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[6] 第三回短編コンテスト【結果発表】
日時: 2011/09/01 23:39
名前: 新短編コンテスト ID:d24T1t7k

●第三回短編コンテスト
 今月の管理者:仁井田

 こちらは短編コンテスト、作品投稿スレッドです。短編コンテストに参加される方はこのスレッドに作品をご投稿ください。
 執筆・投稿される前に、規約・企画説明スレッドをお読みください。
 今回は通常コンテスト回になりますので、以下に発表されるテーマを取り入れた原稿用紙20枚以内の短編を執筆するようにしてください。
 なお、ご質問等がございましたら、談話室の方にお願いいたします。

 今月は試験的にテーマ発表を早めて開催いたします。テーマの発表は5日です。
 いつもよりも執筆期間が長くなるので、より多くの参加者が集まることを期待しております。

 ☆提出期間、投票期間等は通常のコンテストと変わりありません。
 ☆投稿期間になりました。作品提出期限は9月30日までです。余裕を持った投稿をお願いします。

●今回のテーマ:涙
 泣ける小説なんて言葉があるように、物語にとって涙は一つの重要な要素になり得るようです。そこで、今回はその涙をテーマに、コンテストを開催したいと思います。
 悲しい涙もあれば、嬉し泣きもある。読者を泣かせようとして展開する話もあれば、登場人物の涙を軸にして展開する物語もある。そして涙は笑いすぎた時にも流れます。うそ泣き、悔し泣き、どんな涙でもかまいません。あなただけの「泣ける小説」(あるいは「泣けない小説」?)を、お待ちしています。

●提出作品
>>1 琉璃:「深海少女」(6枚)
>>2 青風:「記憶の鍵」(10枚)
>>3Raise:「バスルームの海で」(6枚)
>>4廃屋:「 価値観と僕」(6枚)

>>7 結果発表
>>8- 投票詳細
メンテ

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結果発表 ( No.7 )
日時: 2011/10/11 00:05
名前: 管理者 ID:C0zKgNVw

●結果発表(敬称略)
1位 Raise:「バスルームの海で」(6pt)
2位 廃屋:「 価値観と僕」(4pt)
3位 青風:「記憶の鍵」(3pt)


(投票未提出失格)
・琉璃:「深海少女」(2pt)

 以上一名にはペナルティが発生します。詳細はペナルティ消化スレッドをご覧ください。
メンテ
Re: 第三回短編コンテスト【結果発表】 ( No.8 )
日時: 2011/10/11 00:08
名前: 廃屋(投票) ID:C0zKgNVw

早起きしたので(9時に書いて11時投稿\ /)
はやめに投票させて頂きます。



【深海少女】 琉璃 様


読ませて頂きました。

色々と考えさせる物語で、
まさかイジメを扱うとは思いませんでした。

タイトルがとても好きです。もう…良いですね!


SFでは堂々と批評しましょうと書かれているので
嘘なく書かせて頂きます。不快になられたら申し訳ございません。


ごめんなさい、凄く読みにくかったです。
個人的ですが、読みやすさ>面白さ を重視するので残念でした。
それと感嘆符や疑問符などが多く見られ、小説らしくないなぁと思います。

私も伸ばし棒などが多く、人のこと言えませんね!

初見の時のタイトルは文系少女の話と思いました。
イジメ系の作品は苦手意識があり、吃驚しちゃいました…。


最後の展開について行けませんでした…。
何故、霧さんが澪のとこに来たのかも分からず


「はぁ…もう事故死しちゃおっか。ねぇ…?澪?」のセリフも
よく分かりませんでした…。


次回の短コンにお書きになるのでしたら
楽しみにまっています。



【記憶の鍵】 青風 様


読ませて頂きました。

タイトルからして楽しみにしていて良かったです。
作者様の考えと言いますか…、写真の話は共感しました!

話など段落もしっかりしていて、とても読みやすかったです。

私の話に足りないのが詰まっていて…素直に羨ましいなあーと思いました。



【バスルームの海で】 Raise 様


読ませて頂きました。

タイトルはずっきゅーんでした!良いですね、うん!

ストーリーや文章などが凄く私好みで満足でした。
雰囲気や構成?演出?が独特で、読んでて楽しかったです。

私好みな作品が読めて嬉しかったです。
そして面白かったです!

参考にしたいなって思った作品でした。

ですが、読みやすさ>面白さ なので凄く残念でした。



【価値観と僕】 廃屋


無いですね、本当に…。
展開もよく分からなくなってるし、酷いなあ。

人様の作品に批評出来ないくらいつまらねぇ…。

読みやすさ重視にしたおかげで、中身薄いなぁー。
伏線も分かりずらいし何よりも内容が無い。薄い。ペラッペッラ!

涙を中心に…と思ったらフェイクだったー!みたいにしたかったけど
私にそんな技量が無いのは分かりました。頑張ろう。

これを機にもっと精進したいと思います。



Best*

1位 Raise様 【バスルームの海で】
3位 青風様  【記憶の鍵】


Worst+

2位 廃屋 【価値観と僕】
3位 琉璃様  【深海少女】


ありがとうございました(*´∀`*)!!

*管理者注 投票結果は以上ですが、得点計算については全作品繰り上げの上で、作者の順位を外して計算しました。
メンテ
Re: 第三回短編コンテスト【結果発表】 ( No.9 )
日時: 2011/10/11 00:09
名前: 青風(投票) ID:C0zKgNVw

琉璃さん 「深海少女」


 ボカロの曲ですかね。悲しみに溺れたところとか、題名からそう思いましたが、違ってたらすみません。画面越しですが土下座します。
 ちょっと擬音が多いな、と感じました。もう少し言葉を使ってみてほしかったです。内容は面白いのに残念です。
 物語が一本筋で進んでたので、よかったと思います。


Raiseさん 「バスルームの海で」

 失恋の話という、涙を流す物語としては王道だと思いますが、新鮮な感じがしました。人とはどこか違う、独特な雰囲気がしました。
 卵という小道具がいい味を出していました。最初なんで卵なんだろうと思ってましたが、読んでいて納得しました。
 面白い、というよりなんだか心に残る話だと感じました。


廃屋さん 「価値観と僕」


 ごめんなさい、何回読んでも最後がよくわかりませんでした。真理ちゃんが死んでしまったこととかはわかったのですが……。
 涙という言葉や表現が多く、テーマ通りだと思いました。しかし、何か物足りないような気もしました。もう少し情景がほしかったです。
 真理ちゃんと直くんの掛け合いは面白かったです。ただもう少しわかりやすいともっと面白かったと思います。


ベスト

一位  Raiseさん 「バスルームの海で」
 小道具が上手く使われていて、一番心に残りました。

二位 廃屋さん 「価値観と僕」
 最後がわからなかったです。そこ以外面白かった分もったいないと思いました。

三位 瑠璃さん 「深海少女」
 面白かったです。が、もう少し小説の書き方を学んでほしいです。



感想という名の呟き
 参加人数が少ないので、ワーストはありません、というか書けません。
 もう少し理解力と時間がほしかったです。
 人様の投票をして自分の作品を見直すと、会話文が多かったと後悔しております。
 初めて参加して、緊張し、至らない点もたくさんありましたが、いい経験になったと思います。
 長々と呟きをすみません。
 管理者様、短コンに参加されている皆様、お疲れ様でした。
メンテ
Re: 第三回短編コンテスト【結果発表】 ( No.10 )
日時: 2011/10/11 00:10
名前: Raise(投票) ID:C0zKgNVw

≪投票≫
【一位】青風さん「記憶の鍵」
【二位】廃屋さん「価値観と僕」
【三位】瑠璃さん「深海少女」
 一応順位は定めてみましたが、ほとんど技巧的に大差なく、完全に好みです。あるいは小説としてしっかり完結しているかどうか。

〇琉璃さん「深海少女」
 全体的に話の筋書きで止まっているかな、という印象です。イジメの話ならイジメの話としてちゃんと完結してほしいし、姉妹の話ならそっちをしっかり片付けてほしい。複数の筋を作って立体的な小説世界を構築しようとしたのは好印象でしたが、どちらの筋もしっかり終わっていないだけに「小説」にはまだまだ遠いな、という印象でした。イジメの場面に潜む人物の心理なんかは想像しやすいのですが、一方でそれをかなりおざなりに書いてしまっているのもマイナスポイントかな。全体的にまだ「書かなさすぎている」という段階なので、(話のスピードは出来るだけ落とさないまま)もっと色々と書いてみる、というのをおすすめします。いじめる、という「いじめる」「いじめられる」側の二つが確実に存在する題材なわけだし、もっといろんなところから書きようがあると思います。頑張ってください。涙と海、近縁の語を結び合わせるのは好きです。少女漫画的なエッセンスも個人としては好み。

〇青風さん「記憶の鍵」
 記憶の鍵、というモチーフは決して悪くないのに、物語の展開、死へと至るまでのその展開の様式があまりに粗雑なのは看過出来ません。死というクライマックスに意義を持たせるには、それが生の終焉であるということ、その生に(正負どうであれ)意義がなければならない(ただし一方で、不条理な死があるのも確かであって、一概には言えないのだけれどこういう悲劇的な死を取り扱うなら生に意義を付加させていくのが基本だと思います)。別に死へと向かう物語が決して悪いのではなく、その見せ方に光るものがなかった。写真と記憶を死の先へとつなぐモチーフにしただけで、淡々と終わってしまった、あるいは無個性だという印象を強く受けてしまいました。この手の死を題材にした小説は昔の日本に山ほどあるので、ゆっくりと研究してみてください。あるモチーフを扱うとき、先人が残した遺産から手法を盗むのは決してバツではない、と私は思います。死があるとはいえ、少しばかりの暖かい余韻がある結末は好きです。この「のんびり」をもっと展開させられたら、あるいは面白くなったんじゃないかなあ。ここのトーン、すごく素敵です。

〇自作「バスルームの海で」
 二十枚でもやっぱり書くというのはしんどいものなので、だから人が来ないのかな、じゃあ枚数短くしてある程度まとまりがあるものを先例として出してみようか、というおごった意識から生まれた話です。タイトルで一番時間がかかったのに、何の変哲のないものになってしまいました。太った女性が書きたかったのは安野モヨコ「脂肪という名の服を着て」のせいだけど、明らかに色々と書き足りません。優し過ぎます、って、それだけぽんと置いたらただの雰囲気小説じゃねーか感。そして実際それだけ感。

〇廃屋さん「価値観と僕」
「弟のるか君が、兄と血が繋がってなくて/妹が兄に殺されたところがが…うぅ。」「まぁ、あるあるだよね。王道ってやつ?」ってところでどこがやねん! と突っ込んだのは自分だけじゃないと信じたい。普通ってのは結局社会に最小公倍数的な認知を受けた考え方でしかないというのに気付くのはよくある話で、それだけを核に「小説」を書くのはおそろしく難しい。もしある題材について討議を重ねたいというのなら小説じゃなくて対話編で書くべきだし、どうも小説という形式をとる必要性、言い換えれば小説らしさの欠如したテキストでした。最後の妙にホラーっぽいエンディングも、今ひとつ意味を持たせられていないのが残念。着想としては不気味なのに、これもやはり見せ方で損をしてしまっています。
メンテ
Re: 第三回短編コンテスト【結果発表】 ( No.11 )
日時: 2011/10/14 21:27
名前: 仁井田 ID:xcMw9fyM

 大変遅れて申し訳ありません! 総評です。
 今回は管理の不手際もあり、いろいろと反省すべき点の多い回でした。コンテストの規模は非常に慎ましくなってしまいましたが、その慎ましさが新コンテストの敷居の低さである、ということで……。
 忙しい時期と重なってしまったのが大きいのだと思いますが、作品そのものも慎ましいものが多く、その辺はいつもとガラリと雰囲気が変わっていたので、面白かったと思います。参加された皆様方、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
 次回はスペシャルコンテスト回となりますので、次回もぜひぜひ奮ってご参加ください。以下、全作レビューです。

総評
 全作品が10枚以内に収まるという慎ましさで、しかしその中でしっかりと物語を展開させようとしているものが二作。ラフなスケッチにすべてを放り込んでいるのが一作。作品全体をひっくり返すような飛び道具を盛り込んでスパイスにしているのが一作。四作品それぞれが個性的で、それぞれ面白かったです。
 基本的な技巧が及第点に達していない部分や、やろうとしていることとできていることが噛み合っていない部分も多かったのですが、それでも「やりたいこと」がかなりはっきり読み取れる、書こうとしているものの形がかなりはっきりと伝わってくる作品ばかりだった、と思います。
 ラフで、ゆるい、けれど見方によってはコンテストらしいコンテストでした。作品の絶対数の少なさは、寂しいものがありますが……。これは管理側の課題として、討議していきたいと思います。


○琉璃さん:「深海少女」
 まっすぐにテーマを消化しつつも、そこへの意味の重ね方に独創性があり、またモチーフの消化も面白かったと思います。小説のフォーマットに不慣れであるということが、どうしても目立ってしまいますが、その辺を差し引いて純粋に書こうとしていることで評価すれば、楽しんで読める作品でした。
 とはいえ、物語全体を頭の中で組み立ててから、それを文字にして小説にしていく過程で、もう少し頭の中のものをわかりやすい形に並べなおしたり、足りないところを書き足したり、といったことは必要だと思います。そのためにはやはり、小説のフォーマット、つまり形式ですが、どうやったら小説らしくなるのかということに、もう少し慣れて欲しい。一般的な小説が、どういう風に書かれているのかを、もう少し意識して、足りないなと思うところを書き足してみる、ということをやってみるといいかもしれません。
 もっと書ける、ということを常に意識させられてしまうのは、もったいないことです。せっかく生まれたアイデアを、不十分な状態で形にしてしまっていることになるわけですから。いじめの話にしても、もっともっと掘り下げられたはずだし、後半の展開も、色んなことが間に入る余地があったはずです。面白いお話+面白い話し方、この二つの足並みを揃える方法(特に、この作品に足りないのは後者でしょう)を、もうちょっとだけでも考えてみると、もっとよくなるのではないでしょうか。

○青風さん:「記憶の鍵」
 用意された小道具は今回のコンテストの作品群の中では特にすばらしいものでした。特に写真を記憶の鍵、というところは、ベタかもしれないけれど、うまいな、と思いましたし、そこに持っていくまでの流れも、決して悪くなかったです。問題はそこから。
 持病、というのは物語の定石です。しかし定石であるがために、どうしてもイメージを固定してしまいます。雰囲気を固定してしまいます。命を扱った感動もの、という特定のジャンルに物語全体を押し込めて、結果として自由度を奪います。それでも、その限界をしっかり意識した上で丁寧に語られた作品は面白いものですが、この作品の場合は、やはり記憶の鍵という魅力的なモチーフが、その定石によって殺されてしまっている。そして死へと向かっていく後半でも、同じことが言えます。
 死ぬ、ということ自体に、インパクトがありすぎるのです。その先に、想像力が及ばない、そして一方ではそれが逆転して、想像力が働きすぎる、そういう場所が、死であると私は思います。いずれにしても生から捉えるには本来大きすぎる出来事であって、それを持ち出した途端に、物語はそこに着地してしまう。冒頭のキャラクタ描写などはすごく好きでしたし、いいな、と思わせる部分はたくさんあるんです。ところが、そんな個性的なキャラクタや魅力的なモチーフが、最後はありきたりな無個性さに吸収されてしまう。非常にもったいないことだと思います。
 

○Raiseさん:「バスルームの海で」
 手馴れた文章に、慎ましいほど抑制された描写。それでいてところどころ、だらしない味わいがあるのは、その文体に心地よい脱力があるからなのでしょう。あくまで瞬間的なイメージの閃光、とはいってもその光は淡くぼんやりとしているものなのですが、しかし確かな質量感があり、6枚という枚数にしては驚くほどに密度が高い、と思います。
 とはいえ、こういう作品は鮮度も重要、あまりにもベタで新鮮味のない箴言が文章上のアクセントとして配置されているのには、少々疑問符も。そしてまた展開されている人物像が、ステレオタイプなのも気になります。余計なものが混入していうような。あえてのベタ感、わかりやすさだとは思うのですが、どことなく足並みが揃っていないように感じられました。
 ラフなスケッチであるから、そしてそこにあえて留まった作品であるから、この物足りなさは決してマイナスではなく、スケール感そのものは好きな部類ですが、この粗い書き方にしては、意外なほどに余白感がなく、イメージが一様に過ぎるのではないでしょうか。書き込む、あるいは書かなさを増やす。仄めかす。投げつけてくるイメージがどこか淡い色彩を帯びているだけに、もうちょっとばかりはぐらかされたかった、と私は思いました。
 太った彼女はかわいいです。

○廃屋さん:「価値観と僕」
 着想は群を抜いています。涙を流す、流さない、という対立軸から、価値観の話へと落とし込む。そこから全体の構造がぐっと広がっていく。一見わけがわからなくなるんですが、実はちゃんと丁寧に伏線も用意され、その線がしっかりと活きて最後に結ばれているところも、上手いと思います。
 ただしこれも着想の面白さが上手く表現されていない部類の作品であり、そもそもの見せ方の下手さが、伏線をひどくわかりにくくしているし、そのために最後のシーンが浮いているようにどうしても感じられてしまう。わからなくても不気味、という方向であればこの作品の場合成功だとは思うんですが、そうではないのがつらい。単純に、読者を乗せ切れていない、書こうとしていることだけが先走りして、読者が置いてけぼりを食らってしまう。
 スピード感は申し分ないのですが、それで押し切ってしまうような作品ではなかった、というのが一番の問題かもしれません。やはり、あまりにも読者が不在過ぎるというのか、読者の目が無視されすぎている、というのか。こう読まれるのではないか、という部分を噛ませた上で、ラストを見せて欲しかった、と思います。
 会話だけで進めるのではなく、その間の動作だとか、経緯だとか、いろいろな部分から物語を組み立てる方法を学ぶのも手かもしれません。繰り返しになりますが、着想は本当に面白かった。その面白さが伝わるためにはどうすればいいか、非常に難しく答えの出ない問題ではあるのですが、少なくともそれを意識しているかしていないかだけでも、変わってくるところはあると思います。

 なお、今回の新人賞は、該当作となりました。
メンテ

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