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[924] 黒い。
   
日時: 2009/10/03 21:26
名前: りすと◆dxImemRUT.

初めまして、りすとと申します。

思いついたものを包み隠さずお伝えします。
人物など特には決まっていません。
此処で書くものは題名の通り「黒い」関係のものです。
りすと自身がふらふらしてるのでふらふらした作品になると思います。
暗かったり明るかったりです。
まぁその辺は人の価値観で決まるので何とも言えないですが。


荒らしは遠慮です。ごめんなさい。
ご意見、ご感想、誤字脱字報告などしていただけると助かります。

* * *

作品--表現がぐろいと思われるものには*をつけてあります。

日記
>>1

淡恋
>>3

葬儀場にて
>>4

戦火
>>5

彼の名は
>>6


* * *
[1254572816-1uSnfiN7Y]
メンテ

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淡恋 ( No.3 )
   
日時: 2009/08/11 22:51
名前: りすと

「私には、お慕いしている方がおりました。
とても美しい方で、周囲の人々から人気があり、とても私なんかには釣り合わない、はるか高みに居られる方でした。
ふわりと笑うお顔はとても和むものでしたし、世話焼きなところも、皆が好いておりました。
そんな方に、私は恋心を抱いてしまったのです。
ですが、こんな恋叶う訳もありません。密やかに、秘めやかに私は恋を大事に包みこむことにしました。
誰にも勘付かれないように、誰にもからかわれないように。
あの方の、お耳に入らないように。
だってそうでしょう?私なんかに思われては、あの方も迷惑に思われるだけです。
何年、何十年、私の恋はどんどん育ちました。
もしかしたら初恋、だったのかもしれませんね。幼子の頃の記憶などわかりませんから。
膨らむ思いは幸せで、拙い思いで、縋るようにあの方を思っていました。
辛い事があったときも、あの方を思うだけで頑張れました。
心の支え、といいますか、私の生活の軸になっていたのでしょうね。
勝手に軸にしてしまって、あの方には本当に申し訳ない思いでいっぱいです。

そしてある夏の日。あの方の御住みになっていた場所の近くへ行く機会がございました。
勿論、やるべきことを終えた後、私はすぐさまあの方の場所へと向かいました。
胸が躍って、でも連絡も入れず来たのを疎まれるだろうか、とか遠くから眺めるだけでもいいか、とか。
色んな事を考え、不安になり、ですが心躍る思いであの方の元へと向かいました。
ですが、私を迎えたのは無機質な灰色の墓石でした。
その方はもうこの世から消えてしまっていたのです。

愕然としました。嘘だ、と何度も思いました。
ですが何度目を瞑って、開いてもあの笑顔はそこにはないのです。
血筋の方が家に入れてくださって、そこで色々と話を聞きました。
流行病だったそうです。最後まで笑顔を絶やさず、なくなったと。
悲しみに暮れる私の瞳には、ある意志が浮かびました。
"せめて私も、あの方のお傍に"
そんな固い意志を持った瞳に気付いたのでしょうか、すぐさま周りの方々は私を引き留めました。
……正直、私は嬉しかったんだと思います。まことに不謹慎ですが。
だって、今まで愛することしか知らなかった私です。人から愛されることを知ったのです。
今更ながらに思いました。ああ、あの方は幸せだったのだなと。
皆から想われ、好かれ、嬉しかった。だからあのような笑顔で居られたのだと。
ですが一方で、辛かっただろうな、という思いもあります。
周りからこんなプレッシャーを与えられ続けていて、パンクしない訳はありません。
想う人は何の障害も無く、ひっそりと想い続けることができます。
ですが、想われる人はその重圧から逃れられないのです。

周りの引き留める、愛する声は私を酷く追い詰めました。
愛する方が居なくなったこの世に何時までも留まり続けなければいけない。
愛しいあの方の場所まで、行くことすら出来ない。
……周りの方のご厚意をこう取ってしまった私が悪いと、今は本当に反省して居ります。
ですがそれほどに、あの方の死は私にとって全だったのです。言い訳にする気は御座いませんが。
何日と部屋にこもりました。
悲しくて、悲しくて、それこそ世界の終りだとも思いました。
これ以上の悲しみは存在しないと思いました。
心が閉じました。何を言われても、言葉が耳の右から左へと抜けていくばかりでした」



「まぁそれから周りの方の協力もあって、ここまで回復することができました。
本当に皆様には感謝が尽きないです」



そう言って笑って口元を押さえる彼女の腕には、
最近のものと思われるリストカットの痕がくっきりと残っていた。




_____

お久しぶりですね。更新不定期!
もももすももも様のご意見を取り入れさせていただきました!サブタイトル!
まさか来ていただけるとは……!感謝感激です。
もももすももも様の小説も大変楽しみにさせていただいております。
執筆、頑張ってください!
此処でのお返事申し訳ございません。
メンテ
葬儀場にて ( No.4 )
   
日時: 2009/08/11 22:50
名前: りすと

何にも染まらない、染まろうとしないその黒に目が奪われたのは、もう3年も前のことになります。



理由はいたって単純でした。そこに彼がいて、そこに僕がいた。それだけの話。
けれど見てしまったのです。
窓辺からの光を浴びて怪しく自己主張を繰り返す、その黒を。
きらきらと、けれどぎらぎらと、怪しく光るその黒は暗闇に入ると一転、真っ青を思わせるような漆黒になって、闇に紛れてしまうのです。




ええ、今もはっきり覚えています。2月18日の午後7時。夕食の後。
あの日は雪がまばらに降っていました。彼は雪遊びをしに、友人らと中庭に出ていました。
僕は止めようとしたんです。こんな寒い日に外に出なくってもと。
でも彼は僕の忠告をまるで聞かず、外へ行ってしまいました。



ああ、僕があの時彼を止めていれば!
……悔やんでも遅いことは百も承知です。
それでも悔やまずにはいられないんです。



彼等は雪遊びをしていたようでした。
教室の蛍光灯の光を浴びて、きらきらと光る雪とぎらぎらと光る黒が印象的でした。
僕はその様子を窓から見て居ました。


しばらくして、彼等ももう戻ろうと歩き始めました。
ですが彼はまだ遊びたい、と駄々をこねているようでした。
なかなか止まない彼の文句に、彼の友人はさっさと教室内に戻ってきてしまいました。




……すすり泣かなくっても貴方達の所為じゃ無いです。
その後、彼はひとりで遊んでいました。


そして………。




すみません、これから先は……。
もう、涙を堪えるので必死で……。







そんなわけで、彼の黒縁メガネが割れた。





(これより、黒縁眼鏡の通夜を行います)
(まさか転んだ位で割れるとはな)
(直りますよね……?)
(誰か持ち主の俺の心配をしろよ)
メンテ
戦火 ( No.5 )
   
日時: 2009/08/22 03:35
名前: りすと

変わりゆく季節の中で何一つ変わらない彼が私には恐ろしい存在に思えた。
微笑みを絶やさず、いつも静かに笑っている。
稀に目を細めて笑う姿など、自分の心理などことごとく見破られている様で、今まで嘘八百喋っていた口が閉口した。
問う前に答えを言われるような、どこか狐に包まれたような雰囲気を彼は持っていた。
周りの人間は揃いにそろって「彼は優しい」という。何所が、と問いたい。
確かに彼のふわりと笑う表情を表面だけ見ればそう感じるだろう、何と低能な頭だろうか。
恐らくその奥の真意に気付いているのは私だけだ。私だけが彼を理解しているのだ。
ほら、今笑ったその顔も、見下す笑みでしかないという事が解っているのは私だけ。
彼の企みなんてお見通しだ。
それを暴いたとき、彼は悪戯がばれた子供のように困ったように笑うのだ。
だから、彼が私の心を奪うのも彼の企みの一つなのだ。



「……御国の為に」






(私は貴方の為に死ねたでしょうか)
メンテ
彼の名は ( No.6 )
   
日時: 2009/10/03 21:27
名前: りすと

「この世に常なんてないんです。
始まりがあれば終わりがある。
生まれれば、いずれ死に行く命。
蛍のように、光って消える。
ただそれだけと知りながら光る私は綺麗でしょう?」


自暴自棄になったかのように彼は吐き捨てた。
廃れた町のゴミ場。
弱肉強食の世界の中で生きてきた彼は生きるために生きてきた。
本能のままに、奪い奪われ殺し殺されかけ、殺した。
自分には到底理解できない。
朝目がさめればふかふかのベットの上にメイドが料理を運んできてくれて。
かったるいなと思いつつも執事の運転する車で学校に向かい。
友達と嫌いな先生の悪口を言い、一日が過ぎて終わっていく。
スリルのない人生。友達はそう表現した。
毎日同じことの繰り返し。なんてつまらないんだろう!
彼には到底理解できない。
朝起きれば眼の前に刃があることもあった。
食べ物を探すために靴も無い足で歩き続け。
見つけた敵は殺してきた。
全てが、自分の生き抜くためのすべであり、真実であった。
幸せが此処まで変えるのか。彼は思った。
不幸が此処まで変えるのか。自分はそう思った。


「俺は、ホタルを見たことがない」
「それはそれは。近頃のおぼっちゃんは見たことがないのか。可哀想に」
「だけど。光って消えるだけの命なら綺麗だとは思わない」
「なら何故自分が生まれたのか考えたことはありますか?」
「え?」
「何故自分は此処に存在していて、なぜこんなニンゲンセイカツ何てものをしているのか」
「少なくとも、無駄な命なんてない」
「おや、私の先を読みますか。賢いのですね。ですがそれは外れです。
ならば、貴方が今踏んでいるゴミ。
それがどこに行くか知っていますか?
海へ捨てられるんです。
人間が作り出したものなのに、人は責任をとらずに押しつけてそのまま。ばいばいです」
「ゴミは無機物だ。命なんてない」
「は。はっはははは!こんな考え方なんですね最近の子供は。
ええ、確かにゴミはあなた方が学校で学んだようにゴミでしかありませんね。
そうですね。例えば、貴方が今日お召し上がりになる夕飯を考えてみましょうか。
貴方が食べます牛肉。これは牛ですね。生き物です。
食べられるために殺されたんですね。これは無駄な命では無いですか?」
「人間に食べられてるんだから」
「はは。なら、それを残さない人が居られるとでもお思いですか?
それに、殺されるのが牛たちの望みだったとでも?
目的のために飼われる。人間も同じ」
「、それは」
「今日はお話くださいまして有難う御座います○○さん。
もう二度と会います事がないよう願っております」


__________________________

ご無沙汰ですりすとです!
最近来てない……。更新不定期のなせる技。
○○は何方か想像してください。
ほんとにRAD愛してる!
メンテ
正規取扱店 ( No.7 )
   
日時: 2015/01/27 17:08
名前: 横山 ID:OVJHwiYc

ロレックスのシリーズはいつも滞在している36mm直径のボトルネックを突破しました。この18Kの金張りの41mmのロレックスは、大きいな文字盤を気に入る友達はまたからみ合う必要はないです。ロレックスはすばらしい造型の外観を持っています。20150127ygaonzqoapz
http://upoikmnb.yoka-yoka.jp/
ルイヴィトンが多くの伝統的なシリーズを持ち、安価ルイヴィトンバッグについて話し、ネヴァーフルがすべてのLVシリーズのクラシックのうちの1つである たくさんの人々 最初の考えはネヴァーフルである。
http://lkpoiuynb.ko-co.jp/
http://lpooiyuiun.ko-co.jp/
メンテ

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