…。」
 そこまで言って、七美は口ごもってしまった。
 「…いいよ。」
 優斗は思わず口を開いた。
 七美がまっすぐ優斗を見つめた。
メンテ
Re: 霊能師は幼なじみで クラスメイトは霊媒師 ( No.20 )
   
日時: 2014/04/07 10:50
名前: 蓮蔦 蒼 ID:6ChdQeHE

「オレ、お前の心の整理がきっちりできるまで待っててやるから。今日中に言うのは無理でもいい。その代わり、いつか必ず話してくれよ。」
 優斗は、言い終わってから猛烈に恥ずかしくなった。まるで、どっかのアニメの台詞みたいじゃないか。
 なんでいきなり、台詞を言ったのか、自分でもさっぱり分からない。
 「七美。今、話せるか?全部、言ってくれるか?」
 優斗が恥ずかしさを隠しながら聞くと、七美はゆっくりとうなずいた。
 「…優斗。今から言うことは、冗談なんかじゃなく、本当のことで、しかも重要なことだってことを忘れないで。」
 七美は優斗のことを今までよりずっとずっと深みのある真剣な眼差しで見つめた。
 「あぁ。分かった。」
 優斗も七美を見つめ返し、うなずいた。
 「私…ね、実は…。」
 やっぱりここで、七美はうつむいてしまった。
 しかし、すぐに顔を上げると、こう言った。

 「私、霊能師なの。」
メンテ
Re: 霊能師は幼なじみで クラスメイトは霊媒師 ( No.21 )
   
日時: 2015/04/27 19:11
名前: 蓮蔦 蒼 ID:jz1wII/A

 「…は?」
 いや、オレはこの告白に一体どうコメントすればいいんだ?
 「ごめんね、こんなこと言われても困るよね。」
 七美が俯きながらそう言った。
 …いや…困るというか、そもそも霊能師って何だよ。そしてどうして霊能師だということを明かすのにこれだけの時間を有するんだ。
 …なんていう疑問が頭をよぎったが、それは心の内にしまい込んで、優斗は言った。
 「困るっていうか…なんていうか驚いた。霊能師なんて人が存在してるなんて思ってなかったし、霊とか信じないタイプだからさ。」
 すると七美は顔を上げて、こう答えた。
 「霊っていっても、幽霊とかそういうのじゃないよ。幽霊よりももっとタチの悪い連中よ。」
 「は?え、どういう…。」
 何がなんだかわからない優斗の頭の中にはてなマークが飛び回った。
 七美はそんな彼を手で制した。
 「うん、そうだよね。わかるように説明するよ。」
 そう言って微笑んだ七美の顔はやけに眩しく見えた。
メンテ
Re: 霊能師は幼なじみで クラスメイトは霊媒師 ( No.22 )
   
日時: 2015/12/14 06:14
名前: カスピタオカ ID:CTK3qDmY

初めまして、カスピタオカと申します。寝起きでしたが、最初の一区切り分読ませてもらいました。この物語の主人公優斗が思うように私もどの季節も好きではないため共感できるところがありました。しかしながらシャーペンを買いに行ったことすら忘れるとは相当暑いんですね。後半にちらっと出た太田君も個人的に好きな性格していたので続き楽しみに感じました。残りも合間をみて読みたいと思いますので更新頑張ってください
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前
パスワード (記事メンテ時に使用)
コメント

   クッキー保存