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[2201] ポケモン小説 波のかなたへ
   
日時: 2014/02/07 21:55
名前: 霜歌◆P2rg3ouW6M ID:c8/w6ByU

いつの間にやら参照が400を突破しておりました! ありがとうございます!


はじめまして^^ 霜歌(そうか)という者です。
現在、ここで「ポケモンメモリアル集」という短編を描いています。
(現在は、こちらの小説の執筆のため、更新停止およびスレロック状態です)

今回は、三年前に書いていたポケモン小説にのっとり、
ホウエン地方を舞台にした長編小説を書いていきたいと思っています^^

ただ、同じポケモン小説でも、この小説内のポケモンらしくない設定を一つあげますと、
この小説は現在の日本の教育制度にのっとった話になっているということです。

日ごろポケモンをプレイ、またはアニメを見ていて思うのですが、
わずか十歳の子どもが親の元を離れて一人立ちするのは、江戸以前の日本ならまだしも、
現在の日本の状況ではまず難しいことです;

教養もある程度身につき、精神も大人に近づいた中学卒業程度で一人立ちするのが、
トレーナーの精神力としても一番ちょうど良い年頃なのではないかと、私としては思っています。

そんなこと言ってたら、夢も希望もあるわけないだろ! という方は、
「戻る」ボタンを即効押した方が無難な小説です^^;

それでもOK! という方は、下からどうぞ^^




※注意
・荒らし、宣伝は禁止です。
・不定期更新、突然消えてまた戻ってきたりします。
・このポケモン、そんなに強くないだろ……というポケモンが、強く目覚めていたりします。

◇自己紹介
ポケモンシリーズならポケダンもレンジャーも大体プレイしたことがあります。
世代なのでホウエン、シンオウが一番好きですが、どの地方も魅力的だと思います^^
その他好きなゲームなら、リズム天国、ゼルダ、マリオ、どう森系など。


◇大切なお客様
ねじたりんさん さくらえびさん キルヒホッフさん

◇履歴
・2014/1/4 更新再開
・2012/12/27 第一章 執筆開始
・2012/12/4 スレ立て


ζ本編

序章 たまゆらの旅 >>1

第一章 あらたな生活

一、腕試し 
>>2 >>5 >>6 >>7 >>8

二、花曇り
>>11 >>13 >>16 >>17 

三、遣らずの雨
>>18 >>21 >>24
メンテ

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Re: ポケモン小説 波のかなたへ ( No.23 )
   
日時: 2014/02/07 21:53
名前: 霜歌◆P2rg3ouW6M ID:c8/w6ByU

>>22 >>キルヒホッフさん

返信が遅れてしまい、申し訳ありません;
私も夕方の時間帯は怖いような、安心するような、
不思議な気持ちを感じます。夕焼け空も好きですし^^

そらをとぶを覚えると、
大概はそらをとぶのみでの移動ですよね(笑)

メンテ
Re: ポケモン小説 波のかなたへ ( No.24 )
   
日時: 2014/02/07 21:54
名前: 霜歌◆P2rg3ouW6M ID:c8/w6ByU

「おい!」
「……!」

 とっさに腕を振り解こうとしたものの、強靭な力でつかまれ、動かすことすらできなかった。
 首を動かしてなんとか振り返ると、腕をつかんでいたのは……男子!
 燃えるような逆光で顔がよく見えないが、少年は激しくこちらを睨んでいるようだった。この辺の男子にしては、背が高い。168センチのチナミよりも、高かった。

 動きを封じられたかのように、チナミは呆然と少年の目を見つめたままだ。

「おい! 聞こえてるだろ! 答えろ!」

 突然怒鳴られ、チナミはうろたえた。

「な、何を……?」
「何寝ぼけたこと言ってるんだよ! これ! これどこで拾った?」

 早口にまくし立てる少年に、チナミはぽかんとする。
 この石のことを言っているのだろうか。
 チナミは少年から目をそらし、視線を泳がせた。

「そこの……波打ち際ですけど……」
「……なんだ、ここか」

 少年は、チナミの腕をつかんでいた手を、ふっと緩めた。
 そうして、たった今気づいたとでも言うように、鼻で笑った。

「ほっせー腕! 折れるかと思ったわ」

 その言葉に、チナミはむっとした。
 急に後ろから人の腕をつかんでおいて、なんて失礼な奴だ。

 身体をねじって腕を振り解くなり、冷ややかに少年を睨み返す。

「そうですか。――で? これはあんたの落し物? こんな石が?」
「……バトルしてる途中に石がぶっ飛んで、探してたんだよ」

 言いながら、少年はチナミの手から石をもぎ取った。
 チナミは鼻を鳴らし、改めて、まじまじと少年を見つめた。

 その力の強さから大男を想像していたのだけれど、こうして見ると、細身だった。とはいえ、チナミの腕をつかんだ少年の腕には、しなやかな筋肉が浮かび上がっている。

 残された夕日を頼りに、少年の顔を見つめる。短く切り込まれた黒髪に、鼻筋のすっと通った、精悍な顔つき。黒目がちで、歯が少し目立つのはチナミと同じだった。

 そっぽを向いて何をしているのかと思えば、少年は、目を細めて何か考え込んでいるようだ。

 いつの間にか夕日は沈み、あたりは闇にざわめきはじめている。
 静かな黄昏時の中を、一陣の風がチナミの頬を撫でていった。

 居心地が悪くなって一歩後ろに後ずさると、少年はチナミをぎっと睨んだ。

「さっきから人の顔をじろじろと……! お前は……」

 突然黙った少年を不思議に思い、チナミが口を開こうとした一瞬、少年はチナミもろとも地面に倒れこんだ。驚いて、仰向けに倒れこんだまま空を見やると、すぐ真上を炎のようなものが、鋭い勢いで通り過ぎたところだった。
 
 チナミを突き飛ばした少年自身はすぐに起き上がり、片膝をついて身を低くしながらあたりを睨んでいる。

「ちょっとあんた……人の上にのしかかっておきながら……」

 チナミは頭を抱えながら、ようやく上半身を起こした。
 少年は、チナミを見向きもしない。

 少年の顔が、ますます夕闇に暮れていく。

「お前がいなけりゃ……俺だけでやり過ごせたのに……」

 うなるように言うなり、少年は不意に声を張り上げた。

「おい! さっさと出て来い! それともなんだ? 隣の女に遠慮してるのか?」
「隣の……って、私のこと?」

 チナミが口を挟むと、少年はいらだったように怒鳴った。

「お前は黙っとけ!」

 状況が飲み込めないチナミは、目を白黒させるばかりだ。
 いったい、何がどうなったのか。あの炎は――ポケモンの技?

 すると、チナミがやってきたコトキのある方向から、二人の男と、二匹のポケモンがやってきた。男たちの顔とポケモンの姿はよく見えないが、男たちが妙な格好をしていることだけは、薄暗闇の中でもわかる。

 男たちがチナミたちと距離を開けて立ち止まり、その前に二匹のポケモンたちが悠々と進み出た。ポケモン学で習ったことがある――ルンパッパと、キュウコンだ。二匹とも身を低くし、うなり声を上げて身構えている。

 どちらもテレビでしか見たことのないポケモンで、チナミは目を輝かせた。
 もしかしたら、この二人はプロのトレーナーなのかもしれない!
 生のバトルの様子を見ることのできるチャンスかも!

 ポケモンたちが吼えると、少年は素早く立ち上がり、ざっと足を開いて身構えた。
 臆することのないその姿を見て、男の一人がふっと笑う。

「相変わらずの身のこなしだな。さすが優勝と……」
「無駄口叩いてる暇あったら用件を言え!」

 少年の目には、冷ややかな色が浮かんでいる。

 チナミは、ごくりと喉を鳴らした。
 緊張で指先が冷えていくこの感覚は、バトル前の嫌な緊張に似ている。
 張り詰めた空気を察し、ようやくチナミが立ち上がると、男はチナミを顎でしゃくった。

「――その子。その子がいるから、派手なバトルはできないな、ん? お前もさすがに、学生の女の子を巻き込むなんてこと、しないよな?」
「んなこと知るか。やるときゃ俺はやる。誰が一緒にいてもな」

 少年は、迷わずに言う。
 男は首を振った。

「そうか。冷たい奴だな。……用件は同じだ。その珠をもらおう」

 珠? 少年の持つ石のことだろうか? どう見ても石だけど……。
 チナミが一歩前に出ようとすると、少年に腕でさえぎられた。

「俺、お前のせいで戦えないんだぞ……! せめてちゃんとついてこい」

 ようやくこの危うさがわかってきて、チナミは不安になった。

「ど、どこについていくの?」

 少年はそれには答えず、相手の男たちにばれないよう、チナミの手首を掴んだ。

「お前らも懲りないな。まだわかってないのかよ。脳みそに何が詰まってるんだ? おがくずか? お粥か?」

 手首を掴む少年の手の力が、強くなった。

「少しは俺の言葉も詰めとけよ。“渡さない”ってな!」
「上等だな。それならそこの女の子もろとも戦わせてもらうぞ!」

 男は右腕を振り上げた。

〜つづく〜
メンテ
Re: ポケモン小説 波のかなたへ ( No.25 )
   
日時: 2014/02/15 15:28
名前: キルヒホッフ ID:aIhBAPiM

大雪のため外に出られない状況なので
ネットで小説を読んで暇つぶしをしています

黒目がちで歯が目立つ・・・
チナミちゃんもその子も可愛いですねW
少年の鮮やかな身のこなしに、炎が飛んできた時はひやっとしました。
メンテ
Re: ポケモン小説 波のかなたへ ( No.26 )
   
日時: 2014/02/16 16:48
名前: 霜歌◆P2rg3ouW6M ID:7wTGPENQ

>>25 >>キルヒホッフさん

私の住んでいるところでは70m近く降りました;
おかげで私も雪かきor室内生活です;

悪く言えば、多少出っ歯といったところでしょうかw
チナミの運動神経の悪さが目立ちますね(苦笑)
メンテ
Re: ポケモン小説 波のかなたへ ( No.27 )
   
日時: 2014/05/08 21:57
名前: 霜歌◆P2rg3ouW6M ID:4tvYZu.2

お久しぶりです!

新しい生活に終われ、ストレスのせいで
なかなか創作活動ができずにいた刹那、
ついに……ついに!! リメイクのお話が!

10周年でリメイクされなかったことから
半ば諦めていたので、本当に嬉しいです……!
生きる糧を見つけました(笑)

この小説は直接ゲームのお話とは関係がありませんが、
舞台はホウエン地方ということで……
これはもう、何が何でも更新を再開するしか……!

そして、参照600突破、ありがとうございました^^*
ほったらかしの期間でも、
のぞいてくださった方がいたのだと思うと、
嬉しくてこれもまた生きる糧になります(笑)

まとまりのない文章で申し訳ないのですが、
小説を更新するためにも、私生活を頑張りたいと思います;
メンテ

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