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[3476] Differences in Peace
   
日時: 2018/10/01 13:30
名前: あづま◆8kXyVF1umQ ID:1fl2iO3A

※更新鈍足!






◎はじめに
 この小説は、私が小学校高学年〜中学二年生位の間に書いたものを
 再編集したものとなっています。
 再編集とはいっても、ころころ変わる視点を統一(三人称化)したり、発見できた誤字を
 修正する程度であり、矛盾等は修正しきれていません。
 サイトに掲載するときに更なる修正や伏線の為に完全ではありませんが書き足したりしております。

 ジャンルはおそらくファンタジーです。
 常識の無い自分勝手な人物との共同生活のような内容が主となっております。
 この物語らは時代が前後していたり、複数の舞台が出てきますが
 世界観は全て同一となっています。
 稚拙な説明で申し訳ありませんが、どうぞお付き合いください。

◎次回予告
 更新は113話まで完了。
 次回114まで予定。いつ更新できるんでしょうか。
 
◎つぶやき
 取り急ぎ一話だけ。
 無事!内定をもらえました!!2年もかかった!
 本当に面接は万死に値している。
 データが本当に見つからないんだけど、どうしよう。

◎注意
 作品の中には流血や暴力、更には殺人描写があります。
 舞台となっている世界が地球の場合は特にありませんが、それ以外の場合は注意してください。
 また、一部エロのような物もあります。
 修正こそしていますが、考えれば推測可能なので苦手な方はご了承ください。

◎サイト
ブログ
 たまに更新予定なんかが書かれています
 
◎一覧
 Strange Friends      >>1-40
  かなり適当な設定   >>41-42
 Differences in Peace  >>43-

◎絵
 レイと奏音。このコンビは動かしやすい。
 スマホでも描けるもんですね。マウスが書きやすいけど、筆圧ではこっちに軍配。
 サイズがバカデカイかも。
メンテ

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Re: Strange Friends ( No.6 )
   
日時: 2011/09/05 05:57
名前: あづま ID:5FlPEQFo

コンビニからの帰り道。
サクソルはマスターへのお土産として買ってもらった物を大事そうに抱えている。
彼は結局パフェ以外にも買ってもらったのだった。

「そもそもお前さ、なんでこう遅かったんだ?
 お前は時間を移動できるわけだし、消えた次の瞬間に出る事も可能だろう?」
「最初はそのつもりだったんだけど…。またあいつがやらかしててね。
 火山の爆発の瞬間に強風を起こしたんもんだから被害が広がってしまったんだ。」
「それは辛い…。」
「でもそれを起こしたのに僕はしばらく気づかなかったみたいでね。いつもそうなんだ。
 あいつは僕もマスターも気づかないところで事を起こす。で、修正したら力を使い果たしたみたいで。
 それで元の時間に戻れるほどの抵抗も出来なくってさ。」
「そうか。」
「あいつは愉快犯だから…。笑ってるんだよね、どこかで。」
「へぇ…大変だな、お前。」
「でも、これが僕の存在する理由だからね。
 あ、これからマスターのところに行くから。君が朝起きる頃に戻ってくるよ。じゃあね、おやすみ。」
「あぁ、じゃあ。」

そしてサクソルは周りに華凛以外の人がいないのを確認し消えた。
華凛はサクソルがゆがめた景色が戻るのを確認してから、自宅への道を歩いていった。





「おはよう…そして注意だ。」
「起きてすぐ注意って…なんか嫌だねぇ。」
「仕方ないだろう。今日から5日間、私は毎日仕事に出る。初めて会ったときに言ったと思うが
 遅くても10時くらいには帰ってくる。だからこの家のものを破壊しない程度には使っていいが誰か来ても居留守をしろ。
 電話はコールを2回して切れてその後すぐになったら私だ。それ以外は出ない事。」
「うん。でもさ、僕は時間移動できるから君の電話には出られないかもよ。」
「そうだな。ま、もし部屋にいて鳴ったら出てくれ。じゃ、私は行くから冷蔵庫の中のものを昼に食え。」
「分かったよ。じゃ、いってらっしゃい。」

そう言って、華凛は出て行った。
ばたんと扉が閉まる音と共に訪れた一人だけの世界。
さて、何をしようか。





電車に乗り、中を見回す。
やはりラッシュ時なので座れそうな場所が無い。
これもあの上司のせいだ…静かに呪いながら扉の前に立つ。
規則的に揺れる電車、流れていく景色。
ついこの間まで変わらない日常とがらりと変わった家での生活。
腕をつつかれ、視線を向けるとレオンがいた。

「おはよう、華凛。」
「あ、おはよう。あれ、住み込みで働いてるんじゃなかったのか?」
「そう。でも、今日は打ち合わせと津岸さんのお見舞い。奏音は趣味を終えて寝ている。」
「あぁ、やっぱり。でも大変じゃないか?あいつの趣味ってほら…特殊だろ?妹さんも漫画は手伝わされてるし。
 今はゲームにはまってるんだろう?攻略本が多く積み重なってたしな。」
「ゲームじゃないが…私も明け方まで付き合いさせられた。私が寝てしまって終わったらしい。
 申し訳が無い。奏音を最後まで楽しませられなかっただろう。」
「そんな事ないって。あいつも一人暮らしだし普段は仕事に追われてるからお前が来て嬉しかったんだろう。
 ただ殆ど寝てないじゃないか。酒もいいかもしれないが身がもたなくなるぞ…ゆっくり休めよ。」
「…お気遣いありがとう。私はここで降りる、また。」

扉が開くと同時にレオンは降りていった。
彼はなかなか人間がしっかりしているようで、自分よりも奏音を優先して考えている。
昨日は死ねと言ったのを戒めていたし。
津岸さんといい、けっこういい人に囲まれてるじゃないか。
自分が降りる駅まではもうしばらくある。
本でも読んで時間をつぶそうか……。





アニメも見た。
今テレビはニュースばっかりやっていてつまらない。
未来をざっと見たところ華凛から電話がかかってくるのは12時と24分だ。
あと3時間くらいある。
そういえば、あれは外に出てはいけないと入っていなかったはずだ。
この時代の人間の暮らしを知るのもいい事だと思う。
デパートで買ってもらった服に着替え、外に出た。
鍵は外からでは閉められないので力を使って閉める…上手くいったみたいだ。
人間の体で、外を感じる。
風が流れ、車と言う移動手段の音がずっと聞こえた。
どこへいくでもないが、ふらふらと歩く。
時間はいくらでもあるんだ――12時24分に戻ってくればいいんだから。


人間として街を歩く。
そこは、不思議な世界だった。
同じ服を着ている女や、不思議なにおいのする人。
アニメで見た服装をしている人もいた。
人間はこんな気持ちで歩いているのか、とも思ったけどそれは僕が違うからだ。
あいつが知らない事をできたんじゃないか…ちょっとだけ嬉しいと思った。

「ねぇ、ボク。ちょっといいかな?」
「ん?」
「君、小学生よね?学校はどうしたの?お家の電話番号分かるかしら?」

これは、意味が分からない。
二人組の女性…肌の感じから40代くらいだろうか…が話しかけてきた。
小学生…は華凛が僕の見た目を例えて言う事がある。
そういえば、彼女は最初小学生だから送ると言っていた。
小学生は外に出てはいけないものなのかもしれない。
日本語が、分からないふりをしておこうか。英語を話せば多分、大丈夫。

「I'm sorry. I don't understand Japanese.(すいません。僕は日本語が分からないんです。)」
「あら、英語?」
「日本語が分からないっていってるみたいね。
 えっと Have not you gone to school? Do you know parents' cellular numbers?
 (あなたは学校に行っていないの?親の携帯電話の番号を知っている?)」
「I don't understand. Ihave come to travel in the family. And it was said by my father that it would wait here.
Therefore,it is safe. Thank you.(分かりません。僕は今家族で旅行に来ています。
 そして父にここで待っているよう言われました。だから大丈夫です。ありがとう。)」
「家族で旅行に来ていて、お父さんにここで待っているように言われたらしいわ。」
「そう?じゃあ、仕方が無いわ。でもね、もし変な人に声をかけられたら大声で助けを呼ぶのよ?」
「Call help loudly if it is called by a strange person.」
「OK.See you.(分かりました。さようなら。)」

僕の答えに納得したのか、二人の女は離れていった。
この姿で出歩くともしかしたらまた声をかけられるかもしれない。そうなると結構面倒だ。
せっかく街に出たんだしマスターに何かお土産でも持って帰ろうか。
ただ僕はお金を持っていない。今は実体化しているからいつものようにとる訳にはいかないだろうし。
仕方ないから家に帰って出直そうか。
メンテ
Re: Strange Friends ( No.7 )
   
日時: 2011/09/05 05:58
名前: あづま ID:5FlPEQFo

折角だし歩いて家に帰ってきた。
目的の場所に行くのにこんなに時間をかけていく事は天使にはない。
これはあいつも、そしておそらくマスターもやった事がないものだ。
初めての経験。
軽い足取りで階段を上る少年の姿がそこにあった。


家に入り時計を見る。11時40分より少しだけ前。
華凛が電話をかけてくるまで50分ほどあり、何をしようかと考える。
その時間まで飛ぶか、テレビを見て時間をつぶすか。
番組欄を見ると、今はアニメがやっていない。時間を飛ぼう。
時間を移動するため、サクソルは着ている服を脱ごうとした。すると、電話が鳴る。
一回、二回、三回…。電話は二回で切れることなく鳴り続けている。
サクソルはこれは家主ではないと判断し、彼の時間軸へと戻っていった。





「終わった…ぁ。」
「竹谷お疲れ〜。というか珍しいな、お前の事だから金曜の夜には終わらせてると思ったのに。」
「私が頼まれてた部分は終わってたんだ。阪見がやったところの修正だ…間違えたまま渡してきたんだ。
 …朝気分で早く来たら間違いに気づいた。あいつは自分の間違いを認めないだろ?だから私が苦労してる。」
「苦労してるな〜。よしっ、頑張った後輩にオレが昼飯奢ってやるよ。」
「先輩ってもたった2週間だろ…。でも、よろしく!」
「おうっ!じゃ、明日コンビニ行くか〜。」
「やっぱコンビニかよ。」

華凛は書類の修正を昼前に何とか終わらせ一息つく。
すると沼川が話しかけてきて、彼女に昼食を奢ってくれると言っていた。
彼は同期であるが、家のコネだかで他の新入社員より2週間早く出社しているらしい。
そのためか同期に対しても先輩面をするため積極的に関わろうとする人はいないが人柄は優しく評判もいい。
事実営業などもトップを誇っており社外の交友関係も広く芸能人の知り合いもいるくらいだ。
ま、金持ちの息子と言う事が一番関係していそうだが。

「それで竹谷、頼みがあるんだよ。」
「は?」
「いや実はな、営業で編集社のほうにまで行かなきゃいけねーの。お前の友達に小説家いるじゃん?
 人見奏音だったよな?そいつの所属してるところなのよ。付き添って。」
「何でだ。たしかにあいつは小学校からの付き合いだがあいつ中卒でそのあと同人生活だぞ?
 今でも仲はいいが関わりも少なかったし…。」
「んーでもさ、奏音さん経由の知り合いくらいいるんじゃない?」
「顔見知り程度ならいるが…でもなんでだ?」
「いいじゃん、なんでもさぁ。今度ケーキ買ってくるよ。な?」
「高いやつな?…仕事は今日のところあと2時間あれば終わるし、いつ出発だ?」
「一時半からだから一時くらいに駅を出れば着くから…12時半くらい?あと30分後。」
「分かった。ロビーでイイか?」
「おう。じゃー待ってる!頼りにしてる!」

廊下に消える沼川を見て、再び仕事に取り掛かる。
20分あれば少しだけではあるが進めるだろう。そのあとで一度サクソルに連絡を入れよう。





12時23分、サクソルは華凛の時間軸に来た。
電話が鳴るまで後1分ほど。こちらに来る前に脱いだ服を着ながら待つ。
しかしボタンに戸惑っている間に電話が鳴る。時計を見ると12時24分。一回、二回…切れた。
そしてまたすぐに鳴り出す。

「華凛?」
『お、いたのか。大丈夫か?』
「大丈夫だよ。華凛は?」
『私は平気だ。昼はちゃんと食っとけよ。じゃ、あと出かけなきゃいけないから。
 帰りの電車乗るときにまた電話するよ。なんかほしいものあれば今言ってくれ、買って帰るから。』
「あ、じゃあマスターになんかお土産上げたいからなんか買ってきてくれるかい?
 パフェ、喜んでいたよ。懐かしいってさ、しばらく食べてなかったみたいだし。マスター甘いのが好きだから。」
『お前ってマスター好きだな。…和菓子とかどうだ?日本のものだし。』
「いいんじゃないかなぁ。宜しく頼むよ。」
『じゃ、切るからな。』

そして電話が切られ、機械的な音が耳元で鳴る。
これからまた外に行って探索でもしようと思ったそのとき、チャイムが鳴った。
華凛は居留守を使うようにと言っていたので音を立てないように静かに座る。
しばらくすれば帰ると思ったのだが一向に帰る気配はない。
それどころかカチャカチャと音が聞こえ扉が開かれた。

「電話にあ、ショタ。」
「え、あ。?」
「人見奏音、華凛の嫁でっす!え、なんでここにショタが?あなたは萌の使徒ですか?」
「サクソル…。モエの使徒ではないかなー。」
「つーことは隠し子かーそうかぁ〜。んだよぅ婿もやる事やってんじゃん。で、婿は?」
「婿って…華凛かい?華凛なら今会社に行っているよ?帰る時に電話をくれるそうだけど。」
「会社?あ、今日月曜だ。どーりで担当がいないわけだ、打ち合わせか。ん〜…ちぃっと失礼。」

そう言い突然押しかけてきた奏音は携帯電話を取り出す。
電話をかけているのは間違いないのだが一人で笑ったりとサクソルには不思議に見える光景だった。
一度切り、もう一度電話をかけひとしきり話した後彼女は立ち上がった。

「ショタ…えっとサクソル。今からあたしは婿に会いに行くんだけど一緒に来る?
 あたしの所属してるところに向かってるみたいだわ。行きたくないけど婿がいるし近くの菓子が美味いから行こうと思うんだけど。」
「お菓子?あぁ〜でも、鍵を僕は持ってないから部屋にいないと…。」
「それなら平気です!あたしと婿はお互いに合鍵を持っているので出入りは自由です。婿とあたしは世界を共有してる。」
「…ん〜、じゃ行こうかなぁ。」
「よっしゃ、責任はあたしが取るよ。ケーキ奢れば済むしね、婿は。
 …ところでそれはあたしの理性への挑戦?上半身裸って…すでに色々はちきれそうなんだけど。」
「今日は暑いから脱いでたんだよ…。着るから…ボタンも頑張るもん……。」






「あたしと婿の出会いはねー小学校の4年生だったかなー。あたしが転校してったんだよ。
 転校する前の小学校エリートだから高校まで一直線だったんだ…同人出来ないからね、そのまんまだったら。」
「そうなんだ。」
「そうそう。で、同じクラスに婿がいたんだよ。なんかツンとしててね、それみたらビビッって来てさ。
 ところでショタは眠いんじゃない?ボーっとしてるよ。」
「いや、そんな事ないけど。」
「嘘はダメですー。寝ていいよ、資料買いたいから30分はかかるし。」
「そう?じゃ…。」
「うん、起こすからね。おやすみー。」

助手席で奏音の声を聞きサクソルは目を閉じる。
眠気など彼は感じないが一つ、考えたい事があったので周りと意識を遮断する。
奏音と言うこの女性…華凛の友人である事は知っているが、彼女は歴史に関わっている。
彼女自身がなにか大きな発明をした、という訳ではなく彼女の著作に影響され大きな発見をした人物が
2世代ほど後になるがいたはずである。
サクソルと関わる事はその人の歴史が変わる事を意味する。
今まで彼は街を出歩いたりコンビニに行ったりした。
街で出会った女性たちはサクソルが家に帰った後時間軸を遡ったら学校に行っていないと思われる子供に声をかけるのが役目のようだった。
ということはサクソルはその“子供の一人”だから彼女らの歴史に変化はない、又はサクソルが修正しなければならない
というほどの誤差は生まれない事が予想される。
コンビニでは華凛とすぐ別れてトイレに篭ってやり過ごした。店員などには華凛との関係は怪しまれないだろう。
しかし隣にいる奏音はどうだ。
彼女には名前を教えてしまったし、会話もしてしまった。
彼女は一人間として歴史に関わらず死ぬのではなく他の人間に影響を与え、発明にも貢献している。
歴史が変わってしまうのは間違いないだろう。
華凛との暮らしは諦め、修正に入るか…でも、なかなか条件が良くそれは惜しい。
車が止まり、隣の気配が外に出るのを感じつつ今後どうすべきかサクソルは考えた。
メンテ
Re: Strange Friends ( No.8 )
   
日時: 2011/09/05 05:58
名前: あづま ID:5FlPEQFo

どれ位の時間がたったのかわからないが、扉が開きガサガサと耳障りな音がした。
それによって遮断されていた意識が一瞬のうちに戻る。
ガサガサとしていたものが後ろに置かれると、隣に人が座る。
どうやら奏音が帰ってきたようで、彼女はサクソルの頬を触った。
それでも目を開けないサクソルに彼女は気を良くしたのか軽く抓る。
そしてクスッと笑いエンジンを入れた。振動が体に響く。
そして走り出したのを感じ、サクソルはまた周りと意識を遮断させ沈んでいった。





「じゃ、私はお前の仕事が終わるまで休ませて貰うよ。」
「え〜、一緒に来てくれねーの?」
「お前の仕事だろ?私はただ付き添いで来ただけだし。一応顔見知りはいるんだ、話しながら待ってるさ。」
「ケチー。」

沼川と別れ、食堂に向かう。
昼を少し過ぎてはいるがまだこの時間なら人はいるだろうと華凛は踏んだ。
奏音を経由し何度か話した事がある作家や漫画家の顔がう見えたが、彼らは食事片手に仕事を行っている。
自分が邪魔してしまっては悪いと思い、軽く昼食をとろうと券売機の前に立つ。
おにぎりセットとケーキの食券を渡し、隅のあいているテーブルに座る。
程なくして頼んだものが運ばれてきてそれを食べながら本を読んだ。

本にやっと意識が向きかけた頃、相席はかまわないかと話しかけられた。
顔を上げず了承の返事をすると本をいきなりとられる。
顔を上げるとそこには沼川とレオンが立っていた。

「竹谷ちゃーん?オレね、結構呼んだんだよ?それなのに返事しないし。」
「悪い…夢中になってた。終わったのか、早いな。」
「まーね、オレトップだし?ところでこいつ誰。」
「え?お前が連れてきたんじゃないのか?」
「そうだけどさーずっとお前の事見てるんだもん。なに、彼氏?」
「違うって、奏音の臨時担当。昨日と後朝もか、会ったんだよ。」
「…本当?」
「本当だ。レオンもなんか言えよ…。」
「あ、人見奏音の担当のレオン=フレスキです。奏音をよろしくお願いします。」
「ふーん…外国人か。へぇ…。」
「そうそう、色んな事教えてもらったんだ。レオン、仕事終わったのか?」
「そう、終わった。…華凛、ちょっと。あなたは残って。」

レオンは華凛の手をとりどこかに連れて行こうとする。
沼川が付いて行こうとするがレオンはそれを制し、無理矢理椅子に座らせる。
それでも付いていこうとする沼川に対しレオンは彼の耳元で何かを囁いた。
すると沼川は「そうか。」と呟きもう抵抗しなかった。
その様子に疑問を持ちつつレオンに手を引かれ食堂を後にする。
途中、女性社員の視線と興味を感じながら―――





人気のない倉庫の前。
華凛とレオンは向かい合って立っている。
レオンは私より少しだけ高く、身長は175cmほどだろう。
そんな事を考えつつ彼が話し出すのを待つ。
しかし一向に話し出す様子が見えず、微かな物音がするとそちらのほうを向きその音の判別が出来るまで待つ。
それが何度か繰り返されていた。

「レオン…なんなんだ?そんなに話しづらい事なのか?」
「あ…まあ、その。……はい。」

痺れを切らし華凛が話しかけると体を思い切りびくつかせ、目を合わせようとしなかった。
その様子に少々イライラしつつ話を続ける。

「なぁ、なんでここじゃないとダメなんだ?」
「別に…ここじゃなくても……。ただ、人が余りいないし。」
「だったらさっさと話せばいいじゃないか。物音こそしたが、人は一回も来ていないぞ?
 あと、沼川をおいてくる必要があったのか?私もまだ仕事が残っているし、さっさと会社に戻りたいんだが。」
「沼川…さんを置いてきたのは聞かれたくなかったから。…でも、仕事があるなら、いいです。
 私の話は、大きな事じゃない。流そうと思えば…出来る事だから。時間、すいませんでした。」

そう言い彼は道をあける。
彼の顔を見ようとしたが横を向かれてしまった。彼の態度に疑問を持ちつつ食堂へ戻る事にした。





「ただいま…。なにむすっとしてるんだ。」
「別に?何の話してたんだよ。」
「いや?なんか大した事じゃないから別にいいって。流そうと思えば出来る事だとさ。
 用事は終わったんだろ、さっさとケーキかって会社戻らないか。」
「何にも話されなかったのか?その割りに結構時間かかってたなぁ?」
「なんか話しづらい事らしくてな、なんか音するたびにビクついてたし。日本の風習についていけないとかそういう相談じゃないか?
 彼、日本語上手いけどまだ半月も日本にいないらしいし。」
「風習、ねぇ…。あれは…ん?なんで半月もいないって知ってるんだ?」
「昨日レオンの話聞きに奏音の家に行ったんだよ。彼奏音の家に住んでっからさ。そん時に教えてもらったんだ。
 彼、あいつん家の家事全部引き受けてるみたいだし料理も上手いらしいんだ。彼氏にするならああいうのがイイよなー。」
「…彼氏?」
「あぁ、だって尽くしてくれてるじゃん。私は彼氏作るんならそういう人がいいってだけだ。
 そういや家まで送ってもらったし、ああいうのを紳士っていうのか?日本では絶滅危惧種かもな。」
「ふーん。でもお前の話聞くとウジウジしてるみてーじゃん。そんなんがいいのか?」
「アレはなんか話し辛かったんだろ。…なんなんだよ、お前もなんか変だぞ?女々しいってか…。」
「もういい。ケーキかって帰ろう……。」

沼川は立ちそのまま歩いていく。
私も後についていくと、後ろからこそこそと話しているのが聞こえた。
声からしておそらく私がレオンに連れて行かれたときに話していた女性社員達だろうと思う。

《なんか…修羅場ってヤツ?》
《女の子の方もさ、気づいてよくない?》
《あーでもショックだなー、レオン君タイプだから狙ってたのにぃー。》
《ミコ彼氏持ちじゃん…。》
《バレなきゃいいもん。あぁー好きな子いるのかぁー。》

なんとなく入ってきた会話に耳を疑う。
まさか…でも。
レオンは良く分からないが、沼川の態度は?
あいつはレオンについて必要以上に詮索してきた気がするし…嫉妬ってやつだろうか。
なんか、そう考えると納得がいく。

「沼川!」
「…んだよ。」
「お前って、意外と可愛いな。」
「かわっ…?!」
「その反応だ、それ。じゃ、約束どおりケーキ買えよ?近くに美味しい店があるんだ。」
「おう!」
メンテ
Re: Strange Friends ( No.9 )
   
日時: 2011/09/27 04:35
名前: あづま ID:NbGy7M2M

一度会社に連絡をいれてから歩いて目的の店へと向かう。
その店は裏の方にあり、近いはずの奏音の所属事務所からでも歩くと10分ほどかかってしまう。
沼川と喋りながら移動しているので、普通に歩くよりも時間がかかってしまった。

「ここだここー、美味しいんだよ。」
「隠れた名店ってヤツか?けっこう奥まってね?」
「そうだろそうだろ。奏音の忘れ物届けた時に迷子になってさ、そん時に見つけたんだ。」
「へー。後輩達にも買ってってやるか!オレんちの金で。」
「お、太っ腹!さすが金持ちは違う。」
「そうかぁ〜?」

上機嫌で店へと入る。
自分達のほかにも数組しかいない店は静かで趣のあるものだった。
どれを頼もうか、後輩には何を買えば喜ばれるか、それが頭の中を支配する。
意気揚々とショーウィンドーの前へ近づく。

「婿!」

近づこうとしたが覚えのある嫌な声に後ろから抱きかかえられそれは叶わなかった。
後ろを見ると間違えるはずのない、中卒同人作家の友人である奏音が笑顔で私を抱きしめていた。
その後ろにはサクソルもいる。

「おいお前らなんでいるんだ!」
「いや〜婿んちに電話かけたんだけど出なくてさ?で、仕事のネーム終わらせてから行ったらこのショタがいたのよ。
 でもろもろ省略してあたし達は今ここにいる。」
「なんか電話したら君がここにいるって言われたらしくてね。それで君は毎回ここに来るから待ってようってことになったんだよ。」
「補完感謝する。なんで来たかな…。」
「婿、そっちの人は?」
「あ、オレ?オレは沼川一寿。竹谷の先輩だけど。オレはあんたを知ってるよ、人見奏音さん。」
「あ、知ってるんだぁ。…な〜んか、へタレ?…いや、スイッチ入れば……」
「なにブツブツ言ってるんだい?」
「うっふふ、知らなくていい事。」

1人にまにまとする奏音に引き気味の沼川。
「こういう人なのか?」と私にこっそり耳打ちするが反応することが出来ない。
サクソルはケーキを買ってもらっていたらしく椅子に座って食べている。

「あ…よく見たらお前の車あるじゃねえか。気づけばよかったなあ。そうだ、まだレオンいたし乗せて行ったらどうだ。
 サクソルはお前の家にいさせてもいいし、私の家に戻してもいいから。ちゃんと留守番できるもんな?」
「そうだな、夕方になる前に帰った方がいいんじゃあ?担当君も連れてってさ。」
「あ〜、んだね。レオンに連絡入れてこっち来てもらお。婿に会えたし編集には絶対行かねー。」

奏音は携帯でレオンにメールを入れるため店の隅に行った。

「うん。ケーキも食べさせてもらったしね。君達の判断にお任せするよ。」
「オレ思うんだけどさ、口調がなんか上から目線じゃねーかこいつ?」
「お兄さん…ヤキモチかい?なんかイライラしてる。上手く隠せてるって思ってるのかもしれないけどさ。」
「あはは、なんか生意気だなぁ〜。ま、子どもってこんなもんかな?」
「サクソル君サクソル君、ちょぉっといいかな?沼川氏がヤキモチ、これはいったいいかなる理由で?バカノンに教えてくれないかな。」
「僕に聞くのかい、本人が目の前にいるのに?ま、いいか。僕が考えるとね、君の担当さんが嫌いなんじゃないかな?
 そのお話が出たとたんお兄さんの態度が変わったし。お兄さんはさ、好きなの?」
「…三角関係?!え、やだ!!お兄さん好きなの?」
「ッ帰るぞ竹谷!」
「え、ケーキ…。」
「また今度!!」
「はぁあ…?」

沼川に手を引かれ華凛は無理やりに店から出されてしまった。
後には静けさが残っている。
客の中でも若い女性は今目の前で起こったことを考察しており、ほかの人は迷惑そうである。
その静寂のをバイブ音が破った。

「お、メールだ。……飲み会断れなかったぁ?!あーらら、レオンお酒弱いのにね。…こりゃ早くて真夜中かな。」
「じゃ、僕たちだけで帰るのかい?」
「そーなるなあ。あ、婿にケーキを買っていってあげよう。ポイントポイント。」
「僕も帰ってからまた食べたいんだけど…。」
「いーよ、お金はあるし。資金は別にとってあるからあと今月20万はつかえるかな。」
「お金持ちなんだね。ところで何の資金なんだい?」

その一言に奏音はニヤリと笑った。

「18歳になったら教えてあげる…っへへ。」





「あーもー、ケーキ食いたかったな…。」
「…悪かったよ。」

隣を見れば、本当にばつが悪そうな沼川の顔があった。
それについ、イタズラしたくなってしまった。

「お前さ、本当に変だぞ?サクソルの言ったとおりさ、レオンに嫉妬してるのか?」
「そんなことねえよ!」
「怒鳴るなよ…怖いな。図星みたいだぞ、それ。」
「あーそうかい、そう思うんならそうなんだろうさ!さっさと帰るぞ、お前もまだ仕事終わってないんだろう?」
「そうだな、戻って仕事終わらすか。」

二人は無言のまま駅へ向かっていった。





「ショタはさぁどこから来たの?ホームステイ受け入れしたいって婿は言ってたけどいくらなんでもそれだと早いのよ。」
「僕は、君達人間とは違うってなら言えるね。」
「そなの?ま、婿のことだし合法的だろうから深く探ろうとは思わないけどね。逆トリかな、こんな身近で起こっているとは…!」
「逆トリ?」
「ショタは知らなくていい事。うっは、もうだめ脳が幸せ…溢れるよ。」
「なんか…関わらない方がいいみたいだね。ところでレオンって…誰だい?」
「ん?あ〜、臨時の担当ね。キシっていう普段のがぶっ倒れて編集長の知り合いだったっけ…で特例でやってきたの。
 日本語勉強してたみたいだから分かるし家事やってくれるし…万能君だね、いろいろ貢献してくれてるよ。」
「ふぅん。ねえ、どんな人?」
「気が利くいい子だなぁ。あ、でもちょっと気が弱いね、押しに弱いって言うか頼まれたら断れないタイプ。
 ほら、飲み会断れてなかったじゃん。お酒弱いんだよねー彼、送られてくるかそれとも…へへっ。男だらけだしね、うちは。…着いたよ、どうする?」
「降りるよ。今日はアリガトウ、ごちそうさま。」
「あ、鍵開けなきゃ。」

そう言い奏音も車から降り階段を上る。
そして玄関の戸を開けサクソルを中に入れた後、中から閉めるように言って戸を閉めた。
サクソルが中から鍵をかけると奏音はその音を確認したのか「じゃあねー。」と声がして足音が遠ざかった。
間もなく、車の走り去る音がする。
サクソルは奏音が完全に去った事を確認し、買ってもらったケーキから数点選び残りは冷蔵庫に入れ、消えた。
メンテ
Re: Strange Friends ( No.10 )
   
日時: 2011/09/27 04:37
名前: あづま ID:NbGy7M2M

ただいま。」
「おかえり。冷蔵庫にさ、あのお店のお菓子入ってるよ。何個かマスターにあげてきたけどね。」
「お前が頼んであいつが買ってくれたのか?あぁ、借りができたな…。」
「でもさ、あの人なんか単純そうじゃない。君と同じっていうか…、本質は似てると思うよ。」
「そうかぁ〜?…付き合い長いからな、感化されてるかもしれない。」
「でも君次第だからね、どういう人間になってどう死んでいくのかはさ。」
「だな。ま、犯罪者にはならないだろうし平凡に死ねりゃそれでいいや。ところで晩飯どうする?食べるか?」
「ん〜…今日はいいや、ケーキ食べたから別に。」
「そうか?じゃ、私だけ食べるからいいよ。その間…あ、風呂はいるか?汗流したりとか。」
「いらないよ。僕汗でないし。」
「そうか…映画見てるか?古い奴だけどあったはずだ。」
「楽しいかい、それは。」
「私は結構好きだけどな。」
「そう?じゃみる。」
「分かった。」

棚からいくつかの映画を持ってくる。
サクソルに見せると以外にもホラー…というかグロ?を選ぶ。
アニメ好きなのにな…と思うが近頃のアニメは規制が緩いのかしらんが結構残酷なシーンもあるらしい。
意外と大人の方が怖がるんだろうか…。
とりあえずデッキに入れ再生する。
怖がるのかそれとも平然としてみるのか気になりつつ食事の準備に取り掛かる。





夕飯を食べ終わりサクソルの隣に座りつついっしょに映画を見る。
何度か見ているので特に怖いとも思わないのでサクソルの反応を見ている。

今はテレビで先に進んでいた主人公と親友が戦っていて、かなり苦労しているようだ。
やっとの事でモンスターを倒し、追いついた仲間達の声を聞き笑顔で駆けていく。
すると、モンスターに止めを刺していなかったのだろう…後ろを向いた親友の脇腹を食いちぎってしまう。
血を吹き出し内臓を垂らしながら倒れる親友。モンスターに止めを刺す主人公と仲間達。
主人公達が親友の元に駆けつける―――――痙攣している親友。
これではもう助からない…主人公達はそれを置いていき次の舞台へと走っていった。


映画を見終わり、テレビを消す。
サクソルは主人公と親友が一緒に戦い始める辺りから顔をしかめていた。
やはり子どもには早かったか、と彼の様子を見て思う。
まぁ、彼の性格からいってとめても見そうな感じはするが……。

「どうだった?」
「なんか…うん。」
「その反応で正しいだろうな。私的には、親友を置いていくのがいただけないけどな。
 確かにあの怪我じゃ助からないだろうし連れて行ったら足手纏いだろうが、せめて最期まで看取るか止めを刺してやるとか…。」
「あのさ、あの二人は本当に親友だったの?一緒に戦った仲間だったのは事実だけど、お互いに親友だと思ってたのかな。」
「え?いや、思ってただろ。主人公に俺たち親友だろ?とか言ってたじゃないか。他の人たちも言ってたし。」
「確かに言ってた。でもさ、主人公の方は仲間って言ってて親友はおろか友達とも言ってない。」
「そうなのか?何回も見てるのに気づかなかったなぁ…。初見で気づいたお前は凄いよ。」
「そう?ほかのメンバーには友達って言ってたりしてちょっと気になっててさ。」
「へー…意外と見てるんだなぁお前。…11時、寝るかな。」
「もう寝ちゃうの?じゃ僕も戻ろうかな、君が起きるときに、また。」
「はいはい、おやすみ。」
「うん。」

軽く手を振り消えるサクソル。
手を振るなんて初めてじゃないか?と、案外彼も心を開いてくれているのではと嬉しくなった。
風呂に湯を入れ、その間にもう新しい情報とはいえないが新聞を読んだ。
…もうすぐ選挙か…政権変わろううがなんか似たり寄ったりなんだよなぁ。
私が知っている中で政権交代は二回起きているが、どちらも野党は与党をたたくだけで進歩しないというか。
なぜか政治についての考察をしつつ風呂に入りその一日を終えた。





「おはよ、そしていない。」

朝起きて辺りを見回すとサクソルの姿はない。
私が起きるときにって言ってたはず…歴史が変わったのか?
たしか買い物に行った日は私個人の歴史が変わっていたと言っていたはず。
映画を見たのがいけなかったのか……。
仕事の準備に取り掛かりつつあいつが出てくるのを待つがその気配がない。
私個人の歴史が変わったんじゃなくて、世界的な出来事の何かが変わったんだろうか。
だとすると半日くらい出て来れないんだっけ?

「まぁ、そのうち出てくるんだろ?行ってきます。」

誰もいないであろう部屋にただ声をかけ出発する。
今日はいつも通りの時間に出たし、特に問題がなければ8時位には帰ってこられるだろうか。
するべき仕事を頭の中で整理すると沼川のことを思い出す。
――からかっちゃったし、謝るべきだよな…。
サクソルは見た目が子供だからある程度大目に見てくれるかもしれないが注意しなかったし、悪い事したよな…。
どう謝るべきか考えるがいい案が浮かばない。
気づかぬ間に電車に乗っていたようで、もう駅に着くことにアナウンスで気づく。
はっきりいって気が重い。
沼川の反応から気を悪くしていたのは明らかだし…自意識過剰かもしれないが好いてくれている…かもしれない。
それをからかったんじゃなあ…。
電車が着き、ホームに降りる。
改札を出て光を受けると後ろから肩をつかまれる。

「よ、竹谷!」
「んぁっ!ぬ、沼川?!」

そこには沼川が立っており、いつもと変わらない笑顔で立っている。
まるで、昨日の事なんて私の夢だったのではと錯覚されるくらいに爽やかだった。

「考え事してたの〜?何〜そーだん乗ろっかぁ?」
「あぁ〜…いや、あ……。っ昨日はゴメン!悪かった!!」
「は?」
「いや、サクソルが…今うちに居候してる子なんだけどさ、お前が嫉妬してるって言っただろ?
 そういうのってさ、それが事実だろうが嘘だろうが嫌なものじゃん?
 私も注意しなかったし、お前には絶対に嫌な思いさせただろうから…。」
「あーあれ!いいよ別に、オレも子供相手にさぁ…。後で思い返して大人気なかったなって思ったし。
 気にしてないよ、全然。むしろあの子さ、洞察力鋭そうだから気をつけたら?隠し事出来なさそー。」
「あ、それは分かる。昨日も映画二人で見ててさ、あいつ初めて見るのに主人公との
 関係性について私が気づかなかったこと言ってのけるし。調べてみたら最近出た過去編みたいなので語られてたんだ。」
「へーすげー!!なんか探偵とか向いてそうだな!」

そして沼川と二人でサクソルの将来について話しながら出社した。
彼は本当に気にしていないようで、好かれている、と感じたのも自意識過剰だった気がしてなんだか恥ずかしくなった。
昼休みに一度家に連絡を入れたがいつまでたっても誰も出なかった。
やっぱり修正して力尽きたのか、それとも私が帰る頃に現れるのか…。
どちらだろうと考えつつ、仕事に取り掛かった。
メンテ

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